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HTTP |
---|
主要項目
Persistence
Compression(英語版) |
ヘッダーフィールド(英語版)
Cookie
ETag |
ステータスコード
301 Moved Permanently(英語版)
302 Found(英語版) |
|
TCP/IP群 | |
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アプリケーション層 | |
BGP / DHCP / DNS / FTP / HTTP / IMAP / IRC / LDAP / MGCP / NNTP / NTP / POP / RIP / RPC / RTP / SIP / SMTP / SNMP / SSH / Telnet / TFTP / TLS/SSL / XMPP カテゴリ |
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トランスポート層 | |
TCP / UDP / DCCP / SCTP / RSVP カテゴリ |
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ネットワーク層 | |
IP (IPv4、IPv6) / ICMP / ICMPv6 / NDP / IGMP / IPsec カテゴリ |
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リンク層 | |
ARP / OSPF / SPB / トンネリング (L2TP) / PPP / MAC (イーサネット、IEEE 802.11、DSL、ISDN) カテゴリ |
Hypertext Transfer Protocol(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル、略称 HTTP)とは、WebブラウザとWebサーバの間でHTMLなどのコンテンツの送受信に用いられる通信プロトコルである。ハイパーテキスト転送プロトコルとも呼ばれる。
HTTP/1.1 が RFC 7230 から RFC 7235 で規定されている。かつては RFC 2616 が HTTP/1.1 を規定していたため、こちらもよく参照されている。また2010年代に入り、HTTP/1.1 を Google が改良した SPDY が普及したことを受けて、SPDY を基とした HTTP/2 の制定作業が開始され進められている。
名前の通り、 HTML (HyperText Markup Language) や XML (Extensible Markup Language) によって記述されたハイパーテキストの転送を主な目的としているが、それ以外にも、バイナリ形式の画像、音声を含め、様々なデータを扱うことが可能である。その汎用性からセンサーからの定期的なデータの取得などにも用いられる。
トランスポート・プロトコルとして通常TCPを使用する。
HTTPはリクエスト-レスポンス型のプロトコルであり、クライアントがサーバにリクエストメッセージを送信する。 基本的な考え方は非常に単純で、「何を」「どうして」欲しいのかを伝える。URLが「何を」、メソッドが「どうして」に当たる。 サーバはこれにレスポンスメッセージを返し、基本的にこの時点で初期状態に戻る。つまり、サーバはクライアントの状態を保存しない。
World Wide WebにおけるWebページなどのリソースは、Uniform Resource Identifierによって指定される。HTTP を使用してリソースにアクセスするときは、http: が先頭についた URL を使用する。下にURL の例を挙げる。
http://www.example.co.jp/~test/samples/index.html
最初のHTTP/0.9ではURLのみの簡単なやりとりであったが、HTTP/1.0でNNTPやSMTPのような各種ヘッダが定義され、HTTP cookieなどの利用が可能になった。HTTP/1.1では複数データを効率よく転送するための持続的接続や、プロキシの利用等も想定した仕様になった。
このほかの点を箇条書きで示す。
イギリスの物理学者ティム・バーナーズ=リーは1990年末、ロバート・カイリューと共に初のWebブラウザとWebサーバを作成した。ブラウザには通信をするためのプロトコルが必要だったので、二人はHTTPの最初期のバージョンを設計した。
以来インターネットの大部分をHTTP通信が占めるようになり、1998年にはインターネット上の通信の75%がHTTPによるものになった。
最初期のHTTP/0.9の仕様書は紙に印刷すれば1枚で済むような非常に簡素なドキュメントであったが、2度のバージョンアップを経たHTTP/1.1の仕様書は実に176ページ近くの分量に膨れあがった。
1991年に最初にドキュメント化されたバージョン[1]。メソッドは GET しかなかった。レスポンスは単純にドキュメントの内容を返してコネクションを切断するだけで、レスポンスコードの規定もない。下記は、HTTP/0.9 のリクエストの例。
GET /index.html
1996年5月に RFC 1945 として発表された。仕様が RFC で扱われるようになった。メソッドに POST など GET 以外の物が増えた。レスポンスはヘッダーがつくようになり、ステータスコードを含めるようになった。HTTP/0.9 と区別するため、リクエストプロトコルにバージョンを含めることになった。
1997年1月に RFC 2068 として初版が発表された。その後、2回改訂された。
