|
この項目「ダイハツ・ハイゼット」は加筆依頼に出されており、内容をより充実させるために次の点に関する加筆が求められています。
加筆の要点 - 9代目以降の「バン」・「トラック」の記述の分離(記述方法に検討の余地はあり)。
(貼付後はWikipedia:加筆依頼のページに依頼内容を記述してください。記述が無いとタグは除去されます)
(2015年6月) |
ハイゼット(HIJET )はダイハツ工業の軽貨物車である。
乗用仕様車については、ダイハツ・アトレーを、ウェイクの商用仕様車についてはハイゼットキャディーをそれぞれ参照。
ダイハツ・ハイゼット
10代目 ハイゼットトラック
|
販売期間 |
1960年- |
製造国 |
日本 |
ボディタイプ |
軽トラック
キャブオーバー/セミキャブオーバーライトバン |
駆動方式 |
FR/4WD |
別名 |
トヨタ・ピクシストラック/バン
スバル・サンバー
ピアッジオ・ポーター(イタリア)
起亜・タウナー(韓国) |
テンプレートを表示 |
目次
- 1 概要
- 1.1 バリエーション
- 1.2 OEM供給
- 1.3 日本国外生産
- 2 歴史
- 2.1 初代
- 2.2 2代目
- 2.3 3代目
- 2.4 4代目
- 2.5 5代目
- 2.6 6代目
- 2.7 7代目
- 2.8 8代目
- 2.9 9代目
- 2.10 10代目
- 3 名前の由来
- 4 脚注
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
概要
1960年(昭和35年)11月に発売され、現在新車として販売されているダイハツ車ではもちろんのこと、現行軽自動車の商標の中でトラックは56年、カーゴ(←バン)は55年[1]と最も古い歴史を持つ。なお、英語の綴り字は「HIJET」だが、カタカナ表記は「ハイゼット」である。
初代モデルはボンネットタイプのライトバンと軽トラックであったが、2代目モデルから、キャブオーバータイプのバンとトラックに変更される(ただし初代のボンネットタイプも併売)。この経緯は他社の軽貨物車にも通ずる。さらに9代目モデルのバン改めカーゴからセミキャブタイプに変更され、現在に至る。
もっとも、ハイゼットトラックは、2010年1月〜2016年12月までの7年連続で、日本国内で販売されているトラック(軽・小型・普通)の車名別年間販売台数で首位の座を維持している。
なお、本稿では以下のモデルについても便宜上記述する。
- ハイゼット360
- 以下、トラック系モデル。
- ハイゼットキャブ
- ハイゼットピックアップ - 7代目トラックにおける名称
- ハイゼットパネルバン
- ハイゼットダンプ
- ハイゼットiS
- 以下、バン系モデル。
バリエーション
ハイゼットは早くから電気自動車をラインナップしていることでも知られ、その歴史は1968年(昭和43年)に始まり累計1000台以上販売された。現モデルでは、電気自動車に代わり、2010年(平成22年)6月までダイハツの親会社であるトヨタ自動車のハイブリッドシステムを一部使用した、ハイゼットカーゴ・ハイブリッドが販売されていたが、2012年(平成24年)4月よりハイゼットカーゴの電気自動車が実証実験を開始する。
ボディーバリエーションも多く、6代目のトラックに設定された、キャビン後方を延長し、スペースを広く取ったハイゼットジャンボや、7代目以降のバンをベースに、リヤの荷室部分をオープンデッキ化したハイゼット・デッキバンなどは、オリジナリティーあふれるモデルとして人気が高い。デッキバンは、実際にバンのホワイトボディーを切断し、手作りで生産されており、届出上は改造車、いわゆる「マル改」となる(なお、現行の4代目では「マル改」が不要となったことで改造車扱いではなくなる)。この生産方式はのちにリーザスパイダーにも活かされた。
介護用のスローパーとリアシートリフト、省エネ仕様の電気自動車、ハイブリッド、CNG仕様、パネルバン、ダンプ、冷凍車、消防車、霊柩車などバリエーションは過去に販売されていたものも含めると80種類以上になる。
OEM供給
2010年(平成22年)9月28日、トヨタが2011年(平成23年)9月以降、軽自動車事業に参入することを発表し、ダイハツからハイゼットトラックおよび同カーゴをOEM供給することを発表した。そして、2011年12月1日にトヨタへ『ピクシストラック』・『ピクシスバン』としてOEM供給を開始した[2]。更に2012年(平成24年)4月2日には富士重工業(現・SUBARU)へ『サンバー』(トラック・カーゴ(バン)ともに)としてOEM供給を開始し、これによりハイゼットは3ブランドで販売される3兄弟車となった。
日本国外生産
急激に円高傾向が強まった1985年(昭和60年)頃から、輸出を減らし、現地生産する方針を採った。
- イタリア:イタリアでは、ピアッジオと組み、1992年(平成4年)11月から2002年(平成14年)2月まで、6代目にあたる、S80系のトラックとバン・ワゴンを生産していた。ダイハツ版は「ハイゼット」、ピアッジオ版は「ポーター」の名称であり、1.3Lのガソリンエンジンと、ピアッジオ製の1.4Lディーゼルエンジンが選べた。当時、ディーゼルエンジンの設定は、この欧州向けモデルのみであった。生産終了に伴い、ダイハツ・ヨーロッパ有限会社(DAIHATSU EUROPE S.R.L)は、2003年(平成15年)10月に解散した。
- 韓国:韓国では、亜細亜自動車(現:起亜自動車)により「タウナー」という名称で生産されていた。韓国らしくLPGエンジンがメインで、日本では石油関連の業界団体の猛反発により普及しなかった、LPiも選択可能。ガソリンエンジン車は、南米向けに、輸出もされていた。
- インドネシア:現行11代目ハイゼットトラックをベースに1000ccエンジンと現地の路面状況に最適な足回りのセッティングを施したハイマックスを生産。2016年11月10日に発売された。
- 中国:中華人民共和国では、異なった2系列のハイゼットが生産されている。
- 天津汽車:6代目のS65系が「華利」として生産されているが、車名で呼ばれることはほとんどなく、通常は、「大発」の方が通りが良い。
トラックは「TJ1010」系で、ロングホイールベース版には本格的なダブルキャブ(TJ1010 SL1)が存在する。ワゴンは「TJ6300」系で、標準尺には標準ルーフとハイルーフが、ロングホイールベースにはミッドルーフとハイルーフが設定され、高級グレードの「G」には、非常に派手なメッキのグリルが備わる。
搭載されるエンジンは、同社がシャレードも生産していた関係から、シャレード用のCB型をベースとした、850ccのTN370Q型と、1000ccのTN376Q型となっている。
「TJ6300」系は、他のアジア諸国同様、タクシーとしても使われている。
- 柳州五菱汽車:こちらは、ゼブラのノックダウン生産で、部品類のほとんどを、インドネシアのアストラ・ダイハツ(ADM)から輸入し、天津汽車のシャレード用CB型、1300ccの476Q型エンジンを縦置きに組み合わせている。
これらの日本国外生産車には、古くから1000cc版が存在し、さらに、上級車種として「ハイゼット ゼブラ」や、ハイゼット1300が派生した。この末裔にあたるグランマックスは、2008年(平成20年)より日本へ輸入が開始され、同年2月からトヨタ・タウンエース、トヨタ・ライトエースとして販売されている(ダイハツブランドでの販売はない)。
歴史
初代
トラック
L35型 1960年-1966年
L36型 1966年-1967年
バン
L35V型 1961年-1966年
L36V型 1966年-1967年
ダイハツ・ハイゼット(初代) |
初代 ハイゼットトラック L35
(左・前期型、右・中期型)
|
販売期間 |
トラック:
1960年11月–1967年11月
バン:
1961年5月-1967年11月 |
乗車定員 |
2/4人 |
ボディタイプ |
ライトバン(3ドア)
トラック |
エンジン |
ZL型 空冷 356cc 直2
ZM型 水冷 356cc 直2 |
駆動方式 |
FR |
変速機 |
3MT |
サスペンション |
前:ダブルウィッシュボーン
後:リジッドアクスル+リーフスプリング |
全長 |
2999mm |
全幅 |
1290mm |
全高 |
1450mm |
その他 |
2代目S35,S36と併売 |
後継 |
フェロー(L37) |
-自動車のスペック表- |
- 1960年11月
- 新発売。当初はトラックのみが販売された。
- 1961年5月
- ライトバン(L37V)、パネルバン(L37V)販売。
- 1962年11月
- エンジン改良。
- 1963年11月
- マイナーチェンジ。フロント周辺の意匠を大幅にフェイスリフト。コンパーノ(前期型)にやや酷似したフロントフェイスとなる。
- 1966年10月
- 2度目のマイナーチェンジ。再びフロント周辺の意匠を変更。ラジエターグリルが更に大型化され、新たにフロントフェンダー前方側面に小丸型のターンシグナルランプが装備された。これに伴いZL型 空冷エンジン(L35型系)から、全車、水冷2サイクル・2気筒のZM型エンジンへ変更、L36型系となる。
- 1967年11月まで2代目ハイゼットキャブと併売され、フルモデルチェンジでフェロー(L37系)のトラックとバンとなる。
2代目
トラック
S35P型 1964年-1966年
S36P型 1966年-1968年
バン
S35V型 1964年-1966年
S36V型 1966年-1968年
ダイハツ・ハイゼットキャブ(2代目) |
1965年式 ハイゼットキャブ(S35P)
|
販売期間 |
1964年4月–1968年4月 |
乗車定員 |
2/4人 |
ボディタイプ |
トラック
4ドアキャブオーバーバン |
エンジン |
ZL型 空冷 356cc 直2
ZM型 水冷 356cc 直2 |
駆動方式 |
FR |
変速機 |
4MT |
サスペンション |
前:ダブルウィッシュボーン
後:リジッドアクスル+リーフスプリング |
全長 |
2995mm |
全幅 |
1295mm |
その他 |
初代L35,L36と併売 |
-自動車のスペック表- |
- 1964年4月
- フルモデルチェンジ。キャブオーバータイプに変更。名称はハイゼットキャブとなる。ただしボンネットタイプの初代モデルも併売。
- 基本ボディはトラックとバンの2種類。トラックは3方開きと一方開きで荷台高さが異なる。3方開きは平床で、一方開きは低床を採用しリアタイヤ部分が一段高い形状だった。
- 軽自動車初の4MTを採用した。
- 水冷4サイクル・4気筒・800ccのOHVエンジンを搭載したニューラインキャブ登場。
- 1966年10月
- 空冷エンジン(S35型系)から全車水冷エンジン(S36型系)に。
3代目
トラック
S37P型 1968年-1971年
バン
S37V型 1968年-1972年
ダイハツ・ハイゼット360(3代目) |
3代目後期型ハイゼットトラック
(S37P)
|
販売期間 |
トラック:
1968年4月–1971年9月
