- 英
- flying fox
- 関
- オオコウモリ科、オオコウモリ属、ルーセットオオコウモリ属、翼手目
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/02/27 20:42:05」(JST)
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オオコウモリ |
フィリピンオオコウモリ
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分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
哺乳綱 Mammalia |
目 |
: |
コウモリ目(翼手目) Chiroptera |
亜目 |
: |
Yinpterochiroptera または
オオコウモリ亜目(大翼手亜目) Megachiroptera |
上科 |
: |
オオコウモリ上科 Pteropodoidea |
科 |
: |
オオコウモリ科 Pteropodidae |
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学名 |
Pteropodidae Gray, 1821 |
和名 |
オオコウモリ |
英名 |
megabat |
亜科 |
- オオコウモリ亜科 Pteropodinae
- シタナガフルーツコウモリ亜科 Macroglossinae
|
オオコウモリ(大蝙蝠、英語 megabat)は、コウモリ(コウモリ目、翼手目)の1グループである。大翼手類(だいよくしゅるい、Megachiroptera)。
オオコウモリ上科 (Pteropodoidea) オオコウモリ科 (Pteropodidae) の1上科1科を構成する。さらに伝統分類ではこの上科のみでオオコウモリ亜目(大翼手亜目)を構成してきたが、系統分類ではYinpterochiroptera亜目の一部となる。
目次
- 1 分類学的位置づけ
- 2 特徴
- 3 分類
- 4 関連項目
- 5 出典
- 6 外部リンク
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分類学的位置づけ
伝統分類では、コウモリはオオコウモリ亜目(大翼手亜目、オオコウモリ)とコウモリ亜目(小翼手亜目、ココウモリ)の2亜目に分けられてきたた。
しかし2000年、分子系統により、コウモリ亜目は側系統だとわかった。またその系統に基づき、オオコウモリ亜目はコウモリ亜目の一部と共に新設亜目Yinpterochiropteraに分類しなおすことが提案された。[1]
特徴
指の間に張った膜の翼で空を飛ぶ、いわゆるコウモリであるが、大型のものが多く、翼を広げると2m に達するものすらある。コウモリといえばココウモリ類が頭に浮かぶが、翼以外の特徴はかなり異なる。
特に、小型コウモリが反響定位によって飛行し、そのために目は小さく、耳がよく発達するのに対して、オオコウモリ類は視覚に頼って飛行し、そのため目が大きく、耳は小さく、一般的な哺乳類の顔に近い。英名で Pteropus 属を flying fox 「空飛ぶキツネ」というのがうなずける顔立ちをしている。
多くが熱帯に分布し、日本では琉球列島と小笠原諸島に分布する。
中国南部に生息するコバナフルーツコウモリ(Cynopterus sphinx)のメスはオーラルセックスをすることが報告されている。
分類
オオコウモリ科 |
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Cynopterinae
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Macroglossinae
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Harpiyonycterinae
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Rousettinae
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Epomophorinae
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Nyctimeninae
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Pteropodinae
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亜科間の系統関係[2] |
メガネオオコウモリ
Pteropus conspicillatus
- Cynopterinae 亜科
- Epomophorinae 亜科
- ケンショウコウモリ属 Epomophorus
- ウマヅラコウモリ属 Hypsignathus
- クビワフルーツコウモリ属 Myonycteris
- Harpiyonycterinae 亜科
- シタナガフルーツコウモリ亜科 Macroglossinae
- シナダカフルーツコウモリ属 Macroglossus シタナガフルーツコウモリ など
- ハナフルーツコウモリ属 Syconycteris
- Nyctimeninae 亜科
- オオコウモリ亜科 Pteropodinae
- キツネオオコウモリ属 Pteralopex
- オオコウモリ属 Pteropus オガサワラオオコウモリ、オキナワオオコウモリ、クビワオオコウモリ など
- Rousettinae 亜科
- †アルカイオプテロプス Archaeopteropus
関連項目
出典
- ^ M.S. Springer et al. 2001. Integrated fossil and molecular data reconstruct bat echolocation. Proceedings of the National Academy of Sciences, USA 98 (11): 6241-6246. [1]
- ^ Agnarsson I, Zambrana-Torrelio CM, Flores-Saldana NP, May-Collado LJ. (2011). “A time-calibrated species-level phylogeny of bats (Chiroptera, Mammalia)”. PLoS Curr.. PMID 21327164.
外部リンク
|
ウィキメディア・コモンズには、オオコウモリに関連するカテゴリがあります。 |
|
ウィキスピーシーズにオオコウモリに関する情報があります。 |
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Japanese Journal
- 沖縄史料編集紀要 = Bulletin of the Historiographical Institute (39), 1-20, 2016
- NAID 120005952795
- ニパウイルスとヘンドラウイルス感染症 (第1土曜特集 感染症最前線とグローバル・ヘルス) -- (いま注目のウイルス感染症)
- タイ王国Po Banglka寺院におけるライルオオコウモリ(Pteropus lylei)の行動調査 (特集 人と動物の共通感染症最前線(12))
Related Links
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