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「マラソン」のその他の用法については「マラソン (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
マラソン(marathon、英語発音: /ˈmærəˌθɑn/ マラサン)は、陸上競技の長距離走のひとつで、42.195キロメートルを走り、順位や時間を競う種目である。古代ギリシアの故事に由来する。
ただし、一般市民向けのスポーツ大会では、ハーフマラソン(21.0975Km)やクォーターマラソン(10.54875km)をはじめ42.195キロメートルよりも短い距離でも、道路を使う長距離走であれば、俗に「マラソン」と呼ぶことが多い。これに対し42.195kmの距離を走るマラソンをフルマラソンという。また、長時間に及ぶ作業なども「マラソン」に例えられている。
なお、本項では、特にハーフ等の指摘がない限り、マラソンはフルマラソンの意味で使用する。
目次
- 1 マラソンの名の由来
- 2 近代マラソンの開始
- 2.1 42.195kmの由来
- 2.2 女子の参加
- 2.3 競技の変化
- 3 マラソンの特徴
- 4 日本におけるマラソン
- 5 記録に関する用語
- 5.1 「最高記録」と「新記録」
- 5.2 グロスタイムとネットタイム
- 6 公認コースの主な条件
- 7 主要なマラソン大会
- 7.1 日本国外
- 7.2 日本国内(日本陸連主催/後援)
- 7.3 日本国内(主な市民マラソン大会)
- 8 歴代記録
- 8.1 世界歴代10傑
- 8.2 エリア記録
- 8.3 ジュニア世界歴代10傑
- 8.4 アジア歴代10傑
- 8.5 ジュニアアジア歴代10傑
- 8.6 日本歴代10傑
- 8.6.1 日本その他の記録
- 8.6.2 最遅記録
- 9 有名人のマラソン記録一覧
- 9.1 映画・テレビ関係
- 9.2 音楽関係
- 9.3 プロスポーツ選手
- 9.4 政治家
- 9.5 学者・小説家
- 10 脚注
- 11 関連項目
- 12 外部リンク
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マラソンの名の由来
紀元前450年9月12日、アテナイの名将ミルティアデスはマラトン(Marathon)に上陸したペルシャの大軍を奇策で撃退した。マラトンの戦いである。勝利というエウアンゲリオンをアテナイの元老に伝えるためにフィディピディス(Philippides)という兵士が伝令に選ばれた。フィディピディスはマラトンから約40km離れたアテナイまでを駆け抜け、アテナイの郊外で「我勝てり」と告げた後に力尽きて息を引き取ったと言われている[1]。この伝承はヘロドトスの『歴史』によるとされ、アテナイは現在のアテネとされる[2]。ただし、この話が史実かという点については諸説がある。戦いの日時を紀元前490年11月2日とする説もあり、プルタルコスによれば兵士の名前はエウクレス(Eukles)とされる。マラトンの戦いも参照。
近代マラソンの開始
上述の故事を偲んだフランスの言語学者ミシェル・ブレアルの提案により、1896年にアテネで開かれた第1回オリンピックにマラトンからアテネ競技場までの競走が加えられた[2]。これがマラソン競走の始まりである。
1982年より、故事にちなんでアテネクラシックマラソンが開催されるようになった。コースはマラトンよりアテネの競技場までの42.195kmである。1997年の世界選手権と2004年のアテネオリンピックはアテネクラシックマラソンと同じコースが使用された。
42.195kmの由来
オリンピックのマラソン距離
開催年 |
回次 |
距離 |
1896年 |
1 |
40km[3] |
1900年 |
2 |
40.26km |
1904年 |
3 |
40km |
1906年 |
(*1) |
41.86km |
1908年 |
4 |
42.195km |
1912年 |
5 |
40.2km |
1920年 |
7 |
42.75km |
1924年以降 |
8 |
42.195km |
(*1) 1906年は近代オリンピック制定10周年を記念した特別大会 |
マラソンの距離は42.195kmと設定されているが、これは古代マラソンに直接由来するものではない。オリンピックでマラソン競技が実施された当初は、大会ごとの競技距離は一定ではなく(同じコースを全選手が走ることが重要とされていたため)、約40kmで行われていた。競技距離が統一されたのは、第8回パリオリンピック以後であり、42.195km(26マイル385ヤード)とされた。この距離は第4回ロンドンオリンピック時の走行距離(市街地42km+競技場の200mトラック1周弱)をそのまま採用したものである。
第4回ロンドンオリンピックでは、当初、国王の住むウィンザー城からシェファードブッシュ競技場の26マイル(41.843km)で競うこととされていた。この際、時の王妃アレクサンドラが、「スタート地点は宮殿の庭で、ゴール地点は競技場のボックス席の前に」と注文したために半端な数字の距離(385ヤード)だけ延長されたという逸話がある。この大会で最初に競技場に到達したイタリアの選手ドランド・ピエトリはゴール地点を勘違いして直前(彼の認識におけるゴール)で倒れ、役員の助力でゴールしたため、のちに失格となった(ドランドの悲劇)。
女子の参加
第1回のアテネ五輪の当時、陸上競技は男子のみで行われており、マラソンも例外ではなかった(ただし、当日隠れて同じコースを走ったメルポメネという女性がおり、史上初の女子マラソンランナーとされる)。その後女子の陸上競技への参加が認められるようになっても、「女子がマラソンを走ることは生理的に困難」という見解が広く信じられ、オリンピックをはじめとするマラソン大会も男子のみで開催されていた。これに対して、1966年のボストンマラソンで主催者に隠れて参加する女子が出現、その後も年を追って非公式の女子の参加者が増えたため、1972年に女子の参加が認められた。
オリンピックで女子のマラソンが正式に採用されたのは、1984年のロサンゼルスオリンピックからである。
競技の変化
以前は、42kmの長丁場を考慮した心理的駆け引きと持久力が重要であった。しかし、近年は男子女子ともに高速化がめざましく、スピードも求められるようになってきた。これに伴い、ペースメーカーを利用したスリップストリームや、ラップの上げ下げでスピードのない選手をふるい落としていくなど自転車ロードレースの様な動きも見られるようになった。そのため、近年では5000mや10000mでのトップ競技者を中心とした高速化が特に男子で顕著となっている。
マラソンの特徴
