- 英
- collection
- 関
- 収集、捕集、収集物、採取
WordNet
- the act of gathering something together (同)collecting, assembling, aggregation
- several things grouped together or considered as a whole (同)aggregation, accumulation, assemblage
- a publication containing a variety of works (同)compendium
PrepTutorEJDIC
- 〈U〉〈C〉(…を)『集めること』,(…の)収集,採集;(税金などの)徴集,集金《+『of』+『名』》 / 〈C〉(…の)『収集物』,収蔵物,コレクション《+『of』+『名』》 / 〈U〉『募金』,〈C〉寄付金,献金 / 〈C〉(水・ちりなどの)堆積,集積,たまり《+『of』+『名』》
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/07/26 18:17:57」(JST)
[Wiki ja表示]
|
「コレクション」のその他の用法については「コレクション (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
コレクションとは
- 英語でCollectionのこと。物を広く集めること、集められた物など。本項で詳述する。
- 英語でCorrectionのこと。Correctionは、訂正や懲罰を意味する別の名詞である。
コレクション(英: Collection)は、ものを広く集めること、また集められたもの。収集、収集物、所蔵品。「収集」は「蒐集」とも書く。趣味としての収集活動に対して使われることが多いが、博物館や美術館等の所蔵作品群や、近年では作家の著作集などに対しても用いられている。
服飾においてはファッションデザイナーや服飾ブランドが開催する展示会及びその作品群を指す。ただし英語ではファッションウィーク(fashion week)と呼ぶのが一般的である(詳細はファッションショーを参照)。また日本では一般的ではないが、英語圏では募金、寄付金、献金、集金などのこともコレクションと呼ぶ。
目次
- 1 収集行動とコレクション
- 2 芸術・学問における収集
- 3 趣味としてのコレクション
- 4 脚注、出典
- 5 参考文献
- 6 関連項目
収集行動とコレクション
収集は人間の生活において広い範囲にわたって見られる行動であり、美術館や図書館、博物館などに代表されるように、文化財の収集、蓄積は文化の発展に大きく寄与してきた。またそのように集められるものは有形のものに限らず、無形の知識や言い伝えなどもしばしば収集の対象となる。現代では個人の趣味として物を集める人も多く、そのような趣味としてのコレクションでは、芸術品などの高価なものから集めている本人以外は見向きもしないようながらくたまでありとあらゆるものが収集の対象となっている。
「集められたもの」すべてが必ずしも「コレクション」となるわけではない。例えば商業活動を通じて金銭を集め、財産を増やしていく行為は「コレクション」とは呼ばれないし、医師が自分の診療所にいくら多くの患者のカルテを持っていたとしてもそれは「コレクション」ではない。これに関しヴァルター・ベンヤミンやジャン・ボードリヤールのような哲学者は、事物が本来の実用的な機能から切り離されて日常とは別の体系に組み込まれることを(特に趣味としての)コレクションの性質だとしている[1]。また歴史家のクシシトフ・ポミアンは、「歴史家の実践において」コレクションは単なる物の堆積とは以下の3つの点で区別されるとしている[2]。
- コレクションを構成する品物が一時的あるいは永久に、営利活動の流通回路の外に保たれていること(「たとえば、売るために店に集められた品物の集合はコレクションではない」)。
- コレクションを構成する品物の集合が特別な庇護のもとに置かれていること(「コレクションであるためには、保存の問題と、また場合によってはそれを構成する品物の修復の問題を解決する必要がある」)。
- コレクションがそのために閉じられた場所の中で、視線にさらされているということ(「陶器の中に入れて地中に埋められた財宝」や「銀行の金庫室に保存された絵画の集合」などはコレクションではない)。