名前ベースバーチャルホストをサポートした。インターネット人気に伴い多くの企業がWebサイトを持ち始めたが、当時はまだまだ企業が自前のWebサーバを運用するのは人員、効率の問題で難しく、ISPのサーバでホスティングをしていた。また、一社ごとに専用サーバを用意するほどのことでもないため、一台のサーバで複数のWebサイトを運用していた。
しかし、IPアドレスのみで相手を特定するHTTP/1.0はこれに対応できなかった。例えば、ある1台上のサーバに foo.example.com と bar.example.com という二つの仮想Webサーバがあり、クライアントは http://foo.example.com/index.html にアクセスしたいとする。この場合はDNSサーバに foo.example.com のIPアドレスを問い合わせ、次にそのIPアドレスを使って該当サーバにアクセスし、GET index.html を要求することになる。しかし同じサーバ上にある bar.example.comもIPアドレスは同じであり、もし両方の仮想サーバに index.html というファイルが存在すれば、クライアントがどちらにアクセスしようとしているのか、判別できない。
対策としてはそれぞれにIPアドレスを付与する方法もあるが、IPv4の資源を無駄にすることになる。この問題を解決するため、Hostヘッダが追加された。
GET /index.html HTTP/1.0
GET /index.html HTTP/1.1 Host: foo.example.com
HTTP/2の目標はHTTP/1.1のトランザクション・セマンティクスとの完全な後方互換性を維持したまま非同期な接続の多重化、ヘッダ圧縮、リクエストとレスポンスのパイプライン化(英語版)を実現することである。Googleによって立ち上げられ[2]、Chrome、Opera、Firefox、Amazon Silkが対応しているHTTP互換のプロトコルSPDYの人気が高まっていることに対応するために開発された[3]。
他のプロトコル同様、クライアント側とサーバ側では役割が大きく異なる。HTTP通信を開始できるのはクライアント側のみである。
クライアント側がサーバにリクエストを送り、サーバがクライアントにレスポンスを返すのが最も典型的なHTTPのやりとりである。
システム間でメッセージをやりとりするにはTCP接続を確立させる必要がある。
HTTP/0.9ではクライアントのリクエストごとにTCP接続を確立させる必要があったが、これは当時のWebサイトがシンプルなテキストベースであることが多かったためである。近年ではJavaScriptやアニメーション画像など、多数のオブジェクトが埋め込まれたWebサイトが一般的となってきており、これらのオブジェクトを取得するたびにTCP接続を確立するのはサーバやネットワークに大きな負担を強いるため、HTTP/1.1では持続的接続がサポートされることとなった。ただし、この機能が利用できるのはサーバ側がその要求を許可した場合のみである。
クライアントは前のリクエストに対するサーバの応答を待たずに別のリクエストを発行できる。
HTTPでは8つのメソッドが定義されている。ただし、実際のHTTP通信ではGETとPOSTメソッドだけで殆どを占める。
メソッド | HTTP/0.9 | HTTP/1.0 | HTTP/1.1 |
---|---|---|---|
GET | ○ | ○ | ○ |
POST | ○ | ○ | |
PUT | △ | ○ | |
HEAD | ○ | ○ | |
DELETE | △ | ○ | |
OPTIONS | ○ | ||
TRACE | ○ | ||
CONNECT | ○ |
上記参照
別のURIに対して再度のメソッド実行を要求する機能である。301 Movedや303 See Otherなどのリダイレクトを指示するステータスコードとURIを受け取り、クライアントはこのURIに再度メソッドを実行する。
クライアントからのHTTPリクエストはメソッド、URI、HTTPバージョンの3つの要素から構成され、それぞれスペースで区切られる。 下にもっとも単純なクライアントとサーバ(www.google.co.jp:80)とのやり取りの例を挙げる。
クライアントのリクエスト:
GET / HTTP/1.0
メソッドはGET
、URIは「/」、HTTPバージョンは1.0である。
GET
はリソースを取得するためのメソッドであり、URIの「/」はルートリソースを対象にしたリクエストであることを示している。
サーバのレスポンス:
HTTP/1.0 200 OK Cache-Control: private Content-Type: text/html Set-Cookie: PREF=ID=72c1ca72230dea65:LD=ja:TM=1113132863:LM=1113132863:S=nNO7MIp W2o7Cqeu_; expires=Sun, 17-Jan-2038 19:14:07 GMT; path=/; domain=.google.co.jp Server: GWS/2.1 Date: Sun, 10 Apr 2005 11:34:23 GMT Connection: Close <html><head><meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=Shift_JI S"><title>Google</title><style><!-- ・・・以下省略
先頭のステータス行はHTTPバージョン、ステータスコード、メッセージから構成される。 ステータスコードの「200」は処理の成功を表し、これを補足するメッセージが「OK」である。
2行目以降にヘッダ情報が続く。 さらに空行を挟んで、コンテンツ本体となる。
ヘッダの各要素は
フィールド名: 内容
のペアで構成される。
ブラウザの情報を表すUser-Agent
、使用候補言語を表すAccept-Language
