高ガストリン血症

出典: meddic

hypergastrinemia


高ガストリン血症をきたす疾患

YN.A-11

  • usefull for diagnosis: ゾリンジャー・エリソン症候群、悪性貧血(壁細胞減少)
  • often↑: 副甲状腺機能亢進症(Ca↑によりG細胞が刺激される)、尿毒症(ガストリンは腎代謝らしいので、腎機能低下と関連?)、閉塞性黄疸
  • sometimes↑: 萎縮性胃炎(固有胃腺の萎縮)、胃・十二指腸潰瘍活動期

QB.A-293

  • 慢性腎不全ではガストリンの代謝が障害され高ガストリン血症を来す。

膵・消化管神経内分泌腫瘍診療ガイドライン

  • ヘリコバクター・ピロリ感染症、慢性腎不全、萎縮性胃炎などによるG細胞過形成、PPI長期内服

UpToDate Contents

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和文文献

  • 壁細胞のSonic hedgehog(Shh)の発現喪失は高ガストリン血症と粘液上皮細胞の過増殖を来す
  • 菅野 健太郎 [訳],Xiao Chang,Ogre Sally A. [他]
  • Review of gastroenterology & clinical gastroenterology and hepatology 5(2), 27-31, 2010-08
  • NAID 40017253398
  • P-2-136 高ガストリン血症を伴ったtypeI胃カルチノイドの3例(胃・十二指腸 良性2,一般演題(ポスター),第64回日本消化器外科学会総会)
  • 古元 克好,小島 秀信,奥野 将之,藤 浩明,森 友彦,伊東 大輔,小切 匡史
  • 日本消化器外科学会雑誌 42(7), 1219, 2009-07-01
  • NAID 110007719331
  • ガストリン産生肝腫瘍を合併しZollinger-Ellison症候群を呈した多発性内分泌腺腫症1型膵グルカゴノーマの1例
  • 進士 誠一,田中 宣威,古川 清憲,横井 公良,瀬谷 知子,相本 隆幸,金沢 義一,吉岡 正人,大秋 美治,田尻 孝
  • 日本消化器外科学会雑誌 41(6), 646-652, 2008-06-01
  • … 症例は55歳の女性で,腹痛,嘔気を主訴に近医を受診し,膵尾部腫瘍・肝腫瘍・十二指腸潰瘍を指摘され精査加療を目的に当科を紹介された.難治性十二指腸潰瘍と高ガストリン血症・高グルカゴン血症・高PTH血症・高Ca血症が認められた.また,腹部CTでは膵尾部に40×40mmの充実性腫瘤と肝外側区域に10×20mmの腫瘤性病変があり,頭部CTでは副甲状腺腫瘍が認められた.肝転移を伴う膵ガストリノーマによりZollinger-Ellison症候群を呈 …
  • NAID 110006782453

関連リンク

和文文献. 壁細胞のSonic hedgehog(Shh)の発現喪失は高ガストリン血症と粘液上皮 細胞の過増殖を来す ... P-2-136 高ガストリン血症を伴ったtypeI胃カルチノイドの3例( 胃・十二指腸 良性2,一般演題(ポスター),第64回日本消化器外科学会総会). 古元 克好  ...
そのほか、ガストリンが高値を示す病気には萎縮性胃炎、胃潰瘍、悪性貧血などがあり 、低値の場合にも一種の胃炎や悪性貧血が考えられます。悪性貧血は、高ガストリン血 症が誘因となって起こります。血液学的な検査でも診断は可能ですが、その原因である  ...
栄養・生化学辞典 高ガストリン血症の用語解説 - →高ガストリン血...

関連画像

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★リンクテーブル★
国試過去問096D031
リンク元プロトンポンプ阻害薬」「萎縮性胃炎」「hypergastrinemia
関連記事ガストリン」「リン」「」「トリ」「ガス

096D031」

  [★]

  • 39歳の男性。朝食前に強いめまいがあり来院した。
  • 6か月前から食事前になると動悸とめまいとを感じていた。最近、食欲は亢進気味で肥満の傾向がある。
  • 身長165cm、体重70kg。眼瞼結膜に貧血を認めない。血液所見:赤血球445万、Hb14.5g/dl、Ht43%、白血球6,300、血小板21万。
  • 血清生化学所見:空腹時血糖46mg/dl、総蛋白7.4g/dl、アルブミン4.5g/dl、AST(GOT)118単位(基準40以下)、ALT(GPT)35単位(基準35以下)。
  • 免疫学所見:AFP11ng/ml(基準20以下)、CEA1.6ng/ml(基準5以下)、CA19-9 6U/ml (基準37以下)。腹腔動脈造影写真を以下に示す。
  • 予想される病態はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 096D030]←[国試_096]→[096D032

