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- コブラ科、コブラ属、マンバ、サンゴヘビ、インドコブラ、エジプトコブラ
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- venomous Asiatic and African elapid snakes that can expand the skin of the neck into a hood
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- コブラ(アジア産の毒蛇)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/08 22:19:22」(JST)
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「コブラ」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「コブラ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
コブラ科 |
アスプコブラ Naja haje
|
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
爬虫綱 Reptilia |
目 |
: |
有鱗目 Squamata |
亜目 |
: |
ヘビ亜目 Serpentes |
科 |
: |
コブラ科 Elapidae |
|
学名 |
Elapidae
F.Boie, 1827 |
属 |
(本文参照)
|
コブラ科(コブラか、Elapidae)は、ヘビの科の一つ。
目次
- 1 分布
- 2 形態
- 3 生態
- 4 分類
- 5 脚注
- 6 関連項目
- 7 参考文献
- 8 外部リンク
分布
アフリカ大陸、オーストラリア大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシア、スリランカ、日本(南西諸島)、パプアニューギニア、フィリピン、台湾、太平洋、インド洋
形態
最大種はキングコブラで最大全長570cm。頭部の鱗は大型。
毒牙はあまり大型ではなく、固定されている。毒牙には溝があり、毒液はこの溝を通り傷口から獲物の体内へ送りこまれる。種によっては開口部が前を向き、圧力をかけることで毒液を噴出させることができる。
毒
本科の構成種は、神経毒という毒を持っている。即効性で神経の放電を塞ぐことで、麻痺やしびれ、呼吸や心臓の停止、ひいては死に至る。こうして獲物の動きを止めた後に捕食することができる。中にはタイパンのように、出血毒を持つものもいるが、それでも主成分は神経毒である。人がかまれた場合、小動物よりは効き目は遅いが、出血毒を持つクサリヘビ科に噛まれた場合に比べると早いので、速やかに医療機関に連絡し、救急搬送してもらうこと。なお、この毒は成分が蛋白質で構成されている事から「そのまま口にしても単に養分として体内に吸収されてしまい害はない」ともされているが、口腔内や上部消化管にキズや出血性の潰瘍を生じていた場合、毒素が体内に取り込まれる場合があり、毒を口で吸い出す際は注意が必要である。
生態
草原、森林、海洋(ウミヘビ類)等の様々な環境に生息する。
食性は動物食で、爬虫類、鳥類、哺乳類等を食べる。
繁殖形態は卵生、卵胎生の種が共にいる。
分類
コブラ亜科
コブラ亜科 Elapinae は2つの族に分けられる[1]。
- Hemibungarini 族
- 主にアフリカに分布するが、アマガサヘビ属・キングコブラ属・フードコブラ属・Hemibungarus 属の4属はアジアにも分布する。
- マンバ属 Dendroaspis - 4種
- リンカルス属 Hemachatus - 1種 リンカルス
- サンゴコブラ属 Aspidelaps - 2種
- ミズコブラ属 Boulengerina - 2種
- モグリヒメコブラ属 Paranaja - 1種 モグリヒメコブラ Paranaja multifasciata
- サバクコブラ属 Walterinnesia - 1種 サバククロコブラ
- キノボリコブラ属 Pseudohaje - 2種
- アリノスヘビ属 Elapsoidea - 10種
- フードコブラ属 Naja - 23種
- キングコブラ属 Ophiophagus - 1種 キングコブラ
- アマガサヘビ属 Bungarus - 12種 アマガサヘビ・マルオアマガサ
- Hemibungarus - 4種
- Calliophini 族
- アジアからアメリカにかけて分布する。新大陸に分布するコブラ科は全てここに属し、セイブサンゴヘビ属・サンゴヘビ属・Leptomicrurus 属の3属のみである。
- ベニヘビ属 Calliophis - 9種(マタハリヘビ属 Maticoraを含む)
- ワモンベニヘビ属 Sinomicrurus - 5種 ヒャン
- セイブサンゴヘビ属 Micruroides - 1種 セイブサンゴヘビ Micruroides euryxanthus
- Leptomicrurus - 1種
- サンゴヘビ属 Micrurus - 69種
ウミヘビ亜科(広義)
ウミヘビ亜科 Hydrophiinae には、東南アジアからオーストラリアに分布する地上棲種と、インド太平洋に分布する海棲種が含まれる。伝統的な分類では後者のみがウミヘビ亜科、またはウミヘビ科とされていた。卵生種と卵胎生種がおり、海棲のウミヘビは卵胎生種から進化したと考えられている[2]。この群の特徴として、口を開けた時に口蓋が翼状骨に対して立ち上がらない (Palatine dragger) ことが挙げられる[3]。