- 従来から市民ランナーが参加できる大会も多く存在している。2007年から東京マラソンが日本陸連公認の大会としては初めて市民ランナーにも開放され[4]、3万人規模の大会として成功を収めている。なお一般の大会に於いては仮装ランナーも多数登場し大会を盛り上げているが、スポーツとしての側面からマラソンでの仮装には賛否両論がある[5]。
- 駅伝同様に公道を使用するので、交通規制が伴う競技であるが、殆どの大会が往復コース(特に公式記録樹立に関してはコースの大半が同じであることを条件としている)であること、また参加者が多いので競技時間が長く、駅伝以上に交通規制の時間が長くなる。それゆえタイムによる足きりによって(概ね5時間から6時間)参加者を絞り込んだり、コース中の数か所に関門を設け、規定の時間内の通過できなかった場合には続行不可能としたりすることによって、交通規制の時間を明確化している大会が多い。当日は周辺の商売やイベントは勿論、近距離の移動などにも不便を強いられることは多い。それでも「たった1日だけだから」と寛容に対処し、沿道での応援などで盛り上げる市民も多い。公道を使用する際の難点として、完全な警備はほぼ不可能になることがある。アテネ五輪ではバンデルレイ・デ・リマへの妨害事件が起こったが、このような行為を完全に防ぐことは、公道を使用している限り不可能に近い。
- 世界陸上やオリンピックの選手選考で紛糾することもある。複数の選考レースの中からコース、気象条件、メンバー、タイムなどを勘案して決める為、同じ物差しで測れない特性がある。選考方法は各国に委ねられているが、日本では特に五輪選考時には選考結果をめぐって議論が起きたケースが複数起きており[6]、一発選考を求める声もある。
健康への影響
軽いジョギング程度では健康には有用とされるが、マラソンは健康の害になることが指摘されている。マラソンはすべてのスポーツの中で突然死が発生する数が最も多いと言われている。近年のマラソンブームによるランナー増加にともない、マラソン中の心臓突然死も増加傾向にあり、1990年〜2010年までの間に開催された日本国内のマラソン大会でランナーに心臓が止まってしまうという事故が多発しており、現在増加傾向にある[7]。
日本におけるマラソン
日本の最初のマラソンは1909年3月21日に開催された「マラソン大競走」である。神戸の湊川埋立て地がスタートで、大阪の西成大橋(現淀川大橋)がゴールであった。距離は約32km。予選に400名参加し、本大会は20名で行われ、優勝者は金子長之助である。[8]
日本においてオリンピックでもマラソンは常に注目競技の上位となってきた。日本が初めて選手を派遣した1912年のストックホルムオリンピックからマラソン選手(金栗四三)を送っている。1964年(昭和39年)の東京オリンピックで円谷幸吉が3位、つづく1968年(昭和43年)のメキシコオリンピックで君原健二が2位になるなど、日本の男子マラソンは世界最高記録保持者を輩出したり、知名度の高いレースで優勝・上位入賞する時代があった。1990年代前半から2000年代前半にかけては、女子マラソン選手が世界的な競技大会で活躍を見せ、全盛時代を築いた。
2000年代後半からは、エチオピアやケニアの選手によるレースの高速化に日本勢は十分対応できず、男女ともに苦戦を強いられている。
記録に関する用語
- サブスリー - フルマラソンを3時間以内に完走すること。
- サブフォー - フルマラソンを4時間以内に完走すること。
- サブテン - フルマラソンを2時間10分以内に完走すること。100kmウルトラマラソンで10時間以内にゴールすること。
- サブエイト - フルマラソンを2時間8分以内に完走すること。
「最高記録」と「新記録」
コースによって条件が異なるマラソンは、国際陸上競技連盟(国際陸連=IAAF)が記録公認をしていなかったため、これまでの記録を上回っても、「新記録」ではなく「最高記録」と言われていたが、2004年、国際陸連は記録公認諸条件を整備(#公認コースの主な条件 参照)、マラソンを含む道路競技の記録も「新記録」と表現されるようになった。 したがって、これまでマラソンの記録は「世界最高記録」「日本最高記録」などと称されてきたが、2004年以降は他の種目同様「世界記録」「日本記録」などと称されることになった。
グロスタイムとネットタイム
グロスタイム(Gross Time)とは、スタートの合図を起算としてゴールラインを通過するまでに要した計時の公式記録のことをいう。一方、ネットタイム(Net Time)とは、スタートラインを通過した瞬間を起算としてゴールラインを通過するまでに要した参考記録のことをいう。 多数のランナーが参加する市民マラソンなどでは、スタートの号砲と同時にスタートラインを通過できる人数は限定され、多数のランナーはスタートラインに到達するまでにある程度の時間を要する。公式な記録であるグロスタイムには、このスタートラインに到達するまでの時間が含まれるため、正味の走行時間を把握する場合にネットタイムが用いられる場合がある。ただし、ネットタイムはあくまでも個人的な参考記録なので、取り扱いには注意をする必要がある。
公認コースの主な条件
これはマラソンに限らず道路競走一般に適用されるが、マラソンの場合にはその距離に端数があるため特に規定がある。それはカッコ内に表示した。
- コースの長さは競技距離より短くてはならず、かつ誤差は競技距離の1000分の1以下(マラソンでは 42m 以下)
- 上記の条件を満たすべく、距離の測定にあたっては1001mをもって 1000m=1km とする
- スタート地点からゴール地点までの標高の減少は競技距離の1000分の1以下(マラソンでは 42m 以下) *全体が下り坂基調のコースを禁止するため。
- スタート地点とゴール地点との距離は、直線で競技距離の2分の1以下 *一本道の直線に近いコースでは気象条件によっては常に追い風になる可能性があるため。
21世紀現在では世界的に、自転車計測員が3台の距離計付き自転車で縁石から一定の場所を走行して3台の平均値で距離を求める方法が主流となっている[9]。
2011年のボストンマラソンでは、ジョフリー・ムタイ(ケニア)が2時間3分2秒のタイムで優勝しているが、ボストンのコースはスタートとゴールの直線距離が競技距離の91%となって上記4.の条件に抵触するほか、3.の条件も満たしておらず、世界記録として公認されなかった。
主要なマラソン大会
国際陸上競技連盟は2008年、マラソンなどの世界のロードレースを、連盟として格付けする制度を導入した[10]。日本国内の大会では2009年からびわ湖毎日マラソン、2010年から東京マラソン、2011年から福岡国際マラソンがゴールドラベルに指定されている(背景の色はIAAF指定ラベル)[11]。
日本国外
大会名 |
開催国 |
開催月 |
創設 |
備考 |
アテネクラシックマラソン(英語版) |
ギリシャ |
11月 |
1972年 |
|
ロンドンマラソン * |
イギリス |
4月 |
1981年 |