、他ページへのリンクを辿った場合にそのリンク元ページのURLを表すReferer
などが代表的なフィールドである。
なお、リクエスト時のHost
ヘッダはHTTP/1.1では必須であるが、HTTP/1.0ではなくてもよい。 ただし、サーバがバーチャルホストを利用している場合は、Host
ヘッダがないとリソース取得に失敗するので、たとえHTTP/1.0を使用していてもHost
ヘッダを付加しなければならない。
ヘッダ | 概要 | HTTP/0.9 | HTTP/1.0 | HTTP/1.1 |
---|---|---|---|---|
Accept | クライアントの受け入れ可能コンテンツタイプを示す | ○ | ○ | |
Accept-Charset | クライアントの受け入れ可能文字セットを示す | ○ | ○ | |
Accept-Encoding | クライアントの受け入れ可能文字エンコーディングを示す | ○ | ○ | |
Accept-Language | クライアントの受け入れ可能言語を示す | ○ | ○ | |
Authorization | クライアントの認証情報を示す | ○ | ○ | |
Cookie | クライアントの状態管理情報をサーバに返す | |||
Cookie2 | HTTP/1.1のSet-Cookie2ヘッダの受け入れ可能をサーバに知らせる | |||
Expect | クライアントがサーバに期待する動作を示す | ○ | ||
From | リクエスト発行者個人の情報を示す。一般的に電子メールアドレスを使用する | ○ | ○ | |
Host | 要求しているオブジェクトがあるホストを示す | ○ | ||
If-Match | if文を用い条件が真の場合のみリクエストを処理するようサーバに要求する | ○ | ||
If-Modified-Since | 指定日時以降にオブジェクトが変更されている場合のみリクエストを処理するよう要求する | ○ | ○ | |
If-None-Match | If-Matchの逆で条件が真でない場合のみリクエストを処理する要求 | ○ | ||
If-Range | 条件が真の場合のみ指定したオブジェクトの範囲を返すようサーバに要求する | ○ | ||
If-Unmodified-Since | If-Modified-Sinceの逆で真でないときのみ実行する | ○ | ||
Max-Forwards | リクエストの中間システム経由数を最大いくつまでかを指定する | ○ | ||
Proxy-Authorization | クライアントがプロキシサーバに対して自身の認証を行う | ○ | ||
Range | オブジェクト全体でなくリソースの一部を要求する | ○ | ||
Referer | リクエストの出所を示す。一般的にはユーザの辿ったWebページのURLが用いられる | ○ | ○ | |
TE | レスポンスの受け入れ可能転送エンコーディングを示す | ○ | ||
User-Agent | クライアントのWebブラウザなどの情報を示す | ○ | ○ |
ヘッダ | 概要 | HTTP/0.9 | HTTP/1.0 | HTTP/1.1 |
---|---|---|---|---|
Accept-Ranges | オブジェクトの一部に対するリクエストをサーバが受け入れ可能か示す | ○ | ||
Age | オブジェクトの経過時間を秒単位で返す | ○ | ||
ETag | オブジェクトのエンティティタグ値を示す | ○ | ||
Location | オブジェクトの場所を示す | ○ | ○ | |
Proxy-Authenticate | プロキシサーバがクライアントに認証を要求するときに用いる | ○ | ||
Retry-After | リクエストの再試行をいつ行うかをクライアントに通知する | ○ | ○ | |
Server | サーバのベンダー名、バージョン番号を示す | ○ | ○ | |
Set-Cookie2 | サーバがクライアントにCookieを送信するときに用いる | |||
Vary | サーバがレスポンス内容を決定する際にリクエストURI以外に用いたヘッダのリストを示す | ○ | ||
WWW-Authenticate | クライアントに対してリクエストの再発行を要求する。認証情報も含まれる | ○ | ○ |
ヘッダ | 概要 | HTTP/0.9 | HTTP/1.0 | HTTP/1.1 |
---|---|---|---|---|
Cache-Control | メッセージの経由する中間キャッシュの動作を指示する | ○ | ||
Connection | 中間システムが転送すべきでないヘッダのリストを示す | ○ | ○ | |
Date | メッセージの作成日時を示す | ○ | ○ | |
Pragma | メッセージに関する追加情報を示す | ○ | ○ | |
Trailer | メッセージボディの後に追加のヘッダーが表れることを示す | ○ | ||
Transfer-Encoding | クライアントの転送を目的としたオブジェクトのエンコーディングを示す | ○ | ||
Upgrade | 通信相手に別のプロトコルにアップデートするよう要求する | ○ | ||
Via | プロキシサーバ等中継地点を示す。 | ○ | ||
Warning | メッセージに関する追加情報を示す。通常はキャッシュの問題を警告するときに使われる | ○ |
ヘッダ | 概要 | HTTP/0.9 | HTTP/1.0 | HTTP/1.1 |
---|---|---|---|---|
Allow | オブジェクトがサポートするHTTPメソッドを示す | ○ | ○ | |
Content-Encoding | オブジェクトのエンコーディングを示す | ○ | ○ | |