- 卵生種
- エラブウミヘビ属は一般的にはウミヘビとされるが、真のウミヘビ類とは形態・生態がかなり異なるため、この群に含められる。
- ソロモンヘビ属 Salomonelaps - 1種 ソロモンヘビ Salomonelaps par
- ドクアシヘビ属 Toxicocalamus - 9種 コブラ科では例外的にミミズを餌とする[2]。
- フィジーヘビ属 Ogmodon - 1種 ドクアシヘビ属同様にミミズを餌とし、この2属は近縁だと考えられる[2]。
- モリノサメヘビ属 Loveridgelaps - 1種 モリノサメヘビ Loveridgelaps elapoides
- イカヘカヘビ属 Micropechis - 1種 イカヘカ Micropechis ikaheka
- タイガースネーク属 Notechis - 2種
- クラウンスネーク属 Cacophis - 4種
- バンディバンディ属 Vermicella - 5種
- フクメンヘビ属 Simoselaps - 13種
- ヒウナジヘビ属 Furina - 3種
- アスプモドキ属 Aspidomorphus - 3種
- ムチコブラ属 Demansia - 9種
- エラブウミヘビ属 Laticauda - 5種 エラブウミヘビ
- ブーゲンビルヘビ属 Parapistocalamus - 1種 ブーゲンビルヘビ Parapistocalamus hedigeri
- ブラックスネーク属 Pseudechis - 7種
- ブラウンスネーク属 Pseudonaja - 8種
- タイパン属 Oxyuranus - 3種 タイパン
- 卵胎生種
- ほぼ全種がオーストラリア固有である[2]。
- ヒメチャヘビ属 Elapognathus - 2種 ヒメチャヘビ Elapognathus minor
- ヒバカリモドキ属 Drysdalia - 3種
- ミナミオオズヘビ属 Hoplocephalus - 3種
- オーストラリアカパーヘッド属 Austrelaps - 3種
- ラフスケールスネーク属 Tropidechis - 2種
- カクレヘビ属 Rhinoplocephalus - 6種
- カールヘビ属 Suta - 10種
- デスアダー属 Acanthophis - 7種 コモンデスアダー
- デニソンヘビ属 Denisonia - 2種
- バーディック属 Echiopsis - 1種
- グレイスネーク属 Hemiaspis - 2種 沼沢地に生息し、真のウミヘビ類に最も近縁であるとされる[2]。
- ウミヘビ亜科(狭義)
-
詳細は「ウミヘビ科」を参照
- およそ20属50種ほどからなるグループで、水棲生活に適応している。
脚注
- ^ TODD A. CASTOE, ERIC N. SMITH, RAFE M. BROWN, CHRISTOPHER L. PARKINSON (2007). "Higher-level phylogeny of Asian and American coralsnakes, their placement within the Elapidae (Squamata), and the systematic affinities of the enigmatic Asian coralsnake Hemibungarus calligaster (Wiegmann, 1834)". Zoological Journal of the Linnean Society 151 (4): 809–831. doi:10.1111/j.1096-3642.2007.00350.x.
- ^ a b c d e J. Scott Keogh, Richard Shine, Steve Donnellan (1998). "Phylogenetic Relationships of Terrestrial Australo-Papuan Elapid Snakes (Subfamily Hydrophiinae) Based on Cytochrome b and 16S rRNA Sequences". MOLECULAR PHYLOGENETICS AND EVOLUTION 10 (1): 67–81. doi:10.1006/mpev.1997.0471.
- ^ J. Scott Keogh (1998). "Molecular phylogeny of elapid snakes and a consideration of their biogeographic history". Biological Journal of the Linnean Society 63 (2): 177–203. doi:10.1111/j.1095-8312.1998.tb01513.x.
関連項目
|
ウィキメディア・コモンズには、コブラ科に関連するカテゴリがあります。 |
|
ウィキスピーシーズにコブラ科に関する情報があります。 |
参考文献
- 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、145頁。
- クリス・マティソン 『ヘビ大図鑑』、森光社、2000年、178-183頁。
- 『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、130-133頁。
- 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、129-133頁。
外部リンク
- 環境省
- 特定動物(危険な動物)の飼養又は保管の許可について
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