|
ベルリンマラソン * |
ドイツ |
9月 |
1974年 |
|
フランクフルトマラソン(英語版) |
ドイツ |
10月 |
1981年 |
|
パリマラソン |
フランス |
4月 |
1976年 |
|
ローマシティマラソン(英語版) |
イタリア |
3月 |
1982年 |
|
ロッテルダムマラソン |
オランダ |
4月 |
1981年 |
|
ボストンマラソン * |
アメリカ合衆国 |
4月 |
1897年 |
NY大会と並んでアメリカで歴史の長い大会。 |
シカゴマラソン * |
アメリカ合衆国 |
10月 |
1977年 |
|
ニューヨークシティマラソン * |
アメリカ合衆国 |
11月 |
1970年 |
アメリカで最も有名な大会。市民が多数参加する。 |
ホノルルマラソン |
アメリカ合衆国 |
12月 |
1973年 |
近年では日本人の参加者が半数を超える。 |
バンクーバーマラソン(英語版) |
カナダ |
5月 |
1972年 |
|
ゴールドコーストマラソン(英語版) |
オーストラリア |
7月 |
1979年 |
|
北京国際マラソン |
中国 |
10月 |
1981年 |
|
マカオ国際マラソン(英語版) |
マカオ |
12月 |
1981年 |
|
ソウル国際マラソン(英語版) |
韓国 |
3月 |
1993年 |
|
ドバイマラソン |
アラブ首長国連邦 |
1月 |
2000年 |
|
ムンバイマラソン(英語版) |
インド |
1月 |
2004年 |
|
太字は国際陸上競技連盟(IAAF)公認、*はワールドマラソンメジャーズ。 |
日本国内(日本陸連主催/後援)
大会名 |
都道府県 |
開催月 |
創設 |
備考 |
北海道マラソン |
北海道 |
8月 |
1987年 |
中島公園スタート→大通公園ゴール |
東京マラソン |
東京都 |
2月 |
2007年 |
東京都庁発→東京国際展示場着 |
横浜国際女子マラソン |
神奈川県 |
2月 |
2009年 |
横浜・マリンタワー前発→氷川丸前着 |
青梅マラソン |
東京都 |
2月 |
1967年 |
東京都青梅市スタート→西多摩郡奥多摩町折り返し。ゴールは青梅市総合体育館前(ただし、最長コースは30km) |
長野オリンピック記念 長野マラソン |
長野県 |
4月 |
1999年 |
東和田運動公園スタート→長野オリンピックスタジアムゴール(以前のスタート地点は山ノ内町のオリンピックメモリアル聖火台前) |
名古屋ウィメンズマラソン |
愛知県 |
3月 |
2012年 |
ナゴヤドーム前スタート⇒同中ゴール |
びわ湖毎日マラソン |
滋賀県 |
3月 |
1946年 |
皇子山陸上競技場発着→大津市大萱折返し |
大阪国際女子マラソン |
大阪府 |
1月 |
1982年 |
長居スタジアム発着→御堂筋・道頓堀橋南詰折返し |
神戸マラソン |
兵庫県 |
11月 |
2011年 |
[12]神戸市役所スタート→明石海峡大橋袂で折返し→ポートアイランドゴール |
防府読売マラソン |
山口県 |
12月 |
1970年 |
防府市陸上競技場発着→中関・ゴルフ場前折返し |
香川丸亀国際ハーフマラソン |
香川県 |
2月 |
1947年 |
|
福岡国際マラソン |
福岡県 |
12月 |
1947年 |
福岡県福岡市 平和台陸上競技場→福岡市内西部→東区香椎折り返し |
別府大分毎日マラソン |
大分県 |
2月 |
1952年 |
大分県大分市 大分マリーンパレス水族館“うみたまご”→別府市 別府国際観光港亀川バイパス(別府市中央浄化センター付近)折返し→大分市営陸上競技場ゴール |
終了した大会
大会名 |
開催月 |
開催期間 |
備考 |
東京国際マラソン |
2月 |
1981年〜2006年 |
国立霞ヶ丘陸上競技場発着→平和島口/大森海岸交番前折返し |
東京国際女子マラソン |
11月 |
1979年〜2008年 |
名古屋国際女子マラソン |
3月 |
1980年〜2011年 |
瑞穂陸上競技場発着→名古屋城周回道路折返し |
日本国内(主な市民マラソン大会)
大会名 |
都道府県 |
開催月 |
創設 |
制限時間 |
備考 |
かすみがうらマラソン |
茨城県 |
4月 |
1991年 |
6時間 |
美しい霞ヶ浦に沿うコースとなっている。エントリー2万5千人を超える大規模マラソン大会である。国際盲人マラソン大会も兼ねる。[13] |
つくばマラソン |
茨城県 |
11月 |
1981年 |
6時間 |
東日本では大規模な大会のひとつ[14]。 |
板橋Cityマラソン |
東京都 |
3月 |
|
7時間 |
板橋区スポーツレクリエーションスタンドから江戸川区荒川大橋折り返し[15]。制限時間が長く、市民ランナーが挑戦しやすい大会。 |
湘南国際マラソン |
神奈川県 |
11月 |
2007年 |
6時間 |
[16] |
河口湖マラソン |
山梨県 |
11月 |
|
6時間 |
[17] |
福知山マラソン |
京都府 |
11月 |
1991年 |
6時間 |
全国から1万人を超える市民ランナーが集まる大会[18]。 |
京都マラソン |
京都府 |
3月 |
2012年 |
6時間 |
[19] |
京都木津川マラソン |
京都府 |
2月 |
|
無制限 |
京田辺市から木津川沿いのサイクリングコースを中心に行われる[20]。日本では数少ない制限時間なしの大会のため、市民ランナーが挑戦しやすい。 |
奈良マラソン |
奈良県 |
12月 |
2010年 |
6時間 |
[21] |
大阪マラソン |
大阪府 |
10月 |
2011年 |
7時間 |
大阪市中央区の大阪城公園から住之江区のインテックス大阪で行われる市民マラソン大会[22]。 |
淀川市民マラソン |
大阪府 |
11月 |
|
8時間 |
枚方市から大阪市淀川区折り返し[23]。制限時間が長く、市民ランナーが挑戦しやすい大会。 |
泉州国際市民マラソン |
大阪府 |
2月 |
1994年 |
4時間30分 |
堺市西区の浜寺公園から泉南市のりんくうパパラで行われる市民マラソン大会[24]。 |
篠山ABCマラソン大会 |
兵庫県 |
3月 |
1981年 |
5時間 |
篠山市内で開催[25]。朝日放送などでダイジェスト番組が放送されるため、関西では知名度が高い。 |
青島太平洋マラソン |
宮崎県 |
12月 |
|
6時間 |
宮崎市で開催される[26]。平坦なコースで気象条件もよいため、自己記録を更新しやすく、約8000人が参加。 |
熊本城マラソン |
熊本県 |
2月 |
2012年 |
7時間 |
熊本市で開催される[27]。第1回は「政令指定都市移行記念」の副題が付いた。 |
NAHAマラソン |
沖縄県 |
12月 |
1985年 |
6時間15分 |
