精巣腫瘍
- 精巣の腫瘍
疫学
- 男性の悪性腫瘍の1%
好発年齢
国別発生率 人口10万人あたり
- 日本 0.7-1.8
- 米国
- 白人 4.8-8.7
- アフリカ系 1.0-1.4
- 英国 4.4-5.7
- 10万人当りの年間発生率はわが国では0.7~1.8人、米国系白人では4.8~8.7人で欧米人に多く発生。
分類
- 性索・間質腫瘍
| 疫学 | 病理 | 腫瘍マーカー | 予後 | 特徴的な症状 | |||
| 頻度 | 年齢 | β-hCG | AFP | ||||
| セミノーマ | 精巣腫瘍の50% |
25-55歳に多い | 柔らかい灰白色の腫瘍で、胚細胞に似た大型類円形でクロマチンの粗い核と淡明な細胞質を有する | ○ 7-18% |
良好 5年生存率90%以上 |
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| 胎児性癌 | 精巣腫瘍の10% 奇形腫との混合型に多い |
15-35歳に多い | 柔らかい灰白色充実性腫瘍で、広範に出血及び壊死を認める。大型でクロマチンの少ない核小体の明瞭な核と未熟な明るい大きな細胞を持つ上皮細胞からなる。 | ○ 60% |
○ | 早期もで血行性転移 | |
| 卵黄嚢腫 | 小児: 単一組織型 成人: 胎児性癌や奇形腫との混合型 |
小児 | 腎糸球体に類似した血管を軸とし、内外二層の上皮細胞層からなる | ○ | |||
| 絨毛癌 | 混合腫瘍がほとんど | 15-30歳 | 出血性の腫瘍。合法性、細胞性栄養細胞に類似する | ○ 100% |
リンパ行性、血行性転移、高浸潤傾向 | 早期もで血行性転移。女性化乳房 | |
| 奇形腫 | 3つの胚葉成分からなる。 | 小児:良好 成人:転移。化学治療に無反応 |
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| 奇形癌 | 胎児性癌+奇形腫 | ||||||
治療
- SURO.271 参考3
- まず、手術により精巣を摘除(高位精巣摘除術)した後、病期に応じて治療を追加する
- 臨床病期IIで進行例、もしくは臨床病期III
予後
参考
- 1. 精巣腫瘍診療ガイドライン - 香川県立中央病院 (2010年)
- 2. がんプロ
- 3. 精巣がんの標準治療:がんサポート情報センター