Content-Language | オブジェクトの言語(人間の言語)を示す | ○ | ○ | |
Content-Length | オブジェクトのサイズをバイト単位で示す | ○ | ○ | |
Content-Location | オブジェクトの場所を示す | ○ | ||
Content-MD5 | オブジェクトのメッセージダイジェストを運ぶ | ○ | ||
Content-Range | メッセージボディで運ばれるオブジェクトの範囲を示す | ○ | ||
Content-Type | オブジェクトのタイプを示す | ○ | ○ | |
Expires | オブジェクトの有効期限の日時を示す | ○ | ○ | |
Last-Modified | オブジェクトが最後に変更された日時を示す | ○ | ○ |
Accept: text/plain; q=0.5, text/html, text/x-dvi; q=0.8, text/x-c
Accept-Charset: unicode, *; q=0.8
Accept-Encoding: gzip, deflate
Accept-Language: en-gb, en; q=0.8
Content-Type: text/plain; Charset=ISO-8859-4
Cookie: $Version="1"; NAME="VALUE"; $Path="/shopping"; $domain="www.shop.com"+ $Port="80"
Date: Sun, 06, Nov 1994 08:49:37 GMT
Date
ヘッダを含めることを求めている。ただしレスポンスのステータスがサーバエラーの場合にはDate
ヘッダは返らない。Expect: 100-continue
Expires
ヘッダに過去の日時を設定することが多い。仕様では1年以上先の日時は設定できない。Expires: Thu, 28 Aug 2010 16:00:00 GMT
Cache-Control
ヘッダのmax-age
ディレクティブはExpires
ヘッダより優先されるため注意が必要である。From: user@example.com
ETag
は1234。ETag
は1234。ETag
を再度取得。先ほど取得したETag: 1234
と現在のETag: 1234
が一致。ETag
は1256になる。ETag
と現在のETagはマッチせず。If-Match
の逆で、ETagが一致しない場合のみの実行を要求する。If-Modified-Since
の逆で、指定時刻以降に変更がない場合のみの実行を要求する。If-Modified-Since
ヘッダと組み合わせることで、効率的な通信が可能になる。Content-Location
ヘッダと名前が似ているが全く関係のない別のヘッダであるため注意。OPTION
メソッドやTRACE
メソッドと共に用いられる。ステータスコードはサーバからのレスポンスで、リクエストの結果を通知する。3桁の数字から成り、おおまかな分類として、1xxは「情報」、2xxは「成功」、3xxは「リダイレクト」、4xxは「クライアントエラー」、5xxは「サーバエラー」を示す。
HTTP/1.1でBasic認証が定義されており最も単純なセキュリティ技術である。しかし仕様書を読むと定義を書いた著者自身が認証技術に疎いことがよくわかる。『HTTPプロトコル セキュア&スケーラブルなWeb開発』の著者は「基本認証を用いるくらいならなにも使わない方がまし」と著書に書いている。通常サーバはステータスコード401で応答する。
ウィクショナリーにHTTPの項目があります。 |
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Internet protocol suite |
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Application layer |
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Transport layer |
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Internet layer |
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Link layer |
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The Hypertext Transfer Protocol (HTTP) is an application protocol for distributed, collaborative, hypermedia information systems.[1] HTTP is the foundation of data communication for the World Wide Web.
Hypertext is structured text that uses logical links (hyperlinks) between nodes containing text. HTTP is the protocol to exchange or transfer hypertext.
The standards development of HTTP was coordinated by the Internet Engineering Task Force (IETF) and the World Wide Web Consortium (W3C), culminating in the publication of a series of Requests for Comments (RFCs). The first definition of HTTP/1.1, the version of HTTP in common use, occurred in RFC 2068 in 1997, although this was obsoleted by RFC 2616 in 1999.