バン:
1968年4月-1972年2月 |
乗車定員 |
2/4人 |
ボディタイプ |
トラック
4ドアキャブオーバーバン |
エンジン |
ZM型 356cc 直2 |
駆動方式 |
FR |
変速機 |
4MT |
サスペンション |
前:ダブルウィッシュボーン
後:リジッドアクスル+リーフスプリング |
全長 |
2995mm |
全幅 |
1295mm |
その他 |
電気自動車 |
-自動車のスペック表- |
- 1968年4月
- フルモデルチェンジ。ハイゼット電気自動車発表。
- L35型系ハイゼットがフェローピックとフェローバンとなったためハイゼットキャブからハイゼットとなった。
- 軽キャブオーバー車初の角型ヘッドライト採用。基本ボディはトラックとバンの2種類。トラックは3方開きと一方開きで荷台高さが異るが、一方開きは2段フロアからタイヤカバー部のみが出っ張った形状に改善された。バンのバックドアは初代、および2代目ムーヴと同様のヒンジ式の横開きを採用。
- 1969年9月
- マイナーチェンジ。フロントドアのヒンジを後ろから前へ変更、スーサイドドアを解消し、更にBピラー上部にサイドターンシグナルランプを標準装備した。
4代目
トラック
S38P型(360ccモデル) 1971年-1981年
S38P型(550ccモデル) 1976年-1980年
バン
S38V型(360ccモデル) 1972年-1981年
S40V型(550ccモデル) 1976年-1980年
ダイハツ・ハイゼット(4代目) |
4代目ハイゼット(S40V・後期型)
|
販売期間 |
360ccモデル:
1971年9月–1981年8月
550ccモデル:
1976年4月-1980年4月 |
乗車定員 |
2/4人 |
ボディタイプ |
5ドア バン
トラック |
エンジン |
ZM型 356cc 直2
AB型 547cc 直2 |
駆動方式 |
FR |
変速機 |
4MT |
サスペンション |
前:ダブルウィッシュボーン
後:リジッドアクスル+リーフスプリング |
全長 |
360cc 2995mm
550ccトラック 3045mm
550ccバン 3090mm |
全幅 |
1295mm |
その他 |
360cc仕様は1981年まで継続生産。
550cc仕様は5代目と併売 |
-自動車のスペック表- |
歴代ハイゼットの中で後述する9代目トラックに次いで息の長いモデル。特に360ccは軽免許ユーザーに配慮して厳しい排出ガス規制を何とか乗り切り、5代目や初代アトレーと併売された。
- 1971年9月
- トラックを先行フルモデルチェンジ(S38P型系)。
- 1972年2月
- バンをフルモデルチェンジ(S38V型系)。バンのリアドアは軽自動車初のスライドドアとなる。リアスライドドアは両側に設定され、左右どちらからでも荷物の積み降ろしが可能であった。トラックの荷台は全て平床となった。バンのバックドアは先代の横開きをやめ、ボタンを押して解錠し、上へ跳ね上げるスタイルへと変更され、雨天時も屋根代わりになり、「大切な商品を濡らさない」と運搬業者から好評を博した。さらにパネルバンもラインナップされており、こちらも雨やホコリを嫌う商品を扱う業者には好評だった。4代目もトラックは一方開きと三方開きの2タイプあり、用途に応じた選択が可能であった。
- 1974年9月
- マイナーチェンジ。フロントマスクの形状変更が行われたほか、360cc2サイクルのまま現行の黄色ナンバーに対応した改良を実施。キャッチコピーは「愛着のハイゼット360」。
- 1976年4月
- 550cc 4サイクル直列2気筒エンジンAB型搭載車(S40系)追加。キャッチコピーは「余力のハイゼット550」。
- 550ccエンジン車はバンパーが大型化され、全長がバンで100mm、トラックで50mm延長されている。
- 1979年4月
- 後述のハイゼット55ワイドのマイナーチェンジを受け、フロントグリルが黒色化され、フロントバッジがすべて「HIJET」に統一されたため、前方からは360ccか550ccかの見分けが付きにくくなる。
- 1980年4月
- 550cc(S40系)販売終了。軽限定免許では新規格軽自動車の運転は認められないため、360cc(S38系)は、当時50万人ほどいたといわれる軽限定免許ユーザーへの救済策のため、次世代550ワイドが販売を終了した後の、1981年8月まで継続販売されることとなった。
5代目
トラック
S60P型
バン
S60V型
ダイハツ・ハイゼット(5代目) |
5代目ハイゼット
(海外仕様・S61V)
|
販売期間 |
1977年6月–1981年4月 |
乗車定員 |
2/4人 |
ボディタイプ |
5ドア バンロールーフ
5ドア バンハイルーフ
トラック |
エンジン |
AB型 547cc 直2 |
駆動方式 |
FR |
変速機 |
4MT |
サスペンション |
前:ダブルウィッシュボーン
後:リジッドアクスル+リーフスプリング |
全長 |
3195mm |
全幅 |
1395mm |
その他 |
4代目と併売 |
-自動車のスペック表- |
- 1977年6月
- 4代目モデルのボディサイズを拡大した「ハイゼット55ワイド」として登場。キャッチコピーは「軽の新星」。
- 1979年4月
- バンに乗用用途のカスタムEXを追加設定。
- マイナーチェンジ実施。フロントスタイル、インパネを含めた内装を大幅変更。
- 1980年
- バンにハイルーフ追加。
6代目
トラック
S65P型(2WD) 1981年-1986年
S66P型(4WD) 1983年-1986年
バン
S65V型(2WD) 1981年-1986年
S66V型(4WD) 1983年-1986年
ダイハツ・ハイゼット(6代目) |
6代目ハイゼット(S66P・前期型)
クライマー 4WD(S66P・後期型)
|
販売期間 |
1981年4月–1986年5月 |
乗車定員 |
2/4人 |
ボディタイプ |
5ドア バンロールーフ
5ドア バンハイルーフ
トラック |
エンジン |
AB型 547cc 直2 |
駆動方式 |
FR
パートタイム4WD |
変速機 |
4MT/副変速機付4MT |
サスペンション |
マクファーソンストラット
後:リジッドアクスル+リーフスプリング |
全長 |
3195mm |
全幅 |
1395mm |
ホイールベース |
1810mm |
その他 |
4代目S38と併売 |
-自動車のスペック表- |
- 1981年4月
- フルモデルチェンジ。バンのボディはハイルーフを前提としたデザインとなり、乗用(ナンバーは4ナンバー)のハイゼット・アトレーが派生。バンボディの縦型リアコンビランプを後退灯と一体化した3連タイプに変更。
- バンはロールーフとハイルーフが存在し、既存の低床だけでなく平床仕様が新規に登場した。ハイルーフと低床を組み合わせると1200mmの荷室高があった。
- トラックは悪路対応としてローギアードオプション(4WD登場と同時に消滅)があった。トラックの低床仕様としてローデッキが存在しエンジン搭載位置をバンと同じ位置とし通常より荷台を低くしたモデルがある。その風貌からハイゼットアトレーともども一部愛好家から「ハイゼットまゆげ」と親しまれている。
- 1981年8月
- 4代目S38(360cc)の販売終了。
- 1982年3月
- 4WD追加。型式は「S66」。
- 1983年10月
- マイナーチェンジ。
- ハイゼットジャンボ追加、オプションにクーラー追加。4WDに手動式フリーホイールハブとフロントディスクブレーキ(メーカーオプション)を設定。
7代目
トラック
S80/81P型(550ccモデル) 1986年-1990年
S82/83P型(660ccモデル) 1990年-1994年
バン
S80/81V型(550ccモデル) 1986年-1990年
S82/83V型(660ccモデル) 1990年-1994年
ダイハツ・ハイゼット(7代目) |
7代目ハイゼット ピックアップ
(S83P・後期最初期型)
7代目ハイゼット クライマー ダンプ
(S83P・後期最終型)
|
販売期間 |
550ccモデル:
1986年5月–1990年4月
660ccモデル:1990年4月-1994年1月 |
乗車定員 |
2/4人 |
ボディタイプ |
5ドア バンロールーフ
5ドア バンハイルーフ
トラック
4ドアトラック |
エンジン |
EB型 547cc 直3
EB型 547cc 直3 スーパーチャージャー
EF型 659cc 直3
ED型 847cc 直3(国外仕様) |
駆動方式 |
FR
パートタイム4WD |
変速機 |
4MT/副変速機付4MT
5MT/副変速機付5MT
3AT |
サスペンション |
マクファーソンストラット
後:リジッドアクスル+リーフスプリング |
全長 |
550cc 3195mm
660cc 3295mm |
全幅 |
1395mm |
ホイールベース |
1800mm |
-自動車のスペック表- |
トラックはこの代に限りハイゼット ピックアップ名義で発売された。イタリアではピアッジオ(ピアジオ)との業務提携により、ピックアップ(トラック)とバン / コンビ / ワゴンがポーターとして、また韓国では起亜自動車(1991年発売当時は傘下の亜細亜自動車ブランドで、1996年より起亜ブランドとなる)との業務提携により同じくピックアップ/バン/コーチが起亜・タウナー(Towner )としてライセンス生産された。また、この代のみアメリカにも農耕用構内専用車(農機扱い)として輸出されていたが、1992年にダイハツの北米市場撤退に伴い終了している。
- 1986年5月
- フルモデルチェンジ。型式は2WD車が「S80」、4WD車が「S81」となる。エンジンは2気筒AB型から3気筒EB型に変更。
- バンボディは後退灯をリアランプから分離してバンパーの右側に1灯を移設。
- スタイル重視のデザインを採用し、フラッシュサーフェイス化されたボディにスライドドアに世界初採用された下降窓、縦方向に大きな窓ガラスが特徴である。若年層に人気であったがスタイル重視がウィークポイントとなり660cc後は後発ライバルに荷室の広さで劣勢に立たされる事となった。
- バンにはバックドアのガラスを開閉可能なダブルハッチが設定された。ダブルハッチは同世代である2代目ミラにも採用されている。実用性に乏しく660cc化された際に廃止された。
- 10インチタイヤ装着車両は最小回転半径3.5mとなり550cc以降の軽自動車で最小の回転半径である。12インチタイヤ仕様は3.6m、参考ながら6代目および9代目(トラックの場合)は3.7m、8代目は3.8mである。10インチタイヤは2WD、12インチタイヤは4WDで採用されている。
- 1987年9月
- ピックアップにスーパーチャージャー車追加。スーパーチャージャー仕様はエアコンコンプレッサー部に過給機を装備するため、エアコンを装備することが不可能となっていた。
- 1988年10月
- マイナーチェンジ。ヘッドランプを丸形から角形に変更。これに伴いバンのリアナンバーをテールゲートからリアバンパーに移設。バンの後ろを切り取り4人乗りトラックとしたデッキバンを追加。
