- 英
- black fly
- 関
- ブユ
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/10/04 19:06:56」(JST)
[Wiki ja表示]
|
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2011年7月) |
ブユ科
Simuliidae |
|
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
節足動物門 Arthropoda |
綱 |
: |
昆虫綱 Insecta |
目 |
: |
ハエ目(双翅目) Diptera |
亜目 |
: |
カ亜目 Nematocera |
下目 |
: |
カ下目 Culicomorpha |
上科 |
: |
ユスリカ上科 Chironomoidea |
科 |
: |
ブユ科 Simuliidae |
|
英名 |
Black fly、Gnat |
亜科 |
- Parasimuliinae
- ブユ亜科 Simuliinae
|
ブユ(蚋)は、ハエ目(双翅目)カ亜目ブユ科(Simuliidae)に属する昆虫の総称。ヒトなどの哺乳類から吸血する衛生害虫である。関東ではブヨ、関西ではブトとも呼ばれる。
目次
- 1 生態
- 2 ブユの害
- 3 関連項目
- 4 外部リンク
生態
成虫は、イエバエの4分の1ほどの小ささ(約3~5mm)で透明な羽を持ち、体は黒っぽく丸まったような形をしているものが多い。天敵はトンボなど。日本では約60種ほどが生息しており、主に見られるアシマダラブユは全国各地に、キアシオオブユは北海道、本州、九州に分布する。
春に羽化した成虫は交尾後、水中や水際に卵塊を産み付ける。卵は約10日で孵化し、幼虫は渓流の岩の表面や水草に吸着し、3~4週間で口から糸を吐きそのまま水中で蛹になり、約1週間ほどで羽化する。成虫になると基本的に積雪時を除き一年中活動するが、特に春から夏(3月~9月)にかけて活発に活動する。夏場は気温の低い朝夕に発生し、昼間はあまり活動しない。ただし曇りや雨など湿気が高く日射や気温が低い時は時間に関係なく発生する。また、黒や紺などの暗い色の衣服や雨合羽には寄ってくるが、黄色やオレンジなどの明るい色の衣服や雨合羽には比較的寄ってこない。似た昆虫として、顔の周りを飛び回り、目の中に飛び込んでくるハエ目ヒゲブトコバエ科のクロメマトイ等が挙げられるが、これらは吸血しない。上記のようにブユの幼虫は渓流で生活しているため、成虫は渓流の近くや山中、そうした自然環境に近いキャンプ場などで多く見られる。また、幼虫は清冽な水質の指標昆虫となるほど水質汚染に弱いため、住宅地などではほとんど見られない。
ブユの害
カやアブと同じくメスだけが吸血するが、それらと違い吸血の際は皮膚を噛み切り吸血するので、多少の痛みを伴い、中心に赤い出血点や流血、水ぶくれが現れる。その際に唾液腺から毒素を注入するため、吸血直後はそれ程かゆみは感じなくても、翌日以降に(アレルギー等、体質に大きく関係するが)患部が通常の2~3倍ほどに赤く膨れ上がり激しい痒みや疼痛、発熱の症状が1~2週間程現れる(ブユ刺咬症、ブユ刺症)。体質や咬まれた部位により腫れが1ヵ月以上ひかないこともままあり、慢性痒疹の状態になってしまうと完治まで数年に及ぶことすらある。多く吸血されるなどした場合はリンパ管炎やリンパ節炎を併発したり呼吸困難などで重篤状態に陥ることもある。
予防に関しては、一般的なカ用の虫除けスプレー等は効果が薄いので、ブユ専用のものを使うことが有効である(ハッカ油の水溶液でもよい)。また長袖や長ズボン、手甲や脚絆などを身につけ、素肌を露出させないことも重要である。吸血された場合は傷口から毒を抜いてステロイド系の薬(ステロイド外用薬)を塗る。また、掻くと腫れが一向に引かなくなり(結節性痒疹)、治ったあともシミとして残るので、決して傷口を触らないことである。
関連項目
|
ウィキスピーシーズにブユ科に関する情報があります。 |
|
ウィキメディア・コモンズには、ブユ科に関連するカテゴリがあります。 |
外部リンク
- ブユ類 - イカリ消毒
