匿名

ログインしていません

  • ログイン
meddic

案内

案内

  • メインページ
  • ヘルプ

麻

英
hemp
関
アサ、大麻、大麻植物、マリファナ、ハシッシュ

WordNet

  1. a plant fiber

PrepTutorEJDIC

  1. 麻,大麻(たいま) / 麻の繊維 / 麻から採れる薬品(ハッシッシなど)

Wikipedia preview

出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/04/14 05:26:25」(JST)

wiki ja

[Wiki ja表示]

この項目では、植物のアサ(麻)について説明しています。繊維については「麻 (繊維)」を、その他の用法については「アサ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
アサ
アサ Cannabis
分類
界 : 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
目 : バラ目 Rosales
科 : アサ科 Cannabaceae
属 : アサ属 Cannabis
学名
Cannabis L.
和名
アサ
英名
Cannabis
Hemp
種
  • アサ C. sativa L.
  • C. indica Ram.
  • C. ruderalis Janisch.
緑色は世界における麻の生育に適した気候を持つ地域

アサ(麻、Cannabis)は、中央アジア原産[1]とされるアサ科アサ属で一年生の草本で、大麻(たいま)または大麻草(たいまそう)とも呼ばれる。伊勢神宮の神札を大麻と呼ぶ由来となった植物であり、神道とも深い歴史的な関わりを持っている。

第二次世界大戦の終戦前までは、日本では米と並んで作付け量を指定されて盛んに栽培されていた主要農作物。古来から日本で栽培されてきたものは麻薬成分をほとんど含まない。4か月で4メートルの背丈になるほど成長が早く、茎などから繊維が得られ、実は食用となるほか、ディーゼルエンジンなどに使用できる化石燃料よりも低公害の油を得ることもできる[2]など利用価値が高い。大豆に匹敵する高い栄養価を持つ実を食用として料理に使うことは違法ではないが、国内では許可なく育てることはできないため、食用の種子は輸入に頼っている。法律で規制される麻薬と、その他の活用方法の混同を避ける意図からヘンプと呼ばれることもある。

この植物のなかでも、麻薬成分を多く含む品種の葉及び花冠を乾燥または樹脂化、液体化させたものを特に大麻(マリファナ)と呼ぶことがある。

広義にはアサは麻繊維を採る植物の総称であり、アマ科の亜麻やイラクサ科の苧麻(カラムシ)、シナノキ科黄麻(ジュート)、バショウ科マニラ麻、キジカクシ科サイザル麻もアサと呼ばれることがあるが、本項目とは全く別の種類の植物である。

目次

  • 1 種
  • 2 概要
  • 3 栽培の歴史
    • 3.1 日本
    • 3.2 中国
  • 4 植物としての特徴
  • 5 用途
    • 5.1 繊維
    • 5.2 茎
    • 5.3 果実
    • 5.4 葉および花
      • 5.4.1 嗜好品として
      • 5.4.2 医薬品として
  • 6 注と文献
  • 7 関連項目
  • 8 参考文献

種

大麻の種類による違い
Cannabis
Cannabis sativa L.
C. sativa subsp. sativa
C. sativa subsp. sativa var. sativa
C. sativa subsp. sativa var. spontanea

C. sativa subsp. indica

C. sativa subsp. indica var. indica
C. sativa subsp. indica var. kafiristanica

概要

雌雄異株[1]。高さ2-3m、品種や生育状況によりさらに高く成長する。かつてはクワ科とされていたが、托葉が相互に合着しない、種子に胚乳がある等の理由でアサ科にまとめられ、クワ科と区別される。ヒマラヤ山脈の北西部山岳地帯が原産地といわれている。生育速度と環境順応性の高さから、熱帯から寒冷地まで世界中ほとんどの地域に定着している。日本にも古来自生しており、神道との関係も深い。生育速度が速い事から、忍者が種を蒔いて飛び越える訓練をした逸話などが残っている。