那覇市で行われる市民マラソン大会[28]。参加者数は2万5千人を超える。東京マラソンに次いで、かすみがうらマラソンと並ぶ規模である。 |
全国スポーツ祭典 |
|
|
|
|
新春マラソン大会として、全国10ヶ所で実施される。 |
歴代記録
世界歴代10傑
男子
位 |
タイム |
氏名 |
所属 |
大会 |
日付 |
1 |
2時間03分38秒 |
パトリック・マカウ |
ケニア |
ベルリン |
2011年9月25日 |
2 |
2時間03分42秒 |
ウィルソン・キプサング・キプロチッチ |
ケニア |
フランクフルト |
2011年10月30日 |
3 |
2時間03分59秒 |
ハイレ・ゲブレセラシェ |
エチオピア |
ベルリン |
2008年9月28日 |
4 |
2時間04分23秒 |
アエレ・アブシェロ(英語版) |
エチオピア |
ドバイ |
2012年1月27日 |
5 |
2時間04分27秒 |
ダンカン・キベト(英語版) |
ケニア |
ロッテルダム |
2009年4月5日 |
ジェームス・キプサング・クワンバイ(英語版) |
ケニア |
ロッテルダム |
2009年4月5日 |
7 |
2時間04分40秒 |
エマニュエル・ムタイ |
ケニア |
ロンドン |
2011年4月17日 |
8 |
2時間04分48秒 |
イエマネ・アドハネ・ツェガエ(英語版) |
エチオピア |
ロッテルダム |
2012年4月15日 |
9 |
2時間04分50秒 |
ゲトゥ・フェレケ(英語版) |
エチオピア |
ロッテルダム |
2012年4月15日 |
ディノ・セフィル・ケマル |
エチオピア |
ドバイ |
2012年1月27日 |
女子
位 |
タイム |
氏名 |
所属 |
大会 |
日付 |
1 |
2時間15分25秒 |
ポーラ・ラドクリフ |
イギリス |
ロンドン |
2003年4月13日 |
2 |
2時間18分20秒 |
リリア・ショブホワ |
ロシア |
シカゴ |
2011年10月9日 |
3 |
2時間18分37秒 |
メアリー・ケイタニー(英語版) |
ケニア |
ロンドン |
2012年4月22日 |
4 |
2時間18分47秒 |
キャサリン・ヌデレバ |
ケニア |
シカゴ |
2001年10月7日 |
5 |
2時間18分58秒 |
ティキ・ゲラナ(英語版) |
エチオピア |
ロッテルダム |
2012年4月15日 |
6 |
2時間19分12秒 |
野口みずき |
日本 |
ベルリン |
2005年9月25日 |
7 |
2時間19分19秒 |
イリーナ・ミキテンコ |
ドイツ |
ベルリン |
2008年9月28日 |
8 |
2時間19分31秒 |
アセレフェチュ・メルギア |
エチオピア |
ドバイ |
2012年1月27日 |
9 |
2時間19分34秒 |
ルーシー・ワゴイ・カブー(英語版) |
ケニア |
ドバイ |
2012年1月27日 |
10 |
2時間19分36秒 |
ディーナ・カスター |
アメリカ合衆国 |
ロンドン |
2006年4月23日 |
エリア記録
男子
エリア |
タイム |
名前 |
所属 |
大会 |
日付 |
アフリカ |
2時間03分38秒 |
パトリック・マカウ |
ケニア |
ベルリン |
2011年9月25日 |
アジア |
2時間06分16秒 |
高岡寿成 |
日本 |
シカゴ |
2002年10月13日 |
ヨーロッパ |
2時間06分36秒 |
アントニオ・ピント |
ポルトガル |
ロンドン |
2000年4月16日 |
ベノワ・ズウェジュヒエフスキ |
フランス |
パリ |
2003年4月6日 |
北アメリカ |
2時間05分38秒 |
ハーリド・ハヌーシ |
アメリカ合衆国 |
ロンドン |
2002年4月14日 |
南アメリカ |
2時間06分05秒 |
ロナウド・ダ・コスタ |
ブラジル |
ベルリン |
1998年9月20日 |
オセアニア |
2時間07分51秒 |
ロバート・ド・キャステラ |
オーストラリア |
ボストン |
1986年4月21日 |
女子
エリア |
タイム |
名前 |
所属 |
大会 |
日付 |
アフリカ |
2時間18分37秒 |
メアリー・ケイタニー |
ケニア |
ロンドン |
2012年4月22日 |
アジア |
2時間19分12秒 |
野口みずき |
日本 |
ベルリン |
2005年9月25日 |
ヨーロッパ |
2時間15分25秒 |
ポーラ・ラドクリフ |
イギリス |
ロンドン |
2003年4月13日 |
北アメリカ |
2時間19分36秒 |
ディーナ・カスター |
アメリカ合衆国 |
ロンドン |
2006年4月23日 |
南アメリカ |
2時間27分41秒 |
カルメン・デ・オリヴェイラ |
ブラジル |
ボストン |
1994年4月18日 |
オセアニア |
2時間22分36秒 |
ベニタ・ジョンソン |
オーストラリア |
シカゴ |
2006年10月22日 |
ジュニア世界歴代10傑
- 国際陸上競技連盟はマラソンのジュニア・ユース記録を公認していない
男子
位 |
タイム |
氏名 |
所属 |
大会 |
日付 |
1 |
2時間06分15秒 |
バズ・ウォルク(英語版) |
エチオピア |
パリ |
2009年4月5日 |
2 |
2時間09分12秒 |
フェイサ・リレサ |
エチオピア |
ダブリン |
2009年10月26日 |
3 |
2時間10分10秒 |
マシュー・キプコリル・シゲイ |
ケニア |
アムステルダム |
2002年10月20日 |
4 |
2時間10分13秒 |
モーゼス・ヌディエマ・マサイ |
ケニア |
エッセン |
2005年4月17日 |
5 |
2時間10分38秒 |
アビヨテ・グタ |
エチオピア |
ケルン |
2004年9月12日 |
6 |
2時間10分46秒 |
李柱宏 |
中国 |
北京 |
2001年10月14日 |
7 |
2時間11分43秒 |
李賀 |
中国 |
北京 |
2001年10月14日 |
8 |
2時間12分13秒 |
フィレモン・キプキルイ・ロティチ |
ケニア |
カルピ |
2003年10月12日 |
9 |
2時間12分49秒 |
ネガシュ・デュベ |
エチオピア |
北京 |
1987年10月18日 |
テスファイ・ダダ |
エチオピア |
西ベルリン |
1988年10月9日 |
女子
位 |
タイム |
氏名 |
所属 |
大会 |
日付 |
1 |
2時間22分38秒 |
張瑩瑩 |
中国 |
廈門 |
2008年1月5日 |
2 |
2時間23分37秒 |
劉敏 |
中国 |
北京 |
2001年10月14日 |
3 |
2時間23分57秒 |
朱暁琳 |
中国 |
北京 |
2002年10月20日 |
4 |
2時間25分15秒 |
孫偉偉 |
中国 |
北京 |
2002年10月20日 |
5 |
