ザルトプロフェン
Japanese Journal
- メルセデス・ペオン--古きガリシアの新しき声 (ヨーロッパのワールド・ミュージック見本市から) -- (ストリクトリー・ムンディアルにおける3つのインタビュー)
- 高橋 正明
- Quadrante : クヴァドランテ : 四分儀 : 地域・文化・位置のための総合雑誌 1, 75-93, 1999-03
- NAID 110002556943
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ペオン錠80
組成
- ペオン錠80は,1錠中に日局ザルトプロフェンを80mg含有する。
- 添加物として,乳糖水和物,結晶セルロース,トウモロコシデンプン,カルメロースカルシウム,ヒドロキシプロピルセルロース,ステアリン酸マグネシウム,ヒプロメロース,酸化チタン及びカルナウバロウを含有する。
禁忌
- 消化性潰瘍のある患者(ただし,「慎重投与」の項参照)
〔消化性潰瘍を悪化させることがある〕
- 重篤な血液の異常のある患者
〔血液の異常をさらに悪化させるおそれがある〕
- 重篤な肝障害のある患者
〔肝障害をさらに悪化させるおそれがある〕
- 重篤な腎障害のある患者
〔腎障害をさらに悪化させるおそれがある〕
- 重篤な心機能不全のある患者
〔心機能不全をさらに悪化させるおそれがある〕
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等により誘発される喘息発作)又はその既往歴のある患者
〔喘息発作を誘発させるおそれがある〕
効能または効果
- 関節リウマチ,変形性関節症,腰痛症,肩関節周囲炎,頸肩腕症候群
- 通常,成人に1回1錠(ザルトプロフェンとして80mg)を1日3回経口投与する。
頓用の場合は,1回1〜2錠(ザルトプロフェンとして80mg〜160mg)を経口投与する。
慎重投与
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者
〔消化性潰瘍を再発させることがある〕
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で,本剤の長期投与が必要であり,かつミソプロストールによる治療が行われている患者(ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが,ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので,本剤を継続投与する場合には,十分経過を観察し,慎重に投与すること。)
- 血液の異常又はその既往歴のある患者
〔血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある〕
- 肝障害又はその既往歴のある患者
〔肝障害を悪化又は再発させるおそれがある〕
- 腎障害又はその既往歴のある患者
〔腎障害を悪化又は再発させるおそれがある〕
- 心機能障害のある患者
〔心機能障害を悪化させるおそれがある〕
- 気管支喘息のある患者
〔喘息発作を誘発させるおそれがある〕
- 潰瘍性大腸炎の患者
〔症状を悪化させるおそれがある〕
- 高齢者
〔「重要な基本的注意」,「高齢者への投与」の項参照〕
重大な副作用
ショック,アナフィラキシー様症状(頻度不明)
- ショック,アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので,観察を十分に行い,呼吸困難,血圧低下,冷汗,悪寒,発疹,かゆみ,紅潮,顔面浮腫,蕁麻疹等があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
急性腎不全,ネフローゼ症候群(頻度不明)
- 急性腎不全,ネフローゼ症候群等の腎障害があらわれることがあるので,観察を十分に行い,BUN・血中クレアチニンの上昇,乏尿,浮腫,蛋白尿,低蛋白血症等の異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
肝機能障害(頻度不明)
- 黄疸,AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇,Al-P上昇,γ-GTP上昇があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。
消化性潰瘍(0.1%未満),小腸・大腸潰瘍(頻度不明),出血性大腸炎(頻度不明)
- 消化性潰瘍及び小腸・大腸潰瘍(出血や穿孔を伴うことがある),出血性大腸炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
無顆粒球症(頻度不明),白血球減少(0.1%未満),血小板減少(頻度不明)
- 無顆粒球症,白血球減少,血小板減少があらわれることがあるので,定期的に血液検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
鎮痛作用36)37)
- 酢酸ライジング法(マウス,ラット),ブラジキニン動注法(ラット),ランダル−セリット法(ラット)及びアジュバント関節痛(ラット)の各種疼痛モデルに対して鎮痛作用を示した。特にブラジキニンによる疼痛反応に対しては,インドメタシン,プラノプロフェン,ジクロフェナクNa,ケトプロフェン,メフェナム酸,ロキソプロフェンNaよりも約3倍〜28倍の強い効果を示した。
抗炎症作用37)〜40)
- カラゲニン足蹠浮腫(ラット),血管透過性亢進(ラット),紫外線紅斑(モルモット),コットンペレット法(ラット),CMC空気嚢炎モデル(ラット)及びアレルギー性空気嚢炎モデル(ラット)等の急性,亜急性及び慢性の各種炎症モデルにおいて抗炎症作用を示した。
*また,関節リウマチの病態モデルであるアジュバント関節炎モデル(ラット)に対して治療効果が認められた。
作用機序40)〜42)
- アラキドン酸代謝系におけるシクロオキシゲナーゼ阻害によるプロスタグランジン生合成抑制作用を主たる作用機序とし,その他白血球遊走抑制作用及びライソゾーム酵素遊離抑制作用等の膜安定化作用が認められた。
プロスタグランジン生合成抑制作用は,選択的に炎症反応に係る細胞からのプロスタグランジン生合成を強く抑制し(in vitro),ラット胃組織のプロスタグランジン生合成抑制作用はインドメタシンより弱く,尿中プロスタグランジン排泄の抑制も軽度であった。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (2RS)-2-(10-Oxo-10,11-dihydrodibenzo[b,f ]thiepin-2-yl)propanoic acid
分子式
分子量
性状
- 本品は白色〜淡黄色の結晶又は結晶性の粉末である。
本品はアセトンに溶けやすく,メタノール又はエタノール(99.5)にやや溶けやすく,水にほとんど溶けない。
本品は光によって徐々に分解する。
本品のアセトン溶液(1→10)は旋光性を示さない。
融点
分配係数
- クロロホルム水系及びオクチルアルコール水系での分配係数
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- zaltoprofen
- 商
- ザトフェロン、ソルイルビン、ソレトン、ソレング、ペオン、ペレトン、ボルビット
- 関
- プラノプロフェン、非ステロイド系抗炎症薬