古代から人類の暮らしに密接してきた植物で、世界各地で繊維利用と食用の目的で栽培、採集されてきた。種子(果実)は食用として利用され、種子から採取される油は食用、燃料など様々な用途で利用されてきた。しかし、20世紀半ばより、米国や日本を始めとしたほとんどの国で栽培、所持、利用について法律による厳しい規制を受けるようになる。日本に大麻取締法ができたのは、第二次世界大戦後の1948年(昭和23年)である。近年この植物の茎から取れる丈夫な植物繊維がエコロジーの観点から再認識されつつある。繊維利用の研究が進んだ米国、欧州では、繊維利用を目的とし品種改良した麻をヘンプ(hemp)と呼称し、規制薬物および薬事利用を指し使用される事の多い植物名、カナビス(cannabis)と区別している。

葉や花にはテトラヒドロカンナビノール(THC)が含まれ、これをヒトが摂取すると陶酔する。根や茎以外の、薬効成分を多く含んだ花穂や葉を乾燥した物(通称マリファナ)や、同部分から抽出した樹脂(通称ハシシ)はTHCを含有しており、ロシア、アフリカ、オーストラリア、ヨーロッパの一部を除く世界中で規制薬物の対象とされる。 医療目的としても価値があり、古くから果実は麻子仁(マシニン)という生薬として用いるほか、葉や花から抽出した成分を難病患者に投与する方法も研究されている。

栽培の歴史

大麻繊維を採取する農民を画いたテオドール・フォン・ヘルマンの絵
皇大神宮所管の神麻続機殿神社において宮中祭祀である神御衣祭で用いる麻の繊維の衣服を織る様子(無形民俗文化財)

古くから栽培されていた植物の一つであり、元々は中東で栽培されていた物と考えられている。

日本

日本では紀元前から栽培され、『後漢書』の『東夷伝』や『三国志』の『魏志倭人伝』にも記述が見られる。日本では歌の題材になっているほか、『風土記』にも記されている。戦国時代に木綿の栽培が全国に広まるまでは、高級品の絹を除けば、麻が主要な繊維原料であり、糸、縄、網、布、衣服などに一般に広く使われていたし、木綿の普及後も、麻繊維の強度が重宝されて、特定の製品には第二次世界大戦後まで盛んに使用されていた[3]。また、麻の茎は工芸品に使われ、種子は食料になっていた[4]。神道では神聖な植物として扱われ、日本の皇室にも麻の糸、麻の布として納められている。また、『古語拾遺』によれば、現在の千葉県にあたる古名「総国」は麻の稔る土地であることから命名されたと伝えられている(ただし、近年の考古資料などの研究から、本来の表記は「捄国」で麻の稔った房を意味していたとする見方が出されている)[5]。

戦前、日本の小学校の教科書では栽培方法や用途が教えられ[6]、中学生や教員には、昔から広く栽培され特に衣服に重宝されたと教えられている[7][8]。 このように日本においては、第二次世界大戦以前は国家により大麻の栽培・生産が奨励されていたが、戦後の1947年(昭和22年)4月23日に連合軍総司令部(GHQ)がポツダム宣言に基づき公布した「大麻取締規則」によって、産業用大麻にまで規制を行うようになった[9]。GHQが日本に公布した「大麻取締規則」をさかのぼると、アメリカ合衆国での万国阿片条約に基づいたアメリカ国内での厳しい大麻取締規定であるが、国際あへん会議での大麻についての議論であったため、大麻の独特の薬理作用とほかの麻薬との作用の違いが不明確なままに麻薬とされるに至ることになった[9]。日本における大麻の栽培者数は1950年代には2~4万人であったが、1960年代には1万人を下回り大幅な減少を続け[10]、1994年には157名にまで減少している[11]。1963年には、大麻所持の罰則が「懲役3年以下または3万円以下の罰金」から「懲役5年以下」へと改正されて重罰化されたが、この際に何らかの根拠を伴って重罰化されたわけではないとする主張もみられる[9]。 1961年に制定された国際条約である麻薬に関する単一条約にの第28条においては「この条約は、もっぱら産業上の目的(繊維及び種子に関する場合に限る)又は園芸上の目的のための大麻植物の栽培には、適応しない。」[12]とされ、産業用途の大麻は規制の対象とされていない[9]。

