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- Carassius
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- フナ類、フナ属、カラシウス属、Carassius属
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- goldfish (同)genus Carassius
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フナ属 |
ギンブナ
|
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
条鰭綱 Actinopterygii |
上目 |
: |
骨鰾上目 Ostariophysi |
目 |
: |
コイ目 Cypriniformes |
科 |
: |
コイ科 Cyprinidae |
亜科 |
: |
コイ亜科 Cyprininae |
属 |
: |
フナ属 Carassius |
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種 |
本文参照
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フナ(鮒、鯽(魚+(喞-口)、鮅[1])は、コイ目コイ科コイ亜科フナ属(Carassius)に分類される魚の総称。ユーラシア大陸において広く分布する魚の一種。
目次
- 1 概要
- 2 分類
- 3 文化
- 4 脚注
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
概要
日本を含むユーラシア大陸に広く分布し、河川、湖沼、ため池、用水路など、水の流れのゆるい淡水域などにも生息し、水質環境の悪化にも強い。
他のコイ目の魚同様背びれは1つだけで、ひれの棘条は柔らかくしなやかである。背中側の体色は光沢のある黒色か褐色で、腹側は白い。全体的な外見はコイに似るが、口元にひげがない。また、コイに比べて頭が大きく、体高も高い。体長は10-30cm程度だが、ゲンゴロウブナやヨーロッパブナは40cmを超えるものもいる。
ゲンゴロウブナとその品種改良種であるヘラブナは植物プランクトンを食べるが、他のフナはほとんどが雑食性である。水草、貝類、昆虫類、甲殻類など、さまざまなものを食べる。
産卵期は春で、浅瀬の水辺に集まって水草などに直径1.5mm程度の付着性卵を産みつける。
分類
フナは生物学的な分類が難しいとされている魚のひとつである。姿・形・色だけで種を判別することはできないため、初心者が種類を見分けることは困難である。例えば、日本社会においては、「フナ」と呼ばれる魚は慣例的に細かい種類に呼び分けられている。しかし、その「種類」がそれぞれ生物学的に別種か、亜種か、同じ種なのかはいまだに確定されていない。なお、俗に言う「マブナ」はゲンゴロウブナと他のフナ類を区別するための総称で、マブナという分類はない。
- ギンブナ Carassius auratus langsdorfi
- 全長30cmほど。日本から朝鮮半島、中国にかけて分布する。ほぼ全てがメスであり、無性生殖の一種である雌性発生でクローン増殖することが知られている。
- キンブナ Carassius auratus ssp.2
- 日本の関東地方・東北地方に分布する。全長は15cmほどで、日本のフナの中では最も小型。名のとおり体が黄色っぽく、ギンブナよりも体高が低い。
- 準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)(2007年)
- オオキンブナ Carassius auratus buergeri
- (†注: FishBase では okin-buna と naga-buna をこの学名魚の一般名として併記する[2])
- 日本西部と朝鮮半島に分布する。全長40cmほど。名のとおりキンブナに似るが大型になる。 最近は放流されたのか関東方面でも見られるようになった。
- ゲンゴロウブナ Carassius cuvieri
- 琵琶湖固有種。全長40cmほど。体高が高くて円盤型の体型をしている。植物プランクトンを食べるため、鰓耙が長く発達し、数も多い。釣りの対象として人気があり、今や日本各地に放流されている。ヘラブナとはゲンゴロウブナを品種改良したもの。
- 絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト)(2007年)
- ニゴロブナ Carassius auratus grandoculi
- 琵琶湖固有種。全長30cmほど。頭が大きく、下あごが角ばっているのが特徴である。滋賀県の郷土料理である鮒寿司にも使われる。
- 絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト)(2007年)
- ナガブナ Carassius auratus ssp. 1
- 諏訪湖周辺に分布。全長25cmほど。名のとおり体高が低くて幅が厚く、円筒形に近い体型をしている。また、体に対して頭と目が大きいのも特徴である。体色がやや赤っぽいことから、アカブナと呼ばれることもある。
- 情報不足(DD)(環境省レッドリスト)(2007年)
- ヨーロッパブナ Carassius carassius
- ヨーロッパから中国北部まで分布する(日本には分布しない)。全長60cm、体重3kgに達する大型種。ヨーロッパではCrucian carp(クラシアンカープ)と呼ばれる。また、英語ではこのクラシアンカープが属名魚(type species)となっており、例えばニゴロブナのことを "crucian carp" や "nigoro crucian carp"と表記したりするので混乱する。
- ギベリオブナ Carassius gibelio
- 遺伝子研究の結果、キンギョの原種とされる、アジア系のフナ。英名 "Prussian carp"
-
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ヨーロッパブナ(クラシアンカープ Crucian carp)
