好酸球性食道炎
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2019/05/27 05:56:25」(JST)
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Encyclopedia of Earth |
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URL |
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ホームページ https://editors.eol.org/eoearth/wiki/Main_Page |
タイプ |
オンライン百科事典 |
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分野 |
地球 |
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使用言語 |
英語 |
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項目数 |
記事数2300以上 |
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閲覧 |
無料 |
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登録 |
不要 |
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著作権 |
CC-表示-継承-2.5 |
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営利性 |
なし |
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設立 |
2006年9月 |
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現代表 |
編集主幹 カトラー・クリーブランド |
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執筆者 |
46ヵ国から参加している700人以上の学者達[1] |
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査読制度 |
あり |
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現状 |
記事数増加中 |
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Encyclopedia of Earth(インサイクロピーディア・オブ・アース、EoE)は、地球と自然環境、そしてそれらと人間社会との関わりをテーマとする、無料で利用可能な信頼性の高いオンライン百科事典。環境問題やエネルギー問題などと関連した内容の記事が多い。記事は研究者や教師やその他承認を受けたエキスパートらによって執筆され、査読を受けた上でオンラインで公開されている。文章は平易な英語で書かれており、専門用語の使用を極力減らすことで、研究者や教育者のみではなく学生や広く一般の人々の間でも役に立つ百科事典になることを目指している。[2]
EoE は Earth Portal(「デジタル・ユニバース」プロジェクト[3]の一部)の一部で、ニュースサービス、整理されたメタデータ、環境に関するサーチエンジン、その他の情報源から成る。EoE は2006年9月に記事数約360の状態でスタートし、2007年5月現在の2300の記事を持つ。EoE のサイト構築、デザイン、およびメンテナンスは、アメリカのインターネットサービス会社 ManyOne Networks が行なっている。
執筆と公開のプロセス
記事の執筆と公開は次の二つのステップを経て行なわれる。
- wikiシステムを使って、専門家が文章を執筆、編集する(wikiシステムにはMediawikiの派生バージョンを使用している)
- 執筆編集作業が終了したら Topic Editor が文章が査読する。これをパスすればオンライン記事として公開される。
記事の内容は執筆者のwiki上で継続的に改訂されていくが、その変更を公開されている記事にも反映させる為には、再度の査読過程が必要となる。
EoEは記事の執筆に関して、中立性と公平性の方針を定めており[4]、議論のあるテーマについて触れる場合は、両論を公平に併記し、中立性を保つよう執筆者に促している。この方針の中で、百科事典それ自体は環境問題に関してどんな立場も表明すべきでないと謳っている。
予算
著作権
EoEのテキストコンテンツは全て クリエイティブ・コモンズ の "Attribution-Share Alike"(表示-継承)ライセンスのもとで公開されている。このライセンスは次の二つの条件を満たせば二次的著作物の製作や、文章の商用利用も可能である。
- 表示(Attribution) 原著作者のクレジットを表示する。
- 継承(同様に共有)(Share Alike) もし作品を改変、変形または加工した場合、その結果生じた作品をこの作品と同一の許諾条件の下で頒布する。
ライセンスの詳細については CC-by-sa-2.5 の要約 [1]、および原文[2]を参照のこと。
人物
執筆者と topic editors は環境分野の科学者や教師、専門家によって担われている。執筆者または topic editor の候補者が EoEのwikiシステムにアクセスするための資格付与の審査は Environmental Information Coalition Stewardship Committee (略称EIC、Earth Portal を管理する中心)が行なっている。2006年9月 EoEスタート時点の Stewardship Committee のメンバーは以下の通り。Jim Lester (Houston Advanced Research Center)、 Peter Saundry (National Council for Science and the Environment)、 J. Emmett Duffy (ウィリアム・アンド・メアリー大学)、 Emily Monosson, Sidney Draggan、そしてCutler J. Cleveland(ボストン大学)。
編集委員は、同様に2006年9月時点で以下のとおり。カトラー・クリーブランド(Cutler J. Cleveland、Editor-in-Chief)、ラリー・サンガー(Senior Editor for Policy and Governance)、 Ida Kubiszewski(Editorial Assistant)、 Alejandra Roman(Editorial Assistant)、 and Laura De Angelo(Editorial Assistant)。クリーブランドはボストン大学の地理学と環境学の教授で、 Editor-in-Chief of the Encyclopedia of Energy(Elsevier Science, 2004)の, the Dictionary of Energy (Elsevier Science, 2005), and the journal Ecological Economics.