中国

中国では前6000年に食用として使用され、前4000年に布地、前2727年に薬用として使用される。前1500年から食用・繊維のために栽培されていたようである。紀元前5世紀の歴史家・ヘロドトスは、スキタイ人が大麻を娯楽に使っている様を叙述している。

「麻」という漢字は、草(林)が乾燥小屋(广)に収められている様子を示している。伝説では前2700年の古代中国の蒼頡(そうけつ)という神が創ったといわれている。

植物としての特徴

麻の葉

栽培植物としては非常に急速に成長する。葉・花・果実には薬効がある。特に、葉や花に含まれるテトラヒドロカンナビノール(THC)は人体に作用し、摂取すると陶酔感や多幸感を覚えたり、食欲、睡眠欲が増進するなどの向精神作用がある。

アサは生育が速い一年草であり、生育の際に多量の二酸化炭素を消費し、繊維質から様々な物が作れるため、地球規模での環境保護になるという意見もあり、実際にバイオマス原料植物として各国で研究・実用化が始まっている。

産業用のアサと嗜好用のアサは品種が異なる。前者については、陶酔成分が生成されないよう改良された品種が用いられる。また、品種が同じでも用途に応じて栽培方式が違う。前者は縦に伸ばすために密集して露地に植えられる方式が主であるが、後者は枝を横に伸ばすために室内栽培が多い。そのため嗜好目的のためのアサを産業的栽培だと偽って栽培するのは困難である。

嗜好目的のアサは、露地栽培または水耕栽培で育てられる。

日本に自生するアサには陶酔成分であるTHCが0.1%未満含まれている(北海道立衛生研究所食品薬品部は、北海道に自生する大麻草のTHC量は0.1から1.6%であったと報告している。)。他の品種は1.8から20%含有とされているため、確かに少ない。日本においてはアサの陶酔作用は「麻酔い」として農家から嫌われたようであり、それを解消するために生み出されたのが改良品種トチギシロで、1982年から栽培が開始されている。

アサはその繁殖プロセスから、花粉が周囲2km程度に飛散する。このときに陶酔成分を多く含むアサの花粉を受粉した場合、これに関する遺伝子は優性遺伝するため、トチギシロも陶酔成分を含むことになる(つまり代返りする)。 このため、現在栽培されているトチギシロは、不法に持ち込まれたアサとの交配によって陶酔成分を含んでしまっているという説もある[要出典][13]。このように交配されたアサはインドアサの水準までTHC含有量が上がるとは考えにくいが、実際北海道では自生するアサを採取してマリファナを生成する個人愛好家もいる[14]。

また、栽培に当たっては、特に室内では照明や空調などで大量の電気を必要とする。2012年には、大麻草を栽培していたマンションの一室で、電気系統の発熱によって火災報知器が作動したことで、栽培が発覚する事件が発生している[15]。

用途

麻は食用、薬用、繊維、製紙などの素材として用いられる植物である。

繊維

詳細は「麻 (繊維)」を参照
麻の茎の繊維

衣類・履き物・カバン・装身具・袋類・縄・容器・調度品など、様々な身の回り品が大麻から得た植物繊維で製造されている。 麻織物で作られた衣類は通気性に優れているので、日本を含め、暑い気候の地域で多く使用されている。綿・絹・レーヨンなどの布と比較して、大麻の布には独特のざらざらした触感や起伏があるため、その風合いを活かした夏服が販売されている。大麻の繊維で作った縄は、木綿の縄と比べて伸びにくいため、荷重をかけた状態でしっかり固定する時に優先的に用いられる。伸びにくい特性を生かして弓の弦に用いられる。また日本では神聖な繊維とされており、神社の鈴縄、注連縄や大幣として神事に使われる。横綱の締める注連縄も麻繊維で出来ている。

麻袋(南京袋)

産業用(麻布等)栽培は、国際連合食糧農業機関(FAO)の統計サイト FAOSTAT Classic によれば、世界における麻の生産量は1960年代は毎年30万トン前後あったものの、1990年代からは6万トン前後となり、20年間で5分の1程度には減少している。ただし、この数値にはインド麻の他にサンヘンプなども含まれている。

