ミコナゾール
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- ドクターのための薬物相互作用とマネジメント(第2回)今回の併用禁忌・注意薬 ワルファリン(ワーファリンなど)+ミコナゾールゲル(フロリードゲルなど)
- オーバーデンチャー装着者におけるカンジダの分布とミコナゾールゲル剤の効果
- 吉嶋 佑佳,市川 哲雄
- 日本補綴歯科学会雑誌 52(2), 99-106, 2008
- 目的 : 本研究は, オーバーデンチャー装着者を被験者とし, 口腔内のカンジダに対する抗真菌剤ミコナゾールゲル剤の有用性について検討した.方法 : 徳島大学病院通院患者でオーバーデンチャー装着者を被験者とし, 被験者をA群 (抗真菌剤ミコナゾールゲル剤 (フロリードゲル®, 持田製薬) を1回0.5g (ミコナゾール10mg) 程度, 1日4回 (毎食後, 就寝時), 1週間使用) とB群 (抗真 …
- NAID 130002123765
- 義歯装着口腔カンジダ症におけるミコナゾール (フロリードゲル^( !R)経口用) の使用経験
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
フロリードゲル経口用2%
組成
成分・含量
添加物
- ラウリル硫酸ナトリウム、カルメロースナトリウム、アルギン酸ナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、結晶リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素ナトリウム水和物、濃グリセリン
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- ピモジド、キニジン、トリアゾラム、シンバスタチン、アゼルニジピン、ニソルジピン、エルゴタミン酒石酸塩、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- カンジダ属による次の感染症:口腔カンジダ症
- 通常、成人にはミコナゾールとして1日200〜400mg(ミコナゾールゲル10〜20g)を4回(毎食後及び就寝前)に分け、口腔内にまんべんなく塗布する。なお、病巣が広範囲に存在する場合には、口腔内にできるだけ長く含んだ後、嚥下する。
- カンジダ属による次の感染症:食道カンジダ症
- 通常、成人にはミコナゾールとして1日200〜400mg(ミコナゾールゲル10〜20g)を4回(毎食後及び就寝前)に分け、口腔内に含んだ後、少量ずつ嚥下する。
- 本剤の投与期間は原則として14日間とする。なお、本剤を7日間投与しても症状の改善がみられない場合には本剤の投与を中止し、他の適切な療法に切り替えること。
慎重投与
- ワルファリンを投与中の患者(「重要な基本的注意」の項、「相互作用」の項参照)
- 経口血糖降下剤(グリベンクラミド、グリクラジド、アセトヘキサミド等)を投与中の患者(「重要な基本的注意」の項、「相互作用」の項参照)
薬効薬理
カンジダに対する作用
最小発育阻止濃度
- Candida属に対する最小発育阻止濃度(MIC)は下表のとおりであった14)。(薬効薬理の表参照)
感染治療実験
- ラット実験的口腔カンジダ症において、本剤塗布開始1週目から4週目の口腔内生菌数は対照群に比べ有意に減少した15)。
作用機序
- ミコナゾールは低濃度では主として真菌の膜系(細胞膜及び細胞壁)に作用して、膜透過性の変化を起こし、高濃度では細胞の壊死性変化をもたらして殺菌的に作用するものと考えられている16〜19)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 1-[(2RS)-2-(2,4-dichlorobenzyloxy)-2-(2,4-dichlorophenyl)ethyl]-1H-imidazole
分子式
分子量
性状
- ミコナゾールは白色〜微黄白色の結晶性の粉末である。本品はメタノール、エタノール(95)又は酢酸(100)に溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- miconazole, MCZ
- 化
- 硝酸ミコナゾール miconazole nitrate
- 商
- アムリード、サラシルト、フロリードD、フロリードF、フロリードゲル、フロリード腟坐剤
- 関
- 抗真菌薬、寄生性皮ふ疾患用剤
[★]
- 英
- lead、lead
- 関
- 通じる、導く、導出、主導