- ラ
- Clusiaceae
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/06/24 09:10:33」(JST)
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オトギリソウ科 |
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分類(APG III) |
界 |
: |
植物界 Plantae |
階級なし |
: |
被子植物 angiosperms |
階級なし |
: |
真正双子葉類 eudicots |
階級なし |
: |
バラ類 rosids |
階級なし |
: |
マメ類 fabiids |
目 |
: |
キントラノオ目 Malpighiales |
科 |
: |
オトギリソウ科 Hypericaceae |
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学名 |
Hypericaceae
Jussieu, nom. cons. |
オトギリソウ科(Hypericaceae)はキントラノオ目に属する科で、約9属560種からなる[1]。
低木から草本まであり、つる性のものもある。温帯から熱帯まで広く分布する。薬草として用いられてきた草本のオトギリソウ、セントジョーンズワートなどを含む。また観賞用に栽培されるものとして、黄色い花が美しいビヨウヤナギ、キンシバイなどがある。
目次
- 1 従来の分類
- 2 系統
- 3 下位分類
- 4 脚注
- 5 外部リンク
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従来の分類[編集]
オトギリソウ科(Clusiaceae(クロンキスト体系)またはGuttiferae(新エングラー体系))は双子葉植物に属する科で、約40属1000種から構成されていた。クロンキスト体系ではツバキ目とし、一方新エングラー体系ではツバキ科・マタタビ科などとともにオトギリソウ目としてまとめていた。
テリハボク亜科 Clusioideae ・オトギリソウ亜科 Hypericoideae の2亜科に分けられ、前者はAPGにおいてはフクギ科・テリハボク科、後者はオトギリソウ科となっている。
また、APGでは "Clusiaceae" という学名はフクギ科に対応している。
系統[編集]
テリハボク科・フクギ科・カワゴケソウ科・ヤチモクコク科の4科とともに "clusioid" と名付けられた単系統群を構成する。このクレードはキントラノオ目に属することが分かっているが、他の科との関連は未確定である[2]。
clusioid clade |
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ヤチモクコク科 Bonnetiaceae
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フクギ科 Clusiaceae
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テリハボク科 Calophyllaceae
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オトギリソウ科 Hypericaceae
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カワゴケソウ科 Podostemaceae
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下位分類[編集]
3連に分けられる[3]。
- Cratoxyleae
- Vismieae
- Harungana
- Vismia
- Psorospermum
- オトギリソウ連 Hypericeae
- オトギリソウ属 Hypericum - オトギリソウ・セントジョーンズワート・ビヨウヤナギ・キンシバイ
- ミズオトギリ属 Triadenum
- Thornea
- Lianthus
- Santomasia
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オトギリソウ(Hypericum erectum)
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脚注[編集]
- ^ “Hypericaceae in APWeb”. 2012年10月8日閲覧。
- ^ Brad R. Ruhfel, Volker Bittrich, Claudia P. Bove, Mats H. G. Gustafsson, C. Thomas Philbrick, Rolf Rutishauser, Zhenxiang Xi, Charles C. Davis (2011). “Phylogeny of the clusioid clade (Malpighiales): Evidence from the plastid and mitochondrial genomes”. Am. J. Bot. 98 (2): 306-325. doi:10.3732/ajb.1000354.
- ^ Andrea S. Meseguer & Isabel Sanmartín (2012). “Paleobiology of the genus Hypericum (Hypericaceae):a survey of the fossil record and its palaeogeographic implications”. Anales del Jardín Botánico de Madrid 69 (1): 97-106. doi:10.3989/ajbm.2306.
外部リンク[編集]
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ウィキメディア・コモンズには、オトギリソウ科(Hypericaceae)に関連するカテゴリがあります。 |
|
ウィキメディア・コモンズには、フクギ科(Clusiaceae)に関連するカテゴリがあります。 |
Japanese Journal
- 秋田県の山野におけるうどんこ病菌宿主植物・菌の分布と発病を助長する主要因としての土壌Ca
- 内藤 秀樹,菊地 義人,三浦 杏菜 [他],冨岡 慎太郎,藤田 学,藤 晋一,古屋 廣光,佐藤 幸生
- 日本植物病理学会報 75(1), 9-20, 2009-02-00
- … また、日本において未報告の、新宿主と考えられる宿主植物がバラ科、スイカズラ科、キク科でそれぞれ2種、オトギリソウ科、ウコギ科、ツツジ科でそれぞれ1種、合計9種認められた。 …
- NAID 40016486711
- P-61 オトギリソウ科Hypericum属植物に含まれる生理活性物質の探索(ポスター発表の部)
- 田中 直伸,石丸 陽子,岡坂 衛,高石 喜久,武田 美雄,本多 義昭,伊藤 美千穂,Lee Kuo-Hsiung
- 天然有機化合物討論会講演要旨集 (47), 413-418, 2005-09-15
- The recent widespread interest in the antidepressant activity of Hypericum perforatum has encouraged the investigation of secondary metabolites from other Hypericum species. The genus Hypericum occurs …
- NAID 110006682581
- キンシバイ培養細胞におけるアントシアニンおよびプロシアニジンの生産
- 高宮 美貴子,田中 章江,東野 薫 [他],寺原 典彦,下村 講一郎,石丸 幹二
- 日本食品化学学会誌 5(1), 3-8, 1998-06-30
- … キンシバイ(Hypericum patulum,オトギリソウ科)のカルス、懸濁培養細胞および不定根の各種培養系を確立した。 …
- NAID 110007367130
Related Links
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- オトギリソウ (オトギリソウ科オトギリソウ属:多年草:草丈 ~60センチ:花期 ~10月) 薬効 神経痛(しんけいつう) リューマチ 痛風(つうふう) 外傷(がいしょう) 打撲傷(うちみ) 月経不順 ...
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