骨びらん

出典: meddic

bone erosion
骨糜爛骨侵食

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和文文献

  • 関節リウマチ
  • 竹内 勤
  • 日本内科学会雑誌 99(10), 2392-2400, 2010-10-10
  • NAID 10027508609
  • 関節リウマチの新診断基準
  • 宮坂 信之
  • 日本内科学会雑誌 99(8), 1923-1927, 2010-08-10
  • NAID 10026623468

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リンク元関節リウマチ」「変形性関節症」「骨侵食」「骨糜爛」「bone erosion
関連記事びらん」「

関節リウマチ」

  [★]

rheumatoid arthritis, RA
リウマチ様関節炎萎縮性関節炎 atrophic arthritis
カプラン症候群膠原病

概要

  • 原因不明のchronic multisystem disease
  • 炎症性の関節炎が、特に末梢の関節で全身性に起こる。
  • 経過は多様

症候

  • 関節症状
  • 朝のこわばり、疼痛、腫脹、関節の動揺、関節可動域制限、変形(手指、足趾、膝関節)。(SOR.211)
  • 手指の近位指節間関節(PIP関節)中手指節関節(MP関節)。遠位指節間関節(DIP関節)に初発することは稀。(SOR.211)
  • 左右対称性に生じることが多い。手関節、足趾、膝関節に初発する。(SOR.211)
  • 朝のこわばりは1時間以上持続する(⇔変形性関節症では30分以内におさまる。関節を使わないと痛みがひどくなる)

関節外症状

100CASE p.76
SOR.213改変

症候スペクトル

病態 レイノー現象 抗核抗体 リウマトイド因子 抗好中球細胞質抗体 皮疹 皮下結節 関節炎 筋炎 漿膜炎 自己抗体
                  RF
                     
病理 壊死性血管炎 糸球体腎炎 間質性肺炎 心炎 唾液腺炎 オニオンスキン病変 ワイヤーループ病変 ヘマトキシリン体 LE細胞  
                   

合併症

YN. F-43

検査

単純X線

  • 関節X線写真所見異常
  • 軟部組織の腫脹によるX線透過性の低下、関節周囲の骨萎縮(傍関節性骨骨粗鬆症)、関節辺縁のびらん、骨洞、関節裂隙狭小化、関節面の破壊、関節亜脱臼・脱臼(SOR.216)(下線の症状は変形性関節症では認めない)

血液

  • 赤血球:小球性低色素性貧血
  • 白血球:正常あるいは軽度増加。ただし 脾腫 + 白血球減少 + RA = フェルティー症候群
  • 血小板:増加
  • 補体:高値?。(SOR.217)SLEと違って低下しない。経過中に低下してきたのなら悪性関節リウマチを考慮
  • リウマチ因子:陽性(70-80%の症例)
  • 炎症所見:赤沈・CRP・免疫グロブリン高値

関節液

  • 淡黄緑色、混濁、滑膜細胞の細片の浮遊を認める。粘稠度低下(SOR.218)

関節内視鏡

  • 非特異的慢性滑膜炎

身体所見 (SOR.213,417)

  • 図:SOR.213

  • (ムチランス型RAにおいて)オペラグラス手

手関節

手関節と遠位橈尺関節の滑膜炎→腫脹、運動痛、手関節の掌背屈及び前腕の回旋制限
  • 尺骨頭の背側亜脱臼:ピアノキーサイン
  • 手根骨の尺側移動、掌側移動
  • 手関節強直:手関節が破壊されて癒合すると線維性強直、骨性強直が起きて関節の変形が固定される。

MP関節(MCP関節)

掌側脱臼、尺側偏位、伸筋腱の尺側脱臼

PIP関節

MP関節(MTP関節)

  • 外反母趾:第1中足骨が内反し、第1中足趾節関節で母指基節骨が外反し、中足骨骨頭が内側に膨隆し「く」の字型の変形を起こしたもの。

診断基準

  7項目中、4項目以上を満たすとき、関節リウマチと診断される 備考
1 1時間以上持続する朝のこわばりが、6週間以上あること  
2 3領域以上の関節の腫れが、6週間以上あること 領域は、PIP関節・MP関節・手・肘・膝・足・MTP関節の14領域に分けられる
3 手関節またはMP関節またはPIP関節の腫れが、6週間以上あること 少なくとも1ヵ所での軟部組織腫脹
4 対称性関節腫脹 PIP、MCP、MTP関節は完全に対象である必要はない
5 リウマトイド結節 骨突起部、伸側表面/関節近傍の皮下結節
6 リウマトイド因子が陽性 正常人コントロールで5%以下の陽性率を示す測定法を用いること
7 X線、関節リウマチに特有の骨びらんが見られる 手・指を中心に見る、びらん以上の破壊も含む