精神病理学においては、認知症や統合失調症の患者に見られるような、身近な物を捨てられず無闇に溜め込んでしまう症状を「蒐集症(collectionism)」と称する。また精神科医の春日武彦は収集癖に親和性が高い病理として強迫神経症を挙げている[3]。
芸術・学問における収集
芸術や学問においては、先行作品や資料、文献などが後世に伝えられることがその発展の上での条件であり、したがって文物の収集は芸術、学問の諸分野で重要な役割を果たしている。特に著作、文献の収集としての図書館はすでに紀元前7世紀にその例があるが、これはあらゆる学問研究の基盤を成す収集であると言える。学問の諸分野のうちで特に収集と深い関わりがあるのは博物学であり、動物、植物、鉱物などの自然物の収集と分類がその基盤である。この分野においては趣味による採集を通じて新種の発見がなされるということも多い。考古学においては古代の人類の遺物が、古生物学においては太古の生物の化石が収集・研究の対象となり、民俗学においては、民芸品のような有形のものに限らず伝承や民謡のような無形のものも収集される。
美術品の収集の歴史は古く、ヘレニズム時代にはすでに権力者、政治家、学者らによる美術品の収集、公開が行なわれており、また古代ローマの支配拡大に伴って戦利品として古代ギリシアの美術品を持ち帰るということもしばしば行なわれた。中世ヨーロッパにおいては教会が美術品収集の中心であり、彫刻や工芸品の他、写本や珍しい動物の標本などを宝物庫(シャッツカンマー)に所蔵し、中世末期になると宮廷や富裕な市民の間でも世俗的な美術品の収集が行なわれている。ルネサンス期においては国家的なまとまりがまだ生じていなかったイタリアを中心に、メディチ家を始めとする富裕層、支配者層の間で古代美術を規範とした美術品収集が行なわれ、それとともに国内外の珍品を集め陳列するヴンダーカンマー(驚異の部屋)が作られるようになった。このような私的なコレクションは啓蒙主義の時代とそれに続くフランス革命によって次々に公共化されていき、その幾つかは今日存在する美術館、博物館の基礎となっている。
日本においては奈良時代の正倉院に代表されるように献納物からなる権力者のコレクションが存在したが、個人の美意識に基づいて収集が行なわれたものとしては足利義政による東山御物などが早い例である。江戸時代には茶の湯の流行から各地の大名によって茶道具や古書画が収集されており、江戸時代後期になると文人趣味の流行から中国の書画骨董が収集の対象となった。明治時代になると西洋の美意識が輸入されるようになるが、同時にフェノロサらによって日本美術の独自性が打ち出され美術収集の方向性に大きな影響を与えた。フェノロサ自身明治10年代に多くの日本美術を収集しており、現在そのコレクションはボストン美術館に所蔵されている。明治後期からは益田孝、原富太郎、根津嘉一郎、岩崎弥太郎など実業家によって古画・古磁器を中心とした美術品の収集を行われており、現代でもこのような個人コレクションがのちに美術館の基礎となるケースは多い。
趣味としてのコレクション
近代において市民社会が発達すると、一般市民の間で趣味としてのコレクションが広く行なわれるようになる。このような趣味においては美術品、工芸品などの比較的高価なものから、稀覯本や古地図、動植物や鉱物標本など資料的価値のあるもの、硬貨、切手など収集の歴史の長いもの、模型や玩具、記念品や土産物のような比較的安価なもの、食料品のパッケージや包装紙のようなそれ自体は価値のないようなものに至るまで、各人の好みに従ってほとんどありとあらゆるものがコレクションの対象となっている。
ファイルに納められたトレーディングカードのコレクション
現代では物の種類による収集ではなく、特定の漫画・アニメーション作品やそのキャラクターの関連商品(キャラクターグッズ)を収集する例も多い。またトレーディングカードや食玩のように、始めから消費者によって収集の対象とされることを前提とした商品も数多く生産されており、このような分野においては特定のシリーズをすべて収集(コンプリート)することが目指される。
また近年のインターネットの発達により情報交換サイトやネットオークションでの取引きも行なわれるようになっており、収集家同士の間では未開封の商品や新品同様の商品がしばしば高値で取引されている。
