- 英
- international unit、IU
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2018/01/09 03:21:42」(JST)
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この項目では、薬理学の用語について説明しています。単位の国際標準、いわゆるSI単位については「国際単位系」をご覧ください。 |
国際単位(こくさいたんい、IU)は、薬理学で用いられる、生体に対する効力でその量を表す単位。
ビタミンAなどの脂溶性ビタミンに対して用いられる。
1IUは、
- ビタミンA: 0.300μg
- ビタミンC: 50μg
- ビタミンD: 0.025μg
- ビタミンE(dl-α-トコフェロール): 1mg
と定められている。
ビタミンEの形態と国際単位
なお、市販のビタミンE製剤やサプリメントにおける、d-α-トコフェロールの含有量の目安になる国際単位との換算に関しては次の通り。
- 合成であるラセミ体のdl-α-トコフェロールには、食品分野で防腐剤=酸化防止剤として用いられるように、抗酸化活性はあっても、dl体はバイオアベイラビリティが低い上に、妊孕能に関するようなビタミンとしての活性はないので、1mg=1IUである。
- 酢酸dl-α-トコフェロールは、酢酸d-α-トコフェロールよりもバイオアベイラビリティが低く、酢酸d-α-トコフェロールはd-α-トコフェロールよりもバイオアベイラビリティが低い。従って、アセチル基で酸化防止されていない天然サプリメントなどに含まれるd-α-トコフェロールが1mg=1.5 IUとなる。
- 抗癌効果があるとされ、海外でサプリメントとして市販されているコハク酸d-α-トコフェロール(水溶性)は、1mg=1.2 IUである。
以下、IUとαトコフェロール当量(α-TE)と形態との関係を表にして示す。
ビタミンEの形態 |
IU / mg |
1 α-TE |
RRR-α-トコフェロール |
1.49 |
1.00 mg |
All-rac-α-トコフェロール |
1.10 |
1.36 mg |
RRR-α-トコフェロール酢酸塩 |
1.36 |
1.10 mg |
RRR-α-トコフェロールコハク酸塩 |
1.21 |
1.23 mg |
All-rac-α-トコフェリル酢酸塩 |
1.00 |
1.49 mg |
All-rac-α-トコフェリルコハク酸塩 |
0.89 |
1.67 mg |
符号位置
記号 |
Unicode |
JIS X 0213 |
文字参照 |
名称 |
㍺ |
U+337A |
- |
㍺
㍺ |
国際単位 |
|
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Japanese Journal
- 藤井 賢一
- 日本物理學會誌 69(9), 604-612, 2014-09-05
- … 術を中心に紹介し,キログラムの定義改定をめぐる研究開発の動向について解説する.定義改定後は磁気定数や電気定数(真空の透磁率や誘電率),炭素^<12>Cのモル質量など,これまでは不確かさのない定数として扱われてきたものが,微細構造定数などの値に応じて変化する測定量(変数)になる.本稿では,国際単位系の定義改定が与える影響についても考察し,キログラムの定義改定がもたらす新たな可能性について述べる. …
- NAID 110009843759
- 圧力測定の「ものさし」となる圧力標準(ヘッドライン:物理定数やさまざまな基準はどのように決まったのか)
Related Links
- National Metrology Institute of Japan ... フランス革命の時代における十進法によるメートル法の創設,引き続き1799年6月22日付けでのメートルとキログラム原器の国立公文書館への保管。
- 国際単位系(SI) 量を測定する際に、比較の基準として用いる一定の大きさの量を『単位』といいます。 単位は約束によって決めることができます。しかし、測定結果は用いた単位の普遍性の およぶ範囲に限られます。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン「北里第一三共」シリンジ
組成
製法の概要
- 本剤は、百日せき菌I相菌(東浜株)の培養液を硫安分画法、蔗糖密度勾配遠心分画法などの物理化学的方法で感染防御抗原画分を抽出、分離、精製したのち、残存する毒性をホルマリンで減毒した防御抗原を含む液と、ジフテリア菌(Park-Williams No.8株)及び破傷風菌(Harvard株)の産出する毒素をそれぞれ精製濃縮し、ホルマリンでトキソイド化したジフテリアトキソイド及び破傷風トキソイドを混合したものに、アルミニウム塩を加えて不溶性としたものである。
なお、本剤は製造工程でウシの乳由来成分(カザミノ酸、ペプトン、スキムミルク)、ウマの血液由来成分(血清、脱繊維素血液)、ヒツジの血液由来成分(血清)、及びブタの膵臓由来成分(パンクレアチン)を使用している。
組成
- 本剤は、0.5mL中に下記の成分・分量を含有する。
有効成分
- 百日せき菌の防御抗原 4単位以上
ジフテリアトキソイド 15Lf以下(14国際単位以上)
破傷風トキソイド 2.5Lf以下(9国際単位以上)
不活化剤
- ホルマリン(ホルムアルデヒド換算) 0.05mg以下
緩衝剤
- リン酸水素ナトリウム水和物 0.35mg
リン酸二水素ナトリウム 0.40mg
等張化剤
アジュバント
- 水酸化ナトリウム 0.21mg
リン酸三ナトリウム 0.81mg
塩化アルミニウム 0.90mg
