出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/10/06 14:24:48」(JST)
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圧力 pressure |
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量記号 | P |
次元 | L −1 M T −2 |
種類 | 2階テンソル |
SI単位 | パスカル (Pa) |
CGS単位 | バール (bar) |
MKS重力単位 | 重量キログラム毎平方メートル (kgf/m2) |
CGS重力単位 | 重量グラム毎平方センチメートル (gf/cm2) |
FPS重力単位 | 重量ポンド毎平方インチ (psi) |
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圧力(あつりょく、英語:pressure)は、単位面積当たりにかかる力である。国際単位系(SI)における圧力の単位は、パスカル(Pa)である。
P = F / S、すなわち 1 Pa = 1 N / m2 である。
圧力をかけたり変化させたりすることで、以下のような性質を示す物質がある。
超高圧実験装置にはプレス型とダイヤモンドアンビルを使ったものとに二分できる。
プレス型は、ピストンシリンダーなどを使って生じた圧力を油圧(直接加圧する場合もあり)で伝達して試料を押す。発生可能な圧力の大まかな目安は数万気圧(数GPa)である。比較的広い圧力発生空間を確保することができ、多彩な物性測定実験が可能となっている。
ダイヤモンドアンビルセル(Diamond Anvil Cell: DAC)は、天然または人工合成のダイヤモンドを使って超高圧を実現するもので、小型(手のひらサイズ)で、透明(光学的な観測が可能)であり、サブテラパスカル(数百万気圧、数百GPa)までの加圧が可能である。一方、ダイヤモンドそのものが大型化できないので、試料は大変小さなものにしなければならない。ダイヤモンド以外に、サファイア、炭化ケイ素を使ったアンビルセルもあるが、加圧できる圧力はダイヤモンドよりも劣る。
上記の高圧実験は通常、静水圧が前提であるが、動的に圧力を加える実験として衝撃圧縮実験がある。
他に非等方的な圧力実験の試みもある。
ビリアルの定理から求める。圧力Pは、
で求まる。上式で、は統計的な平均、右辺()内第一項は、粒子の全運動エネルギーの和、第二項は粒子間に働く力(= )と粒子の座標との積の和である。iは粒子の指標。 mi は粒子の質量。は粒子の座標の位置ベクトル。は適当なポテンシャル。 V は系の体積。
系の全エネルギーの体積微分が、圧力(静水圧)である。歪に対する微分がストレスになる。圧力Pの表式は(Vを系の体積として)、
となる。バンド計算でのより具体的な圧力(ストレス)の求め方は、ニールセンとマーティンによる論文[1][2]が参考になる。
詳細は「圧力測定」を参照
圧力を測定する装置を「圧力計」といい、次のようなものが代表的である。また、圧力計は液位計としても利用される。
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