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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2019/06/16 01:51:50」(JST)
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安中散(あんちゅうさん)は、漢方薬の一つ。胃の痛み、胸やけ、胃もたれ、食欲不振などに用いる。出典は『和剤局方』。
構成生薬
- 桂枝(ケイシ)(日本のエキス製剤では桂皮(ケイヒ)で代用されていることが多い)
- 延胡索(エンゴサク)
- 牡蛎(ボレイ)
- 茴香(ウイキョウ)
- 甘草(カンゾウ)
- 縮砂(シュクシャ)
- 良姜(リョウキョウ)
適応
冷えや寒冷の飲食物などで生じた腹部(特に上腹部)の痛みを中心に使用する。胃炎、胃アトニー、胃酸過多症、胃潰瘍による胃痛など。
商品
処方名以外の商品名をつけて販売されることもあり、武田薬品工業では「タケダ漢方胃腸薬A」「タケダ漢方胃腸薬A末」の商品名で、小太郎漢方製薬では「アンチュンN」の商品名で販売しており、太田胃散では安中散加茯苓末を「太田漢方胃腸薬Ⅱ」の商品名で販売している[1]。大正製薬の「大正漢方胃腸薬」は安中散末+芍薬甘草湯エキス末配合で、「大正漢方胃腸薬「爽和」」は安中散末+四逆散乾燥エキス末配合。
脚注
- ^ クラシエ、ツムラなどでは安中散として販売している。
関連項目
Japanese Journal
- 漢方薬 : 上部消化管領域 (特集 消化管治療薬 外来での使いどころ) -- (領域別消化管治療薬の使い方)
- 心窩部痛を伴うFD患者の消化器症状に対する安中散の効果
- ファルマシア 52(4), 280-281, 2016
- … 取得するまでに苦労したこと,取得してから自分の仕事がどう変化したか,患者への貢献度などについて執筆してもらうことにより,本制度の将来像について考えてみることとしたい.<br>表紙の説明:安中散などの漢方薬に使われるエンゴサクは,日本薬局方収載生薬で,日本名別名「延胡索」である.中国原産のチョウセンエンゴサクの塊茎を,通例,湯通ししたものであるが,国産のジロボウエンゴサクやヤ …
- NAID 130005141521
Related Links
- ストレスによる胃のあたりの不快感にも 「安中散」は神経質な人に向く薬ともされ、ストレスによる胃のあたりの膨張感、不快感などにも用いられます。胃下垂の人に多い、胃アトニー(胃無力症)にともなう不快症状の改善にも ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
本草安中散料エキス顆粒−M
組成
- 本品7.5g中 (3包中)
日局ケイヒ ……… 4.0g
日局エンゴサク … 3.0g
日局ボレイ ……… 3.0g
日局ウイキョウ……1.5g
日局シュクシャ……1.0g
日局カンゾウ …… 1.0g
日局リョウキョウ …0.5g
より製した水製乾燥エキス1.0gを含有する。
添加物
- 乳糖水和物、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム
効能または効果
- やせ型で腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛または腹痛があって、ときに胸やけ、げっぷ、食欲不振、はきけなどを伴う次の諸症:
神経性胃炎、慢性胃炎、胃アトニー。
- 通常成人は1日7.5gを3回に分割し食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
重大な副作用
偽アルドステロン症
- 低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察 (血清カリウム値の測定等) を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパシー
- 低カリウム血症の結果としてミオパシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
★リンクテーブル★
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- 関
- 漢方製剤、安中散
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