- 英
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- 同
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/21 19:09:06」(JST)
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この項目では、アリシン(Allicin)について説明しています。アリシン(Allysine)については「アリシン (アミノ酸)」をご覧ください。 |
アリシン |
|
|
IUPAC名
2-プロペン-1-スルフィノチオ酸 S-2-プロペニルエステル
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
539-86-6 |
PubChem |
65036 |
|
特性 |
化学式 |
C6H10OS2 |
モル質量 |
162.28 g/mol |
密度 |
1.112 g/cm3 |
融点 |
<25 °C
|
沸点 |
分解
|
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
アリシン(allicin)とはニンニク由来の強い抗菌・抗カビ作用をもつ化合物である。また、アリシンは生ニンニクを煮たり炒めたりしたときの臭いの元となる化合物でもある。
合成
アリシンは自生している状態のニンニクには存在しないが、ニンニクを刻んだり傷つけたりしてニンニクの組織を破壊すると、酵素アリナーゼの作用により化合物アリインから変換される化合物である[1]。
性質
アリシンはさほど安定した化合物ではなく、放置しておいても徐々に失われ、調理すると速やかに分解する。アリシンは医学的な用途にも用いられ、動脈硬化に対抗する助けになり、脂肪塊を縮小させたり、ある程度は抗酸化作用を有する[2][3]。
現在米国ではライム病の症状に対してアリシンから抽出した有効成分であるAllimaxについての臨床試験が製造元のAllimax Neutraceuticals Incにより行われている[4]。
抗生物質と違い耐性菌が発生しない。しかし、悪玉菌も善玉菌も区別なく死滅させるため、副作用も大きい。
参考文献
- ^ Eric Block、"The chemistry of garlic and onions"、 Scientific American, 'pp114-119, '252, March, 1985
- ^ Lindsey J. Macpherson, Bernhard H. Geierstanger, Veena Viswanath, Michael Bandell, Samer R. Eid, SunWook Hwang, and Ardem Patapoutian, The pungency of garlic: Activation of TRPA1 and TRPV1 in response to allicin "Current Biology", pp=929-934, 15, May 24, 2005
- ^ Bautista DM, Movahed P, Hinman A, Axelsson HE, Sterner O, Hogestatt ED, Julius D, Jordt SE and Zygmunt PM, "Pungent products from garlic activate the sensory ion channel", "Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A., pp=12248-52, 102, 34, 2005
- ^ "Allimax Nutraceuticals Updates Lyme Disease Study Data", npicenter.com
関連項目
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- ニンニク成分の新たな機能性--アリシンによって増幅されるアンホテリシンBの抗真菌活性 (特集 スパイスの機能性をどう活かすか)
- 木嶋 利男
- 雑草研究 56(1), 14-18, 2011-03-00
- … gladioliの産生するピロールニトルリン、ネギ属植物が産生するアリシンがFusarium属菌を抗菌することが考えられた。 …
- NAID 120005107808
- 2Mp22 アリシンによって増幅するamphotericin Bの液胞膜障害作用と病原性酵母Candida albicansに対するその効果(生合成・天然物化学,一般講演)
- BORJIHAN Hasbagan,荻田 亮,藤田 憲一,平澤 栄次,田中 俊雄
- 日本生物工学会大会講演要旨集 平成21年度, 193, 2009-08-25
- NAID 110007500878
Related Links
- また、アリシンは生ニンニクを煮たり炒めたりしたときの臭いの元となる化合物でもある。 アリシンは自生しているニンニクには存在しないが、ニンニクを刻んだり傷つけると、酵素 アリナーゼの作用により化合物アリインから変換される化合物である。 アリシンは ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・含量(1g中)
添加物
- クロタミトン、アジピン酸ジイソプロピル、精製ラノリン、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、カルメロースナトリウム、グリセリン、亜硫酸水素ナトリウム、エデト酸ナトリウム水和物、pH調整剤、ハッカ油
禁忌
- 本剤又は他のインドメタシン製剤に対して過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重症喘息発作を誘発するおそれがある。]
効能または効果
下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎
- 変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛
- 症状により、適量を1日数回患部に塗擦する。
慎重投与
- 気管支喘息のある患者[重症喘息発作を誘発するおそれがある。]
薬効薬理
鎮痛作用1)
- プロアリシン軟膏1%はラットを用いたRandall-Selitto法による炎症肢の圧痛を抑制する。
抗炎症作用1)
- プロアリシン軟膏1%はモルモットを用いた紫外線による紅斑を抑制する。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- [日局]インドメタシン (Indometacin)
化学名
- [1-(4-Chlorobenzoyl)-5-methoxy-2-methyl-1H-indol-3-yl] acetic acid
分子式
分子量
性状
- 本品は白色〜淡黄色の微細な結晶性の粉末である。
本品はメタノール、エタノール(95)又はジエチルエーテルにやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
本品は水酸化ナトリウム試液に溶ける。
本品は光によって着色する。
融点:155 〜 162℃
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- ricin ≠ lysine
- 関
- 植物性毒素