2014年にはアメリカの農業法が精神に作用する成分を含まない麻の栽培を限定的に許可した[16]。2015年の米国議会調査部(CRS)の報告書では、麻製品の市場は、フランス、イギリスやルーマニア、ハンガリーでも活発である[16]。

麻繊維はエコロジー素材として注目を浴びている。実用的には、大麻の生地は強く、放熱性が高く、汗を蒸発させる効果があり[17]、夏の衣服に向いている。また大麻繊維には抗菌作用や消臭力が認められている[18]。生地は光沢とシャリ感がある。

ただし、日本国内では家庭用品品質表示法で「麻」と表示することが認められているのは、亜麻と苧麻のみであるため、「麻製品」と名乗っていたり、「麻マーク」が表示されていても大麻繊維製品ではない。(大麻繊維は「指定外繊維(大麻)」や「指定外繊維(ヘンプ)」などと表記される。)

麻を用いたヘンプクリートと呼ばれる建築資材は欧米で注目を引いている[16]。

茎

繊維を取った後の余った茎(苧殻、おがら)は、かつては懐炉用の灰の原料として日本国内で広く用いられ、お盆の際に迎え火・送り火を焚くのに用いられる。

果実

アサの種(果実)は麻の実の名で七味唐辛子にも含まれる
アサの実(100g中)の主な脂肪酸の種類[19]
項目 分量(g)
脂肪 25.71
飽和脂肪酸 2.91
16:0(パルミチン酸) 1.9
18:0(ステアリン酸) 0.73
一価不飽和脂肪酸 3.45
18:1(オレイン酸) 3.3
多価不飽和脂肪酸 19.35
18:2(リノール酸) 15
18:3(α-リノレン酸) 4.6

果実は生薬の麻子仁(ましにん)として調剤される。麻子仁には陶酔成分は無く穏やかな作用の便秘薬として使われる。栄養学的にはたんぱく質が豊富であり、脂肪酸などの含有バランスも良いため食用可能であり、香辛料(七味唐辛子に含まれる麻の実)や鳥のエサになる。果実を搾ることにより油を得ることができる。この油を含んだ線香がアロマテラピー用として市販されている。 特殊なところでは、菌類学において、水生菌を分離する方法である釣り餌法での標準的な餌として用いられ、卵菌類やカワリミズカビなどをつり出せる。

葉および花

花が咲く雌株の麻。緑色の塊が麻の花。開花しても緑色のまま色づかない
雄株の花。雌株のような塊で咲かない

嗜好品として

詳細は「大麻」を参照

葉及び花冠には陶酔作用があり、嗜好品として用いられる。陶酔を引き起こす主成分はTHCであるが、これ以外に含まれる成分のバランスによって効果に違いが生じる。

特に、ラマルクにより命名された亜種のインド麻(C.indica Lam)は2000年以上前から中央アジアで品種改良され、一般的な大麻より多くの陶酔成分を含むので一般に嗜好品としての大麻と言えばこのインド麻を指す。また、インドやジャマイカなどではガンジャと称される。

ごく一部の国やアメリカの2つの州で合法とされ、非犯罪化の政策をとっている国も増えてきている。

医薬品として

詳細は「医療大麻」を参照

THCをはじめとしたカンナビノイドには医薬品としての効能がある。

日本では1948年に大麻取締法が執行される前で「本剤はぜんそくを発したる時軽症は1本、重症は2本を常の巻煙草の如く吸う時は即時に全治し毫も身体に害なく抑も喘息を医するの療法に就いて此煙剤の特効且つ適切は既に欧亜医学士諸大家の確論なり。」を謳い文句に「ぜんそくたばこ印度大麻煙草」[20] として販売されていた。また、「印度大麻草」および「印度大麻草エキス」は、1886年に公布された日本薬局方に「鎮痛、鎮静もしくは催眠剤」として収載され、さらに、1906年の第3改正で「印度大麻草チンキ」が追加収載された。これらは、1951年の第5改正日本薬局方まで収載されていたが、第6改正日本薬局方において削除された。