HTTP functions as a request-response protocol in the client-server computing model. A web browser, for example, may be the client and an application running on a computer hosting a web site may be the server. The client submits an HTTP request message to the server. The server, which provides resources such as HTML files and other content, or performs other functions on behalf of the client, returns a response message to the client. The response contains completion status information about the request and may also contain requested content in its message body.
A web browser is an example of a user agent (UA). Other types of user agent include the indexing software used by search providers (web crawlers), voice browsers, mobile apps, and other software that accesses, consumes, or displays web content.
HTTP is designed to permit intermediate network elements to improve or enable communications between clients and servers. High-traffic websites often benefit from web cache servers that deliver content on behalf of upstream servers to improve response time. Web browsers cache previously accessed web resources and reuse them when possible to reduce network traffic. HTTP proxy servers at private network boundaries can facilitate communication for clients without a globally routable address, by relaying messages with external servers.
HTTP is an application layer protocol designed within the framework of the Internet Protocol Suite. Its definition presumes an underlying and reliable transport layer protocol,[2] and Transmission Control Protocol (TCP) is commonly used. However HTTP can use unreliable protocols such as the User Datagram Protocol (UDP), for example in Simple Service Discovery Protocol (SSDP).
HTTP resources are identified and located on the network by uniform resource locators (URLs), using the uniform resource identifier (URI) schemes http and https. URIs and hyperlinks in Hypertext Markup Language (HTML) documents form inter-linked hypertext documents.
HTTP/1.1 is a revision of the original HTTP (HTTP/1.0). In HTTP/1.0 a separate connection to the same server is made for every resource request. HTTP/1.1 can reuse a connection multiple times to download images, scripts, stylesheets, etc after the page has been delivered. HTTP/1.1 communications therefore experience less latency as the establishment of TCP connections presents considerable overhead.