2時間25分48秒 |
金麗 |
中国 |
北京 |
2001年10月14日 |
6 |
2時間26分34秒 |
魏亜楠 |
中国 |
北京 |
2000年10月15日 |
7 |
2時間26分56秒 |
金錦玉 |
北朝鮮 |
平壌 |
2007年4月8日 |
8 |
2時間27分05秒 |
陳栄 |
中国 |
北京 |
2007年10月21日 |
9 |
2時間27分30秒 |
艾冬梅 |
中国 |
北京 |
1997年10月4日 |
10 |
2時間27分46秒 |
白雪 |
中国 |
北京 |
2007年10月21日 |
ユース世界最高記録
男子
タイム |
名前 |
所属 |
大会 |
日付 |
2時間11分43秒 |
李賀 |
中国 |
北京 |
2001年10月14日 |
女子
タイム |
名前 |
所属 |
大会 |
日付 |
2時間27分20秒 |
張瑩瑩 |
中国 |
北京 |
2007年10月21日 |
アジア歴代10傑
男子
位 |
タイム |
氏名 |
所属 |
大会 |
日付 |
1 |
2時間06分16秒 |
高岡寿成 |
日本 |
シカゴ |
2002年10月13日 |
2 |
2時間06分51秒 |
藤田敦史 |
日本 |
福岡 |
2000年12月3日 |
3 |
2時間06分57秒 |
犬伏孝行 |
日本 |
ベルリン |
1999年9月26日 |
4 |
2時間07分13秒 |
佐藤敦之 |
日本 |
福岡 |
2007年12月2日 |
5 |
2時間07分19秒 |
ムバラク・ハッサン・シャミ |
カタール |
パリ |
2007年4月15日 |
6 |
2時間07分20秒 |
李鳳柱 |
韓国 |
東京国際 |
2000年2月13日 |
7 |
2時間07分35秒 |
児玉泰介 |
日本 |
北京 |
1986年10月19日 |
8 |
2時間07分40秒 |
谷口浩美 |
日本 |
北京 |
1988年10月16日 |
9 |
2時間07分48秒 |
藤原新 |
日本 |
東京 |
2012年2月26日 |
10 |
2時間07分49秒 |
金耳鎔 |
韓国 |
ロッテルダム |
1999年4月18日 |
女子
位 |
タイム |
氏名 |
所属 |
大会 |
日付 |
1 |
2時間19分12秒 |
野口みずき |
日本 |
ベルリン |
2005年9月25日 |
2 |
2時間19分39秒 |
孫英傑 |
中国 |
北京 |
2003年10月19日 |
3 |
2時間19分41秒 |
渋井陽子 |
日本 |
ベルリン |
2004年9月26日 |
4 |
2時間19分46秒 |
高橋尚子 |
日本 |
ベルリン |
2001年9月30日 |
5 |
2時間19分51秒 |
周春秀 |
中国 |
ソウル |
2006年3月12日 |
6 |
2時間21分45秒 |
千葉真子 |
日本 |
大阪国際 |
2003年1月26日 |
7 |
2時間21分51秒 |
坂本直子 |
日本 |
大阪国際 |
2003年1月26日 |
8 |
2時間22分12秒 |
山口衛里 |
日本 |
東京国際 |
1999年11月21日 |
9 |
2時間22分38秒 |
張瑩瑩 |
中国 |
廈門 |
2008年1月5日 |
10 |
2時間22分46秒 |
土佐礼子 |
日本 |
ロンドン |
2002年4月14日 |
ジュニアアジア歴代10傑
- アジア陸上競技連盟はマラソンのジュニア・ユース記録を公認していない
男子
位 |
タイム |
氏名 |
所属 |
大会 |
日付 |
1 |
2時間10分46秒 |
李柱宏 |
中国 |
北京 |
2001年10月14日 |
2 |
2時間11分43秒 |
李賀 |
中国 |
北京 |
2001年10月14日 |
3 |
2時間13分46秒 |
陳偉 |
中国 |
北京 |
2008年10月19日 |
4 |
2時間14分29秒 |
寧礼民 |
中国 |
天津 |
1993年4月4日 |
5 |
2時間14分55秒 |
韓守会 |
中国 |
北京 |
2001年10月14日 |
6 |
2時間15分06秒 |
張慶楽 |
中国 |
北京 |
2005年10月16日 |
7 |
2時間15分13秒 |
任龍雲 |
中国 |
北京 |
2006年10月15日 |
8 |
2時間15分30秒 |
砂田貴裕 |
日本 |
防府 |
1992年12月20日 |
9 |
2時間15分37秒 |
杜鵬遠 |
中国 |
北京 |
2001年10月14日 |
10 |
2時間17分00秒 |
侯艶民 |
中国 |
廈門 |
2004年3月27日 |
女子
位 |
タイム |
氏名 |
所属 |
大会 |
日付 |
1 |
2時間22分38秒 |
張瑩瑩 |
中国 |
廈門 |
2008年1月5日 |
2 |
2時間23分37秒 |
劉敏 |
中国 |
北京 |
2001年10月14日 |
3 |
2時間23分57秒 |
朱暁琳 |
中国 |
北京 |
2002年10月20日 |
4 |
2時間25分15秒 |
孫偉偉 |
中国 |
北京 |
2002年10月20日 |
5 |
2時間25分48秒 |
金麗 |
中国 |
北京 |
2001年10月14日 |
6 |
2時間26分34秒 |
魏亜楠 |
中国 |
北京 |
2000年10月15日 |
7 |
2時間26分56秒 |
金錦玉 |
北朝鮮 |
平壌 |
2007年4月8日 |
8 |
2時間27分05秒 |
陳栄 |
中国 |
北京 |
2007年10月21日 |
9 |
2時間27分30秒 |
艾冬梅 |
中国 |
北京 |
1997年10月4日 |
10 |
2時間27分46秒 |
白雪 |
中国 |
北京 |
2007年10月21日 |
ユースアジア最高記録
男子
タイム |
名前 |
所属 |
大会 |
日付 |
2時間11分43秒 |
李賀 |
中国 |
北京 |
2001年10月14日 |
女子
タイム |
名前 |
所属 |
大会 |
日付 |
2時間27分20秒 |
張瑩瑩 |
中国 |
北京 |
2007年10月21日 |
日本歴代10傑
男子
位 |
タイム |
氏名 |
所属 |
大会 |
日付 |
1 |
2時間06分16秒 |
高岡寿成 |
カネボウ |
シカゴ |
2002年10月13日 |
2 |
2時間06分51秒 |
藤田敦史 |
富士通 |
福岡 |
2000年12月3日 |
3 |
2時間06分57秒 |
犬伏孝行 |
大塚製薬 |
ベルリン |
1999年9月26日 |
4 |
2時間07分13秒 |
佐藤敦之 |
中国電力 |
福岡 |
2007年12月2日 |
5 |
2時間07分35秒 |
児玉泰介 |
旭化成 |
北京 |
1986年10月19日 |
6 |
2時間07分40秒 |
谷口浩美 |
旭化成 |
北京 |
1988年10月16日 |
7 |
2時間07分48秒 |