アメリカでも大麻そのものの臨床試験は承認されていない[21]。

大麻の抽出成分でできたナビキシモルス(サティベックス)、合成THCのマリノール、また合成カンナビノイドのナビロンなど臨床試験を経て、医薬品として用いられているものも存在する。各国で販売されている。

成分の1つカンナビジオール(英語版)は、アメリカでエピディオレックスの商品名で臨床試験が進行している[21]。

医療大麻は、アメリカの23の州や、カナダ、オランダ、イスラエルといった国で処方箋薬として認可され、治療薬として試みられている。

注と文献

  1. ^ a b 植村修二・勝山輝男・清水矩宏・水田光雄・森田弘彦・廣田伸七・池原直樹 『日本帰化植物写真図鑑 第2巻』 全国農村教育協会、2010年12月24日。ISBN 978-4-88137-155-8。
  2. ^ 10キログラムの麻の実から約2リットルのオイルを搾ることができる。麻でまちおこし 鳥取県智頭町の挑戦。「八十八や」後編(ヘンプカープロジェクト) コロカル Local Network Magazine 2014年9月9日
  3. ^ 糸、縄、下駄の鼻緒、漁網、畳糸、蚊帳など。近年、麻の畳糸や蚊帳は価値が見直され復刻されている。
  4. ^ 「麻の実」(おのみ)と呼ばれる。がんもどき、麻の実味噌など。また、麻の葉をおひたしにして食べる土地もあったという。
  5. ^ 『千葉県の歴史 通史編 古代2』(千葉県、2001年)第1編第2章「房総三国の成立」
  6. ^ 理科研究会『小学理科詳解 高等第1学年』1909年(明治42年)、58-60頁。
  7. ^ 松村任三,斎田功太郎 著 『中等植物教科書』1897年(明治30年)、91-93頁。
  8. ^ 浜幸次郎,稲葉彦六 著 『新理科書教員用2巻』1901年(明治34年)、82頁。
  9. ^ a b c d 山本郁男 1992.
  10. ^ 山本郁男 1990.
  11. ^ 山本郁男 1996.
  12. ^ 『千九百六十一年の麻薬に関する単一条約pages=602』(pdf)、1961年。
  13. ^ トチギシロは1982年に種苗登録されている。一般に登録された種苗は、品種の純性を保つために専門機関によって隔離栽培され、種子が栽培者に提供される。トチギシロについても農家が自家採取した種を栽培していない限り、野生種等と交雑しているとは考えにくい。栃木県農業試験場の「とちぎしろ」作出時の研究報告書には、「在来種との交雑を避けるための隔離採種は今後とも必要」と述べられている。『栃木県農業試験場研究報告第28号』(PDF) しかしトチギシロの育成者権は1997年に消滅しており、栽培の実情がどうなっているかは情報不足である。ともあれ、農作物一般に普及している種苗登録制度と、種子提供の仕組みを遵守することで、産業用に栽培される大麻が精神活性成分を含まないように規制することは十分に可能であり、事実フランスなどでは問題は起こっていない。
  14. ^ 北海道警察本部編 『平成17年版 北斗の安全』(PDF) 北海道警察、30頁、2006年7月
  15. ^ 報知機作動、駆けつけたら室内は大麻栽培工場 読売新聞 2012年12月23日
  16. ^ a b c Wendy Koch、倉田真木・訳 (2015年9月14日). “大麻ハウスが米国で注目、規制緩和受け”. ナショナル・ジオグラフィック日本語版. http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/091100256/ 2015年10月1日閲覧。 
  17. ^ ボーケンのサイト リネン(亜麻)・ラミー(苧麻)・ヘンプ(大麻)の麻繊維について によると、強度は綿に比較して引張り強度で8倍、耐久性で4倍。中空の繊維構造を持ち、吸湿、吸汗性があり、通気性に優れる。
  18. ^ ヘンプの機能性テストデータ
  19. ^ http://fooddb.jp/result/result_top.pl?USER_ID=18880
  20. ^ 明治28年 毎日新聞
  21. ^ a b Mark Strauss、三枝小夜子・訳 (2015年6月11日). “マリファナ合法化の波、米連邦にも 医療用から広がる規制緩和”. ナショナル・ジオグラフィック日本語版. http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/060300130/ 2015年10月1日閲覧。 