- ブユ刺症 - 大日本住友製薬
|
この項目は、動物に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(Portal:生き物と自然/プロジェクト:生物)。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 食道内視鏡的粘膜下層剥離術におけるクリップ牽引法の有効性
- 上里 昌也,ウエサト マサヤ,Masaya UESATO,赤井 崇,アカイ タカシ,Takashi AKAI,堀部 大輔,ホリベ ダイスケ,Daisuke HORIBE,久保嶋 麻里,クボシマ マリ,Mari KUBOSHIMA,松永 晃直,マツナガ アキナオ,Akinao MATSUNAGA,北林 宏之,キタバヤシ ヒロユキ,Hiroyuki KITABAYASHI,加賀谷 暁子,カガヤ アキコ,Akiko KAGAYA,佐塚 哲太郎,サズカ テツタロウ,Tetsutaro SAZUKA,竹下 修由,タケシタ ノブヨシ,Nobuyoshi TAKESHITA,丸山 哲郎,マルヤマ テツロウ,Tetsuro MARUYAMA,星野 敢,ホシノ イサム,Isamu HOSHINO,阿久津 泰典,アクツ ヤスノリ,Yasunori AKUTSU,河野 世章,コウノ ヒロアキ,Hiroaki KOUNO,白鳥 享,シラトリ トオル,Touru SHIRATORI,首藤 潔彦,シュトウ キヨヒコ,Kiyohiko SHUTO,青木 泰斗,アオキ タイト,Taito AOKI,宮崎 信一,ミヤザキ シンイチ,Shinichi MIYAZAKI,松原 久裕,マツバラ ヒサヒロ,Hisahiro MATSUBARA
- 千葉医学雑誌 87(6), 237-243, 2011-12-01
- リンパ節転移の可能性が極めて低い早期胃癌に対する内視鏡的治療は,内視鏡的粘膜下層剥離術の登場により飛躍的に進歩した。そして同手技は早期食道癌にも応用され,広範囲の病変でも一括切除でき,結果的に詳細な病理学的検索を可能にした。しかし,食道内視鏡的粘膜下層剥離術は時間が長くなることや,穿孔などの偶発症が生命の危険に直結するため難易度が高いとされている。 当科では,2002年に食道内視鏡的粘膜下層剥離術 …
- NAID 120003750698
- 幼児期における体力向上の基礎に関する研究[Ⅱ]─ K 市における取り組み ─
- 三村 寛一,高木 信良,安部 惠子,三村 達也,秋武 寛,ミムラ カンイチ,タカギ ノブヨシ,アベ ケイコ,ミムラ タツヤ,アキタケ ヒロシ,MIMURA Kan-ichi,TAKAGI Nobuyoshi,ABE Keiko,MIMURA Tatsuya,AKITAKE Hiroshi
- 大阪教育大学紀要 第Ⅳ部門 教育科学 60(1), 195-204, 2011-09-30
- 本研究は,K市における幼稚園児の年中176名を対象に,幼児期における体力向上の基礎のために運動能力や生活習慣の現状を把握した1年目の課題や問題点に着目し,体の巧みさが上達する幼児期に熟練の運動指導者を介入し指導を行うことで,運動能力や身体特性などの縦断的な経年変化を把握することを目的とした。その結果,①体力測定,生活実態調査,骨密度測定,接地足蹠測定は,対象園児の体力,生活習慣の向上を …
- NAID 120003460054
Related Links
- ・虫よけスプレー ⇒ブヨ(ブユ・ブト)専用のものが望ましい ・ハッカ油 ⇒ハッカ臭を苦手とするため、肌が露出した部分に十分に塗る ・蚊取り線香 ⇒強力なものを焚いて、煙で寄せ付けない ・服装 ⇒肌をなるべく露出させない ...
- ブユは刺されると猛烈に痒いだけでなく、人によっては激しい痛みを生じたりいつまでも腫れが残ったります。リンパ管炎やリンパ節炎を併発し、歩行困難になるというような症状が出ることもありますので、アレルギー症の人は特に ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- black fly、blackfly
- ラ
- Simuliidae
- 同
- 蚋
- 関
- ブユ科、ブヨ、ブユ属