出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/07/07 07:17:21」(JST)
ビシンコニン酸 Bicinchoninic acid |
|
---|---|
IUPAC名
2-(4-carboxyquinolin-2-yl)quinoline-4-carboxylic acid |
|
別称
2,2'-ビシンコニン酸
2,2'-ビキノリン-4,4'-ジカルボン酸 |
|
識別情報 | |
CAS登録番号 | 1245-13-2 |
PubChem | 71068 |
ChemSpider | 64223 |
ChEMBL | CHEMBL431482 |
SMILES
|
|
InChI
|
|
特性 | |
化学式 | C20H12N2O4 |
モル質量 | 344.32 g mol−1 |
外観 | 淡黄色ないし赤みがかった黄色の結晶性粉末[1] |
匂い | 特徴的な臭気 |
融点 |
365~367℃ |
沸点 |
626.2℃[2] |
水への溶解度 | 冷水や温水に部分的に溶ける。 |
危険性 | |
MSDS | External MSDS |
主な危険性 | 眼や粘膜に対する刺激性 |
NFPA 704 |
0
1
0
|
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ビシンコニン酸(ビシンコニンさん、英: Bicinchoninic acid)は、カルボキシル基を有するキノリン2つからなる弱酸である。BCAと略記される。生化学の分野で、溶液中のタンパク質の定量分析法であるビシンコニン酸法(BCA法)に用いられる。
ペプチド結合により銅2+を還元した銅1+イオンにBCAを添加すると、BCA2分子と銅1+による錯体が形成され、赤紫色の562nm可視吸光が生じる。還元剤やキレート剤の影響を受けやすいものの測定精度は高く、ローリー法やブラッドフォード法に比べ界面活性剤の影響は受けにくい特徴がある[3]。
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
リンク元 | 「BCA」「bicinchoninic acid」 |
関連記事 | 「酸」 |
.