禁忌
(予防接種を受けることが適当でない者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
- 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
効能または効果
- 本剤は、百日せき、ジフテリア及び破傷風の予防に使用する。
○初回免疫
- 通常、1回0.5mLずつを3回、いずれも3〜8週間の間隔で皮下に注射する。
○追加免疫
- 通常、初回免疫後6箇月以上の間隔をおいて、(標準として初回免疫終了後12箇月から18箇月までの間に)0.5mLを1回皮下に注射する。
接種対象者・接種時期
- 本剤の接種は生後3月から90月までの間にある者に行うが、初回免疫については、標準として生後3月から12月までの者に、追加免疫については、標準として初回免疫終了後12月から18月を経過した者に接種すること。なお、被接種者が、保育所、幼稚園等の集団生活に入る場合には、その前に接種を完了することが望ましい。
他のワクチン製剤との接種間隔
- 生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上、また他の不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔を置いて本剤を接種すること。
ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
慎重投与
(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去にけいれんの既往のある者
- 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
- 本剤の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある者
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー
(0.1%未満)
- ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)があらわれることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
血小板減少性紫斑病
(0.1%未満)
- 血小板減少性紫斑病があらわれることがある。通常、接種後数日から3週ごろに紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等があらわれる。本症が疑われる場合には、血液検査等の観察を十分に行い、適切な処置を行うこと。
脳症
(頻度不明)
- 脳症があらわれることがある。接種後、発熱、四肢麻痺、けいれん、意識障害等の症状があらわれる。本症が疑われる場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行うこと。
けいれん
(頻度不明)
- けいれんがあらわれることがある。通常、接種直後から数日ごろまでにけいれん症状があらわれる。本症が疑われる場合には、観察を十分に行い、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 百日せき、ジフテリア及び破傷風を予防するためには、生体内にあらかじめ各々の感染防御抗原に対する血中抗体が一定(感染防御レベル)以上産生されている必要がある。
百日せきは罹患小児の回復期血清で、抗PT抗体及び抗FHA抗体をELISA法により測定した結果から、両抗体共少なくとも10EU(ELISA単位)以上が血中に存在すればよいと考えられている。3)
ジフテリアに対する感染防御は、0.01IU(国際単位)/mLの抗毒素(抗体)が、また破傷風に対する感染防御は、0.01IU/mLの抗毒素がそれぞれ血中に存在すればよいと考えられている。4) 5)
沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチンを2回接種後4週間すると、一時的に百日せき、ジフテリア、及び破傷風、いずれも前述の防御レベル以上の抗体価が得られるが、含まれる抗原成分が不活化されたものであるため、漸次各々の抗体価は低下する。したがって、それ以後少なくとも数年にわたり、感染防御効果を持続(抗体価レベルの維持)するためには、初回免疫及び追加免疫が必要である。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- international unit
[★]
- 英
- International System of Units, international system of units
- 同
- SI
- 関
- SI単位系
[★]
- 英
- international unit of gonadotropin
[★]
浸透圧
2007年後期生理学実習書(1)
- 浸透圧は粒子数に比例するので、浸透圧を粒子数で表してもよい。このときに用いられる粒子数の単位がOsm
- πV=nRT (ファントホッフの法則から)
- 浸透圧
反応に関わる分子の数を表す
- 当量(Eq)=物質量(mol) x 価数(無次元)
- 生理学において、電気的な中性であるかを考えるためによく使われる。
- Ca2+が1mmol/l存在するとき、2mEq/lとも表すことができる。水溶液が電気的に中性であるならば、2mEq/l分の陰イオンが存在すると考えてよいことになる。
化学当量
臨床検査
- 単位変換 SI unit<-> conventional unit