- ラ
- Aristolochiaceae
WordNet
- family of birthworts (including wild ginger) (同)family Aristolochiaceae, birthwort family
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/12/07 04:25:02」(JST)
[Wiki ja表示]
ウマノスズクサ科 |
Aristolochia Gigantea
|
分類(APG III) |
界 |
: |
植物界 Plantae |
階級なし |
: |
被子植物 angiosperms |
階級なし |
: |
モクレン類 magnoliids |
目 |
: |
コショウ目 Piperales |
科 |
: |
ウマノスズクサ科 Aristolochiaceae |
|
学名 |
Aristolochiaceae (Juss.) 1789 |
タイプ属 |
Aristolochia L.[1] |
属 |
本文参照
|
ウマノスズクサ科(Aristolochiaceae)は、コショウ目に属する植物の科である。クロンキスト体系および新エングラー体系ではウマノスズクサ目に属していた。熱帯に多く、温帯(東アジア・北米・ヨーロッパ)にかけて世界に6属約600種が分布し[2]、日本にはウマノスズクサ属とカンアオイ属が自生する[3]。また、カンアオイ属をフタバアオイ属、ウスバサイシン属及びカンアオイ属などに分ける意見もある[4]。花は3数性をしめし、両性で、大部分は花弁がなく(一部のものは花弁3枚)、萼は合生して筒状(先が3裂する)、ラッパ状または細長い管状になる。おしべは6または12本のものが多い。子房下位または半下位。
目次
- 1 分類
- 2 ウマノスズクサ属とカンアオイ属の区別
- 3 利用
- 4 脚注
- 5 参考文献
- 6 関連項目
- 7 ギャラリー
- 7.1 カンアオイ亜科
- 7.2 ウマノスズクサ亜科
分類
Lactoris fernandeziana ・ヒドノラ亜科・ウマノスズクサ亜科・カンアオイ亜科の4グループに分けられる[5]。Lactoris fernandezianaはラクトリス科、ヒドノラ亜科はヒドノラ科に分離することもある。
- Aristolochioideae ウマノスズクサ亜科
- Aristolochia ウマノスズクサ属 - ウマノスズクサ、オオバウマノスズクサ、アリマウマノスズクサ、タンザワウマノスズクサ、コウシュンウマノスズクサ、リュウキュウウマノスズクサ
- Euglypha
- Holostylis
- Thottea
- Asaroideae カンアオイ亜科
- Asarum カンアオイ属(フタバアオイ属) - カンアオイ、フタバアオイ、ウスバサイシン等。Asarumフタバアオイ属、Asiasarumウスバサイシン属、Heterotropaカンアオイ属、Hexastylis、Geotaeniumに細分化する説もあるが[6][7]、最新の系統分類学研究から、Asarum属にまとめることが多い[7][8](詳細はカンアオイ属を参照)。
- Saruma
ウマノスズクサ属とカンアオイ属の区別
日本に分布するウマノスズクサ属とカンアオイ属については下記の点で区別できる。
項目 |
ウマノスズクサ属 |
カンアオイ属 |
植物体 |
つる性草本または低木 |
多年草 |
花弁 |
ない |
普通はないが、まれに小型のものがある |
萼 |
左右相称 |
放射相称 |
萼片 |
筒状に癒着 |
上部は離れるが、下部は筒状または鐘形で癒着する |
雄蕊 |
6本、柱頭に合着する |
普通は12本だが、まれに6本、柱頭には合着しない |
利用
精油を含み、漢方薬やヨーロッパのハーブ・民間薬として使われたものもある。しかし有害成分アリストロキア酸(腎毒性、発癌性がある)を含むものが多く、薬害が問題になった。
脚注
- ^ Aristolochiaceae Juss. Tropicos
- ^ 菅原敬 「ウマノスズクサ科」『朝日百科 植物の世界9 種子植物 双子葉類9 単子葉類1』岩槻邦男ら監修、朝日新聞社、1997年、34頁。
- ^ Murata, Jin. (2006) "Aristolochiaceae", Flora of Japan Vollume IIa, K. Iwatsuki et.al. (ed.), KODANSHA, 2006, pp.366.
- ^ 佐竹義輔・籾山泰一 「ウマノスズクサ科」 『日本の野生植物 草本 II 離弁花類』 佐竹義輔ら編集、平凡社、1982、102頁、ISBN 4-582-53502-X。
- ^ “Aristolochiaceae in apweb”. 2014年9月30日閲覧。
- ^ 佐竹義輔・籾山泰一 「ウマノスズクサ科」 『日本の野生植物 草本 II 離弁花類』 佐竹義輔ら編集、平凡社、1982、102-109頁、ISBN 4-582-53502-X。
- ^ a b 菅原敬 「ウマノスズクサ科」『朝日百科 植物の世界9 種子植物 双子葉類9 単子葉類1』岩槻邦男ら監修、朝日新聞社、1997年、38頁。
- ^ Sugawara, Takashi. (2006) "Asarum", Flora of Japan Vollume IIa, K. Iwatsuki et.al. (ed.), KODANSHA, 2006, pp.368-387.
参考文献
- Murata, Jin. (2006) "Aristolochiaceae", Flora of Japan Vollume IIa, K. Iwatsuki et.al. (ed.), KODANSHA, 2006, pp.366-387.
- 佐竹義輔・籾山泰一 「ウマノスズクサ科」 『日本の野生植物 草本 II 離弁花類』 佐竹義輔ら編集、平凡社、1982、102-109頁、ISBN 4-582-53502-X。
- 菅原敬 「ウマノスズクサ科」『朝日百科 植物の世界9 種子植物 双子葉類9 単子葉類1』岩槻邦男ら監修、朝日新聞社、1997年、34-47頁。
関連項目
- ジャコウアゲハ
- ギフチョウ
- ウマノスズクサ
- カンアオイ
- 生薬
ギャラリー
カンアオイ亜科
ウマノスズクサ亜科
-
-
Aristolochia sempervirens
Japanese Journal
- 日本におけるオオバウマノスズクサとタンザワウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)の形態的変異
- オオバウマノスズクサとタンザワウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)の形態的・生態的な違い
- オオバカンアオイ(ウマノスズクサ科)の命名者とタイプ標本
Related Links
- 1700種以上の花、樹木、観葉植物、雑草、野菜、果物等の植物を大きな画像で収録した植物図鑑。キーワード検索等の検索機能もあります。 ナンでも図鑑(無料)
- ... 科 | 花・イネ科 | 花・イラクサ科 | 花・イワウメ科 | 花・イワタバコ科 | 花・ウコギ科 | 花・ウマノスズクサ科 | 花・ウリ科 | 花・オトギリソウ科 | 花・オミナエシ科 | 花・オモダカ科 | 花・カタバミ科 | 花・ガガイモ科 | 花 ...
★リンクテーブル★
[★]
ウマノスズクサ科
[★]
- 英
- horse、Equus caballus、domestic horse、equine、(aj,Latin)(ラテン語形容詞)equi
- 関
- シマウマ、ロバ、ウマ科、ラバ
[★]
- 英
- family
- 関
- 家族、系統群、ファミリ、ファミリー