- 1990年4月
- マイナーチェンジで新規格化(実質的には一次改良扱い)。型式は2WD車が「S82」、4WD車が「S83」となる。ピックアップに設定されていたスーパーチャージャーは廃止。660ccEF型エンジンへ変更された。4WD車の上級グレードに限りフロントディスクブレーキが標準装備(それ以外のグレードはメーカーオプションとして装備)となる。
- 1991年3月
- 一部改良。4WD車全車にフロントディスクブレーキが標準装備となった。
- 1992年3月
- マイナーチェンジ(実質的には二次改良扱い)。バンの4WDにAT車追加。
- 排気ガス規制のためマフラーに触媒が装備されスペックは同等だがパワーダウンしている。外観はフロントセンターにシルバーのプラスチックガーニッシュが装備され、内装色がブラウンからグレーへと変更。大半のグレードは5MTへ変更された。また2WD車は10インチタイヤから12インチタイヤにサイズアップが図られ、同時に2WD車全車にフロントディスクブレーキが標準装備となった。
8代目
トラック
S100/110P型(パネルバン:S100/110C型)
バン
S100/110V型
ダイハツ・ハイゼット(8代目) |
8代目ハイゼット
バン2WD(S100V)
8代目ハイゼット
トラック4WD(S110P)
|
販売期間 |
1994年1月–1999年1月 |
乗車定員 |
2/4人 |
ボディタイプ |
5ドア バンロールーフ
5ドア バンハイルーフ
トラック
4ドアトラック |
エンジン |
EF-NS型 659cc 直3 SOHC
(MT車のみ)
EF-ES型 659cc 直3 SOHC
EF-GS型 659cc 直3 DOHC
(トラック「is」含む) |
駆動方式 |
FR
パートタイム4WD |
変速機 |
5MT
副変速機付5MT
3AT |
サスペンション |
マクファーソンストラット
後:リジッドアクスル+リーフスプリング |
全長 |
3295mm |
全幅 |
1395mm |
ホイールベース |
1900mm |
-自動車のスペック表- |
- 1993年10月
- 第30回東京モーターショーに参考出品。
- 1994年1月31日
- フルモデルチェンジ。型式は2WD車が「S100」、4WD車が「S110」となる。先代の反省から、ライバルを研究しつくし、室内容積、発進加速、高速時の静粛性ではトップを奪う。ホイールベースも100mm延長され、操縦安定性も向上している。
- 2WD車、4WD車にかかわらずトラックにもATが設定され、MTは全車5速が標準設定となる。AT車は全車3気筒SOHC12バルブEFIエンジンが搭載(MT車は最上級グレードのみ搭載)。
- バンの低床仕様は消滅し、全て平床仕様となった。メーカーオプションでリアシート装着車両はELRシートベルトを装備可能となった。また、リアのナンバープレートをテールゲート中央に戻した。
- なお、8代目ハイゼットシリーズ、および3代目アトレーに標準装着のサイドミラー(ディーラーオプションの大型サイドミラーは除く)は運転席側、助手席側ともに5代目、および6代目スバル・サンバーと共用の部品が使用されているため富士重工業の刻印(○の中に「フ」のマーク)が入っている。
- 1995年
- 特別仕様車に「天晴(あっぱれ)」を追加。
- 1996年1月
- AT車を全車、これまでのシングルカム(SOHC)12バルブEFIエンジン(EF-ES型)からディストリビューターレス(DLI)機構を用いた新開発の3気筒ツインカム(DOHC)12バルブシングルキャブレターエンジン(EF-GS型)に変更(MT車は「天晴」のみ変更)。同年4月にはハイゼットのパワー&ドライブトレインなどを一部流用し、ミゼットIIが登場している。これに伴い、最上級グレードのみ標準装備されていたトリップメーターが廃止され、特別仕様車扱いだった「アッパレ」が正式にカタロググレードに昇格した。
- 1997年10月13日
- バン電気自動車をマイナーチェンジ。モーターを高出力・高効率化したことでガソリン車並みの動力性能を実現。さらに補水作業不要のシール型(密閉型)鉛電池の採用や荷室フロアのフルフラット化、充電コンセントなどの改良を行い利便性を向上させた。マイナーチェンジに伴い、ガソリン車と同じラインでの生産となる。
- 1997年10月
- トラックの派生モデルとして、主にオーナードライバーを対象とし、外観の装飾で意匠を差別化した「is」(イズ)を追加。エンジンはMT車、AT車にかかわらず3気筒DOHC12バルブシングルキャブレターエンジン(EF-GS型)が搭載されており、車体色には鮮やかなふじ色も用意されていた。「is」とは「Idol&Stylish」の意とアナウンスされている。また、先代までのジャンボのキャブを、より後方に拡大した「スーパージャンボ」を特装車として追加。延長部分は窓のないデザインとなる。
なお、この型のハイゼットはテレビ番組にも登場しており、日本テレビのバラエティ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」にて「だん吉」という愛称でソーラーカーに改造(上述の純正EVではなく、ガソリン車ベースのコンバートEVである。)されたハイゼットが7年5か月をかけて一筆書きでの日本一周の旅を行い、2010年4月に無事達成した。
-
8代目ハイゼット
トラック4WD
(S110P・リヤ)
-
-
ハイゼットトラック
スーパージャンボ4WD(S110P)
-
-
9代目
カーゴ
S200/210V型 1999年-2004年
トラック
S200/210P型(パネルバン:S200/210C型) 1999年-2007年
S201/211P型 (パネルバン:S201/211C型)2007年-2014年
ダイハツ・ハイゼット(9代目) |
9代目ハイゼットトラック
エクストラ4WD
(S211P・2007年12月〜2011年11月)
9代目ハイゼットトラック
エアコン・パワステスペシャル4WD
(S211P・2012年12月〜2014年9月)
9代目ハイゼットカーゴ
スペシャル4WD
(S210V・前期型)
|
販売期間 |
カーゴ:1999年 – 2004年
トラック:1999年 – 2007年(S200/210P系)
トラック:2007年 - 2014年(S201/211P系) |
デザイン |
イタルデザイン・ジウジアーロ
(カーゴ/デッキバンのみ) |
乗車定員 |
2/4人 |
ボディタイプ |
5ドア バンロールーフ
5ドア バンハイルーフ
トラック
4ドアトラック |
エンジン |
EF-SE型 659cc 直3 SOHC
(MT車のみ)
EF-VE型 659cc 直3 DOHC DVVT
EF-DET型 659cc 直3 DOHCターボ
(カーゴのみ)
KF-VE型 658cc 直3 DOHC DVVT(S201/211P系トラックのみ) |
駆動方式 |
FR
パートタイム4WD |
変速機 |
5MT/副変速機付5MT
4AT(カーゴのみ)/3AT |
サスペンション |
前:マクファーソンストラット
後:リジッドアクスル+リーフスプリング |
全長 |
3395mm |
全幅 |
1475mm |
全高 |
1855mm |
ホイールベース |
トラック 1900mm
カーゴ 2400mm |
その他 |
トラックはフルキャブ
カーゴはセミキャブ |
姉妹車 |
トヨタ・ピクシストラック(初代)
スバル・サンバートラック(7代目) |
-自動車のスペック表- |
- 1999年1月6日
- フルモデルチェンジ。型式は2WD車が「S200」、4WD車が「S210」となる。
- バンは後述するトラックと異なるユーザーのニーズ・使い方に対応するため、運転のしやすさや快適性を考慮しセミキャブ化。リアランプは3連タイプを採用。名称をカーゴに変更した。車体デザインをジウジアーロ率いるイタルデザイン・ジウジアーロが手懸けた。「エクストラ」と「デラックス」にはカラードバンパーを採用。全グレードにエアコンとAMラジオ(「スペシャル」は日本語表記仕様)が標準装備され、「エクストラ」と「デラックス」には油圧式パワーステアリングとバックドア連動パワードアロックも装備される。また、衝突時のドライバーへの損害を低減する国産車初の引き込み式ステアリングを採用した。グレード体系は「2シーター」・「スペシャル」・「エクストラ」・「デラックス」の4グレードで「2シーター」と「スペシャル」は標準ルーフ、ハイルーフの2タイプを用意した(「エクストラ」・「デラックス」はハイルーフのみ)。
- 一方のトラックはフルキャブタイプを継承しつつ、先述のカーゴ(バン)と異なりプラットフォームは8代目トラックの設計の多くを踏襲し、新規格に対応させるための設計変更[3]で極力コストを抑えて開発された。基本的に8代目トラックをベースとしているものの、外見上のキャビン周りの造形は極力現代風のしつらえに刷新されており、ノーズ付キャビンと大型異型ヘッドランプにより個性的なフロントマスクが採用され、内装に関しては当然インパネも新造形となった。「エクストラ」にはカラードバンパーとラジエターグリル風フロントメッキガーニッシュを、「デラックス」にもラジエターグリル風フロントメッキガーニッシュを装備した。安全対策を行いながらも荷台長を1,940mmに、床面フロア長も2,020mmに拡大(ローダンプ、パネルバンを除く)。また、万一の際のドライバーへの損害を低減するブレイクアウェイ・ステアリングコラム、衝撃吸収ウレタンステアリングを全車に採用した。ボディ全体の表面積の約85%に亜鉛メッキが処理された防錆鋼板を使用するとともに(ただしパネルバンはキャビン周りのみ処理)、カチオン電着塗装を施し、高い防錆性能を実現。さらに、一方開「スペシャル」、ローダンプ、パネルバンを除く全グレードには荷箱を全面メッキ化し、厳しい条件下でも耐久性を高めた「ストロング防錆仕様」をオプション設定。この仕様では軽トラック初となる錆による穴あき5年、表面錆3年の長期保証を実現した。グレード体系は「スペシャル」・「デラックス」・「エクストラ」・パネルバン(4WD車は5MTのみ)の4グレードの他、4WD専用の「スペシャル農用パック」、「クライマー」、ローダンプの3グレードも用意される。ちなみに「スペシャル」の2WD・5MT車に限り、当初3方開タイプの他に、1方開タイプも用意されていた。
- トラック・カーゴとも衝突安全ボディを採用し、それぞれ前面衝突安全基準をクリアしている。
- なお、9代目ハイゼットトラックに標準装着のサイドミラー(ディーラーオプション除く)は8代目から引き続き運転席側、助手席側ともに5代目、および6代目スバル・サンバーと共用の部品が使用されているため富士重工業の刻印(○の中に「フ」のCI)が入っている。
- 1999年4月23日
- 電気自動車をフルモデルチェンジ。9代目カーゴベースとなる。
- 1999年9月16日
- トラックに新開発のEFGI(電子制御式フィードバック・ガス・インジェクション)採用エンジンを搭載したLPG車を追加。
