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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/09/22 00:20:19」(JST)
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ビニル基(ビニルき、vinyl group)とは、有機化学における基のひとつで、エチレンから水素を1個取り去った H2C=CH- という構造を持つ 1価のもののこと。「ビニル」はIUPAC命名法が認める慣用名で、系統名 エテニル (ethenyl) にあたる。クロロエチレン(塩化ビニルモノマー)、酢酸ビニル(ポリ酢酸ビニルのモノマー)などの構成要素。
電場効果は弱い電子求引性、共鳴効果は弱い電子供与性を示す。
関連する基
H2C=C< という構造を持つ 2価の基はビニリデン基 (vinylidene group)、-CH=CH- という 2価の基はビニレン基 (vinylene group) と呼ばれる。ともにIUPAC命名法で慣用名として許容されている。
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Japanese Journal
- カチオン重合型ジェットインクの硬化性とガラス基板への接着特性
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- Journal of the Japan Society of Colour Material 86(3), 77-82, 2013
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- NAID 130004516247
- 分解性エポキシ樹脂開発のためのへミアセタールエステル結合を有する多官能性モノマーの合成と重合
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- KOBUNSHI RONBUNSHU 70(10), 602-608, 2013
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- NAID 130004489433
- ビニル基を導入したフェノール誘導体の合成とポリマー化 (特集 光とネットワークポリマー)
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