The term hypertext was coined by Ted Nelson in 1965 in the Xanadu Project, which was in turn inspired by Vannevar Bush's vision (1930s) of the microfilm-based information retrieval and management "memex" system described in his essay As We May Think (1945). Tim Berners-Lee and his team at CERN are credited with inventing the original HTTP along with HTML and the associated technology for a web server and a text-based web browser. Berners-Lee first proposed the "WorldWideWeb" project in 1989 — now known as the World Wide Web. The first version of the protocol had only one method, namely GET, which would request a page from a server.[3] The response from the server was always an HTML page.[4]
The first documented version of HTTP was HTTP V0.9 (1991). Dave Raggett led the HTTP Working Group (HTTP WG) in 1995 and wanted to expand the protocol with extended operations, extended negotiation, richer meta-information, tied with a security protocol which became more efficient by adding additional methods and header fields.[5][6] RFC 1945 officially introduced and recognized HTTP V1.0 in 1996.
The HTTP WG planned to publish new standards in December 1995[7] and the support for pre-standard HTTP/1.1 based on the then developing RFC 2068 (called HTTP-NG) was rapidly adopted by the major browser developers in early 1996. By March 1996, pre-standard HTTP/1.1 was supported in Arena,[8] Netscape 2.0,[8] Netscape Navigator Gold 2.01,[8] Mosaic 2.7,[citation needed] Lynx 2.5,[citation needed] and in Internet Explorer 2.0.[citation needed] End-user adoption of the new browsers was rapid. In March 1996, one web hosting company reported that over 40% of browsers in use on the Internet were HTTP 1.1 compliant.[citation needed] That same web hosting company reported that by June 1996, 65% of all browsers accessing their servers were HTTP/1.1 compliant.[9] The HTTP/1.1 standard as defined in RFC 2068 was officially released in January 1997. Improvements and updates to the HTTP/1.1 standard were released under RFC 2616 in June 1999.
In 2007, the HTTPbis Working Group was formed, in part, to revise and clarify the HTTP/1.1 specification. In June 2014, the WG released an updated six-part specification obsoleting RFC 2616:
HTTP/2 was published as RFC 7540 in May 2015.
An HTTP session is a sequence of network request-response transactions. An HTTP client initiates a request by establishing a Transmission Control Protocol (TCP) connection to a particular port on a server (typically port 80, occasionally port 8080; see List of TCP and UDP port numbers). An HTTP server listening on that port waits for a client's request message. Upon receiving the request, the server sends back a status line, such as "HTTP/1.1 200 OK", and a message of its own. The body of this message is typically the requested resource, although an error message or other information may also be returned.[1]
HTTP provides multiple authentication schemes such as Basic access authentication and Digest access authentication which operate via a challenge-response mechanism whereby the server identifies and issues a challenge before serving the requested content.
HTTP provides a general framework for access control and authentication, via an extensible set of challenge-response authentication schemes, which can be used by a server to challenge a client request and by a client to provide authentication information.[10]
The HTTP Authentication spec also provides an arbitrary, implementation specific construct for further dividing resources common to a given root URI. The realm value string, if present, is combined with the canonical root URI to form the protection space component of the challenge. This in effect allows the server to define separate authentication scopes under one root URI[10]
HTTP defines methods (sometimes referred to as verbs) to indicate the desired action to be performed on the identified resource. What this resource represents, whether pre-existing data or data that is generated dynamically, depends on the implementation of the server. Often, the resource corresponds to a file or the output of an executable residing on the server. The HTTP/1.0 specification[11] defined the GET, POST and HEAD methods and the HTTP/1.1 specification[12] added 5 new methods: OPTIONS, PUT, DELETE, TRACE and CONNECT. By being specified in these documents their semantics are well known and can be depended upon. Any client can use any method and the server can be configured to support any combination of methods. If a method is unknown to an intermediate it will be treated as an unsafe and non-idempotent method. There is no limit to the number of methods that can be defined and this allows for future methods to be specified without breaking existing infrastructure. For example, WebDAV defined 7 new methods and RFC 5789 specified the PATCH method.
