- 英
- biuret reaction
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/09/13 12:30:00」(JST)
[Wiki ja表示]
トリペプチドは銅(II)イオンに対し、平面の錯イオンを作るように配位する。
ビウレット反応(Biuret test)は、タンパク質や、ポリペプチドを検出する方法の1つ。アミノ酸が3つ以上つながった(トリペプチド以上の)ペプチドは、ビウレットに似た構造を持ち、アルカリ性溶液中で銅(II)イオンに配位し、赤紫色から青紫色に呈色する。タンパク質がペプチド結合を多く含むほど強く呈色し、さらに、タンパク質のグラムあたりに現れるペプチド結合の数はほぼ同じであるため、タンパク質のおおよその濃度を測定するのにもビウレット反応は有効である[1]。
関連項目[編集]
- ビウレット
- キサントプロテイン反応
- ニンヒドリン反応
脚注[編集]
- ^ 厚生労働省 (2006), 参考情報 15. たん白質定量法 方法5(Biuret法), “第15改正日本薬局方”, 厚生労働省告示 平成18年 (第285号): 1619, http://jpdb.nihs.go.jp/jp15/ 2009年7月4日閲覧。
参考文献[編集]
- Pragmatic Chemistry 有機化学編 アミノ酸
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- ビウレット反応の研究史とビウレット反応の判定基準の提案
- 吉田 安規良,儀間 はるか
- 理科教育学研究 49(1), 169-178, 2008-07-25
- … その結果(1)そのままのものと煮出したかつおぶし、卵白、豆腐及びゼラチンでは24時間反応後にニンヒドリン反応でアミノ酸の存在を確認できた(2)基質の見た目の変化は豆腐とゼラチンでのみ確認できた(3)ゼラチンでのみ消化によってビウレット反応が陰性に変化することを確認できた以上の結果から、基質としてふさわしいタンパク質はゼラチンであるといえる。 …
- NAID 110007592944
Related Links
- ビウレット反応(Biuret test)は、タンパク質や、ポリペプチドを検出する方法の1つ。 アミノ酸が3つ以上つながった(トリペプチド以上の)ペプチドは、ビウレットに似た構造を 持ち、アルカリ性溶液中で銅(II)イオンに配位し、赤紫色から青紫色に呈色する。 タンパク質 ...
- 世界大百科事典 第2版 ビウレット反応の用語解説 - タンパク質,ペプチドの呈色反応の 一つ。試料を1~2規定の苛性アルカリ水溶液に溶かし,1%程度のうすい硫酸銅水溶液 を数滴加えると青紫~赤紫色を呈する。この呈色反応は,2個のペプチド ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- biuret
- 同
- アロファンアミド allophanamide、カルボミルウレア carbomylurea、ジカルボミルアミン dicarbomylamine
[★]
- 英
- (生物)response、(化学)reaction、respond、react、responsive
- 関
- 応答、応答性、反応性、返答