- 1999年12月13日
- カーゴに「スペシャル」をベースにしたCNG車を追加。ツインカムDVVT EFIエンジンにより、ガソリン車とほぼ同じ動力性能を実現した他、ガスボンベを大型化し一充填走行距離を大幅に向上。生産のインライン化により従来型に比べ価格を最大で65.9万円引き下げ、納車期間を短縮。新たにAT車も設定された。
- 2000年2月4日
- 一部改良。トラック・カーゴともにカラードバンパーと乗降グリップ(トラックは助手席のみ、カーゴは運転席・助手席)、および5MT仕様車にクラッチスタートシステムを全グレードに追加採用。トラックは「スペシャル」のエンジンをツインカムDVVT3気筒12バルブEFIエンジンに変更し、バッテリカバー、シガライター、間欠式2スピードワイパー、Hi-Lo切替式パートタイム4WD(4WD車)を装備した「ツインカムスペシャル」と「スペシャル」に前述のストロング防錆仕様を標準化した「スペシャル ストロング防錆パック」を追加し、「スペシャル」の1方開タイプ(2WD・5MT車専用)および「デラックス」を廃止。「エクストラ」にはパワーステアリングとAM/FM付ステレオも追加された。カーゴはツインカムDVVT3気筒12バルブEFIエンジンを搭載し、宅配強化フロントドア、キーレスエントリーを標準装備した宅配仕様「デリバリーらくらくパック」を追加。また、助手席シートバックを前倒しすることで長尺物等の積載に対応する2,530mmの超ロングスペースを確保する助手席前倒し機構を「スペシャル」を除く全グレードに装備。さらに、「スペシャル」にはリアワイパーとバックドアパワードアロックが、「デラックス」には助手席シートスライド&リクライニング、間欠式2スピードワイパー、フューエルリッドオープナーが、「エクストラ」には運転席SRSエアバッグ、AM/FM付カセットステレオ、キーレスエントリー、ホイールキャップがそれぞれ追加された。
- 2000年4月14日
- カーゴにLPG車を追加。トラック LPG車に搭載されているEFGIエンジンの改良型を搭載し、エンジンの始動性や動力性能、燃焼効率を高めた。また、先に発売されたCNG車同様にAT車が追加設定された。
- 2001年1月16日
- カーゴをマイナーチェンジ。バンパー、フロントグリル、リアコンビランプ、シート表皮を変更。さらに、フロアとフロント周りの形状を変更し、乗降性を向上させた。さらに、「スペシャル」には助手席シートスライド&リクライニングを、「デラックス」には助手席サンバイザーを追加した。また、新グレードとして、パワーウィンドゥやチャイルドセーフティ等を装備し、快適性能を高めた「クルーズ」を追加した(「クルーズ」は「アトレー」に設定されていた「CL」の後継モデルで、「クルーズ」追加に伴い「エクストラ」を廃止)。
- トラックも一部改良。AT車全車およびMT車のEF-VE型ツインカムDVVT3気筒12バルブEFIエンジン搭載車に樹脂製エンジンアンダーカバーが標準装備化され、4WD車全車にメーカーオプションで13インチラジアルタイヤ(145R13 LT 6PR)/ホイールが選択可能となった。またガードフレームを角パイプ化し、ロープフック形状の改良とリアゲート部にもロープフックを追加したことで荷役性を向上し、ホイールハウス上部の形状を改良し乗降性も向上された。「エクストラ」にはカラードドアミラー&ドアアウターハンドル、大型荷台作業灯、格納式テールゲートチェーン、リア4枚リーフスプリング(4WD)、スーパーデフロック(4WD)を追加装備した。
- 両タイプともMT車にクラッチスタートシステムを追加し、AT車はトルクコンバーターの効率を改善し燃費を向上。軽貨物車車外騒音規制に対応した。
- 2001年7月3日
- 小型自動車登録のハイゼットグランカーゴを発売(同年11月終売となったデルタバンの受け皿。2004年11月に製造終了)。
- 2001年9月18日
- カーゴCNG車を一部改良。大容量ボンベ仕様車が軽自動車初の「超-低排出ガス」認定を取得。標準ボンベ仕様車もガスボンベ容量を拡大(58L→65L)するとともに、容量の異なるボンベを使用しレイアウトを変更したことにより後席居住性や荷室利便性を向上した。
- 2002年1月15日
- 一部改良。エンジンの出力をアップし、走行性能を向上するとともに環境性能も向上。カーゴの一部に4AT車が設定されたことにより4WD車の燃費も向上された。カーゴには新たに「デラックスターボ」を追加。「クルーズ」にはメッキグリル、乗用タイプ分割リアシート、新シート表皮、ポケット付デッキサイドトリムなどの乗用装備が加わり、パワーステアリングを全グレードに拡大、「スペシャル」を除く全グレードにキーレスエントリーも装備された。また、サスペンションの見直しにより乗り心地を向上した。トラックは「エクストラ」にエアコンを追加し、シート表皮を変更。「スペシャル」と「ツインカムスペシャル」にはエアコン&パワーステアリング装着車を設定した。
- 2003年6月2日
- 一部改良。液晶式オドメーター&トリップメーター付電子式メーターを装備。カーゴは「デラックス」、「デラックスターボ」に運転席SRSエアバッグ&フォースリミッター機構付フロント3点式シートベルト、フロントパワーウインドゥ等を追加。「クルーズ」はシート表皮とドアトリムを変更し、専用のボディカラーとしてブラックマイカを追加。EF-SE型エンジン搭載車の燃費を向上した。「スペシャル」の3AT車には「超-低排出ガス」認定取得の「スペシャルクリーン」を設定した。トラックは「スペシャル」をベースに、エアコン、パワーステアリング、間欠ワイパー、助手席サンバイザーなどを装備した「エアコン・パワステスペシャル」を追加した。
- 2004年12月19日
- カーゴの次世代型販売のため販売終了。
- 2004年12月20日
- トラックのみ大規模なマイナーチェンジ(一次改良)[4]。中期型となる。主にキャビン部分のデザインを中心に大幅にリファイン[5]するとともに、ガードフレーム(鳥居)は薄型化し荷台への張り出しをなくしたことにより、箱物を重ねて積む際の効率を上げるとともに、ガードフレーム荷台長を1,945mmに拡大した。このため、これ以降の9代目モデルを俗に9.5代目と呼ぶことも決して少なくない。ボディカラーを一新し、これまでのホワイトとブルーイッシュシルバーメタリックに代わり、オフホワイトとファインシルバーメタリック(高い発色性を上げるため水性中塗りを加え3コート化)に変更。ブルーは廃止となった。また、ユーザー調査に基づき、大型グローブボックスや大型インパネセンターポケット等豊富な収納スペースを確保、タイヤの切れ角アップにより、最小回転半径3.7mを実現(従来型の最小回転半径は3.8m)。このほか、パワーステアリング装着グレードに関してはこれまでの油圧ポンプによるエンジン回転感応式から電動モーターによる車速感応式に変更された。ボディの塗装に関しては後述するデッキバンを含む10代目カーゴ同様、油性系ウレタン塗料による塗装から水性系ウレタン塗料による塗装に変更し下塗り塗料の材質改善により防錆力を20%向上。さらに亜鉛メッキが処理された防錆鋼板の使用比率をボディ全体の表面積の約90%まで(従来型は約85%)に引き上げた。また、従来モデルよりさらに錆に強くなったオールステンレスマフラーを全車に標準装備し、メーカーオプションの「ストロング防錆パック」は荷台・ゲートのヒンジや接合部のメッキ膜圧をアップし、防錆力が強化されたほか、キャビン周りの防錆処理も若干強化されている(ただしストロング防錆パック非採用車は除く)。なお、マイナーチェンジに伴い、生産拠点をダイハツ車体(現・ダイハツ九州)の大分・中津市に建設された新工場に移した。
- 2006年12月
- トラックを一部改良(仕様変更扱い)。2007年1月から施行される側面、および下面の視認性に関する法規に対応するため、全車に助手席側アンダーミラー付サイドミラーを標準装備化。ただし運転席側のサイドミラーはこれまで通り5代目、および6代目スバル・サンバーと共用の部品が使用される。これに伴い、ジャンボに運転席側SRSエアバッグを標準装備化し、更にジャンボを除くトラック全車にデュアルSRSエアバッグをメーカーオプション設定(ジャンボのみ助手席側SRSエアバッグをメーカーオプション設定)し安全性を向上。ヘッドランプレベライザーが標準装備となる。
- 2007年12月10日
- トラックをマイナーチェンジ(二次改良)。形式が2WD車がS201P型、4WD車がS211P型にそれぞれ変更。後期型となる。全車エンジンがこれまでのEF-SE/EF-VE型エンジンから新開発のKF-VE型ツインカム12バルブエンジンに変更したことでドライバビリティと燃費性能が向上。特に2WD・AT車は「平成22年度燃費基準+10%」を達成した。ただしエクステリアデザインに関しては大規模マイナーチェンジ実施後の「S200P/210P」からそのまま継続された。この他、全車に間欠ワイパーを標準装備化されボディーカラーが一部変更となり[6]、5MT車のシフトノブの形状、およびインテリアカラー[7]もそれぞれ変更された。「スペシャル」および「農用スペシャル」、「エアコン・パワステスペシャル」はいずれもボディカラーはオフホワイトのみに整理され[8]、「エクストラ」にはキーレスエントリーシステムと以前はカセットステレオだったが1DINのAM/FM付CDステレオ(CD-R/RWに対応)&10cmフロントスピーカーを追加、「エアコン・パワステスペシャル」は日本語表記のAM/FMラジオを装備した。これに伴いツインカムエンジン搭載の5MT車専用の特装仕様「ツインカムスペシャル」および「エアコン・パワステ ツインカムスペシャル」はそれぞれ廃止され、同時に「エクストラ」のツートーンボディーカラーのメーカーオプション設定も廃止された。以前はエアコン非装備グレードも多数あったが、「エクストラ」・「デラックス」は標準装備。「スペシャル」はオプション(注文時でエアコンを取り付ける)という体系である。
- 2010年8月17日
- トラックを一部改良。同年9月に施行されるJC08コールドモード排出ガス基準をクリア。装備面ではシガライターとバッテリーカバーを全車標準装備化。これに伴い「農用スペシャル」はエアコン、パワーステアリング、日本語表記のAM/FMラジオが標準装備化された。
- 2010年12月
- ハイゼットトラックが日本国内でのトラック(軽・小型・普通)の車名別年間販売台数で39年間首位を守り続けたスズキ・キャリイを上回り、初の首位となった。
- 2011年12月1日
- トラックを一部改良。2012年7月から改正されるシート、およびシートベルトに関する保安基準の改正に適合。ヘッドレストの大型化、およびシートベルトプリテンショナーなど安全面に対する法規の強化に伴う対応を実施。ジャンボなど、一部を除くトラックベースの特装車に運転席エアバッグが標準装備となる一方で、バッテリーカバーの「HIJET」ロゴのレリーフの廃止、および4WD車の後部正面アオリの「4WD」ロゴのデカールの貼付の廃止、一部の特装車が廃止となった。ボディカラーについては、「オフホワイト」(W20)を廃止し、前期型S200P系以来となる「ホワイト」(W09)を7年ぶりに復活させた。同時に、トヨタ自動車へピクシストラックとしてOEM供給を開始した[9]。