All general-purpose HTTP servers are required to implement at least the GET and HEAD methods,[20] and, whenever possible, also the OPTIONS method.[citation needed]
Some of the methods (for example, HEAD, GET, OPTIONS and TRACE) are, by convention, defined as safe, which means they are intended only for information retrieval and should not change the state of the server. In other words, they should not have side effects, beyond relatively harmless effects such as logging, caching, the serving of banner advertisements or incrementing a web counter. Making arbitrary GET requests without regard to the context of the application's state should therefore be considered safe. However, this is not mandated by the standard, and it is explicitly acknowledged that it cannot be guaranteed.
By contrast, methods such as POST, PUT, DELETE and PATCH are intended for actions that may cause side effects either on the server, or external side effects such as financial transactions or transmission of email. Such methods are therefore not usually used by conforming web robots or web crawlers; some that do not conform tend to make requests without regard to context or consequences.
Despite the prescribed safety of GET requests, in practice their handling by the server is not technically limited in any way. Therefore, careless or deliberate programming can cause non-trivial changes on the server. This is discouraged, because it can cause problems for web caching, search engines and other automated agents, which can make unintended changes on the server.
Methods PUT and DELETE are defined to be idempotent, meaning that multiple identical requests should have the same effect as a single request (note that idempotence refers to the state of the system after the request has completed, so while the action the server takes (e.g. deleting a record) or the response code it returns may be different on subsequent requests, the system state will be the same every time). Methods GET, HEAD, OPTIONS and TRACE, being prescribed as safe, should also be idempotent, as HTTP is a stateless protocol.[1]
In contrast, the POST method is not necessarily idempotent, and therefore sending an identical POST request multiple times may further affect state or cause further side effects (such as financial transactions). In some cases this may be desirable, but in other cases this could be due to an accident, such as when a user does not realize that their action will result in sending another request, or they did not receive adequate feedback that their first request was successful. While web browsers may show alert dialog boxes to warn users in some cases where reloading a page may re-submit a POST request, it is generally up to the web application to handle cases where a POST request should not be submitted more than once.
Note that whether a method is idempotent is not enforced by the protocol or web server. It is perfectly possible to write a web application in which (for example) a database insert or other non-idempotent action is triggered by a GET or other request. Ignoring this recommendation, however, may result in undesirable consequences, if a user agent assumes that repeating the same request is safe when it isn't.
Implementing methods such as TRACE, TRACK and DEBUG are considered potentially insecure by some security professionals because attackers can use them to gather information or bypass security controls during attacks. Security software tools such as Tenable Nessus and Microsoft UrlScan Security Tool report on the presence of these methods as being security issues.[21] TRACK and DEBUG are not valid HTTP 1.1 verbs.[22]
In HTTP/1.0 and since, the first line of the HTTP response is called the status line and includes a numeric status code (such as "404") and a textual reason phrase (such as "Not Found"). The way the user agent handles the response primarily depends on the code and secondarily on the other response header fields. Custom status codes can be used since, if the user agent encounters a code it does not recognize, it can use the first digit of the code to determine the general class of the response.[23]
The standard reason phrases are only recommendations and can be replaced with "local equivalents" at the web developer's discretion. If the status code indicated a problem, the user agent might display the reason phrase to the user to provide further information about the nature of the problem. The standard also allows the user agent to attempt to interpret the reason phrase, though this might be unwise since the standard explicitly specifies that status codes are machine-readable and reason phrases are human-readable. HTTP status code is primarily divided into five groups for better explanation of request and responses between client and server as named: Informational 1XX, Successful 2XX, Redirection 3XX, Client Error 4XX and Server Error 5XX.
