- 英
- methyl methacrylate
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メタクリル酸メチル |
|
IUPAC名 |
メタクリル酸メチル(許容慣用名より誘導)
2-メチル-2-プロペン酸メチル(系統名) |
別名 |
MMA |
分子式 |
C5H8O2 |
分子量 |
100.12 |
CAS登録番号 |
[80-62-6] |
形状 |
無色液体 |
密度と相 |
0.94 g/cm3, 液体 |
融点 |
−48 °C |
沸点 |
101 °C |
SMILES |
CC(=C)C(=O)OC |
メタクリル酸メチル(—さん—、methyl methacrylate、略称 MMA)は、有機化合物の一種で、メタクリル酸のメチルエステルにあたる。主にメタクリル酸メチル樹脂(PMMA、アクリル樹脂の代表例)を製造するための原料モノマーとして用いられる。
製造
メタクリル酸メチルの、世界での年間生産量は約 210 万トンに達する。
工業的に用いられる主な製造法ではアセトンとシアン化水素(青酸)を原料とし、アセトンシアンヒドリンを中間体とする。この手法ではメタクリル酸メチルのほかに硫酸アンモニウムが副産する(ACH法)。
新しい手法では、エチレンにメタノール、一酸化炭素を付加させてプロピオン酸メチルとし、ホルムアルデヒドと脱水縮合させてメタクリル酸メチルを得る。
製造者
- 三菱レイヨン
- クラレ
- 旭化成ケミカルズ
- 三井化学
- 三菱ガス化学
- 住友化学
用途
メタクリル酸メチルは各種ポリマー合成の原料として用いられる。
メタクリル酸メチルだけを重合させたポリマーがアクリル樹脂の代表例であるメタクリル酸メチル樹脂で、ガラスの代替に用いられるほど透明性の高いプラスチックの代表例である。
- メタクリル酸メチル-ブタジエン-スチレン共重合樹脂(MBS)
メタクリル酸メチル、ブタジエン、スチレンの共重合で得られるMBS樹脂は、ポリ塩化ビニル (PVC) の改質剤として用いられる。
- スチレン-メタクリル酸メチル-無水マレイン酸共重合樹脂(SMM)
SMM樹脂は、PMMAに添加し相溶させると、特性を損なわずに耐熱性を向上させる改質剤となり、自動車のメーターパネル、光学フィルム、発光ダイオード用レンズなどに利用される[1]。
脚注
- ^ 「電気化学 SMM樹脂海外開拓」『化学工業日報』、2014年2月20日、P1、化学工業日報社
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Japanese Journal
- メタクリル酸メチル製造用金-酸化ニッケルコアシェル型ナノ粒子触媒の開発 (特集 工業触媒およびその周辺技術の最近の進歩)
- 黄変測定による樹脂ガラスの劣化評価 (特集 車両技術)
Related Links
- メタクリル酸メチル(—さん—、methyl methacrylate)は、有機化合物の一種で、 メタクリル酸のメチルエステルにあたる。メタクリル酸メチル樹脂(PMMA、アクリル樹脂 の代表例)を合成する際にモノマーとして用いられる。MMA と略称される。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
バルサルタン錠20mg「明治」
組成
- バルサルタン錠20mg「明治」は、1錠中に下記の成分を含有する。
有効成分
添加物
- 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール6000
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- アリスキレンを投与中の糖尿病患者(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)[非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。](「重要な基本的注意」3.の項参照)
効能または効果
- 高血圧症
- 通常、成人にはバルサルタンとして40〜80mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、1日160mgまで増量できる。
通常、6歳以上の小児には、バルサルタンとして、体重35kg未満の場合、20mgを、体重35kg以上の場合、40mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。ただし、1日最高用量は、体重35kg未満の場合、40mgとする。
- 国内においては小児に対して、1日80mgを超える使用経験がない。
慎重投与
- 両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者(「重要な基本的注意」1.の項参照)
- 高カリウム血症の患者(「重要な基本的注意」2.の項参照)
- 重篤な腎機能障害のある患者[腎機能障害を悪化させるおそれがあるため、血清クレアチニン値が3.0mg/dL以上の場合には、投与量を減らすなど慎重に投与すること。](「小児等への投与」の項参照)
- 肝障害のある患者、特に胆汁性肝硬変及び胆汁うっ滞のある患者[本剤は主に胆汁中に排泄されるため、これらの患者では血中濃度が上昇するおそれがあるので用量を減らすなど慎重に投与すること。外国において、軽度〜中等度の肝障害患者でバルサルタンの血漿中濃度が、健康成人と比較して約2倍に上昇することが報告されている。]
- 脳血管障害のある患者[過度の降圧が脳血流不全を引き起こし、病態を悪化させるおそれがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
(頻度不明)
次のような副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血管浮腫
- 顔面、口唇、咽頭、舌の腫脹等が症状としてあらわれることがあるので観察を十分に行うこと。
肝炎
腎不全
高カリウム血症
- 重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
ショック、失神、意識消失
- ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失があらわれることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。特に血液透析中、厳重な減塩療法中、利尿降圧剤投与中の患者では低用量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。
無顆粒球症、白血球減少、血小板減少
- 無顆粒球症、白血球減少、血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
間質性肺炎
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
低血糖
- 低血糖があらわれることがある(糖尿病治療中の患者であらわれやすい)ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症
- 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
天疱瘡、類天疱瘡
- 天疱瘡、類天疱瘡があらわれることがあるので、水疱、びらん等があらわれた場合には、皮膚科医と相談し、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- polymethyl methacrylate, PMMA
- 関
- 骨セメント
参考
[★]
メタクリル酸メチル
[★]
- 英
- methacrylic acid、methacrylate、methacrylic
- 関
- メタクリル、メタクリル酸塩
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- methacryl、methacrylic
- 関
- メタクリル酸