- 2012年4月2日
- 富士重工業(現・SUBARU)へ7代目サンバートラックとしてOEM供給を開始。
- 2012年12月17日
- トラックを一部改良(仕様変更扱い)。2013年1月から施行される灯火器及び反射器等に関する法規に対応するため後方反射板を追加装備(ただし特装車の一部を除く)し、夜間の積み降し作業時や乗降時の安全性を向上。防錆鋼板の採用範囲拡大(約90% → 約95%)、ボデーシーラーの塗布範囲拡大を実施し耐蝕性の向上が図られるとともに、触媒の変更により全車がJC08モード燃費に対応となった。最廉価グレードの「スペシャル」の基本装備に関しては日本語表記のAMラジオから同・日本語表記のAM/FMラジオに変更となった。
- 2013年12月20日
- トラックに特別仕様車「VS」シリーズを発売[10]。「エアコン・パワステスペシャル」、「農用スペシャル」、「エクストラ」及び特装車シリーズの「ハイルーフ」をベースに、ラジエターグリル風大型フロントメッキグリル(実際はガーニッシュ)、カラードバンパー、あゆみ板掛けテールゲート、格納式テールゲートチェーン、大型荷台作業灯の5点[11]を特別装備したほか、3層塗装の採用、荷台下フレームの外面と下面にアンダーコートの塗布と防錆ワックスの追加、ガードフレームと荷台ヒンジに防錆処理を行い、荷台ヒンジには防錆材を施すことで防錆性能を強化し、サビ保証も小型普通車並みのボディ外板表面サビ3年・ボディ外板穴あきサビ5年に延長した。「ハイルーフ"VS"」除く全グレードにはメーカーオプションで「アップグレード防錆パック」の設定も可能となる。装備の追加や基本性能の強化を行いながらも車両本体価格はベース車と同一価格に設定(据え置き)された。ボディカラーはカタログカラーの「ブライトシルバーメタリック」に加え、本仕様車専用色の「ブラックマイカメタリック」と「ブルーマイカメタリック」、そして「ホワイト」の3層塗装仕様(W19)を加え、軽トラックのボディカラーでは最多となる4色が用意される。
- 2014年7月
- トラックの次世代型販売のため、注文受付終了、および生産終了。
- 2014年9月1日
- ダンプ、保冷車、パネルバン等の特装車を除くトラック販売終了。
- 2014年10月13日
- ダンプ、保冷車、パネルバン等の各種特装車シリーズ販売終了。名実ともに9代目シリーズは全て販売終了となった。
-
9代目ハイゼットトラック
(前期型(画像左・S210P)と後期型(画像右・S211P))
-
9代目ハイゼットトラック
エクストラ4WD
(S210P・前期型)
-
9代目ハイゼットトラック
スペシャル4WD
(S210P・前期型・リヤ)
-
9代目ハイゼット
ジャンボ4WD
(S211P・後期型)
-
9代目ハイゼット
トラックハイルーフ4WD
(S210P・中期型)
-
9代目ハイゼットトラック
室内
(S200P・前期型)
※画像はスペシャル2WDのもの
10代目
カーゴ
S320/330V型 2004年-2007年
S321/331V型 2007年-
トラック
S500/510P型 2014年- ※パネルバンも当モデルより型式末尾が「P」に移行
ダイハツ・ハイゼット(10代目) |
10代目ハイゼットカーゴ
特装車2WD
(S320V・前期型)
10代目ハイゼットカーゴ
クルーズ4WD(S331V・後期型)
10代目ハイゼットトラック(S510P)
スタンダード4WD
|
販売期間 |
カーゴ:2004年12月 – 2007年12月(S320/330V型)
カーゴ:2007年12月 - (S321/331V型)
トラック:2014年9月 – |
乗車定員 |
カーゴ:2/4人
トラック:2人 |
ボディタイプ |
5ドア バンロールーフ
5ドア バンハイルーフ
トラック |
エンジン |
カーゴ前期型:
EF-SE型 659cc 直3 SOHC
EF-VE型 659cc 直3 DOHC DVVT
EF-DET型 659cc 直3 DOHC ターボ
カーゴ後期型:
KF-VE型 直3 658cc DOHC DVVT
KF-DET型 658cc 直3 DOHC ターボ
トラック:
KF-VE型 直3 658cc DOHC DVVT |
駆動方式 |
FR
パートタイム4WD |
変速機 |
5MT/3AT(カーゴのみ)/4AT |
サスペンション |
カーゴ:
前:マクファーソンストラット
後:3リンク+コイルスプリング
トラック:
前:マクファーソンストラット
後:リジッドアクスル+リーフスプリング |
全長 |
3395mm |
全幅 |
1475mm |
全高 |
1890mm |
ホイールベース |
カーゴ:2400mm
トラック:1900mm |
参考 |
カーゴのみ先行フルモデルチェンジ、トラックは2014年7月まで9代目を継続生産 |
姉妹車 |
カーゴ:
トヨタ・ピクシスバン(初代)
スバル・サンバーバン(7代目)
トラック:
トヨタ・ピクシストラック(2代目)
スバル・サンバートラック(8代目) |
-自動車のスペック表- |
- 2004年12月20日
- カーゴのみ先行フルモデルチェンジ。テールランプとリアのナンバープレートがリアバンパーにビルトインされたデザインとなる。ただしトラックは先述の通りビッグマイナーチェンジを施行し、9代目モデルを継続生産。型式は2WD車が「S320V」、4WD車が「S330V」となる。高い積載能力が目でわかる新ボクシースタイルとなった。インテリアも一新され、スイッチ類も運転席まわりに集中配置し使いやすさを向上。ビッグマイナーチェンジを受けたトラックと同様、大型グローブボックスや大型アンダートレイなどの豊富な収納スペースを備えるとともに、荷室にはユースフルナットやユーティリティホールも備えられ、ユーザー自身で自在に使えるように工夫された。ホイールベースを2,450mmに拡大し、操作安定性を向上するとともに、リアサスペンションに「アトレーワゴン」と同じ3リンクコイルを採用したことで乗り心地も向上し(車両形式は本来であればS300系であるが、リアコイルサスは形式番号に+20加算されるため、S320系となっている)、ボディの約75%以上に亜鉛メッキ合金を用いた防錆鋼板の採用拡大、並びにステンレス製マフラーの標準装備により先代モデルのカーゴに対し、防錆性能が強化された。「スペシャル」の低公害仕様である「スペシャルクリーン」は「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」に適合された。また、骨格を新しくした衝突安全ボディ「TAF」も採用。プリテンショナー&フォースリミッター機構付シートベルトも標準装備された。グレード体系を一部変更し、従来の「スペシャル」、「デラックス」、「クルーズ」に加え、EF-DET型エンジンを搭載した「クルーズターボ」が設定された。「クルーズターボ」の最大積載量は200kgとなっている(その他のグレードは350kg)。なお、この10代目(トラックは9代目の2004年マイナーチェンジ後)から、大分県中津市に移転したダイハツ車体(現・ダイハツ九州)が生産担当している。
- 2005年8月29日
- 軽商用車初のハイブリッド車「カーゴ ハイブリッド」を追加。エンジンとトランスミッションの間に薄型モーターを配置した小型のハイブリッドシステムを搭載し、ガソリン車と同等の4名乗車と荷室性能を保持。また、車両停車時にエンジンを停止するアイドルストップシステムも採用し燃費を向上した。
- 2005年10月3日
- カーゴを一部改良。デュアルSRSエアバッグをハイブリッドを除く全グレードに拡大装備し安全性を向上。また、1DIN AM/FM付ステレオ(「スペシャル」・「スペシャルクリーン」・「デラックス」はカセットステレオ、「クルーズ」・「クルーズターボ」はCDステレオ)&10cmフロントドアスピーカーを全車標準装備したほか、「スペシャル」・「スペシャルクリーン」には全ドア連動パワードアロック、助手席サンバイザー、助手席前倒し機構、全ドア開閉連動ルーフランプ(フロント)&荷室ランプ、フューエルリッドオープナーを装備し機能性を向上。「デラックス」にも助手席前倒し機構を採用し、「クルーズ」は電動格納式カラードドアミラーを装備した。
- 2006年2月1日
- 「カーゴ ハイブリッド」が軽商用車初の「平成17年度基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」を取得するとともに、「平成22年度燃費基準+5%[12]」を達成。
- 2007年12月10日
- カーゴをマイナーチェンジ。型式は2WD車が「S321V」、4WD車が「S331V」となる(「カーゴ ハイブリッド」は除く)。エンジンをKF型エンジンに変更(「カーゴ ハイブリッド」はEF型エンジンを継続)し、燃費を向上。さらに、フロントバンパーのデザインを変更するとともに、3本スポークウレタンホイールと明るいグレー色基調採用のインテリアに変更。「クルーズ」と「クルーズターボ」にはリヤ3点式ELRシートベルト(チャイルドシート固定機構付)を追加し、「ハイブリッド」は助手席サンバイザーやフューエルリッドオープナー等を追加。日本語表記対応のAM/FMラジオを新設定した(スペシャル、スペシャルクリーン、デラックス、ハイブリッド)。
- 2010年5月
- 販売低迷のため、「カーゴ ハイブリッド」の生産終了(翌月に販売終了)[13]。以後はガソリン車のみのラインナップとなる。
- これが原因で、ダイハツは「HVは軽には不適」として、HVの開発から撤退(トヨタからのOEMは受ける)。ミライースの広報でも「HV/EVは万人の手に届くモノではない」「エコカーはみんなが買えなければ意味がない」と言った旨の分が掲載される程。
- 2010年8月17日
- カーゴを一部改良。同年9月から施行されるJC08コールドモード排出ガス基準をクリア。2WD・AT車はCNG車を除き全車4速化により燃費が向上し、「平成22年度燃費基準+10%」を達成。「クルーズ」シリーズにはトップシェイドガラスやメッキステアリングオーナメントが装着され、カラーバリエーションにパールホワイトが追加された。福祉車両の「ハイゼットリヤシートリフト」が廃止。
- 2011年11月
- 三菱・ミニキャブがマイナーチェンジで、カーゴと共通のリヤコンビランプを採用した(さらには翌年1月、ミニキャブの姉妹車日産・NV100クリッパーのマイナーチェンジでも同様に採用、そのためハイゼット系姉妹車3メーカー+ミニキャブ系姉妹車2メーカーにより、5メーカーが同様のパーツを採用するという現象が発生)。
- 2011年12月1日
- 一部改良。2012年7月から改正される安全面に対する法規の強化に伴う対応を実施。4WD車のテールゲートの「4WD」ロゴのデカールの貼付の廃止、および一部の特装車を廃止する。「オフホワイト」(W20)を廃止し、S200V系以来となる「ホワイト」(W09)が現行型としては初設定された。同時に、トヨタ自動車へピクシスバンとしてOEM供給を開始。