プロトンポンプ阻害薬」

  [★]

proton pump inhibitor PPI
プロトン-カリウムATPアーゼ阻害薬 proton-potassium ATPase inhibitor、H+ポンプ阻害薬



  • 命名法:"-azole"
  • 特徴
胃潰瘍の治癒率を向上する (⇔H2受容体拮抗薬)

プロトンポンプ阻害薬

  • 攻撃因子抑制剤

相互作用

 プロトンポンプ 
  H+/K+ ATPase ・・・これはNa+/K+ ATPaseと60%相同性を持つ
   2,4のαサブユニットと同数のβサブユニットを含む。
    αサブユニット10回膜貫通, 120-150kDa, glycoprotein
    αは管腔側、原形質膜まで。細胞内輸送に必要。
    βサブユニットは管腔側に突き出ており、反対側は膜内に埋もれている。

 休止期には小胞体内内腔へのH+,K+,Cl-の移動、分泌期には小胞は管腔の細胞膜と癒合してK+, Cl-を管腔側に排出する一方でH+を排出でしてK+を取り込む。

 PPIは弱塩基性

 PPIはH+と反応してPPIaとなりS-S-活性体となり、H+,K+-ATPaseのSH基と結合して不可逆的に阻害する。

 比較
  PPI:胃潰瘍の治癒率↑
  H2R阻害薬:十二指腸潰瘍の治癒率↑

 PPI問題
  胃潰瘍8
  十二指腸6
  逆流性食道炎8
 副作用
  血中ガストリン↑→ECL cell↑→リバウンドが激しい
  week end therapy: 週末3日だけ投与後休薬
  ピレンゼピン(Mi R blocker), PG(プロスタグランジン) → ガストリン↑を軽減
  ラベプラゾール:ガストリン濃度を上げず酸分泌↓
   →リバウンドが少ない。

 PPI抵抗性潰瘍:PPIによる酸分泌抑制不十分
 ①個人差によるPPIの用量不足
 ②胃内でのPPIの不活性化→
  胃内容の排泄遅延。PPIが不活化、アルカリに晒される。

副作用

http://www.uptodate.com/contents/overview-and-comparison-of-the-proton-pump-inhibitors-for-the-treatment-of-acid-related-disorders?source=search_result&search=%EF%BC%B0%EF%BC%B0%EF%BC%A9&selectedTitle=1~150#H59974871
  • 感染:
  • 代謝



萎縮性胃炎」

  [★]

atrophic gastritis
慢性胃炎
  • 慢性胃炎に含まれる疾患概念。
  • 胃粘膜の萎縮、固有胃腺の萎縮を伴う。
  • 胃粘膜の菲薄化により、内視鏡的には血管が透見される。
  • 胃酸分泌能:低下 ← 固有胃腺の萎縮による
  • 検査:



hypergastrinemia」

  [★] 高ガストリン血症


ガストリン」

  [★]

gastrin
消化管ホルモン

概念

  • 胃粘膜に存在し胃酸分泌を刺激する消化管ホルモンの代表で、胃分泌の胃相を司る情報伝達物質。

分類

性状

  • ポリペプチド 17aa

産生組織

標的組織

受容体

作用

  • 食道のLES:収縮 (SP.720)
  • 胃の壁細胞:H+分泌↑
  • 粘液産生細胞:粘液層増強 (First Aid step 1 p.269)
  • 腸クロム親和性細胞からのヒスタミンの放出 (Q book p.103)
  • 主細胞からのペプシノゲン分泌 (Q book p.103)
  • 胃:運動性↑ (First Aid step 1 p.269)。血流↑ (Q book p.103)
  • (胆汁の分泌に関して?)胆嚢を収縮させる。作用は弱い (SP.706)

分泌の調節

YN.A-11

  • 胃の拡張
  • アミノ酸・ペプチド

分子機構

生合成

基準値

  • 血清ガストリン濃度:30-150pg/ml

判別

  • 150-1000:鑑別試験が必要。
  • 1000以上:ガストリノーマが疑わしい

臨床関連

  • 高ガストリン血症




リン」

  [★]

phosphorus P
serum phosphorus level

分子量

  • 30.973762 u (wikipedia)

基準値

血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
  • (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
  • 2.5-4.5 mg/dL (QB)

尿細管での分泌・再吸収

近位尿細管 70%
遠位尿細管 20%
排泄:10%

尿細管における再吸収の調節要素

臨床関連

参考

  • 1. wikiepdia
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3





症」

  [★]

sis, pathy
  • 検査や徴候に加えて症状が出ている状態


トリ」

  [★]

birdavian
鳥類


ガス」

  [★]

gas
気体




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