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文化
フナは、人間に触れやすい環境に生息していることから、身近な魚として人々に親しまれてきた。例えば、日本社会では多くの人が知っている文部省唱歌『ふるさと』(高野辰之作詞・岡野貞一作曲)には、「小鮒(こぶな)釣りしかの川」という一節があり、郷里のイメージのひとつとして歌われている。また、日本の古典文学である『万葉集』や『今昔物語集』にも「鮒」はしばしば登場している。なお、こうした古典文学におけるフナの別名としては波臣、フモジ、山ぶきなどがある。近年でも、野猿のシングル曲「Fish Fight!」では、フナを主人公とした歌詞が用いられ、歌番組ではフナのかぶりものも用いられた。
また、色素変異を起こして体色が赤色となったものをヒブナとよぶ。キンギョはヒブナをさらに品種改良したものである。
釣りなど
釣りでの餌はミミズや練り餌が用いられる。フナは水の流れのゆるいところにいるので、ウキを利用した釣り方が一般的である。釣り上げる際には、うまくウキの動きに合わせて釣り竿を上げる必要があるが、それほど高級な釣具を使う必要もなく、さまざまな淡水域に生息している魚であるため、年齢を問わず多くの人々にフナは魚とりや釣りの対象となっている。そのため、「釣りは鮒に始まり鮒に終わる」と言われるほど基礎的な釣りである。
食文化
中国の露天で売られているマブナ。中国ではよく食べられる。
フナはアジア地域においてしばしば食用とされる。
日本においては滋賀県の「鮒寿司」や愛知県・岐阜県・三重県の「鮒味噌」、岡山県の「鮒飯」、佐賀県(鹿島市)の「鮒の昆布巻き(ふなんこぐい)」などの伝統的なフナの料理が知られている。かつては身近で重要な蛋白源としてよく食べられていたが、近年では、淡水魚独特の泥臭さが敬遠されたり、フナそのものが水環境の悪化によって減少したりしているため、一般的には食べる機会は減っている。しかし、フナの食利用が途絶えたわけではなく、例えば滋賀県の鮒寿司は現在でも著名な特産品の一つである。佐賀県鹿島浜町では毎年1月19日の早朝から「ふな市」が行われ、鮒が販売されている。早朝に買い求めた客はそれぞれが家庭にて「ふなんこぐい」として調理するのに半日以上を要するため、翌日の二十日正月に間に合わせるため、市は早朝に開催される。ふな市ではヘラブナよりマブナが美味とされ、より高額で売られている。
その他、日本での一般的な調理方法として、塩焼きや煮付け、天ぷら、甘露煮、刺身、洗いなどがあるほか、小さいフナを複数、一本の竹串で刺し連ね、タレをつけて焼くすずめ焼きなどもある。また、小鮒を素焼き(白焼き)にしてから煮るとよいダシが出るという。香川県では、酢漬けにしたフナの切り身を野菜と酢味噌で和えた「てっぱい」という料理もある。長野県佐久地方の郷土料理に「鮒寿司」があるが、滋賀県のように発酵はさせない。小鮒を甘露煮にして、寿司飯の上に乗せたもので、秋祭には欠かせぬごちそう[3]。
但し、生食や加熱不完全な調理状態の物を摂食すると、肝吸虫[4]や有棘顎口虫 (Gnathostoma spinigerum) による寄生虫病を発症する可能性がある[5]。
漁業
フナは内水面漁業の主要な漁獲魚種である。日本における2004年の総漁獲量は2258tで、養殖を除くとサケ・マス、アユに次ぐ漁獲量だった。都道府県別に見ると埼玉県(290t)が最も多く、続いて岡山県(266t)、茨城県(251t)、千葉県(184t)、熊本県(180t)、青森県(140t)、岐阜県(118t)、新潟県(117t)、島根県(113t)、滋賀県(112t)の順に多い(水産庁平成16年漁業・養殖業生産統計(概数)による)。天然魚の捕獲だけで無く養殖用種苗魚生産[6]と農業用溜め池や水田での養殖も行われている[7]。
脚注
- ^ 「鮅」は「マス」と読むが、「類聚名義抄(8コマ目)」によれば「フナ」とある
- ^ Froese, Rainer, and Daniel Pauly, eds. (2006). langsdorfii"Carassius auratus langsdorfii" in FishBase. April 2006 version.; Main reference: Masuda, H., K. Amaoka, C. Araga, T. Uyeno and T. Yoshino. 1984. (Ref. 559)
- ^ 『佐久市志民俗編上』全1706頁中1339頁発行長野県佐久市平成2年2月20日
- ^ こんなに怖い寄生虫 厚生労働省検疫所
- ^ 口虫(1/11) ※平成 22 年度食品安全確保総合調査 食品安全委員会 (PDF)
- ^ 水田を活用したフナおよびドジョウの増殖手法開発 長野県] (PDF)
- ^ 井口恵一朗、鶴田哲也ほか、長野県佐久地方における稲田フナ養殖の現状 水産技術 第4巻第1号 (PDF)
関連項目
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ウィキスピーシーズにフナ属に関する情報があります。 |
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ウィキメディア・コモンズには、フナ属に関連するカテゴリがあります。 |
- 魚の一覧
- キンギョ
- コイ
- ブラックバス
- 釣り堀
- 鮒寿司
- 鮒の子まぶし
- 黄鮒
外部リンク
- フナ属魚類 Carassius の系統と分類 (PDF) 野口 智明 三重大学大学院盤物資源学研究科
- フナ 香川県庁
- 田んぼのフナの話 長野県水産試験場
UpToDate Contents
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- 1. 非心臓手術の心リスク管理 management of cardiac risk for noncardiac surgery
- 2. 非心臓手術後の周術期心筋梗塞 perioperative myocardial infarction after noncardiac surgery
Japanese Journal
- 法貴 遊