- 2012年4月2日
- 富士重工業(現・SUBARU)へ7代目サンバーバンとしてOEM供給を開始。
- 2012年12月17日
- カーゴを一部改良(仕様変更扱い)。JC08モード燃費に対応し、「クルーズターボ」を除く2WD・4AT車及び「クルーズ」の4WD・4AT車は平成27年度燃費基準を達成した。
- 2014年9月2日
- 9代目を継続販売していたトラックを15年8か月ぶりにフルモデルチェンジ[14]。型式は2WD車が「S500P」、4WD車が「S510P」となる[15]。
- プラットフォームを刷新[16]してドア開度を拡大したことで乗降性を高め、フロントガラスを前出ししてステアリング角度を見直し、運転席シートスライド量をアップしたことで室内空間を広く取った。ボディ骨格の見直しやパネル剛性アップにより音を伝わりにくくし、マフラー容量を拡大したことでノイズの発生も抑えた。ロアアームを含むフロントサスペンションの形状を変更することでノーズダイブ現象を低減して操舵安定性を高め、ショートホイールベースは先代から踏襲することで、最小回転半径を3.6m(13インチタイヤ装着車を除く)に縮小した。外観はフロントフェイスを分厚くし、グリル形状を立体的にすることで押出し感を、ヘッドランプに眼力を、ホイールアーチに躍動感を持たせた。ボディカラーは9代目の特別仕様車「VS」での4色展開から拡大し、これまで軽トラックでは設定されていなかった「トニコオレンジメタリック[17]」、「ライトローズマイカメタリック[18]」、「ミストブルーマイカメタリック[19]」、「オフビートカーキメタリック」の4色を加えた8色展開となった(なお、「ホワイト」以外の7色は後述の「選べるカラーパック」で設定可能、「トニコオレンジメタリック」と「オフビートカーキメタリック」は9月末販売開始)。
- 軽乗用車のミライースで採用されている「e:Sテクノロジー」を導入し、エンジンは高圧縮比化、メカニカルロス低減、電子スロットルなどを採用。MT車は低粘度オイルを採用し、5速をハイギア化。AT車は軽トラック初の電子制御式4速ATを採用。併せて、充電制御と省電力型のフューエルポンプを採用したことで燃費を向上し、「ハイルーフ」と「ジャンボ」を除く4AT車は「平成27年度燃費基準+10%」、5MT車及び「ハイルーフ」と「ジャンボ」の4AT車は「平成27年度燃費基準」をそれぞれ達成した[20]。
- 安全面ではボディ骨格の見直しに加え、高張力鋼板を採用したことにより衝突時のエネルギーを効率よく分散・吸収する骨格構造となり、運転席SRSエアバッグ、プリテンショナー&フォースリミッター機構付フロント3点式ELRシートベルトを全車に標準装備し、2016年4月から実施された最新法規56km/hオフセット衝突に対応。防錆面ではアッパーボディの表面の100%を防錆化し、フレームの防錆鋼板の範囲拡大、3層塗装(カチオン電着塗装・中塗り・表面塗り)の標準化に加え、軽トラックで初めてフロントパネルを樹脂化し、飛び石などの直撃が原因で塗装が傷つき剥がれることによる錆も防止した。
- また、新色4色を含む7色のボディカラーが選べ、インテグレートCD・AM/FM付ステレオ、シルバー塗装のカラードドアミラーとカラードドアアウターハンドルをセットにした「選べるカラーパック(「スタンダード"エアコン・パワステレス"では設定不可)」、軽トラック初採用となるスーパーUV&IRカットガラス(フロントドア)/IR&UVカットガラス(フロントウインドゥ)、バニティミラー、スーパークリーンエアフィルターの快適装備をまとめた「ビューティパック」、メッキフロントグリル、マルチリフレクターハロゲンフォグランプ、トップシェイドガラスなどをまとめた「スタイリッシュパック」、撥水加工フルファブリックシート表皮、インテグレートCD・AM/FM付ステレオ、スモークガラス(リアウインドゥ)など室内を快適にする装備をまとめた「キャビンパック」、ガードフレーム(T字フック・可倒式ストッパー付)、格納式テールゲートチェーン、大型荷台作業灯をセットした荷台の作業効率を高める「荷台パック」、助手席SRSエアバッグとEBD機能付ABSをセットにした「安全パック」、電波式キーレスエントリー(アンサーバック機能付)、パワーウィンドゥ、パワードアロックをまとめた「省力パック(「エクストラ」は標準装備)」、荷台・ガードフレーム・フック・ヒンジに全面フルメッキ加工、ゲート(サイド・テール)に高性能防錆鋼板、下回りにアンダーコートと防錆ワックスを施した防錆能力を高めた「ストロング防錆パック」、「選べるカラーパック」と「ビューティーパック」をセット化した、農林水産省主催の企画「農業女子プロジェクト」とのコラボレーションモデルである「農業女子パック」と用途に応じた豊富なセットオプションも用意された[21](「ビューティパック」と「農業女子パック」は9月末販売開始)。
- グレード体系も再編し、発売当初は標準グレードの「スタンダード」と上級グレードの「エクストラ」を基本とする体系となり、「スタンダード」にはより割安な価格設定とした「エアコン・パワステレス」と4WD・5MT専用の農繁仕様「農用スペシャル」が設定される。「ハイルーフ」と「ジャンボ」は遅れて9月中旬より販売を開始した。
- なお、荷台右下に装着されているデカールも変わり、9代目までは2段で「HIJET」と「DAIHATSU」で並んだデザインから、フロントのエンブレムと同じダイハツのCIと「HIJET」ロゴが横並びされたデザインとなった。ただし、安全装備のひとつであるスマートアシストは「安全パック」も含めて全グレードで搭載されない。
- 2014年10月14日
- トラックの特殊車両をフルモデルチェンジ[22]。10代目トラックベースの特殊車両はダンプシリーズ、リフトシリーズ、保冷・冷凍シリーズ、配送シリーズの4シリーズ・全12車種が設定されている。
- ダンプシリーズは全車種で先代から荷台を低床化(「多目的ダンプ」・「土砂ダンプ」・「清掃ダンプ」は荷台床面地上高を先代比25mm、「ローダンプ」は5mm低床化)し、「清掃ダンプ」を除く全車種は荷台ステップを車両左側にも追加。「多目的ダンプ」と「ローダンプ」は大型荷台作業灯をオプション設定を追加。また、「土砂ダンプ」を除く全車種はスペアタイヤの汚れを防ぐスペアタイヤカバーを追加した。またAT車の設定が拡大された。
- リフトシリーズは特にスイングアーム式の「コンパクトテールリフト」で改良を施し、荷物乗降用プラットフォームを約100mm拡張し、リフト上昇・下降完了時の動作音を改善した。
- 保冷・冷凍シリーズはトプレックと連携した「トプレック低温冷凍車」と東洋ブラザー工業と連携した「東洋ブラザー工業製保冷車」を新たに設定。
- 配送シリーズは全車種の4WD車にAT車を追加設定した。
- 2014年12月5日
- カーゴに特別仕様車「リミテッド」を発売[23]。
- 「デラックス」・「クルーズ」・「クルーズターボ」の3グレードをベースとしており、3グレード共通でシルバーメーター&センタークラスターを装備し、撥水加工を施したフルファブリックシート表皮とドアトリムをブラックで統一。更に、「クルーズ」と「クルーズターボ」はフロントメッキグリルと荷室LEDランプも装備するとともに、ベース車に装備されているトップシェイドガラスはグリーンからブルーに変更し、オーディオはトラックの「選べるカラーパック」・「農業女子パック」で装備できるインテグレートCD・AM/FM付ステレオにグレードアップするとともに、AUX端子を追加(10cmフロントスピーカーはベース車に標準装備)。「デラックス」にはトップシェイドガラス(ブルー)とABSを装備した。
- また、10代目トラック同様に3層塗装(カチオン電着塗装・中塗り・表面塗り)を特別採用したことで、ボディ外板の表面サビ保証をベース車の1年から3年に、穴あきサビ保証をベース車の3年から5年にそれぞれ延長した軽キャブバン唯一の長期防錆保証も付帯された。ボディカラーはカタログカラー(「ホワイト」はベース車に設定のW09ではなく、3層塗装仕様のW19を設定)に加え、トラックの「選べるカラーパック」・「農業女子パック」での設定色である「ブルーマイカメタリック」、「トニコオレンジメタリック」、「オフビートカーキメタリック」の3色の専用ボディカラーを設定し、軽キャブバンでは異例の7色(「デラックス」は6色)展開となった。
- 2014年12月22日
- トラックに新セットオプション「エコパック」を追加設定[24]。
- リアデファレンシャルギアをハイギア化し、MTに副変速機(エコ・楽モード切替機構)を追加したことで、21.0km/L(JC08モード燃費)[25]の低燃費と静かな走行を実現。これにより、AT車と同じ「平成27年度燃費基準+10%」を達成した。また、車両を停止し、クラッチペダルを踏み込んだ状態で副変速機のトランスフォーレバーをLoに切り替えることで「エコパック」非装備の状態で走行することもできる。本セットオプションは「スタンダード」・「エクストラ」・「ハイルーフ」・「ジャンボ」の各5MT車(ただし「エクストラ」・「ジャンボ」は2WD車のみ)で設定が可能である。
- 2015年4月3日
- カーゴを一部改良し、同時に特別仕様車「デッキバンG"リミテッド"」を発売[26]。
- AT車は(10代目トラックのAT車で先行採用された)電子制御式4ATを採用するとともに、全車に(10代目トラックで先行採用された)電子制御スロットルを採用したことで燃費を向上し、NA車の2WD・4AT車と「クルーズ」の4WD・4AT車は「平成27年度燃費基準+5%」を、左記以外のグレード・仕様もこれまで対象外だった5MT車を含めて平成27年度燃費基準をそれぞれ達成。「スペシャルクリーン」は排ガス性能の向上により「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」も併せて達成した。そのほか、オーディオスペースを全車ワイドDINサイズ化し(既に10代目トラックで先行採用済み)、「クルーズ」・「クルーズターボ」は装備されているトップシェイドガラスを特別仕様車「リミテッド」と同じブルーに変更。ボディカラーの「ホワイト」も特別仕様車「リミテッド」と同じ3層塗装仕様のW19に変更した。
- 特別仕様車の「デッキバンG"リミテッド"」は2014年12月に発売された「リミテッド」シリーズの追加モデルとして設定されるもので、「デッキバンG」をベースに、メッキフロントグリル(ガーニッシュ)とトップシェイドガラス(ブルー)を装備し、通常はメーカーオプション設定となっているEBD機能付ABSも標準装備。内装はメーターとセンタークラスターをシルバー塗装に変更。ボディカラーは「リミテッド」の他のグレード同様、「ブルーマイカメタリック」、「トニコオレンジメタリック」、「オフビートカーキメタリック」を特別色として設定し、カタログカラー3色を含む6色展開とした。さらに、錆保証をボディ外板表面3年、ボディ外板穴あき錆5年(いずれの場合も荷台部は対象外)にそれぞれ延長した長期保証を標準付帯した。