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、アサに関連するメディアがあります。
ウィキスピーシーズにアサに関する情報があります。
  • ヘンプ・オイル
  • ラスタファリ運動
  • 美麻村
  • 大麻取締法
  • 神麻続機殿神社

参考文献

  • 山本郁男「大麻文化科学考(その1)第1章 ・第2章 大麻の文化」、『北陸大学紀要』第14号1990年、 1-15頁。
  • 山本郁男「大麻文化科学考(その2)第2章 大麻の文化」、『北陸大学紀要』第15号1991年、 1-20頁。
  • 山本郁男「大麻文化科学考(その3)第3章 大麻と法律」、『北陸大学紀要』第16号1992年、 1-20頁。
  • 山本郁男「大麻文化科学考(その5)第5章 日本薬局方と大麻」、『北陸大学紀要』第18号1994年、 1-13頁。
  • 山本郁男「大麻文化科学考(その7)第7章 大麻(アサ)の栽培、育種」、『北陸大学紀要』第20号1996年、 9-25頁。
  • 富沢清十郎 『大麻栽培法』 有隣堂書店、1913年。
表・話・編・歴
ハーブ・香辛料
 
ハーブ

アサ · アンゼリカ · イノンド · イングリッシュラベンダー(英語版) · エパソーテ · オレガノ · カレーリーフ · クルマバソウ(英語版) · コショウソウ · コリアンダー (シアントロ) · シシリー · シソ · シソクサ(英語版) · ジンブー(英語版) · スイバ · セージ · セイボリー · タイバジリコ(英語版) · タイホーリーバジル · タイム · タラゴン · チャービル · チャイブ · ドクダミ · ナギナタコウジュ · バジリコ (バジル) · パセリ · ヒソップ · ピペルアウリツム(英語版) · ベトナムコリアンダー(英語版) · ヘンルーダ · ボリビアンコリアンダー(英語版) · ボルド(英語版) · マジョラム · ミツバ · ミント · メキシカンコリアンダー (ロングコリアンダー)(英語版) · ルリジサ · レモンバーム · レモンバーベナ · レモンマートル · ローリエ · レモングラス · ローズマリー · ラベージ

 
香辛料

アサフェティダ · アジョワン · アナルダナ · アニス · アムチュール (マンゴーパウダー) · アリゲーターペッパー · アレッポペッパー · イノンド · ウコン · オールスパイス · カイエンペッパー · カシア · ガジュツ · カラシナ · カホクザンショウ · カルダモン · キャラウェイ · クスノキ · クミン · クラチャイ · クローブ · クロガラシ · 黒カルダモン · ケシノミ · コクム · コショウ · ゴマ · コリアンダー · サッサフラス · サフラン · サルサパリラ · 塩 · シトラスピール シナモン · シヌスモーレ · ジュニパーベリー · ショウガ · 小ガランガル · シロガラシ · スペインカンゾウ · セリムグレイン · セロリ · タスマニアペッパー · タマリンド · チャロリー · 陳皮 · 唐辛子 · トウシキミ · トンカ豆 · ナツメグ · ナンキョウソウ · ニオイクロタネソウ · ニンニク · バーベリー · ゴルパー · バニラ · パプリカ · パラダイスグレイン · バンウコン · ヒッチョウカ · ヒハツ · ヒハツモドキ · フェヌグリーク · フェンネル · ブラジリアンペッパー · ブラッククミン · ブラックライム · ホースラディッシュ · マウラブチェリー · マラバスラム · メース · ラドゥニ · リツェアクベバ · ローズ · ワサビ ·

 
スパイスミックス

アドジカ · アドヴィエ · エルブ・ド・プロヴァンス · オールドベイシーズニング · カーメリスネリ · ガーリックソルト · ガラムマサラ · カレー粉 · キャトルエピス · クラブボイル · 五香粉 · ザーター · シーズンドソルト · 七味唐辛子 · ジャークスパイス · セイボリー · タビル · タンドリーマサラ · チャートマサラ · チャウンク · チュニジアンファイブスパイス · チリパウダー · バハラット · ハリッサ · バルバレ · ハワイジ · パンチフォロン · ファインハーブ · ブーケガルニ · ブクヌ · ペルシャード · マサラ · ミックススパイス · ミトミタ · レモンペッパー · パンプキンパイスパイス · レカードロジョ