藤原新 |
東京陸協 |
東京 |
2012年2月26日 |
8 |
2時間07分52秒 |
油谷繁 |
中国電力 |
びわ湖 |
2001年3月5日 |
国近友昭 |
エスビー食品 |
福岡 |
2003年12月7日 |
10 |
2時間07分55秒 |
諏訪利成 |
日清食品 |
福岡 |
2003年12月7日 |
女子
位 |
タイム |
氏名 |
所属 |
大会 |
日付 |
1 |
2時間19分12秒 |
野口みずき |
グローバリー |
ベルリン |
2005年9月25日 |
2 |
2時間19分41秒 |
渋井陽子 |
三井住友海上 |
ベルリン |
2004年9月26日 |
3 |
2時間19分46秒 |
高橋尚子 |
積水化学 |
ベルリン |
2001年9月30日 |
4 |
2時間21分45秒 |
千葉真子 |
豊田自動織機 |
大阪国際 |
2003年1月26日 |
5 |
2時間21分51秒 |
坂本直子 |
天満屋 |
大阪国際 |
2003年1月26日 |
6 |
2時間22分12秒 |
山口衛里 |
天満屋 |
東京国際 |
1999年11月21日 |
7 |
2時間22分46秒 |
土佐礼子 |
三井住友海上 |
ロンドン |
2002年4月14日 |
8 |
2時間22分56秒 |
弘山晴美 |
資生堂 |
大阪国際 |
2000年1月30日 |
9 |
2時間23分23秒 |
重友梨佐 |
天満屋 |
大阪国際 |
2012年1月29日 |
10 |
2時間23分26秒 |
大南博美 |
UFJ銀行 |
ベルリン |
2004年9月26日 |
日本その他の記録
男子
種別 |
記録 |
氏名 |
所属 |
大会 |
日付 |
日本学生 |
2時間08分12秒 |
藤原正和 |
中央大学 |
びわ湖 |
2003年3月2日 |
ジュニア日本 |
2時間15分30秒 |
砂田貴裕 |
大阪ガス |
防府 |
1992年12月20日 |
日本高校 |
2時間24分24秒 |
高橋宏幸 |
米子商業高等学校 |
愛媛 |
1993年2月21日 |
女子
種別 |
記録 |
氏名 |
所属 |
大会 |
日付 |
日本学生 |
2時間31分46秒 |
松本こずえ |
中央大学 |
日本海 |
1996年3月31日 |
ジュニア日本 |
2時間29分12秒 |
堀江知佳 |
積水化学 |
長野 |
2000年4月9日 |
日本高校 |
2時間36分34秒 |
増田明美 |
成田 |
千葉 |
1982年2月21日 |
最遅記録
- 本競技でスタートしてからゴールするまでに最も長く掛かった記録は、日本の金栗四三が記録した、54年8ヶ月6日5時間32分20秒3である。
- 金栗は1912年に開催されたストックホルムオリンピックのマラソンに出場したが、レース途中に熱中症になり、昏睡状態に陥った。このためマラソンコース付近にあった農家に保護されたが、意識が戻ったのは翌日の朝であった。その後、金栗は棄権の申告をせずに帰国し、大会関係者も一連の事実を把握していなかったので、記録上は競技継続(競技中に失踪し行方不明)のまま、大会日程を終了した。
- 時は流れ、1967年にストックホルム市がオリンピック開催55周年を記念する式典を開催することになった。当時の記録を調査したオリンピック委員会は、出場した選手のうち金栗のみが、完走も棄権もしていない状態であることを発見した。このため委員会は、改めて棄権するか完走するよう金栗に要請を行った。金栗はストックホルムへ赴き、式典の中で当時のコース(実際には競技場内の100メートル、残りの距離を消化した扱い)を走ってゴールし、完走に半世紀以上という公式記録[要出典]が残された。なおその時、「日本の金栗がただ今ゴールイン。タイムは54年8ヶ月6日5時間32分20秒3、これをもって、第5回ストックホルムオリンピック大会の全日程を終了します」という、非常に感動的なアナウンスがされ、金栗はこれに対し、「長い道のりでした。この間に孫が5人もできました」と、ユーモアあふれるコメントを残している。
有名人のマラソン記録一覧
映画・テレビ関係
氏名 |
タイム |
職業 |
所属 |
大会 |
日付 |
猫ひろし |
2:30:26 |
コメディアン |
カンボジア |
別府大分毎日マラソン |
2012 |
宇野けんたろう |
2:37:05 |
コメディアン |
日本 |
大阪マラソン |
2011 |
大川敦子 |
2:54:48 |
アナウンサー |
日本 |
防府読売マラソン |
2008 |
和田正人 |
2:57:59 |
俳優・元陸上選手 |
日本 |
東京マラソン |
2008 |
ダナ・カーヴィ |
3:04:21 |
司会者 |
アメリカ合衆国 |
Ocean to Bay Marathon |
1972 |
間寛平 |
3:08:42 |
コメディアン |
日本 |
ラスベガスマラソン |
1998 |
長谷川理恵 |
3:15:36 |
ファッションモデル、女性タレント |
日本 |
ホノルルマラソン |
2003 |
西谷綾子 |
3:15:50 |
女性タレント |
日本 |
東京マラソン |
2012 |
大櫛エリカ |
3:24:13 |
女性タレント |
日本 |
東京マラソン |
2011 |
ウィリアム・ボールドウィン |
3:24:29 |
俳優 |
アメリカ合衆国 |
ニューヨークシティマラソン |
1992 |
チャールズ・ギブソン |
3:43:24 |
司会者 |
アメリカ合衆国 |
Marine Corps Marathon |
1983 |
エドワード・ノートン |
3:48:01 |
俳優 |
アメリカ合衆国 |
ニューヨークシティマラソン |
2009 |
ライアン・レイノルズ |
3:50:22 |
俳優 |
カナダ |
ニューヨークシティマラソン |
2008 |
ピーター・ウェラー |
3:51:26 |
俳優 |
アメリカ合衆国 |
ニューヨークシティマラソン |
1988 |
キム・アレキシス |
3:52:00 |
スーパーモデル |
アメリカ合衆国 |
ニューヨークシティマラソン |
1992 |
アンソニー・エドワーズ |
3:55:40 |
俳優 |
アメリカ合衆国 |
シカゴマラソン |
2003 |
ウィル・フェレル |
3:56:12 |
俳優 |
アメリカ合衆国 |
ボストンマラソン |
2003 |
音楽関係
氏名 |
タイム |
職業 |
所属 |
大会 |
日付 |
高石ともや |
2:45:07 |
フォーク歌手 |
日本 |
京都マラソン |
1979 |
ジョー・ストラマー |
3:20:?? |
ザ・クラッシュのメンバー |
イギリス |
ロンドンマラソン、パリマラソン |
1981-1983 |
ビョルン・ウルヴァース |
3:23:54 |
ABBAのメンバー |
スウェーデン |
ストックホルムマラソン |
1980 |