- 2015年10月26日
- トラックに誕生55周年記念特別仕様車「55th Anniversary ゴールドエディション」並びに「スタンダード"55th Anniversary バリューエディション"」を発売[27]。
- 「55th Anniversary ゴールドエディション」は「スタンダード」・「エクストラ」・「ハイルーフ」・「ジャンボ」をベースに、外観はフロントグリルをゴールドメッキに、アウタードアミラーをブラック(ボディカラーで「ホワイト」又は「シルバー」選択時はボディ同色)に、アウタードアハンドルをボディ同色にそれぞれ変更し、12インチフルホイールキャップ、トップシェイドガラス、専用Anniversaryエンブレム(フロントドア、テールゲート)を特別装備。さらに、「スタンダード」と「ハイルーフ」にはマルチリフレクターハロゲンフォグランプ(専用ゴールドベゼル付)、大型荷台作業灯、専用ゴールドフェイスプレート付インテグレートCD・AM/FM付ステレオ&10cmスピーカー+AUX端子、メッキステアリングオーナメントも特別装備した(なお、ベース車に標準装備されている「エクストラ」と「ジャンボ」についても、フォグランプベゼルがメッキからゴールドに変更し、インテグレートCD・AM/FM付ステレオにゴールドのカラープレートが装着される)。ボディカラーは通常の「選べるカラーパック」設定時に選択できる「ブルーマイカメタリック」と「オフビートカーキメタリック」が選択不可となる代わりに、専用ボディカラーとして、「アーバンナイトブルークリスタルメタリック(オプションカラー)[28]」と「マスカットグリーンメタリック[29]」を加えた8色展開となる。
- 「スタンダード"55th Anniversary バリューエディション"」は「スタンダード"エアコン・パワステレス"」の2WD・5MT車から更に装備内容を絞り込み、大型インパネロアポケットからカード・ペンホルダー&パーティションを省き、ショッピングフックをインパネのみに(通常はバックパネルにも装備)、AM/FMラジオをオーディオレスに変更してインパネセンターポケットを2個に増量することで、車両本体価格を55.5万円(税抜価格・消費税込で59.94万円)に設定した最廉価モデルである。
- 2015年11月30日
- 先行発売されたトラックに続き、カーゴにも誕生55周年記念特別仕様車「55th Anniversary ゴールドエディション」を設定し発売開始[30]。
- 「デラックス」・「クルーズ」・「クルーズターボ」をベースに、外観には専用Anniversaryエンブレムをフロンドドアとバックドアに装着。内装にはシルバーメーター&センタークラスター、ブラックのフルファブリック表皮(撥水加工)とドアトリムパッドウェルダーを採用したほか、ボディ外板表面3年・ボディ外板穴あき5年の特別防錆保証を付帯。さらに、「デラックス"55th Anniversary ゴールドエディション"」には上級グレードの「クルーズ」系に標準装備されているトップシェイドガラスとEBD機構付ABSを、「クルーズ"55th Anniversary ゴールドエディション"」と「クルーズターボ"55th Anniversary ゴールドエディション"」には専用ゴールドメッキグリル、専用ゴールドフェイスプレート付インテグレートCD・AM/FMラジオ・AUX端子&16cmスピーカー、荷室LEDランプを追加装備した。また、ボディカラーは標準設定のボディカラーに加え、2014年12月発売の「リミテッド」設定色の「トニコオレンジメタリック」を継続設定するとともに、カーゴでは初設定となる「ミストブルーマイカメタリック」、さらに、トラックの「55th Anniversary ゴールドエディション」同様、「アーバンナイトブルークリスタルメタリック(オプションカラー)」と「マスカットグリーンメタリック」の特別設定色4色を設け、8色(「デラックス」は7色)展開とした。
- 併せて、カーゴ(デッキバンを含む)の一部改良も行い、カーゴ・カーゴ デッキバンともに、純正ナビ・ドライブレコーダー・バックカメラ(バックカメラはカーゴのみ)装着用プリワイヤーハーネスを追加し、カーゴの「クルーズ」・「クルーズターボ」及びカーゴ デッキバンの「G」に標準装備されているフロントスピーカーのサイズを10cmから16cmに拡大。また、カーゴには、IR&UVカットガラス(フロントウィンドゥ)、スーパーUV&IRカットガラス(フロントドア)、トップシェイドガラス(「スペシャル」・「スペシャルクリーン」・「デラックス」のみ、「クルーズ」・「クルーズターボ」及び前述の「デラックス"55th Anniversary ゴールドエディション"」には標準装備済)、運転席バニティミラーをひとまとめにした「ビューティーパック」を福祉車両・特装車を除く全車に設定し、リアシート後席自動ロックを追加。カーゴ デッキバンは同年4月に発売された特別仕様車「G"リミテッド"」をカタロググレードと同様の改良(フロントスピーカーの大型化及び純正ナビ・ドライブレコーダー装着用プリワイヤーハーネスの追加)を行うとともに、ボディカラーの一部(専用設定色)の入れ替えを行い、「GL」に改名してカタロググレード化した。
- 2016年5月10日
- トラックの特殊車両シリーズに「カラーアルミ中温冷凍車」を追加し、同時に、「スローパー」とトラックの「パネルバン」・「パネルバン ハイルーフ」を一部改良[31]。
- 新ラインナップの「カラーアルミ中温冷凍車」は庫内灯にLEDを採用したほか、荷物積み下ろし時のすのこのズレを抑えるすのこストッパーを標準装備。また、保冷・冷凍車シリーズでは初めて、冷凍庫の生産から一貫してダイハツ九州で内製生産する体制を取っている。
- 「スローパー」は電動ウインチBOXやスロープ形状の変更によって車いす乗車スペースや乗車可能な車いす幅を拡大し、従来型よりも大きなサイズの車いすの乗車が可能となった。また、電動ウインチ用のベルトを引き出す際のベルトフリー操作をワンアクション化したほか、ボディカラーの拡大を行い、従来からの「ホワイト」・「ブライトシルバーメタリック」に加え、カーゴの「55th Anniversary ゴールドエディション」専用色である「トニコオレンジメタリック」・「アーバンナイトブルークリスタルメタリック」・「ミストブルーマイカメタリック」・「マスカットグリーンメタリック」の4色を追加した(新色はメーカーオプションの「Cパック」装着時に選択可能)。メーカーオプションの「Cパック」はトップシェイドガラス、メッキグリル、シルバーメーター&センタークラスターを追加した。
- トラックの「パネルバン」・「パネルバン ハイルーフ」はバックドアのロック機構をラッチ式に変更し、バックドアガラスにスモークドガラスを標準装備。荷室ランプは天井後端にも追加して2箇所となった。
- 2016年10月3日
- 2014年12月に発売されたカーゴ特別仕様車「リミテッド」を新仕様で再発売し、カーゴ「デッキバン」とトラックを一部改良[32]。
- ベースグレード及び特別装備内容は2014年12月発売時の仕様とほぼ同一だが、今回は、特別装備品の一つであるインテグレートCD・AM/FMラジオにブラックのフェイスプレートが新たに追加。また、特別設定色は2015年11月に発売された特別仕様車「55th Anniversary ゴールドエディション」に準じたラインナップとなった。
- カーゴ「デッキバン」は装備内容の一部変更により車両本体価格を値下げ。トラックはメーカーオプション「選べるカラーパック」の仕様を一部変更し、ボディカラーは「ブルーマイカメタリック」を廃止する替わりに、2015年10月発売の特別仕様車「55th Anniversary ゴールドエディション」専用色だった「アーバンナイトブルークリスタルメタリック」と「マスカットグリーンメタリック」を新たに追加したほか、カラードドアアウターハンドルをボディ同色に、カラードドアミラーをブラック塗装(「ブライトシルバーメタリック」選択時は従来通りボディ同色)にそれぞれ変更。インテグレートCD・AM/FM付ステレオを省く代わりに、シルバー加飾のオーディオ/ヒーターコントロールクラスターを追加するとともに、「スタンダード」は「エクストラ」や「ジャンボ」に標準装備しているスモークドガラス(リアウインドゥ)も追加された。
-
10代目ハイゼット
カーゴ(S331V)
特別仕様車
リミテッド
-
-
10代目ハイゼット
デッキバン4WD G
(S330W・前期型)
-
-
10代目ハイゼット
トラック (S510P)
スタンダード4WD
リヤ
-
10代目ハイゼット
トラック (S510P)
エクストラ4WD
リヤ
-
10代目ハイゼットトラック(S510P)
左:エクストラ4WD(「選べるカラーパック」装着車)
右:スタンダード4WD
-
-
名前の由来
高性能を意味する「HI」と、超小型を意味する「MIDGET」をそれぞれ組み合わせた造語であり、ミゼットに対し、より一層の高い性能を備えるクルマという意味合いが込められている[33]。 なお、その「HIJET」という綴り字が原因で冗談のネタとなることがある[34]。
脚注
- ^ いずれも2016年(平成28年)現在の時点において。
- ^ TOYOTA、新型軽商用車「ピクシス バン」「ピクシス トラック」を発売 - トヨタ自動車 ニュースリリース 2011年12月1日
- ^ シャシフレーム前方部分を約100mm延長し、フロントオーバーハングを長くした。これは、衝突規制対応に対応させるためである。ただし、フルラップ衝突のみの対応であり、当然オフセット衝突には設計上対応していない。
- ^ ただしメーカーサイドではフルモデルチェンジ扱いとなっている。
- ^ 具体的にはドアアウターパネルのプレスラインの形状の変更、およびフロントフェイスのデザイン、リアビューのデザイン、インパネのデザインの変更が挙げられる。
- ^ 例:ファインシルバーメタリック→ブライトシルバーメタリック
- ^ ダークグレー基調→ライトグレー基調に変更。
- ^ ただし、一部の地方向けモデルに限りブライトシルバーメタリックやブラックマイカメタリックが設定される場合もある。
- ^ かつて、S200系列の派生車アトレー7をスパーキーとしてトヨタにOEM供給していたが、8年ぶりにS200系列の車両をOEM供給することになる。
- ^ ダイハツ軽商用車「ハイゼット トラック」一層の防錆対策と豊富なボディカラーを設定した特別仕様車を設定 (PDF) - ダイハツ工業株式会社 ニュースリリース 2013年12月20日
- ^ 「エアコン・パワステスペシャル"VS"」、および「ハイルーフ"VS"」での場合。ただし一部特別装備品がベース車に標準装備されている「農用スペシャル"VS"」はメッキグリル、カラードバンパー、格納式テールゲートチェーンの3点、「エクストラ"VS"」はあゆみ板掛けテールゲートのみとなる。
- ^ 後に「平成22年度燃費基準+25%(スペシャルパックまたは寒冷地仕様装着時は「平成22年度燃費基準+20%達成」)」を達成。