脚注、出典
- ^ ボードリヤール「蒐集の分類体系」(『蒐集』、17頁-18頁)およびベンヤミン、122頁-123頁参照。また後述のポミアンは同様の観点から、「経済活動の実践に必要な情報を引き出すための本だけを集めている図書館」のようなものはコレクションとは見なせないとしている。(ポミアン、23頁)
- ^ ポミアン、22頁、368頁-371頁
- ^ 春日、187頁-193頁
参考文献
- クシシトフ・ポミアン 『コレクション 趣味と好奇心の歴史人類学』 吉田城、吉田典子訳、平凡社、1992年
- ヴァルター・ベンヤミン 『パサージュ論V』 今村仁司、三島憲一ほか訳、岩波書店、1995年
- ジョン・エルスナー、ロジャー・カーディナル編 『蒐集』 高山宏ほか訳、研究社、1998年
- 春日武彦 『奇妙な情熱にかられて―ミニチュア・境界線、贋物、蒐集』 集英社新書、2005年
関連項目
- 分類学 - カテゴリ - 体系
- 大人買い
- マニア - おたく
- フェティシズム
- レアアイテム
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. 微生物標本の収集および輸送 microbiology specimen collection and transport
- 2. 尿路感染症を疑う小児における採尿手技 urine collection techniques in infants and children with suspected urinary tract infection
- 3. 造血細胞移植のための臍帯血の収集および保存 collection and storage of umbilical cord blood for hematopoietic cell transplantation
- 4. 細菌性肺炎の評価のための喀痰培養 sputum cultures for the evaluation of bacterial pneumonia
- 5. 妊娠中の蛋白尿:評価およびマネージメント proteinuria in pregnancy evaluation and management
Japanese Journal
- 新しいコレクション 清野賀子《「The Sign of Life」より ブロック塀 千葉》
- No Museum, No Life? : これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会 美術館なくして人生なし!
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
メジテック
組成
- 本品は,モリブデン酸塩(99Mo)をガラスカラムに充てんしたアルミナに吸着させ,これに過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液を溶出させるために必要な装置及び不必要な被曝を避けるための十分なしゃへい装置を合わせたものである。本品中のモリブデン-99とテクネチウム-99mが放射平衡にあるとき,本品のカラムに日局生理食塩液を通じることにより,検定日時において,それぞれ表示される量の過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液を溶出することができる(下表のとおり)。
- 本品は次のものから成る。
●ジェネレータユニット(下図) 1個(各包装単位共)
●バイアル入り日局生理食塩液(各包装単位共)
5mL 5バイアル
10mL 5バイアル
●コレクションバイアル(減圧)(各包装単位共)
5mL用 5バイアル
10mL用 5バイアル
●溶出用ニードルガードバイアル(各包装単位共) 1バイアル(溶出液流出ニードル側針カバーに装着済)
●コレクションバイアル用鉛シールド(各包装単位共) 1個(初回のみ送付)
効能または効果
- 脳腫瘍及び脳血管障害の診断
- 甲状腺疾患の診断
- 唾液腺疾患の診断
- 異所性胃粘膜疾患の診断
溶出法
1.溶出操作
- (1)バイアル入り生理食塩液の装着
バイアル入り生理食塩液のゴム栓を日本薬局方消毒用エタノールで拭き,針カバーを取り除いた生理食塩液流入ニードル(A)にしっかりとさしこむ。
(2)コレクションバイアルの装着