- 科学史研究. [第Ⅲ期] = Journal of history of science, Japan. 日本科学史学会 編 (274), 119-134, 2015-07
- NAID 40020547528
- せん断パネルダンパーの設計式に関する一考察 その4 スチフナ付せん断パネルダンパーのせん断載荷実験
- 玉井 宏章,妹尾 文貴,三久保 里弥
- 長崎大学大学院工学研究科研究報告 45(85), 15-20, 2015-07
- The authors have researched on the design requirement of shear panel damper. In this paper, we performed cyclic loading test of shear-panel-damper with stiffeners, and as well as consider the required …
- NAID 120005619674
- 新・地域力と地域創造(11)海外で注目、越前市「タケフナイフビレッジ」の包丁 : 欧米観光客が殺到、若手職人も回帰
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- 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2012年2月). 鮒寿司. 鮒寿司(ふ なずし)は、フナを用いて作られる「熟れ寿司」、日本に残る唯一の「ほんなれ」として有名 で、日本の寿司の原点となっている、滋賀県の郷土料理である。 目次. 1 ふなずし ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
フルマリン静注用0.5g
組成
成分・含量(1瓶中又は1キット中)
添加物
禁忌
本剤の成分によるショックの既往歴のある患者
効能または効果
適応菌種>
- フロモキセフに感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,淋菌,モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス,大腸菌,クレブシエラ属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,ペプトストレプトコッカス属,バクテロイデス属,プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)
適応症>
- ○ 敗血症,感染性心内膜炎
- ○ 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
- ○ 咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,慢性呼吸器病変の二次感染
- ○ 膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症)
- ○ 尿道炎
- ○ 腹膜炎,腹腔内膿瘍
- ○ 胆嚢炎,胆管炎
- ○ バルトリン腺炎,子宮内感染,子宮付属器炎,子宮旁結合織炎
- ○ 中耳炎,副鼻腔炎
フルマリン静注用0.5g及びフルマリン静注用1g
- 通常,成人にはフロモキセフナトリウムとして1日1〜2g(力価)を2回に分割して静脈内注射又は点滴静注する。
- 通常,小児には1日60〜80mg(力価)/kgを3〜4回に分割して静脈内注射又は点滴静注する。
- 通常,未熟児,新生児には1回20mg(力価)/kgを生後3日までは1日2〜3回,4日以降は,1日3〜4回静脈内注射又は点滴静注する。
- なお,年齢,症状に応じて適宜増減するが,難治性又は重症感染症には成人では1日4g(力価)まで増量し,2〜4回に分割投与する。また未熟児,新生児,小児では1日150mg(力価)/kgまで増量し,3〜4回に分割投与する。
フルマリンキット静注用1g
- 通常,成人にはフロモキセフナトリウムとして1日1〜2g(力価)を2回に分割して点滴静注する。
- 通常,小児には1日60〜80mg(力価)/kgを3〜4回に分割して点滴静注する。
- 通常,未熟児,新生児には1回20mg(力価)/kgを生後3日までは1日2〜3回,4日以降は,1日3〜4回点滴静注する。
- なお,年齢,症状に応じて適宜増減するが,難治性又は重症感染症には成人では1日4g(力価)まで増量し,2〜4回に分割投与する。また未熟児,新生児,小児では1日150mg(力価)/kgまで増量し,3〜4回に分割投与する。
-
参考:注射液の調製法
フルマリン静注用0.5g(力価)及び1g(力価)各10mL容量瓶
- 4mL以上の注射用水,5%ブドウ糖注射液又は生理食塩液を加え,よく振盪して溶解する。ただし,点滴静注を行う場合,注射用水を用いると溶液が等張とならないため用いないこと。
フルマリンキット静注用1g(力価)
- 溶解液(日局生理食塩液)部分を手で押して隔壁を開通させ,更に溶解液部分を繰り返し押して薬剤を完全に溶解する。
- (詳しい溶解方法については,キット製品の外袋及びカバーシートに記載の「溶解操作方法」を参照のこと。)
本剤の使用にあたっては,耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
低出生体重児(未熟児)・新生児では在胎週数,投与時の体重を考慮すること。[「小児等への投与」及び「薬物動態」の項参照]
慎重投与
瓶及びキット共通
ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
本人又は両親,兄弟に気管支喘息,発疹,蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
高度の腎障害のある患者[血中濃度が持続するので,投与量を減らすか,投与間隔をあけて使用すること。(「薬物動態」の項参照)]
経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者,全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。]
