- 英
- nightshade、black nightshade、Solanum nigrum
- 関
- ナス、ナス科
WordNet
- any of numerous shrubs or herbs or vines of the genus Solanum; most are poisonous though many bear edible fruit
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- ナス属の種々の有毒植物,(特に)イヌホウズキ / ナス科植物の総称
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/10/13 01:02:13」(JST)
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| イヌホオズキ | 
| Solanum nigrum(2005年9月21日) | 
| 分類(APG III) | 
| 
| 界 | : | 植物界 Plantae |  
| 階級なし | : | 被子植物 Angiosperms |  
| 階級なし | : | 真正双子葉類 Eudicots |  
| 階級なし | : | コア真正双子葉類 Core eudicots |  
| 階級なし | : | キク類 Asterids |  
| 階級なし | : | 真正キク類I Euasterids I |  
| 目 | : | ナス目 |  
| 科 | : | ナス科 Solanaceae |  
| 亜科 | : | Solanoideae |  
| 連 | : | Solaneae |  
| 属 | : | ナス属 Solanum |  
| 種 | : | イヌホオズキ S. nigrum |  | 
| 学名 | 
| Solanum nigrum L.
 | 
| 和名 | 
| イヌホオズキ(犬酸漿) | 
| 英名 | 
| black nightshade | 
| 亜種 | 
| 
S. n. subsp. nigrumS. n. subsp. schultesii | 
イヌホオズキ(犬酸漿、学名: Solanum nigrum[1])は、ナス科ナス属の植物。バカナスとも呼ばれ、ホオズキやナスに似ているが役に立たないことから名付けられた。
| 
 目次
1 特徴2 分布・生育地3 利用4 近縁種5 脚注6 参考文献7 関連項目8 外部リンク | 
特徴
茎はまっすぐに立ち、よく分枝して、高さは20-60cmになる。まばらに短い毛を生じるが、無毛のこともある。
葉は長さ3-10cmで、基部には1-5cmの翼を持つ葉柄がある。葉は広卵形、先端は鈍いかわずかに突出し、基部は丸いかくさび状。縁はなめらかか、波状の鋸歯がある。葉質はかさついた感触で、葉の両面に短い毛を有する(個体差が大きいが)。発芽したばかりの葉はナスやトウガラシと若干類似する。
茎の途中から花柄を出し、その先端に一見すると散房状(一点から複数が周りに広がる形)に4-8個の花をつける。花は白いナス状の花びらに、黄色いおしべが突き出している。
果実は未熟な場合には青く、小さいトマトのようである。熟すと径6-7mmの黒色の果実となり、つやが無い(個体にもよる)。
分布・生育地
世界の温帯から熱帯にかけて広く分布する。日本では史前帰化植物だと考えられていて、日本全土に分布する。
主に畑や道端、民家の庭先などに生息する。一般的な家庭の庭にも生え、雑草として家主を悩ます。
利用
食用は、全草にソラニンを含むために不可能である。
近縁種
ナス属はナスやトマトをも含む大きな属であり、形態的には多様である。その中で、本種にとてもよく似たものはいくつかある。
日本の在来種では、テリミノイヌホオズキはやや葉が大きく、花や種子はやや小さい。明確な区別点は、本種では花序が散房状に近くはあるが、その基部をよく見ると、軸の上で互いにややずれて出るのに対して、その部分がごく短く、完全に散房状に見える点である。九州以南に分布する。現在では、むしろ最近帰化したアメリカイヌホオズキなどを見ることが多い。区別はなかなか難しい。
- オオイヌホオズキ Solanum nigrescens
- アメリカイヌホオズキ Solanum americanum
- テリミノイヌホオズキ Solanum photeinocarpum
脚注
- ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003年). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2011年7月15日閲覧。
 
参考文献
- 北村四郎・村田源・堀勝 『原色日本植物図鑑 草本篇1 合弁花類』 保育社〈保育社の原色図鑑〉、1980年、改訂版。ISBN 4-586-30015-9。
- 佐竹義輔ほか編 『日本の野生植物 草本 3 合弁花類』 平凡社、1981年、95頁。ISBN 978-4-582-53503-7。
- 難波恒雄・御影雅幸 『毒のある植物』 保育社〈カラーブックス〉、1983年。ISBN 4-586-50612-1。
- 平野隆久写真 『野に咲く花』 林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、157頁。ISBN 4-635-07001-8。
- 『写真で見る外来雑草』 畜産技術協会、1995年、18頁。ISBN 4-88137-056-1。
関連項目
|  | ウィキスピーシーズにイヌホオズキに関する情報があります。 | 
|  | ウィキメディア・コモンズには、イヌホオズキに関連するカテゴリがあります。 | 
外部リンク
- “Solanum nigrum L.”.  ITIS. 2011年7月15日閲覧。 (英語)
- Solanum nigrum - National Center for Biotechnology Information (NCBI) (英語)
- Solanum nigrum L. - Encyclopedia of Life (英語)
- 波田善夫. “イヌホオズキ”. 植物雑学事典.  岡山理科大学. 2011年7月15日閲覧。
- 本多郁夫. “イヌホオズキ”. 石川の植物. 2011年7月15日閲覧。
- “イヌホオズキの仲間たち”. のこのこ このこ (2000年10月25日). 2011年7月15日閲覧。
 
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 飼料用トウモロコシ畑におけるアメリカイヌホオズキ(Solanum americanum Mill.)の化学的防除法
- 浅井 英樹,吉村 義久
- 日本草地学会誌 58(3), 183-185, 2012-10-15
- … アメリカイヌホオズキ(solanum americanum Mill。 … 飼料畑におけるアメリカイヌホオズキの防除に関する知見は少ない。 … このため,アメリカイヌホオズキの化学的防除法について検討を行った。 …
- NAID 110009544354
 
 
- 飼料用トウモロコシ畑におけるアメリカイヌホオズキ (Solanum americanum Mill.) の化学的防除法
 
- ミカンキイロアザミウマによるトマト黄化えそウイルス獲得源としての各種雑草の評価
- 岡崎 真一郎,奥田 充,櫻井 民人
- 日本応用動物昆虫学会誌 53(4), 181-184, 2009
- … さらに、この時期に圃場周辺に自生していたイヌホオズキ、ウシハコベ、オオイヌノフグリ、ハキダメギクおよびホトケノザの雑草5種からTSWVを検出した。 …
- NAID 130000145763
 
 
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- *1 神奈川県植物誌2001では0~2であるが、帰化植物ML[655]で勝山は0~4としているので、それに習った。 *2 帰化植物写真ニュース 4および神奈川県植物誌2001には、イヌホオズキやオオイヌホオズキの果序が総状で ...
- しかし、イヌホオズキとしては現れていません。万葉集やその後の多くの歌集や文芸にもイヌホオズキとしては現れていません。 江戸時代の本草書に「龍葵」などとしてイヌホオズキの名が現れています。 食・毒・薬 全草に ...
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- ナス科、イヌホオズキ、ナスビ、ナス属、ソラヌム属、Solanum属、ソラナム属
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