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- オオコウモリ、オオコウモリ属、ルーセットオオコウモリ属、翼手目
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2018/04/05 17:14:33」(JST)
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オオコウモリ |
生息年代: 漸新世–現世
PreЄ
Є
O
S
D
C
P
T
J
K
Pg
N
|
フィリピンオオコウモリ
|
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
哺乳綱 Mammalia |
目 |
: |
コウモリ目(翼手目) Chiroptera |
亜目 |
: |
Yinpterochiroptera または
オオコウモリ亜目(大翼手亜目) Megachiroptera |
上科 |
: |
オオコウモリ上科 Pteropodoidea |
科 |
: |
オオコウモリ科 Pteropodidae |
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学名 |
Pteropodidae Gray, 1821 |
和名 |
オオコウモリ |
英名 |
megabat |
亜科 |
- オオコウモリ亜科 Pteropodinae
- シタナガフルーツコウモリ亜科 Macroglossinae
|
オオコウモリ(大蝙蝠、英語 megabat)は、コウモリ(コウモリ目、翼手目)の1グループである。大翼手類(だいよくしゅるい、Megachiroptera)。
オオコウモリ上科 (Pteropodoidea) オオコウモリ科 (Pteropodidae) の1上科1科を構成する。さらに伝統分類ではこの上科のみでオオコウモリ亜目(大翼手亜目)を構成してきたが、系統分類ではYinpterochiroptera亜目の一部となる。
目次
- 1 特徴
- 2 分類学的位置づけ
- 3 分類
- 4 出典
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
特徴
指の間に張った膜の翼で空を飛ぶ、いわゆるコウモリであるが、大型のものが多く、翼を広げると2m に達するものすらある。コウモリといえばココウモリ類が頭に浮かぶが、翼以外の特徴はかなり異なる。
特に、小型コウモリが反響定位によって飛行し、そのために目は小さく、耳がよく発達するのに対して、オオコウモリ類は視覚に頼って飛行し、そのため目が大きく、耳は小さく、一般的な哺乳類の顔に近い。英名で Pteropus 属を flying fox 「空飛ぶキツネ」というのがうなずける顔立ちをしている。
多くが熱帯に分布する。小型コウモリは昆虫など動物質の餌を主食とするものが大半だが、オオコウモリ類は果実や花蜜など植物質を主食としている。日本では琉球列島と小笠原諸島に分布する。
分類学的位置づけ
伝統分類では、コウモリはオオコウモリ亜目(大翼手亜目、オオコウモリ)とコウモリ亜目(小翼手亜目、ココウモリ)の2亜目に分けられた。
カール・フォン・リンネの時代以来、特にオオコウモリが霊長類に近いという意見があり、1986年「ココウモリとオオコウモリでは、脳と視神経の接続の仕方がまったく異なり、オオコウモリのそれは霊長目および皮翼目(ヒヨケザル目)と同一で、他の哺乳類には見られない独特のものである」ことを根拠に、「ココウモリはトガリネズミ目から進化し、オオコウモリはそれより後に霊長目から進化した」という、コウモリ類2系統説が提唱された[1]。
しかし2000年、分子系統により、コウモリはやはり単系統で、なおかつコウモリ亜目は側系統だとわかった。またその系統に基づき、オオコウモリ亜目はコウモリ亜目の一部と共に新設亜目Yinpterochiropteraに分類しなおすことが提案された[2]。
分類
オオコウモリ科 |
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Cynopterinae
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Macroglossinae
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Harpiyonycterinae
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Rousettinae
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Epomophorinae
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Nyctimeninae
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Pteropodinae
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亜科間の系統関係[3] |
メガネオオコウモリ
Pteropus conspicillatus
- Cynopterinae 亜科
- Epomophorinae 亜科
- ケンショウコウモリ属 Epomophorus
- ウマヅラコウモリ属 Hypsignathus
- クビワフルーツコウモリ属 Myonycteris
- Harpiyonycterinae 亜科
- シタナガフルーツコウモリ亜科 Macroglossinae
- シナダカフルーツコウモリ属 Macroglossus シタナガフルーツコウモリ など
- ハナフルーツコウモリ属 Syconycteris
- Nyctimeninae 亜科
- オオコウモリ亜科 Pteropodinae
- キツネオオコウモリ属 Pteralopex
- オオコウモリ属 Pteropus オガサワラオオコウモリ、オキナワオオコウモリ、クビワオオコウモリ など
- Rousettinae 亜科
- †アルカイオプテロプス Archaeopteropus
出典
- ^ Pettigrew J.D.,"Flying primates? Megabats have the advanced pathway from eye to midbrain",Sceience,231,pp 1304-1306,(1986)
- ^ M.S. Springer et al. 2001. Integrated fossil and molecular data reconstruct bat echolocation. Proceedings of the National Academy of Sciences, USA 98 (11): 6241-6246. [1]
- ^ Agnarsson I, Zambrana-Torrelio CM, Flores-Saldana NP, May-Collado LJ. (2011). “A time-calibrated species-level phylogeny of bats (Chiroptera, Mammalia)”. PLoS Curr.. PMID 21327164.
関連項目
|
ウィキメディア・コモンズには、オオコウモリに関連するカテゴリがあります。 |
|
ウィキスピーシーズにオオコウモリに関する情報があります。 |
外部リンク
- オオコウモリの世界へようこそ
- オオコウモリとは - コトバンク、日本大百科全書(ニッポニカ)の吉行瑞子による解説。
|
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Japanese Journal
- 西表島におけるサガリバナ(サガリバナ科)のガによる送粉
- 田中 法生
- 筑波実験植物園研究報告 23, 17-20, 2004-12
- … 西表島はサガリバナの分布の北端誠に位置し,訪花行動をするコウモリのグループであるオオコウモリ科の分布誠から外れていることから,コウモリの代わりにガに送粉されることによって,西表島のサガリバナは定着を可能にしていると考えられた。 …
- NAID 110004710069
- 小島 寿雄
- 歯科医学 58(4), g13-g14, 1995-08-25
- … 本研究は, 翼手目のなかでとくにオオコウモリ科について, その歯の微細構造の解明を目的として行った. …
- NAID 110001724666
Related Links
- オオコウモリ上科 (Pteropodoidea) オオコウモリ科 (Pteropodidae) の1上科1科を 構成する。さらに伝統分類ではこの上科のみでオオコウモリ亜目(大翼手亜目)を構成 してきたが、系統分類ではYinpterochiroptera亜目の一部となる。
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★リンクテーブル★
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オオコウモリ科
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- 英
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[★]
- 英
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