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Japanese Journal
- 症例報告 悪性リンパ腫治療後に発症し肺癌との鑑別を要した続発性肺クリプトコッカス症の1例
- 細菌接着に誘導される <I>Cryptococcus neoformans</I> のアポトーシス様細胞死
- 池田 玲子
- Medical Mycology Journal 54(1), 49-52, 2013
- … 側では莢膜主成分グルクロノキシロマンナン(glucuronoxylomannan ; …
- NAID 130003379005
- 侵襲性真菌感染症の血清診断法 (あゆみ 深在性真菌症--新ガイドラインと最新知見)
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- 冒頭へ II. 血清診断法 現行の血清診断としては、・菌体成分(細胞壁マンナン、ガラクトマンナン、および莢膜グルクロノキシロマンナン)または、菌体の体内における修飾産物(カンジダ易熱性糖蛋白)を抗原とした、抗原抗体反応 ...
- 今回、われわれはトリコスポロンとクリプトコッカスに共通するグルクロノキシロマンナン(GXM)に着目し、クリプトコッカス莢膜に対する染色法を中心に再検討した。 【材料と方法】 血液培養にてTrichosporon asahii(トリコスポロン ...
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- 英
- pulmonary cryptococcosis
- 同
- 肺クリプトコックス症
- 関
- クリプトコッカス症、クリプトコッカス属、クリプトコッカス性肺炎
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概念
病型
- 原発性:健常人の発症。若年者で多い。
- 続発性:易感染性宿主(AIDS、糖尿病、腎疾患、膠原病、ステロイドなどの免疫抑制薬内服中)
症状
- いろいろ
- 原発性:無症状
- 続発性:発熱、倦怠感、咳嗽、喀痰、呼吸困難などを認める。
検査
- 空洞を伴う結節性陰影、浸潤性陰影(健康人に発症する場合は結節影、易感染性宿主に発症する場合は浸潤影をとりやすい)
- 下肺野に多く認める。
- 胸膜から数cm離れた肺の末梢に結節影を認める。撒布像、スピキュラ、胸膜陥入像を認めることが多く、肺癌・肺結核との鑑別は困難。
- 経気管支肺生検:検体をGrocott染色にて茶褐色に染まるクリプトコッカスを認める。
診断
- 菌の分離
- 血清中の抗原検出
- 確定診断のためには、経気管支肺生検や気管支肺胞洗浄液で得た組織・洗浄液から、菌体を染色(PAS染色,Grocott染色,ムチカルミン染色)や培養でその存在を証明することである。
鑑別診断
- 肺結核、肺癌(肺腺癌、空洞を伴うことがあるので肺扁平上皮癌)、ヒト肺犬糸状虫症
治療
- 抗真菌薬に対する感受性は高い。フルコナゾールは髄液移行性が高い。
- アゾール系抗真菌薬:フルコナゾール(FLCZ)、ミコナゾール(MCZ)、イトコナゾール(ITCZ)
- アムホテリシンB(AMPH)
- フルシトシン(5-FC)
参考
- 1. (1→3)-β-D-グルカン/臨床検査の三菱化学メディエンス
- http://data.medience.co.jp/compendium/main.asp?field=06&m_class=01&s_class=0031