郷ひろみ |
3:38:37 |
歌手 |
日本 |
ホノルルマラソン |
1985 |
ローナン・キーティング |
3:59:33 |
歌手 |
アイルランド |
ロンドンマラソン |
2008 |
プロスポーツ選手
氏名 |
タイム |
職業 |
所属 |
大会 |
日付 |
アブラハム・オラーノ |
2:39:19 |
自転車競技 |
スペイン |
San Sebastian Marathon |
2006 |
ローラン・ジャラベール |
2:45:52 |
自転車競技 |
フランス |
バルセロナマラソン |
2007 |
ランス・アームストロング |
2:46:42 |
自転車競技 |
アメリカ合衆国 |
ニューヨークシティマラソン |
2007 |
クリス・ボードマン |
3:19:27 |
自転車競技 |
イギリス |
ロンドンマラソン |
2009 |
伊達公子 |
3:27:40 |
プロテニス選手 |
日本 |
ロンドンマラソン |
2004 |
レオンティエン・ファンモールセル |
3:28:57 |
自転車競技 |
オランダ |
ロッテルダムマラソン |
2008 |
井岡弘樹 |
3:30:05 |
プロボクサー |
日本 |
甲子園西宮国際マラソン |
2001 |
ヘイキ・コバライネン |
3:36:56 |
F1ドライバー |
フィンランド |
ニューヨークシティマラソン |
2007 |
パット・ティルマン |
3:48:?? |
アメリカンフットボール選手 |
アメリカ合衆国 |
Avenue of The Giants Marathon |
2000 |
ロジャー・クレイグ |
3:54:00 |
アメリカンフットボール選手 |
アメリカ合衆国 |
シカゴマラソン |
2004 |
ジャスティン・レナード |
3:54:40 |
プロゴルファー |
アメリカ合衆国 |
White Rock/Dallas |
2001 |
政治家
氏名 |
タイム |
職業 |
所属 |
大会 |
日付 |
ドミニク・ガルゾー・ド・ビルパン |
2:57:06 |
第18代首相 |
フランス |
Marathon de l'Essonne |
1980 |
ポール・ブレマー |
3:00:34 |
駐オランダ大使 |
アメリカ合衆国 |
ボストンマラソン |
? |
東国原英夫 |
3:06:58 |
宮崎県知事・タレント |
日本 |
国際青島太平洋マラソン |
2004 |
ジョン・エドワーズ |
3:30:18 |
上院議員・副大統領候補 |
アメリカ合衆国 |
Marine Corps Marathon |
1983 |
マイケル・デュカキス |
3:31:00 |
マサチューセッツ州知事・大統領候補 |
アメリカ合衆国 |
ボストンマラソン |
1951 |
ヨシュカ・フィッシャー |
3:41:36 |
外務大臣兼副首相 |
ドイツ |
ベルリンマラソン |
2000 |
鈴木宗男 |
3:44:40 |
衆議院議員、新党大地代表 |
日本 |
NAHAマラソン |
1994 |
ジョージ・W・ブッシュ |
3:44:52 |
第43代大統領 |
アメリカ合衆国 |
ヒューストンマラソン |
1993 |
イェルク・ハイダー |
3:52:?? |
オーストリア自由党党首 |
オーストリア |
ニューヨークシティマラソン |
1992 |
サラ・ペイリン |
3:59:36 |
アラスカ州知事・副大統領候補 |
アメリカ合衆国 |
Humpy's Marathon |
2005 |
学者・小説家
氏名 |
タイム |
職業 |
所属 |
大会 |
日付 |
アラン・チューリング |
2:46:03 |
数学者・計算機科学者 |
イギリス |
Amateur Athletic Championships Marathon |
1947 |
クリステル・フォーグレサング |
3:15:05 |
物理学者・宇宙飛行士 |
スウェーデン |
ストックホルムマラソン |
1987 |
村上春樹 |
3:31:26 |
小説家 |
日本 |
ニューヨークシティマラソン |
1991 |
脚注
- ^ 『陸上競技のルーツをさぐる』 岡尾惠市、1996年、文理閣、78ページ
- ^ a b 『近代陸上競技の歴史 1860-1991 誕生から現代まで<男女別>』 ロベルト・L・ケルチェターニ、1992年、ベースボール・マガジン社、7-8ページ
- ^ 第一回のマラソン距離については、当時の規定では、40kmを目安とするというものであったため厳密な実測はされず、後年の測定では36.75kmの走行距離であったといわれる。小学館編集部による。
- ^ 距離が30kmの大会では陸連公認の青梅マラソンが以前から開放されていた。
- ^ 現在仮装については明確なガイドラインが無く、各大会毎に判断が委ねられているが、公序良俗に反しないものという旨の規定については共通しているようである。しかし日本陸連が公認する大会は原則として華美な仮装は禁止となっており、今後東京マラソンについても何らかの改正が必要となる可能性はある。
- ^ 君原健二、瀬古利彦、有森裕子の選考に際して起きたものがよく知られる。詳細は各選手の項目を参照。
- ^ 少なくないマラソン中の心臓突然死
- ^ 神戸マラソンへの道 第1部 兵庫 先駆けの歴史(1)マラソン大競走 (神戸新聞)
- ^ 関根慶太郎監修 『ものをはかるしくみ』 新星出版社 ISBN 9784405071018
- ^ IAAF Road Race Labels 2010 Regulations
- ^ Road Race Rank
- ^ 神戸マラソン
- ^ かすみがうらマラソン
- ^ つくばマラソン
- ^ 板橋Cityマラソン
- ^ 湘南国際マラソン
- ^ 河口湖日刊スポーツマラソン
- ^ 福知山マラソン
- ^ 京都マラソン
- ^ 京都木津川マラソン
- ^ 奈良マラソン
- ^ 大阪マラソン
- ^ 大阪・淀川市民マラソン
- ^ 泉州国際市民マラソン
- ^ 篠山ABCマラソン大会
- ^ 国際青島太平洋マラソン
- ^ 政令指定都市移行記念 第1回熊本城マラソン
- ^ NAHAマラソン
関連項目
- 日本陸上競技連盟
- ハーフマラソン
- ウルトラマラソン
- マラソン選手一覧
- 夏季オリンピック
- ストライド走法
- ピッチ走法
- フラット走法
- マフェトン理論
- 長距離走
- 駅伝競走
- ペースメーカー (陸上競技)
- チャンピオンチップ
- エイド
- マラソン (映画) - 韓国映画。自閉症の青年がマラソンに挑戦する実話をもとにした作品。
- 車いすマラソン
- 車いすの部
記録
- 陸上競技の世界記録一覧
- 陸上競技のオリンピック記録一覧
- 世界陸上競技選手権大会 大会記録
- 陸上競技の日本記録一覧
- 日本陸上競技選手権大会の記録一覧 (男子)