診断

治療

以前は、病状の進行に合わせて作用の弱い薬剤から強い薬剤を用いていたが、最近では初期に強力に炎症を抑制して関節破壊を防ぐ治療方針に変わってきている。

TNF阻害薬の適応

  • 1. 既存の抗リウマチ薬(DMARD)通常量を3ヶ月以上継続して使用してもコントロール不良のRA患者。コントロール不良の目安として以下の3項目を満たす者。
  • 1) 圧痛関節数6関節以上
  • 2) 腫脹関節数6関節以上
  • 3) CRP 2.0mg/dl以上あるいはESR 28mm/hr以上
  • これらの基準を満足しない患者においても、
  • a) 画像検査における進行性の骨びらんを認める
  • b) DAS28-ESRが3.2(moderate activity)以上
のいずれかを認める場合も使用を考慮する。
  • 2. さらに日和見感染症の危険性が低い患者として以下の3項目も満たすことが望ましい。
1) 末梢血白血球数 4000/mm3以上
2) 末梢血リンパ球数 1000/mm3以上
3) 血中β-D-グルカン陰性

参考

  • 1. 診断基準
  • 2. 株式会社医学生物学研究所 MESACUP CCPテスト
  • 3. 関節リウマチの診療マニュアル(改訂版) 診断のマニュアルとEBMに基づく治療ガイドライン
http://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/rm400/library/guideline.html




変形性関節症」

  [★]

osteoarthritis, OA
arthritis deformans
変性関節疾患, degenerative joint disease, DJDdegenerative arthritis, hypertrophic arthritis、骨関節症 osteoarthrosis
変形性股関節症

概念

  • 慢性関節疾患(変性・退行性)
  • 関節軟骨、半月などの退行変性を基盤に、軟骨破壊と同時に骨軟骨の再造成を来し、関節形態が変化する疾患。

疫学

  • 発症頻度:女性>男性
  • 加齢に伴い罹患頻度が上昇。60歳以降で10-18%(SOR.233)
  • 60歳以上では関節にX線上の変化が認められる → X線上の変化があっても無症状な場合もある
  • 頻度:変形性膝関節症 > 変形性股関節症

病型

  • 一次性変形性関節症:原疾患不明
  • 二次性変形性関節症:続発症として(関節外傷、形態異常、代謝異常、他の関節疾患など)

病因

疾患感受性遺伝子

  • 1. secreted frizzled-related protein 3 gene(FRZB)
  • 軟骨成熟を制御する糖タンパクであるWntのシグナルを阻害
  • small leucine-rich proteoglycanに属するマトリックス蛋白
  • TGFβと結合してTGFβシグナルを阻害し、アグリカンやII型コラーゲン発現を抑制
  • Ca2+を結合する細胞内蛋白。アグリカンやII型コラーゲンの発現を増大させる
  • 4. GDF5(CDMP1)
  • 軟骨の分化誘導に関わるTGFβ family member
  • 軟骨マトリックス産生の増大

病態生理

身体所見

症状

  • 関節のこわばり、疼痛、腫脹で、
  • 進行例:可動域制限、関節変形

検査

単純X線写真

*関節裂隙の狭小化、消失

  • 軟骨下骨の硬化、骨棘形成
  • 時には骨嚢胞像、関節内の遊離体出現
  • 傍関節性の骨萎縮像、軟骨下骨の著明な骨びらんなどは出現しない。

治療

  • 保存的治療
  • 生活療法
  • 運動療法
  • 薬物療法
  • 装具療法
  • 足底板挿入
  • 手術療法
  • 変性半月切除関節内debridement
  • 高位脛骨骨切り術(HTO)
  • 人工膝関節置換術(TKA)




骨侵食」

  [★]

bone erosion
骨糜爛骨びらん


骨糜爛」

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骨びらん骨侵食


bone erosion」

  [★] 骨びらん骨糜爛骨侵食


びらん」

  [★]

erosion
糜爛、侵蝕像、エロジオン
潰瘍
[show details]
  • 粘膜の損傷が粘膜の上層部に限局する場合。粘膜筋板より浅層。
  • 皮膚粘膜における上皮やその下層の結合組織の局所的な組織欠損。
粘膜の場合は、粘膜筋板までの組織欠損



骨」

  [★]

bone
os
骨格






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