高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
キットのみ
心臓,循環器系機能障害のある患者[ナトリウムの負荷及び循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ,症状が悪化するおそれがある。]
腎障害のある患者[水分,塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく,症状が悪化するおそれがある。]
重大な副作用
ショック,アナフィラキシー(0.1%未満):ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,喘鳴,全身潮紅,浮腫等)を起こすことがあるので,観察を十分に行い,症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
急性腎不全(0.1%未満):急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
汎血球減少,無顆粒球症(0.1%未満),血小板減少,溶血性貧血(頻度不明):汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少,溶血性貧血があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
偽膜性大腸炎(0.1%未満):偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛,頻回の下痢があらわれた場合には,直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.1%未満):中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
間質性肺炎,PIE症候群(0.1%未満):発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎,PIE症候群等があらわれることがあるので,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
肝機能障害,黄疸(頻度不明):AST(GOT),ALT(GPT),Al-P,γ-GTP,LAP等の上昇,黄疸があらわれることがあるので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
薬理作用
- 抗菌作用
フロモキセフナトリウムは試験管内では好気性・嫌気性を問わず,グラム陽性菌及びグラム陰性菌に幅広い抗菌スペクトルを有する。グラム陽性菌では,ブドウ球菌属,レンサ球菌属及び肺炎球菌に対し抗菌力を示す。グラム陰性菌では,淋菌,モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス,大腸菌,クレブシエラ属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属及びインフルエンザ菌に対して抗菌力を示す。嫌気性菌では,ペプトストレプトコッカス属,バクテロイデス属,プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)に対し抗菌力を示す。また,各細菌が産生するβ-ラクタマーゼに安定である12),13)。
作用機序
- 細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を発揮し,作用は殺菌的である。ペニシリン結合蛋白(PBP)に結合親和性を有し,特にムレイン架橋酵素阻害作用を示すことにより抗菌力を示す。なお,フロモキセフナトリウムはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌の主要な耐性機構の一つであるPBP-2'を誘導しにくい特徴を有する14),15)。
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称:フロモキセフナトリウム(JAN)[日局]
Flomoxef Sodium
略号:FMOX
化学名:Monosodium(6R,7R)-7-{[(difluoromethylsulfanyl)acetyl]amino}-3-[1-(2-hydroxyethyl)-1H-tetrazol-5-ylsulfanylmethyl]-7-methoxy-8-oxo-5-oxa-1-azabicyclo[4.2.0]oct-2-ene-2-carboxylate
分子式:C15H17F2N6NaO7S2
分子量:518.45
化学構造式:
ナトリウム量:フロモキセフナトリウム1g(力価)中にNa 46.3mg(2.0mEq)を含有する。
なお,製剤としては0.5g(力価):Na 33.0mg(1.4mEq),1g(力価):Na 66.0mg(2.9mEq)を含有する。
性状:白色〜淡黄白色の粉末又は塊である。
水に極めて溶けやすく,メタノールに溶けやすく,エタノール(99.5)にやや溶けにくい。
融点 100〜150℃(分解)
分配係数:0.001[1-オクタノール/水]
★リンクテーブル★
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- ラ
- Carassius
- 関
- フナ、フナ類、カラシウス属、Carassius属
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- ラ
- Carassius
- 関
- フナ、フナ類、フナ属、カラシウス属
[★]
- ラ
- Carassius
- 関
- フナ、フナ類、フナ属、Carassius属
[★]
フナ類、フナ、ナ属、カラシウス属、Carassius属
[★]
- 英
- Schueffner dot, Schuffner's dot
- 同
- Schuffner斑点、シュフネル斑点
- 関
- マラリア、赤血球
[★]
- ラ
- Carassius
- 関
- フナ、フナ属、カラシウス属、Carassius属