- 英
- adenylyl cyclase、adenylylcyclase
- 関
- アデニル酸シクラーゼ、アデニルシクラーゼ、アデニル酸環化酵素
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/09 13:50:07」(JST)
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アデニル酸シクラーゼ(アデニリルシクラーゼとも。英: adenylate cyclase; アデニレートサイクレース、; EC 4.6.1.1)はATPの3',5'-環状AMP (cAMP) とピロリン酸への変換を触媒する酵素、リアーゼである。cAMPはセカンドメッセンジャーと呼ばれる、真核生物のシグナル伝達に重要な分子である。アデニル酸シクラーゼは、膜受容体に結合してホルモンや他の刺激に反応するGタンパク質を活性化または抑制することができる。9種類のアデニル酸シクラーゼが哺乳類で知られている。
目次
- 1 構造
- 2 調節
- 3 出典
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
構造
アデニル酸シクラーゼが触媒する反応はATPのcAMPへの変換である
アデニル酸シクラーゼは膜貫通タンパク質で、原形質膜を12回貫通している。これの機能の重要部分は細胞質側のN及びC末端、それと膜貫通ヘリックスの6と7の間の細胞質内に広がるC1ドメインにある。
調節
アデニル酸シクラーゼはGタンパク質やフォルスコリン、そして同様に他の種類に特異的な基質に刺激される。クラスI, III, VIIIはCa2+/カルモジュリンにも制御される。神経では、Ca2+の流入への素早い反応のためアデニル酸シクラーゼはカルシウムイオンチャネルの隣りに位置しており、学習過程に重要な役割を果たしていると思われている。その証拠にアデニル酸シクラーゼが同時にみられ、これは一緒に起こるいくつかの異なったシグナルにのみ活性化される事を意味する。
出典
- IUBMB entry for 4.6.1.1(英語)
- BRENDA references for 4.6.1.1 (英語)
- PubMed references for 4.6.1.1(英語)
- PubMed Central references for 4.6.1.1(英語)
- Google Scholar references for 4.6.1.1(英語)
関連項目
外部リンク
- IUBMB entry for 4.6.1.1(英語)
- KEGG entry for 4.6.1.1(英語)
- BRENDA entry for 4.6.1.1(英語)
- NiceZyme view of 4.6.1.1(英語)
- EC2PDB: PDB structures for 4.6.1.1(英語)
- PRIAM entry for 4.6.1.1(英語)
- PUMA2 entry for 4.6.1.1(英語)
- IntEnz: Integrated Enzyme entry for 4.6.1.1(英語)
- MetaCyc entry for 4.6.1.1(英語)
- Atomic-resolution structures of enzymes belonging to this class(英語)
- EXPASY.ORG EC4.6.1.1
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- アデノシンによる甲状腺刺激ホルモンシグナリングの変換 -アデニリルシクラーゼ/cAMP系から, ホスホリパーゼC/Ca^<2+>系への切り替え機構-
- 戸村 秀明
- 日本比較内分泌学会ニュース = Newsletter of Japan Society for Comparative Endocrinology 88, 14-21, 1998-02
- NAID 10002703997
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★リンクテーブル★
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- 英
- adenylyl cyclase
- 同
- アデニリルシクラーゼ、アデニルシクラーゼ
- 関
- cAMPホスホジエステラーゼ
ATP → cAMP + PPi
[★]
- 英
- adenylyl cyclase、adenylate cyclase
- 関
- アデニリルシクラーゼ、アデニル酸シクラーゼ、アデニレートシクラーゼ
[★]
アデニリルシクラーゼ、アデニル酸シクラーゼ
- 関
- AC、adenylate cyclase、adenylyl cyclase
[★]
- 英
- adenyl cyclase
- 関
- アデニリルシクラーゼ、アデニル酸シクラーゼ