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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/01/21 08:25:00」(JST)
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ローリー法(ローリーほう、Lowry method, Lowry protein assay)はタンパク質の定量分析法としてよく用いられる方法。
ビウレット反応(2価銅イオンとペプチド結合の反応)とアミノ酸側鎖の酸化反応とを組み合わせたものである。タンパク質濃度が0.01から1.0mg/mlの範囲に適している。
タンパク質溶液にアルカリ性条件で硫酸銅、次いでフォリン-チオカルトー試薬(Folin-Ciocalteu reagent)を加えて反応させ、750nm吸光度(眼には青藍色に見える)を測定する。フォリン-チオカルトー試薬はタングステン酸、モリブデン酸、リン酸等から作られ、フェノールの検出にも用いられるのでフェノール試薬ともいう。芳香族アミノ酸(トリプトファンとチロシン)およびシステインとの反応によりホスホタングステン酸・ホスホモリブデン酸が還元され、750nm付近に吸収を生じる。この吸収波長はビウレット反応生成物にも近く、ビウレット法単独より感度が100倍ほど高くなっている。
操作は容易なので、紫外吸収法やブラッドフォード法とならびよく使われる。ただし反応に時間がかかる、タンパク質の種類(アミノ酸組成)により感度が異なる、遊離アミノ酸・フェノール類・還元剤・EDTAなどにより妨害されるといった欠点がある。これをもとに改良した方法としてビシンコニン酸法(BCA法)なども用いられている。
参考文献
- Lowry et al., J. Biol. Chem. 193: 265-275, 1951.
関連項目
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Japanese Journal
- 光照射後に遮光下に置いた酸化チタンのラジカル生成による抗菌作用と有機質除去作用
- 近内 理代,五味 一博,八島 章博,大島 朋子
- 日本歯科保存学雑誌 54(1), 1-9, 2011-02-28
- 酸化チタンは励起波長域の光が照射されると活性酸素種を発生することで光触媒作用を示し,強い酸化還元作用と優れた親水作用を示すことが知られている.特にアナターゼ型酸化チタンは強い光触媒作用を示す.歯科領域では,歯の漂白に応用されているが,口腔内には光が容易に届かないことから,酸化チタンの歯科治療応用への研究は進んでいない.そこでわれわれは,光照射し励起させた酸化チタンの遮光後の活性酸素種の発生状態や抗 …
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