- ^ ダイハツ、軽唯一のハイブリッド生産打ち切り 販売低迷 - 朝日新聞「asahi.com」(2010年6月25日)
- ^ “ダイハツ軽商用車「ハイゼット トラック」フルモデルチェンジ” (PDF) (プレスリリース), ダイハツ工業株式会社, (2014年9月2日), http://www.daihatsu.co.jp/wn/2014/0902-1/20140902-1.pdf 2014年9月2日閲覧。
- ^ ハイゼット・トラック
- ^ ちなみに先代モデルであるS200/201/210/211P型のプラットフォームは軽自動車の(ボディの寸法の)新規格に対応している点を除けば先々代モデルであるS100/110P型からほぼ刷新されていなかったため、実質的には20年7か月ぶりの(大規模な)刷新となった。
- ^ 2代目コペン設定色(2014年9月時点)
- ^ ミライース、7代目ミラ、5代目ムーヴ、3代目タント、タントエグゼ設定色(2014年9月時点)
- ^ ミラココア、ムーヴコンテ/ムーヴコンテカスタム設定色(2014年9月時点)
- ^ 2015年4月に燃費基準の区分変更に対応し、「スタンダード"エアコン・パワステレス"」・「スタンダード」・「エクストラ」の2WD・4AT車は「平成27年燃費基準+15%」、「スタンダード"エアコン・パワステレス"」・「スタンダード」・「エクストラ」の5MT車、「スタンダード"農用スペシャル"」、「ハイルーフ」・「ジャンボ」の4AT車は「平成27年度燃費基準+5%」をぞれぞれ達成
- ^ ボディカラー
- ^ “ダイハツ軽商用車「ハイゼット トラック」さまざまな仕事を支える特装車両を発売” (PDF) (プレスリリース), ダイハツ工業株式会社, (2014年10月14日), http://www.daihatsu.co.jp/wn/2014/1014-1/20141014-1.pdf 2014年10月14日閲覧。
- ^ “ダイハツ軽商用車「ハイゼット カーゴ」特別仕様車 専用ボディカラーと防錆性能を強化した“リミテッド”を発売” (PDF) (プレスリリース), ダイハツ工業株式会社, (2014年12月5日), http://www.daihatsu.co.jp/wn/2014/1205-1/20141205-1.pdf 2014年12月5日閲覧。
- ^ “ダイハツ軽商用車「ハイゼット トラック」より低燃費で静かな走りの「エコパック」をオプション設定” (PDF) (プレスリリース), ダイハツ工業株式会社, (2014年12月22日), http://www.daihatsu.co.jp/wn/2014/1222-1/20141222-1.pdf 2014年12月22日閲覧。
- ^ 「スタンダード」の2WD車、および「エクストラ」の2WD車での場合。なお、「スタンダード」の4WD車は20.8km/L(JC08モード燃費)となり、「ハイルーフ」の2WD車/4WD車、および「ジャンボ」の2WD車はいずれも20.4km/L(JC08モード燃費)となる。
- ^ “ダイハツ軽商用車「ハイゼット カーゴ」、軽乗用車「アトレーワゴン」一部改良により燃費性能を向上 〜ハイゼット カーゴ特別仕様車「リミテッド」シリーズにデッキバンを追加〜” (PDF) (プレスリリース), ダイハツ工業株式会社, (2015年4月3日), http://www.daihatsu.co.jp/wn/2015/0403-1/20150403-1.pdf 2015年4月3日閲覧。
- ^ “ダイハツ軽乗用車「ムーヴ カスタム」、「ミラ イース」、軽商用車「ハイゼット トラック」のアニバーサリー特別仕様車を設定” (PDF) (プレスリリース), ダイハツ工業株式会社, (2015年10月26日), http://www.daihatsu.co.jp/wn/2015/1026-1/20151026-1.pdf 2015年10月26日閲覧。
- ^ ミライース、ムーヴコンテ/ムーヴコンテカスタム設定色(2015年10月時点)
- ^ ミラココア、ムーヴコンテ設定色(2015年10月時点)
- ^ “ダイハツ軽商用車「ハイゼット カーゴ」のアニバーサリー特別仕様車を設定~軽商用車「ハイゼット カーゴ」「デッキバン」、軽乗用車「アトレーワゴン」を一部改良~” (PDF) (プレスリリース), ダイハツ工業株式会社, (2015年11月30日), http://www.daihatsu.co.jp/wn/2015/1130-1/20151130-1.pdf 2015年11月30日閲覧。
- ^ “ダイハツ軽商用車「ハイゼット トラック」 特殊車両に新型「カラーアルミ中温冷凍車」を追加~同時にアトレー スローパー、ハイゼットスローパーなどを一部改良~” (PDF) (プレスリリース), ダイハツ工業株式会社, (2016年5月10日), http://www.daihatsu.co.jp/wn/2016/0510-1/20160510-1.pdf 2016年5月10日閲覧。
- ^ “ダイハツ軽商用車 ハイゼット カーゴに特別仕様車“リミテッド”を設定” (PDF) (プレスリリース), ダイハツ工業株式会社, (2016年10月3日), http://www.daihatsu.com/jp/news/2016/20161003-3.pdf 2016年10月3日閲覧。
- ^ 会社概要 - 沿革 - 車名の由来 - ダイハツ工業(2010年3月18日閲覧)
- ^ 例:Pimp My Ride Season1 Vol.1ではカスタム計画時にJET(ジャンボジェット)と引っかけて"ハイジェット"と呼ばれた
関連項目
|
ウィキメディア・コモンズには、ダイハツ・ハイゼットに関連するカテゴリがあります。 |
- ダイハツ工業
- 特装車種
- ダイハツ・ハイゼットジャンボ
- ダイハツ・ハイゼットデッキバン
- ダイハツ・ハイゼットグランカーゴ
- OEM車種
- トヨタ・ピクシストラック - OEM供給車。ピクシスシリーズ
- スバル・サンバー - OEM供給車(7代目以降)
- トヨタ・ピクシスバン - OEM供給車。ピクシスシリーズ
- ダイハツ・ミゼット
- ダイハツ・ミゼットII
- ダイハツ・ニューライン
- ダイハツ・ゼブラ
- ダイハツ・アトレー - 乗用仕様
- スバル・ディアスワゴン - アトレーワゴンのOEM供給車。
- ダイハツ・ハイゼットキャディー - 派生車種、ウェイクの商用仕様版にして2シーター専用車種。
- スズキ・キャリイ
- ホンダ・アクティ
- Pimp My Ride
- トヨタグループ
- 天津一汽夏利汽車
- 面的
外部リンク
- ハイゼットトラック【ダイハツ】
- ハイゼットカーゴ【ダイハツ】
- ダイハツモデルヒストリー ハイゼット・アトレーシリーズ
- ダイハツ九州(旧社名:ダイハツ車体)
ポータル 自動車 / プロジェクト 乗用車 / プロジェクト 自動車 |
- 自動車メーカー・ブランド
- 自動車の車種 - 自動車の車種名一覧
|
|
|
|
|
(← 1970年代以前) ダイハツ車種年表 1980年以降 |
※赤背景は日本国外専売車 |
年代
/車種 |
1980年代 |
1990年代 |
2000年代 |
2010年代 |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
軽セダン |
クオーレ |
クオーレ→ミラセダン |
ミラ/ミラモデルノ |
ミラ/ミラモデルノ |
ミラ |
ミラ/ミラアヴィ |
ミラ/ミラカスタム('06-'13) |
|
|
オプティ/オプティクラシック |
オプティ/ビークス/クラシック |
|
エッセ |
ミライース |
ミライース |
|
|
ミラクラシック |
ミラジーノ |
ミラジーノ |
ミラココア |
|
|
|
MAX |
ソニカ |
|
|
ハッチバック |
|
|
|
ミラジーノ1000 |
|
|
アイラ |
|
|
ストーリア |
ブーン |
ブーン |
ブーン |
シャレード |
シャレード |
シャレード |
シャレード |
|
|
シャレード |
|
セダン |
|
シャレードソシアル |
|
シャレードソシアル |
|
|
シャルマン |
シャルマン |
|
アプローズ |
アルティス |
アルティス |
アルティス |
|
アルティス |
アルティス |
トール
ワゴン |
|
|
ムーヴ/
ムーヴカスタム |
ムーヴ/
ムーヴカスタム |
ムーヴ/
ムーヴカスタム |
ムーヴ/
ムーヴカスタム |
ムーヴ/
ムーヴカスタム |
ムーヴ/
ムーヴカスタム |
|
|
|
ムーヴラテ |
ムーヴコンテ/ムーヴコンテカスタム |
|
|
|
ネイキッド |
|
|
キャストスタイル/キャストスポーツ |
|
|
|
タントエグゼ/
タントエグゼカスタム |
|
ムーヴ
キャンバス |
|
|
|
タント/タントカスタム('05-'07) |
タント/タントカスタム |
タント/タントカスタム |
|
|
|
|
ウェイク |
|
|
|
YRV |
クー |
|
トール |
|
|
パイザー |
|
|
ワゴン |
|
|
|
|
メビウス |
MPV |
|
ハイゼットアトレー |
アトレー |
アトレー |
アトレー/アトレーワゴン |
アトレーワゴン |
|
|
アトレー7 |
|
ブーンルミナス |
|
シグラ |
デルタワイドワゴン |
デルタワイドワゴン |
デルタワゴン |
|
ルクシオ |
|
|
|
セニア |
セニア |
クーペ
オープン |
|
リーザ |
|
|
|
|
|
リーザ
スパイダー |
|
|
コペン |
|
コペン |
SUV・クロスオーバーSUV |
|
|
テリオスキッド/テリオスルキア('02-'03) |
|
キャスト
アクティバ |
|
ロッキー |
テリオス |
ビーゴ |
|
タフト |
ラガー |
|
|
商用車 |
|
|
ミゼットII |
|
|
ミラクオーレ |
ミラ |
ミラ(バン) |
ミラ(バン) |
ミラバン |
ミラバン |
ミラバン |
|
|
ミラウォークスルーバン |
ミラウォークスルーバン |
ミラウォークスルーバン |
|
|
|
ハイゼット
キャディー |
|
ハイゼットバン |
ハイゼットバン |
ハイゼットバン |
ハイゼットカーゴ |
ハイゼットカーゴ |
|
ハイゼット(トラック) |
ハイゼット(トラック) |
ハイゼットトラック |
ハイゼットトラック |
ハイゼットトラック |
シャルマンバン |
|
シャレードバン |
|
|
|
ハイゼット
グランカーゴ |
|
|
|
ゼブラ |
ゼブラ |
グランマックスバン |
デルタ750 |
|
|
|
グランマックストラック |
デルタ
ワイドバン |
デルタワイドバン |
デルタバン |
|
|
デルタ |
デルタ |
デルタ |
デルタ |
|
|
|
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |