- 英
- cervical plexus
- 関
- 頚神経叢
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/11/15 17:03:15」(JST)
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頚神経叢(けいしんけいそう)とは脊髄神経から分岐し頭・首・上肢のうちに頭・顔・首へ繋がる神経叢の名称。
頚神経叢は脊髄神経から分岐し頭部・背中・肩部と上肢のうち鎖骨・肩・上腕・前腕・手に繋がる腕神経叢と相互に連結しているためこれらを合わせて頚腕神経叢と呼ぶ。
目次
- 1 頚神経叢の構成
- 2 皮枝
- 3 筋枝
- 4 関連項目
頚神経叢の構成[編集]
頚神経叢は第1頚神経~第4頚神経の前枝から構成されており、胸鎖乳突筋に覆われて側頚部にある。
枝は皮枝と筋枝に分かれる。
皮枝[編集]
小後頭神経(C2~C3)→ 後頭部
大耳介神経(C2~C3)→ 耳介後部および耳下腺付近
頚横神経(C3)→ 側頚部および前頚部
鎖骨上神経(C3~C4)→ 鎖骨上下および肩
いずれも胸鎖乳突筋の後縁から皮下に現れ、小後頭神経は胸鎖乳突筋と僧帽筋との間を斜めに後上し、大耳介神経は胸鎖乳突筋の表面を上方へ行き、頚横神経は胸鎖乳突筋の表面を前方へ行き、鎖骨上神経は数枝に分かれ、鎖骨の表面を下方へ走り、全体として放射状に分散し上述の各分布区域の皮膚に行く。
筋枝[編集]
後頭筋群に枝を与えているほか、副神経と吻合し、C2~C4を主体に胸鎖乳突筋と僧帽筋に、また頚神経ワナとして舌下神経と吻合しながら舌骨下筋群に枝を送っており、他に頚神経叢の筋枝として横隔神経(C3~C5)をあげられ、C4を主体にその上下の頚神経1~2本から構成され、頚神経叢を出ると前斜角筋前を下行し、胸腔に入り、心嚢と縦隔胸膜の間を通り、横隔膜に達し(その時に、肺門前を通るものの迷走神経は肺門の後を下がる)筋に分布し、途中で心嚢と胸膜にも知覚枝を送る。
関連項目[編集]
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Japanese Journal
- 千々和 秀記,高根 陽子,坂本 菊男,梅野 博仁,中島 格,山内 俊彦,清川 兼輔
- 頭頸部癌/ 日本頭頸部癌学会 32(4), 494-498, 2006-12-25
- NAID 10018452835
- 上野 則之,須藤 光,服部 康夫,弓削 庫太,宮木 孝昌,伊藤 博信
- 日本耳鼻咽喉科学会会報 96(2), 212-218,365, 1993
- … 外耳領域における神経分布について肉眼解剖学的手法を用いて検討し, 以下の結果を得た.<BR>ヒトおよびスンクスともに三叉神経, 顔面神経, 迷走神経の3種の脳神経と頸神経叢の枝が外耳領域へ分布しており, 分布する神経の種類において種差は認めなかったが, その分布面積の割合に差があるものと思われた. …
- NAID 130000996132
Related Links
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- 頚神経叢 頚神経叢(PI. cervicalis) 解剖 1 .頚部脊髄神経(後枝)は後頭下神経(CtO)後 枝)として項部の諸筋を支配し、大後頭神経 (C2 の後校)は後頭部の皮膚の知覚を盲j どる。頚神経( 後枝)は項部の知覚を司どる。1I 圭頁剖~;寄世直キ申幸 ...
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★リンクテーブル★
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頚神経叢、頸神経叢
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- 英
- nerve
- ラ
- nervus
- 関
- ニューロン
解剖で分類
- 中枢神経 central nervous systen CNS
- 末梢神経 peripheral nervous system PNS
情報で分類
- 感覚神経 sensory nerve = 求心性線維 afferent nerve
- 運動神経 motor nerve = 遠心性線維 efferent nerve
機能で分類
- 体性神経 somatic nervous system SNS
- 自律神経 autonomic nervous system ANS