国際アドバイザリーボードには以下の人物が名前を連ねている。Rita Colwell、Robert W. Corell、Robert Costanza、Mohamed H. A. Hassan、Thomas Homer-Dixon、Andrew J. Hoffman、Steve Hubbell、サイモン・アッシャー・レヴィン、Bonnie J. McCay、David W. Orr、Rajendra K. Pachauri, フランク・シャーウッド・ローランド、B. L. Turner。
協力機関
掲載されている記事は必ずしも書き下ろしのものばかりではない。外部のサイトや文献で既に使用されている文章を、EoEに相応しいように整形し、査読を行なった上で掲載している記事が多数ある。こうした記事における文章の提供元機関のことをEoEでは、コンテント・パートナー(Content Partner)と呼びあらわしている。コンテント・パートナーから提供された記事も他の記事同様、査読が行なわれ、CC-BY-SA-2.5のライセンスで公開されている。2007年7月現在、以下の34の外部機関がコンテント・パートナーとしてEoEに文章を提供している[5]。
- 米国物理学協会
- International Society for Ecological Economists
- IEEE(米国電気電子学会)
- Biodiversity Institute of Ontario
- Lessons from Love Canal
- The Canada Institute of the Woodrow Wilson International Center for Scholars
- Mineral Information Institute
- CenSeam: a Global Census of Marine Life on Seamounts
- Motion Mountain(en)
- Center for Energy and Environmental Studies
- Munasinghe Institute for Sustainable Development
- Chemical Heritage Foundation
- National Council for Science and the Environment
- Conservation International
- National Humanities Center
- Earth Economics
- NatureServe
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- Earth, Inc.
- Project on Scientific Knowledge and Public Policy
- Earth Track
- Sequim Science
- Elementymology & Elements Multidict
- TeacherServe®
- ウィスコンシン大学出版局
- Global Development and Environment Institute
- Toxics Use Reduction Institute
- Great Transition Initiative
- UNDP(国際連合開発計画)
- UNEP(国際連合環境計画)
- Gund Institute for Ecological Economics
- USGS(アメリカ地質調査所)
- International Arctic Science Committee
- University of California Museum of Paleontology
- International Commission on History of Meteorology
- The World Conservation Union
- International Institute for Sustainable Development
- WWF(世界自然保護基金)
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脚注
- ^ About the Earth Portal
- ^ The Encyclopedia of Earth, Cutler J. Cleveland, Editor (Washington, D.C.: Environmental Information Coalition, National Council for Science and the Environment).
- ^ CNET News.com - "Wikipedia alternative aims to be 'PBS of the Web'"
- ^ "The Encyclopedia of Earth neutrality policy", Cutler J. Cleveland, Editor (Washington, D.C.: Environmental Information Coalition, National Council for Science and the Environment).
- ^ Encyclopedia of Earth 公式サイト内 コンテント・パートナーズより。最終アクセス 2007年7月26日
参考文献
関連項目
- Encyclopedia of Life - 生物に関する信頼性の高いオンライン百科事典。
- スカラーペディア - 脳科学に関する信頼性の高いオンライン百科事典。MediaWikiを使用。
- スタンフォード哲学百科事典 - 哲学に関する信頼性の高いオンライン百科事典。専門的。
- インターネット哲学百科事典 - 哲学に関する信頼性の高いオンライン百科事典。入門的。
- Template:EoE
外部リンク
- Encyclopedia of Earth Public Page
UpToDate Contents
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- 1. 好酸球性食道炎の臨床症状および診断clinical manifestations and diagnosis of eosinophilic esophagitis [show details]
… approach involves a scoring system (the EoE Histology Scoring system [EoE HSS]) that evaluates certain histologic features such basal zone hyperplasia . The EoE HSS can discriminate between treated and …
- 2. 好酸球性食道炎の治療treatment of eosinophilic esophagitis [show details]
… symptom recurrence after discontinuing treatment . The long-term prognosis of eosinophilic esophagitis is unclear, but EoE does not appear to significantly shorten lifespan. Whether the disease persists …
- 3. 好酸球性食道炎の食事療法dietary management of eosinophilic esophagitis [show details]
…the role of food allergies in EoE and elimination and elemental diets for the treatment of EoE. The various types of allergy testing used in the diagnostic evaluation of EoE are reviewed separately. Other …
- 4. 好酸球性食道炎(EoE):遺伝学および免疫病原性eosinophilic esophagitis eoe genetics and immunopathogenesis [show details]
…induces other key mediators of EoE including eotaxin 3 and calpain 14 (CAPN14; the gene product of the primary EoE susceptibility locus) . Host immune system mechanisms in EoE appear to fall somewhere in …
- 5. 好酸球性食道炎におけるアレルギー検査allergy testing in eosinophilic esophagitis [show details]
…involved in the pathogenesis of EoE . Additional details on the pathogenesis of EoE are discussed separately. The evidence for the role of food allergies in the pathogenesis of EoE is based upon the clinical …
English Journal
- Editorial: the evolving epidemiology of EoE-up, up, and away?
