トリアゾラム
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Related Links
- パルレオンとは。効果、副作用、使用上の注意。中枢神経に作用して、眠りに導く催眠鎮静剤です。眠りに導く作用はバルビツール酸系催眠鎮静剤に比べると弱いのですが、薬物依存におちいる危険が少ない薬です。 不眠症の治療の ...
- パルレオンとは、ベンゾジアゼピン系睡眠薬ハルシオンのジェネリック医薬品です。パルレオンは、トリアゾラム「テバ」に商品名を変更して販売されています。ここでは、パルレオンの効果や副作用について、詳しくお伝えしていき ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
パルレオン錠0.125mg
組成
- 1錠中:トリアゾラム……0.125mg
〈添加物〉
アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、グルコノ-δ-ラクトン、クロスポビドン、ステアリン酸マグネシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、D-マンニトール、水アメ、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、香料
禁忌
- 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 急性狭隅角緑内障のある患者
- 重症筋無力症の患者[筋弛緩作用により、症状を悪化させるおそれがある]
- 次の薬剤を投与中の患者:イトラコナゾール、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ボリコナゾール、ミコナゾール、HIVプロテアーゼ阻害剤(インジナビル、リトナビル等)、エファビレンツ、テラプレビル (「相互作用」の項参照)
効能または効果
○不眠症
○麻酔前投薬
○不眠症
- 通常成人には1回トリアゾラムとして0.25mgを就寝前に経口投与する。高度な不眠症には0.5mgを投与することができる。なお、年齢・症状・疾患などを考慮して適宜増減するが、高齢者には1回0.125mg〜0.25mgまでとする。
○麻酔前投薬
- 手術前夜:通常成人には1回トリアゾラムとして0.25mgを就寝前に経口投与する。なお、年齢・症状・疾患などを考慮し、必要に応じ0.5mgを投与することができる。
本剤に対する反応には個人差があり、また、眠気、めまい、ふらつき及び健忘等は用量依存的にあらわれるので、本剤を投与する場合には少量(1回0.125mg以下)から投与を開始すること。やむを得ず増量する場合は観察を十分に行いながら慎重に行うこと。ただし、0.5mgを超えないこととし、症状の改善に伴って減量に努めること。
不眠症には、就寝の直前に服用させること。また、服用して就寝した後、患者が起床して活動を開始するまでに十分な睡眠時間がとれなかった場合、又は睡眠途中において一時的に起床して仕事等を行った場合などにおいて健忘があらわれたとの報告があるので、薬効が消失する前に活動を開始する可能性があるときは服用させないこと。
慎重投与
- 心障害のある患者
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害が悪化又は再発することがある。また、肝臓で代謝されるため、クリアランスが低下するおそれがある]
- 腎障害のある患者
- 脳に器質的障害のある患者[作用が強くあらわれるおそれがある]
- 高齢者 (「高齢者への投与」の項参照)
- 衰弱患者[副作用があらわれやすい]
重大な副作用
- 薬物依存、離脱症状 大量連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量を超えないよう慎重に投与すること。
また、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行うこと。特に、痙攣の既往歴のある患者では注意して減量すること。
- 精神症状 刺激興奮、錯乱、攻撃性、夢遊症状、幻覚、妄想、激越等の精神症状があらわれることがあるので、患者の状態を十分観察し、異常が認められた場合には投与を中止すること。統合失調症等の精神障害者に投与する際は、特に注意すること。
- 呼吸抑制 呼吸抑制があらわれることがある。また、呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシスを起こすことがあるので、このような場合には気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置を行うこと。
- 一過性前向性健忘、もうろう状態 一過性前向性健忘(中途覚醒時の出来事をおぼえていない等)、また、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど、慎重に行うこと。なお、十分に覚醒しないまま、車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。異常が認められた場合には投与を中止すること。
- 肝炎、肝機能障害、黄疸 肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- ショック、アナフィラキシー様症状 ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、血管性浮腫、呼吸困難等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- トリアゾラムは、ベンゾジアゼピン系化合物のマイナートランキライザーであり、情動と密接に関連のある視床下部及び大脳辺縁系に特異的に働き、不安や緊張を除去して催眠導入作用を示す。3)
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- triazolam
- 商
- アスコマーナ、カムリトン、トリアラム、ハルシオン、ハルラック、パルレオン、ミンザイン