1) コレクションバイアルをコレクションバイアル用鉛シールドに入れる。
2) コレクションバイアルのゴム栓を日本薬局方消毒用エタノールで拭き,針カバーを取り除いた溶出液流出ニードル(B)にさしこむ。
以上の操作により溶出が始まり,30〜90秒で溶出は完了する。
溶出後は,速やかに次の処置をしておく。
2.溶出後の処置
- 溶出用ニードルガードバイアルのゴム栓(溶出液流出ニードル側針カバーの中央のゴム栓)を日本薬局方消毒用エタノールで拭き,コレクションバイアルをはずして溶出液流出ニードルにさしこむ。
注意:空になった生理食塩液のバイアルは,次回の溶出まで取りはずさない。
3.再溶出
- 空の生理食塩液のバイアルをはずし,新しいバイアル入り生理食塩液のゴム栓を日本薬局方消毒用エタノールで拭き,生理食塩液流入ニードルにさしこむ。その後,溶出用ニードルガードバイアル(溶出液流出ニードル側針カバー)をはずし,前述の「1.溶出操作(2)」と同様にして溶出する。
投与法
1.脳シンチグラフィ
- 通常,成人には74〜740MBqを静注し,静注後10〜30分までに(やむを得ず経口投与の場合は1〜2時間後に)被検部のシンチグラムを得る。
投与量は,年齢,体重により適宜増減する。
2.甲状腺シンチグラフィ/甲状腺摂取率測定
- 通常,成人には74〜370MBqを静注し,静注後被検部のシンチグラムを得る。同時に甲状腺摂取率を測定する場合には,投与量のカウントと被検部のカウントの比から甲状腺摂取率を測定する。また,7.4〜74MBqを静注することにより,甲状腺摂取率のみを測定することもできる。
投与量は,年齢,体重により適宜増減する。
3.唾液腺シンチグラフィ/RIシアログラフィ
- 通常,成人には185〜555MBqを静注し,静注後被検部のシンチグラムを得る。必要に応じ,唾液分泌刺激物による負荷を行い,負荷後のシンチグラムを得る。また,時間放射能曲線を作成することにより,RIシアログラムを得ることもできる。
投与量は,年齢,体重により適宜増減する。
4.異所性胃粘膜シンチグラフィ
- 通常,成人には185〜370MBqを静注し,静注後被検部のシンチグラムを得る。
投与量は,年齢,体重により適宜増減する。
薬効薬理
- 本品から溶出される過テクネチウム酸(99mTcO4-)は,血液−脳関門(blood brain barrier:BBB)を通過しない10)ため,過テクネチウム酸(99mTcO4-)を投与したときの脳シンチグラム像は,健常人では脳実質に放射能の集積がないcold areaとして描出される。しかし,脳腫瘍のようなBBB障害患者ではこれを通過して腫瘍組織に高濃度に集積する11)のでその部分がhot spotとして描出される。また,病巣部における組織血管床の増加,即ち病巣内血液量の増加,腫瘍その他の病的組織内の血管壁の構造と機能の異常による透過性の亢進,病的組織内の細胞外液腔の増大,pinocytosis,carrier transport,passive diffusion,腫瘍などの代謝と関連した能動的なRIの取込み,などの機構で取り込まれると考えられる12)。
その他,本品から溶出される過テクネチウム酸(99mTcO4-)は甲状腺,唾液腺,胃粘膜等にも集積する。
有効成分に関する理化学的知見
1.放射性核種の特性(99mTcとして)
- 物理的半減期:6.01時間
主γ線エネルギー:141keV(89.1%)
2.99Moの壊変及び99mTcの生成
1)99Moの壊変に伴い99mTcが生成する。
2)平衡に達する(99mTcの最高値)。
3)生理食塩液で99mTcのみ溶出される。
4)過渡平衡の状態
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- collection、collect、harvest、glean
- 関
- 集める、収穫、回収、捕集、収集物、コレクション、採取
[★]
- 関
- collect、glean、harvest
[★]
- 英
- collection、collect
- 関
- 集める、収集、収集物、コレクション、採取
[★]
- 英
- collection、collect
- 関
- 集める、収集、捕集、収集物、コレクション
[★]
- 英
- collection
- 関
- 収集、捕集、コレクション、採取