運動性言語中枢
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Japanese Journal
- 田川 皓一
- 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 32(2), 220-226, 2012
- 前頭葉損傷における CT や MRI による形態学的診断は, 常に進歩しているものの必ずしも病態のすべてを説明できるものではない。前頭葉損傷として脳梗塞を, その代表的な症候として失語症を取り上げ画像診断の意義と限界について検討した。 運動性失語はブローカ領域と左中心前回の障害をきたしたとき定型像を呈してくる。なお, 左の中心前回に限局した病巣では, 純粋語唖をみる。ブローカ領域に限局し …
- NAID 130004938146
- 未知語の模倣と反復による語彙学習の神経基盤と自動化プロセス(人間の言語処理と学習)
- 吉田 晴世,横川 博一,村瀬 未花 [他],田邊 宏樹,牧田 快,定藤 規弘
- 電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 109(140), 17-22, 2009-07-11
- 本研究は,模倣と反復を取り入れた学習法における脳活動の神経基盤を解明することにある.そのために,fMRIを用いて,未知語の模倣と観察時における脳活動の変化を調べた.その結果,模倣と観察のいずれにおいても,反復回数の増加に伴って左腹側運動前野(BA6)からブローカ領域(BA44)の神経活動が低減した.この所見は,音声模倣学習の神経基盤が左半球前頭葉ミラーニューロン・システムにあることを示唆する.また …
- NAID 110007360564
- 聞こえの変化に気づくときの脳内メカニズム(聴覚・音声/一般)
- 近藤 洋史,柏野 牧夫
- 電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 107(165), 31-36, 2007-07-19
- 間断なく繰り返される単語を聞いていると,刺激の物理的な変化がないにもかかわらず聞こえの変化が生じる.この現象は単語変形効果と呼ばれている.単語変形効果を用いると,脳内で知覚表象がどのように生成されるかという問題に迫ることができる.我々は単語変形効果の個人差に注目し,聞こえの変化に対応する脳活動を計測した.ある聞こえから別の聞こえに変化したとき,下前頭皮質,帯状皮質,前頭前野に活動が認められた.聞こ …
- NAID 110006380742
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- 大辞林 第三版 - ブローカ領域の用語解説 - 前頭葉下部の下前頭回後部にある,言語産出の中枢。考えや理解を言語にする機能をもつ。フランスの医師ブローカ(P. P. Broca1824~1880)により1861年に発見された。運動性 ...
- ブローカ野の損傷が原因に 脳にある 「ブローカ野」 は、左脳前頭葉の端っこに存在している領域ですが、主に言語処理、特に「自分から発話する場合の言語処理」を担っている部位です。ここが損傷して起こる失語症は特に ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- motor speech center (KH)
- 同
- ブロカ中枢 ブローカ中枢 Broca中枢 Broca center、ブローカ野 Broca野 Broca's area Broca area ブローカ領域、運動性言語野、ブローカ運動性言語中枢 Broca's motor speech center
- 関
- 言語中枢、感覚性言語中枢、ブロードマン野、大脳
- BMWs Broca area = Moter speech center; Wernicke area = Sensory speech center
解剖
機能
- 言語の発生に必要な口・咽頭・喉頭の筋の活動を統合調節する中枢 (KL.741)
線維連絡
臨床関連
- 自発的に言葉を話せなくなる。しかし、他人の言うことはほぼ理解できる。