メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、メチルメチオニンスルホニウムクロリド、炭酸マグネシウム、沈降炭酸カルシウム
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/11/18 05:00:59」(JST)
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キャベジン (cabagin)
- ビタミンU(S-メチルメチオニン)の別称。
- キャベジンコーワ - 興和の製造・販売する胃腸薬の名称。
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Japanese Journal
- OTCブランドPickup 胃腸薬 キャベジン×第一三共胃腸薬
- 新井 佑朋
- 日経ドラッグインフォメーションpremium (158), 68-73, 2010-12
- 1994年に明治薬科大学薬学部を卒業後、国内大手のOTC薬メーカーに勤務し、OTC薬学術担当、医療用医薬品安全性情報担当などを務める。2006年より薬局・薬店に勤務し、OTC薬の相談販売に取り組んでいる。現在、無料メールマガジン「おもいっきり具体的! 薬局の薬の豆知識」を好評配信中。登録はhttp://yuho.main.jp/から。
- NAID 40017405782
- 稲原 昌彦,甘粕 誠,永田 真樹,山口 邦雄
- 泌尿器科紀要 48(6), 359-362, 2002-06
- … 2(75歳男).膀胱腫瘍の経過観察中に結石を確認,翌日自排した.結石はケイ酸とその他の同定できない成分を含む混合結石であった.症例3(58歳男).右側腹部痛が出現し結石を自排した.メタケイ酸アルミ酸マグネシウムを含むキャベジンを3年間内服しており,結石は98%以上がケイ酸結石であった.症例4(60歳男).肉眼的血尿と左側腹部鈍痛を主訴とし,KUBで左腎に結石を認めESWLを行った.自排した結石は98%以上がケイ酸結石であった …
- NAID 120002142305
- 東 禹彦,久米 昭廣,谷口 龍生,宮本 朋子,荻原 俊治,樋上 恭子
- 皮膚 43(3), 153-156, 2001
- … キャベジンを内服させた後にUVBに対するMEDは低下した。 …
- NAID 130003844185
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・含量
- 1g中 メチルメチオニンスルホニウムクロリド 50mg、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 400mg、沈降炭酸カルシウム 200mg、炭酸マグネシウム 150mg
添加物
- カルメロースNa、D-ソルビトール、l-メントール、硬化油、ステアリン酸ポリオキシル、ステアリン酸グリセリン、トウモロコシデンプン、銅クロロフィリンNa、グリチルリチン酸2K
禁忌
- 甲状腺機能低下症又は副甲状腺機能亢進症の患者〔高カルシウム血症をおこすことがある。〕
- 透析療法を受けている患者〔長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症があらわれるおそれがある。〕
効能または効果
- 通常成人1回1.0〜1.5gを1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 腎障害のある患者〔高カルシウム血症、高マグネシウム血症、長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症をおこすおそれがあるので定期的に血中マグネシウム、アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼ等の測定を行うこと。〕
- 心機能障害のある患者〔症状を悪化させるおそれがある。〕
- 肺機能障害のある患者〔症状を悪化させるおそれがある。〕
- 高マグネシウム血症の患者〔高マグネシウム血症を悪化させるおそれがある。〕
- 高カルシウム血症の患者〔高カルシウム血症を悪化させるおそれがある。〕
- リン酸塩低下のある患者〔アルミニウムにより無機リンの吸収が阻害される。〕
薬効薬理
メチルメチオニンスルホニウムクロリドの各種実験潰瘍、胃粘膜損傷に対する作用
- 実験潰瘍(酢酸、clamping)を抑制し、胃粘膜組織ムコ多糖成分の分解を防止(β-グルクロニダーゼ活性およびN-アセチル-β-グルコサミニダーゼ活性の抑制)する(ラット)2)。
- 実験潰瘍(エタノール、塩酸エタノール、塩酸アスピリン)における胃粘膜損傷を抑制する。インドメタシン前処理ではこれらの作用は低下する(ラット)3)。
- 実験潰瘍で胃血流を増加する(イヌ)4)。
- エタノール潰瘍に対して胃粘膜表層部の粘液糖蛋白量を増加・保持させる(ラット)5)。
- 胃切除後の残胃粘膜の変性防止を認め、上皮の再生、粘液分泌を認める(イヌ)6)。
メチルメチオニンスルホニウムクロリドとメタケイ酸アルミン酸マグネシウム・沈降炭酸カルシウム・炭酸マグネシウムの配合意義
- 実験潰瘍を抑制し、上記制酸剤配合による協力効果が認められる(ラット)7)8)。
有効成分に関する理化学的知見
メチルメチオニンスルホニウムクロリド
一般名
- メチルメチオニンスルホニウムクロリド(Methylmethionine Sulfonium Chloride)
化学名
- 3-Amino-3-carboxypropyldimethyl sulfonium chloride
分子式
分子量
融点
性状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末で、わずかに特異なにおいがある。水に極めて溶けやすく、エタノール(99.5)、アセトン又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。また、吸湿性である。
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム
性状
- 白色の粉末又は粒で、におい及び味はない。水又はエタノール(95)にほとんど溶けない。1gを希塩酸10mLと加熱するとき、大部分溶ける。
沈降炭酸カルシウム
性状
- 白色の微細な結晶性の粉末で、におい及び味はない。水にほとんど溶けないが、二酸化炭素が存在すると溶解性を増す。エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。希酢酸、希塩酸又は希硝酸に泡立って溶ける。
炭酸マグネシウム
性状
- 白色のもろい塊又は粉末で、においはない。水、エタノール(95)、1-プロパノール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。希塩酸に泡立って溶ける。飽和水溶液はアルカリ性である。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- methylmethionine sulfonium
- 商
- キャベジン、チオスペン
[★]
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、メチルメチオニンスルホニウムクロリド、炭酸マグネシウム、沈降炭酸カルシウム
- 関
- 消化性潰瘍用剤
[★]
メチルメチオニンスルホニウムクロリド
- 関
- 消化性潰瘍用剤
[★]
- 英
- mesquite
- 関
- プロソピス属、メスキート