In HTTP/0.9 and 1.0, the connection is closed after a single request/response pair. In HTTP/1.1 a keep-alive-mechanism was introduced, where a connection could be reused for more than one request. Such persistent connections reduce request latency perceptibly, because the client does not need to re-negotiate the TCP 3-Way-Handshake connection after the first request has been sent. Another positive side effect is that in general the connection becomes faster with time due to TCP's slow-start-mechanism.
Version 1.1 of the protocol also made bandwidth optimization improvements to HTTP/1.0. For example, HTTP/1.1 introduced chunked transfer encoding to allow content on persistent connections to be streamed rather than buffered. HTTP pipelining further reduces lag time, allowing clients to send multiple requests before waiting for each response. Another improvement to the protocol was byte serving, where a server transmits just the portion of a resource explicitly requested by a client.
HTTP is a stateless protocol. A stateless protocol does not require the HTTP server to retain information or status about each user for the duration of multiple requests. However, some web applications implement states or server side sessions using for instance HTTP cookies or hidden variables within web forms.
The most popular way of establishing an encrypted HTTP connection is HTTP Secure.[24] Two other methods for establishing an encrypted HTTP connection also exist: Secure Hypertext Transfer Protocol, and using the HTTP/1.1 Upgrade header to specify an upgrade to TLS. Browser support for these two is, however, nearly non-existent.[25][26][27]
The request message consists of the following:
The request line and other header fields must each end with <CR><LF> (that is, a carriage return character followed by a line feed character). The empty line must consist of only <CR><LF> and no other whitespace.[28] In the HTTP/1.1 protocol, all header fields except Host are optional.
A request line containing only the path name is accepted by servers to maintain compatibility with HTTP clients before the HTTP/1.0 specification in RFC 1945.[29]
The response message consists of the following:
The Status-Line and other header fields must all end with <CR><LF> (a carriage return followed by a line feed). The empty line must consist of only <CR><LF> and no other whitespace.[28]
Below is a sample conversation between an HTTP client and an HTTP server running on www.example.com, port 80.
GET /index.html HTTP/1.1
Host: www.example.com
A client request (consisting in this case of the request line and only one header field) is followed by a blank line, so that the request ends with a double newline, each in the form of a carriage return followed by a line feed. The "Host" field distinguishes between various DNS names sharing a single IP address, allowing name-based virtual hosting. While optional in HTTP/1.0, it is mandatory in HTTP/1.1.
HTTP/1.1 200 OK
Date: Mon, 23 May 2005 22:38:34 GMT
Server: Apache/1.3.3.7 (Unix) (Red-Hat/Linux)
Last-Modified: Wed, 08 Jan 2003 23:11:55 GMT
ETag: "3f80f-1b6-3e1cb03b"
Content-Type: text/html; charset=UTF-8
Content-Length: 138
Accept-Ranges: bytes
Connection: close
<html>
<head>
<title>An Example Page</title>
</head>
<body>
Hello World, this is a very simple HTML document.
</body>
</html>
The ETag (entity tag) header field is used to determine if a cached version of the requested resource is identical to the current version of the resource on the server. Content-Type specifies the Internet media type of the data conveyed by the HTTP message, while Content-Length indicates its length in bytes. The HTTP/1.1 webserver publishes its ability to respond to requests for certain byte ranges of the document by setting the field Accept-Ranges: bytes. This is useful, if the client needs to have only certain portions[30] of a resource sent by the server, which is called byte serving. When Connection: close is sent, it means that the web server will close the TCP connection immediately after the transfer of this response.
Most of the header lines are optional. When Content-Length is missing the length is determined in other ways. Chunked transfer encoding uses a chunk size of 0 to mark the end of the content. Identity encoding without Content-Length reads content until the socket is closed.
A Content-Encoding like gzip can be used to compress the transmitted data.
The Gopher protocol was a content delivery protocol that was displaced by HTTP in the early 1990s. The protocol SPDY is also similar to HTTP, modifying the request-response interaction between client and server.
HTTP |
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Request methods |
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Header fields |
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Status codes |
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