 
関連項目
マリネ · スパイスラブ


UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

  • 1. 食物アレルギー:栄養上の問題 management of food allergy nutritional issues
  • 2. 薬物乱用検査(DOA) testing for drugs of abuse doa
  • 3. 大麻使用障害:疫学、合併症、および病因 cannabis use disorder epidemiology comorbidity and pathogenesis
  • 4. 職業性肺疾患のイメージング imaging of occupational lung diseases
  • 5. 大麻(マリファナ):急性中毒 cannabis marijuana acute intoxication

Japanese Journal

  • 最凶事件はなぜ起きた? 佳苗、美代子、美由紀……。毒婦と化した女たちの"共通点"
  • 岩井 志麻子
  • 婦人公論 98(1), 134-136, 2013-12-22
  • NAID 40019502544
  • 不倫騒動に脳梗塞、乳がん 50歳を目前に私を襲った出来事 (決意の独占告白 もう後ろは振り返らない)
  • 麻木 久仁子
  • 婦人公論 98(1), 50-53, 2013-12-22
  • NAID 40019502369
  • 海外動向 米国と韓国におけるモバイル・サービス事業者のグローバル・プラットフォーム戦略の動向 : Facebook、Twitter、カカオトーク、LINEの戦略比較
  • 三澤 かおり,田中 絵麻
  • ICT world review 5(5), 39-52, 2013-12-00
  • NAID 40019561225

Related Links

  • ヘンプ・レストラン麻 - HEMP RESTAURANT ASA
ヘンプレストラン麻は、現在休業中です。 麻の実食品や雑貨などは通信販売でご注文いただけます。 ヘンプキッチン (麻の通販サイト) クッキングラボ (麻の実料理教室開催中) メルマガ登録 (お得なキャンペーン情報を ...
  • 日本麻紡績協会
環境に優しい至高の天然繊維「麻」。当ホームページでは、優れた特性をもつ天然繊維「麻」をご紹介します。 ... 今回の東日本大震災により被災された方々に 謹んでお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い


Related Pictures

麻と共に暮らす☆極上の日常フリーテクスチャ素材館/麻の生地・フリーテクスチャ(PHOTO)麻布料设计图__背景底纹_底纹边框_设计图库_昵图网nipic.com野州麻 〜日本一のブランド麻収穫を見学〜 – 銀座とみひろ麻 | 素材・背景 | 素材箱 -商用利用OK! 無料写真素材・ベクター 麻 | 内野株式会社麻(植物)_图片_互动百科☆麻☆ | 笑 店 - 楽天ブログ

Japan Pharmaceutical Reference

薬効分類名

  • ウイルスワクチン類

販売名

「ビケンCAM」

組成

製法の概要

  • 本剤は、弱毒生麻しんウイルス(田辺株)を伝染性の疾患に感染していないニワトリ胚培養細胞で増殖させ、得たウイルス液を精製し、安定剤を加え充填した後、凍結乾燥したものである。
    なお、本剤は製造工程でウシの血液由来成分(血清)、乳由来成分(ラクトース)及びブタの膵臓由来成分(トリプシン)を使用している。

組成

  • 本剤を添付の溶剤(日本薬局方注射用水)0.7mLで溶解した時、液剤0.5mL中に次の成分を含有する。

有効成分

  • 弱毒生麻しんウイルス(田辺株) 5000PFU以上

緩衝剤

  • リン酸水素ナトリウム水和物 0.7mg
  • リン酸二水素ナトリウム 0.07mg

安定剤

  • 乳糖水和物 18mg
  • D−ソルビトール 5.4mg
  • L−グルタミン酸ナトリウム 1.8mg

抗菌剤

  • カナマイシン硫酸塩 36μg(力価)以下
  • エリスロマイシンラクトビオン酸塩 11μg(力価)以下

着色剤

  • フェノールレッド 7μg以下

希釈剤

  • TCM-199(炭酸水素ナトリウム、フェノールレッド含) 残量
  • 乳糖水和物・エリスロマイシンラクトビオン酸塩:ウシの乳由来成分。
  • 抗菌剤及び着色剤はウイルス培養に用いるMEM培地及びTCM-199(炭酸水素ナトリウム、フェノールレッド含)培地中に含有する。

