α1-アンチトリプシン試験
- 蛋白漏出性胃腸症関連検査
- 腸管からα1アンチトリプシンが漏出することはないが、蛋白が漏出する病態(蛋白漏出性胃腸症)では、腸管から漏出し、便中にα1トリプシンが認められる、のだとおもう。
- 蛋白漏出性胃腸症をきたす疾患にはクローン病、潰瘍性大腸炎、メネトリエ病、クロンカイト・カナダ症候群、cap polyposis、腸リンパ管拡張症などある。(LAB.1314)
- 蛋白漏出性胃腸症関連検査として131I標識アルブミン(RSA)、131I標識PVP(Gordon試験)、51Cr標識アルブミンが用いられてきたが、現在ではα1-AT試験が一般的。(LAB.1314)
- α1-ATは肝臓で合成される54kDaの糖タンパク質。
- 膵臓の酵素で分解される便中に排泄され、安定であり、定量も容易。一方でpH3.0以下で破壊されるので胃からの蛋白漏出例ではPPIの全投与が必要。
- 99mTc標識DTPAとヒト血清アルブミンとの結合物を静脈内投与すると、蛋白が漏出している部位を同定できるらしい。(LAB.1314)