出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/10/12 00:33:19」(JST)
コガネバナ | ||||||||||||||||||||||||
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コガネバナ S. baicalensis
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Scutellaria baicalensis Georgi (1775) |
コガネバナ(黄金花 Scutellaria baicalensis)は、シソ科タツナミソウ属の多年草で、ロシアの極東地方からモンゴル、中国北部、朝鮮半島にかけて分布する。小葉が細いので、コガネヤナギともいう。
草丈30cmくらいの小柄な植物で、茎は直立するが、匍匐してよく増える。葉は対生し、羽状の切れ込みがある。花は夏に穂状花序をなして咲き、藤色で、シソの花によく似た唇形花である。和名の「コガネバナ」は、根の断面が鮮やかな黄色をしているため。ただし個体によって、樺色や褐色のものもある。
徳川吉宗の頃、朝鮮から種子が導入され、小石川養生所(現・東京大学小石川植物園)で栽培されたのが、日本での栽培の最初とされている。
根を乾燥したものを「黄芩」といい、薬味としては比較的よく使われている。
漢方では、清熱作用、抗炎症作用があるとされ、大柴胡湯、三黄瀉心湯、葛根黄芩湯、乙字湯など、多くの処方に配合されている。
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