禁忌

(予防接種を受けることが適当でない者)

  • 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
  • 明らかな発熱を呈している者
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
  • 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
  • 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する者及び免疫抑制をきたす治療を受けている者(「相互作用」の項参照)
  • 妊娠していることが明らかな者
  • 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者


効能または効果

  • 麻しんの予防
  • 本剤を添付の溶剤(日本薬局方注射用水)0.7mLで溶解し、通常、その0.5mLを1回皮下に注射する。

接種対象者

定期の予防接種

  • 第1期 生後12月から24月に至るまでの間にある者。
  • 第2期 5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある者(小学校就学前の1年間にある者)。

任意の予防接種

  • 任意接種として、性、年齢に関係なく接種できる。

輸血及びガンマグロブリン製剤投与との関係

  • 輸血又はガンマグロブリン製剤の投与を受けた者は、通常、3カ月以上間隔を置いて本剤を接種すること。また、ガンマグロブリン製剤の大量療法において200mg/kg以上投与を受けた者は、6カ月以上間隔を置いて本剤を接種すること。(「相互作用」の項参照)

他のワクチン製剤との接種間隔

  • 他の生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上間隔を置いて本剤を接種すること。(「相互作用」の項参照)
  • また、不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔を置いて本剤を接種すること。
    ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。

重大な副作用

  • ショック、アナフィラキシー(0.1%未満):ショック、アナフィラキシ−(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)があらわれることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
  • 血小板減少性紫斑病:血小板減少性紫斑病があらわれることがある(100万人接種あたり1人程度)。通常、接種後数日から3週ごろに紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等があらわれる。本症が疑われる場合には、血液検査等の観察を十分に行い、適切な処置を行うこと。
  • 急性散在性脳脊髄炎(ADEM)(頻度不明):急性散在性脳脊髄炎(ADEM)があらわれることがある。通常、接種後数日から2週間程度で発熱、頭痛、けいれん、運動障害、意識障害等があらわれる。本症が疑われる場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行うこと。
  • 脳炎・脳症:脳炎・脳症があらわれることがあるので(100万人接種あたり1人以下)、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行うこと。
  • けいれん(0.1〜5%未満):熱性けいれんを起こすことがある。異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

薬効薬理

  • 麻しんウイルスは経気道的に感染し、上気道及び局所リンパ節で増殖後ウイルス血症を起こして全身の標的器官に運ばれ、発症すると考えられている2)。予め本剤の接種により、麻しんウイルスに対する液性免疫及び細胞性免疫が獲得されていると、その後に麻しんウイルスの曝露を受けても、獲得している免疫によってウイルスの増殖が抑制されて発症は阻止される。

★リンクテーブル★
リンク元「アサ」「hemp」「大麻植物」「ハシッシュ」
拡張検索「第四脳神経麻痺」「低K性四肢麻痺」

「アサ」

  [★]

英
hemp、Cannabis sativa、Cannabis
関
大麻、大麻植物、マリファナ、麻、ハシッシュ、カンナビス属、カンナビス、Cannabis属
同
大麻

「hemp」

  [★]

アサ、麻

関
Cannabis、Cannabis sativa、hashish、hemp plant、marijuana

   

「大麻植物」

  [★]

英
hemp plant
関
アサ、大麻、マリファナ、麻、ハシッシュ

「ハシッシュ」

  [★]

英
hashish
関
アサ、大麻、大麻植物、マリファナ、麻

「第四脳神経麻痺」

  [★]

英
fourth nerve palsy
関
上斜筋波動症、滑車神経麻痺、滑車神経疾患

「低K性四肢麻痺」

  [★] 低K性周期性四肢麻痺

「https://meddic.jp/index.php?title=麻&oldid=79921」から取得
  • Privacy policy
  • About us
  • Disclaimer
  • Contact us
.