ナブメトン
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Japanese Journal
- P-539 アルブミン分子上におけるサイトII結合阻害薬ナブメトン(レリフェン)と脂肪酸の変化を利用した投与法に関する基礎的検討(10.TDM・投与設計,"薬剤師がつくる薬物治療"-薬・薬・学の連携-)
- 徳永 仁,高村 徳人,帖佐 悦男,藤田 健一,奥村 学,山崎 啓之,横田 崇,緒方 賢次,日高 宗明,黒木 教彰,甲斐 晃弘,千代反田 晋,中村 禎志,川井 恵一,有森 和彦
- 日本医療薬学会年会講演要旨集 14, 351, 2004-09-01
- NAID 110006960005
- 非ステロイド性抗炎症鎮痛剤レリフェン^<【○!R】>錠(ナブメトン)の使用成績調査
- 西田 春昭,安藤 周治,青山 美紀,杉浦 公治,鈴木 智雄,玉腰 修,山川 謙二,小沼 吉朗,伊東 万里子,樋口 貞夫,岩間 順一,小原 正雄
- 炎症 : 日本炎症学会雑誌 : Japanese journal of inflammation 20(1), 65-86, 2000-01-29
- NAID 10009360820
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- レリフェンとは?ナブメトンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる( おくすり110番:薬事典版)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
レリフェン錠400mg
組成
- レリフェン錠400mgは1錠中に「日局」ナブメトン400mgを含有する製剤である。
添加物
- 結晶セルロース、ヒプロメロース、*デンプングリコール酸Na、ステアリン酸Mg、酸化チタン、マクロゴール、カルナウバロウを含有する。
禁忌
- 消化性潰瘍のある患者(ただし、「慎重投与」の項参照)[プロスタグランジン生合成抑制作用により胃の血流量が減少し、消化性潰瘍を悪化させるおそれがある。]
- 重篤な血液の異常のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 重篤な肝障害のある患者[副作用として肝障害が報告されており、肝障害を更に悪化させるおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者[プロスタグランジン生合成抑制作用による腎血流量の低下等により、腎障害を悪化させるおそれがある。]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発させるおそれがある。]
- 妊娠末期の婦人[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
効能または効果
下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛
- 関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎
- 通常、成人にはナブメトンとして800mgを1日1回食後に経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
慎重投与
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍を再発させるおそれがある。]
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者[ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者[血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある。]
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化又は再発させるおそれがある。]
- 腎障害又はその既往歴のある患者[腎障害を悪化又は再発させることがある。]
- 心機能障害のある患者[プロスタグランジン生合成抑制作用により、浮腫、循環体液量の増加が起こり、心臓の仕事量が増加するため、症状を悪化させるおそれがある。]
- 高血圧症の患者[プロスタグランジン生合成抑制作用により、浮腫、循環体液量の増加が起こり、血圧を上昇させるおそれがある。]
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息の患者[喘息発作を悪化させるおそれがある。]
- 潰瘍性大腸炎の患者[症状が悪化するおそれがある。]
- クローン病の患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
- ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、蕁麻疹、顔面浮腫等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺炎
- 間質性肺炎があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、労作時息切れ等の呼吸器症状があらわれた場合には、速やかに胸部X線、血液ガス分析等の検査を実施し、間質性肺炎が疑われる場合には直ちに投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤を投与するなど適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
- AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
ネフローゼ症候群、腎不全
- ネフローゼ症候群、腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血管炎
- 血管炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
光線過敏症
- 光線過敏症があらわれることがあるので、皮膚の露光部に発赤、水疱等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗炎症作用4,5)
- ラットのカラゲニン足浮腫、モルモットの紫外線紅斑及びラットのアジュバント関節炎における抗炎症作用はアスピリンの約2.5〜6倍であった。
鎮痛作用4)
- ラットの炎症性疼痛(Randall-Selitto法)及びマウスの化学物質(酢酸Writhing法)に対する鎮痛作用はアスピリンの約2倍であった。
作用機序4,5)
- ナブメトンは経口投与されたとき未変化体のまま吸収され、体内で速やかに活性代謝物に変換される。この活性代謝物6-メトキシ-2-ナフチル酢酸はシクロオキシゲナーゼ活性抑制作用を有し、プロスタグランジン生合成を阻害することによって、抗炎症、鎮痛作用を発揮する。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 4-(6-Methoxynaphthalen-2-yl)butan-2-one
分子式
分子量
融点
性状
- 「日局」ナブメトンは、白色〜帯黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。アセトニトリルにやや溶けやすく、メタノール又はエタノール(99.5)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
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- 英
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- レリフェン
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- 非ステロイド性抗炎症薬
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- レリ徴候