- , D D, E E, E E, h h, .
- Alimentary pharmacology & therapeutics. 2019 Jun;49(11)1448-1449.
- PMID 31074899
- Illuminating Elimination Diets: Controversies Regarding Dietary Treatment of Eosinophilic Esophagitis.
- Cotton CC, Durban R, Dellon ES.
- Digestive diseases and sciences. 2019 Jun;64(6)1401-1408.
- Eosinophilic esophagitis (EoE) is an immune-mediated disease triggered by food antigens for which dietary elimination treatment can induce and sustain histologic remission. Our review aims to describe the state of the art regarding dietary treatment of EoE, highlighting a number of areas of controve
- PMID 30927211
- A 12-Week Maintenance Therapy with a New Prepared Viscous Budesonide in Pediatric Eosinophilic Esophagitis.
- Oliva S, Rossetti D, Papoff P, Tiberti A, Mallardo S, Volpe D, Ruggiero C, Russo G, Vezzoli D, Isoldi S, Cucchiara S.
- Digestive diseases and sciences. 2019 Jun;64(6)1571-1578.
- A new prepared oral viscous budesonide (PVB) has been effective in inducing clinical and histological remission in pediatric eosinophilic esophagitis (EoE). To evaluate the efficacy of a 12-week maintenance therapy on clinical, endoscopic, and histological remission using half of the dose used in th
- PMID 30659470
Japanese Journal
- Food-specific IgG Antibodies in Crohn's Disease: What Came First, the Chicken or the Egg?
- 阿部 靖彦,佐々木 悠,上野 義之
- 日本消化器内視鏡学会雑誌 61(3), 225-242, 2019
- <p>好酸球性食道炎は主に食物抗原に対するIgE非依存型(遅延型)アレルギー反応によって好酸球浸潤を主体とする炎症が食道上皮を中心に発生,慢性的に持続し,食道運動障害や食道狭窄をきたす疾患である.元々は小児領域の疾患と考えられていたが,近年,とくに欧米において成人のつかえ感,food impactionの主な原因として注目されている.好酸球浸潤は食道に限局し,好酸球性胃腸炎とは独立した …
- NAID 130007617708
- 好酸球と消化器疾患 (特集 食物アレルギーを知る)
- 石原 俊治,沖本 英子,大嶋 直樹,石村 典久,木下 芳一
- 消化器病学サイエンス = Science of gastroenterology 2(4), 198-202, 2018-12
- NAID 40021796771
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- eosinophilic esophagitis EoE
- 関
- 食道炎、好酸球性消化管疾患
概念
- 食道の食道粘膜上皮層に多数の好酸球が慢性的に浸潤したもの。その結果、粘膜固有層と粘膜下層を中心に線維化が起こって最終的には食道狭窄がおこる疾患
- アミノ酸成分栄養食や特定の食品を除去することで、病理的、臨床的な改善を認めることからアレルギー性疾患と考えられている。
疫学
- 欧米では人口10万人に対して年間10例程度の新規発症
- 日本では20分の1以下の発症数と言われているが、最近の調査では胃カメラ施行1000人に1人の発見率であったという。
- 暖かい季節に後発し、アレルギー疾患を有している例が半数ある。男性が70-80%を占め、女性は少ない。発症年齢は30-50歳が後発。
症状
- 嚥下障害、胸のつかえ、胸痛、胸やけ
- 日本では症状が軽く、無症状の場合も少なくない。
検査
- 上部消化管内視鏡:縦走溝、ring、白斑が特徴的。生検で好酸球の浸潤を証明する(15以上/HPF)。
- 血液検査:末梢血好酸球増多(30%の例で見られる)、IgE高値(感度・特異度低い)
診断
治療
- 低脂肪食
- アレルゲン除去食:原因食材の同定が困難であることが多いため、小麦、ミルク、卵、大豆、ナッツ、海産物の6種の食材を除去した除去食が試され、有効率は70%である。ただし、継続は困難である。
- プロトンポンプ阻害薬(高用量で8週間継続で60%の例で症状改善、内視鏡的にも改善したという)。不応例でもP-CABが奏効した例がある。
- フルチカゾンやブデソニドなどの局所作用ステロイド内服:フルタイドディスカスのブリスターを割り、粉末を口腔内に含み30分程度掛けて食道粘膜と接触させる。400-800μg分2。2-3ヶ月で70%程度の例で臨床的、内視鏡的に改善が得られる。
- ステロイド全身投与:
予後
- 15年程度で半数近くの例に食道の線維化に伴う狭窄が起こると言われている。
参考
[★]