- 日本陸上競技選手権大会の記録一覧 (女子)
- オリンピック陸上競技メダリスト一覧 (男子)#マラソン
- オリンピック陸上競技メダリスト一覧 (女子)#マラソン
外部リンク
- 国際陸上競技連盟(IAAF)
- 日本陸上競技連盟(JAAF)
- マスターズ陸上競技
- Marathon42k Ranking & Calendar
陸上競技 |
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トラック競技
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短距離走 |
50m - 60m - 100m - 200m - 300m - 400m
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中距離走 |
800m - 1500m - 1マイル - 3000m - 3000mSC
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長距離走 |
5000m - 10000m - 1時間競走
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リレー |
4×100m - 4×200m - 4×400m - 4×800m - 4×1500m - スウェーデンリレー
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ハードル |
60mH - 100mH - 110mH - 400mH
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競歩 |
5000mW - 10000mW - 20000mW - 50000mW
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フィールド競技
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跳躍競技 |
走高跳 - 棒高跳 - 走幅跳 - 三段跳
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投てき競技 |
砲丸投 - 円盤投 - ハンマー投 - やり投
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混成競技
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五種競技 - 七種競技 - 十種競技
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ロードレース
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競走 |
ハーフマラソン - フルマラソン - ウルトラマラソン - 駅伝競走
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競歩 |
10kmW - 20kmW - 50kmW
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※太字はオリンピック・世界陸上競技選手権大会実施種目 |
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日本のマラソン大会 |
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日本陸連主催大会 |
男女共催 |
東京マラソン(男子のみ国際大会代表選考格)- 長野オリンピック記念 長野マラソン(非代表選考格)
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男子のみ |
福岡国際マラソン - びわ湖毎日マラソン(以上全て国際大会代表選考格)
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女子のみ |
横浜国際女子マラソン - 大阪国際女子マラソン - 名古屋ウィメンズマラソン(以上全て国際大会代表選考格)
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フル主体公式大会
(国際大会代表選考格) |
男女共催 |
北海道マラソン - 別府大分毎日マラソン(男子のみ国際大会代表選考格)
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フル主体公式大会
(一般公認大会) |
男女共催 |
かすみがうらマラソン - いびがわマラソン - 福知山マラソン - 大阪マラソン - 篠山ABCマラソン大会 - 奈良マラソン - 防府読売マラソン - おきなわマラソン
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男子のみ |
延岡西日本マラソン
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ハーフ公式大会 |
国際大会 |
札幌国際ハーフマラソン - 仙台国際ハーフマラソン - 香川丸亀国際ハーフマラソン(市民マラソン併催)
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一般大会 |
全日本実業団ハーフマラソン
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車椅子マラソン公式大会 |
大分国際車いすマラソン
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市民マラソン大会 |
札幌マラソン - 熊谷さくらマラソン大会 - つくばマラソン - 青梅マラソン - 魚津しんきろうマラソン - 浜松シティマラソン - 名古屋シティマラソン - 京都マラソン - 泉州国際市民マラソン - 神戸マラソン - とくしまマラソン - 愛媛マラソン - シティマラソン福岡 - 熊本城マラソン - NAHAマラソン
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消滅した主要大会 |
東京国際マラソン - 東京国際女子マラソン - 名古屋国際女子マラソン
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その他の大会 |
Category:日本のマラソン大会を参照
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