頭血腫

出典: meddic

cephalohematomacephalic hematoma
産瘤、帽状腱膜下血腫
  • 図:SPE.98

概念

  • 骨膜と頭蓋骨の間にできる血腫。頭蓋骨骨膜下血腫。
  • 骨縫合を超えて広がらない  ⇔ 産瘤:産瘤は皮膚と帽状腱膜の間にできるため骨膜と関係なく広がる。

原因

  • 狭骨盤、吸引分娩、鉗子分娩

治療・経過・予後

G10M.302
  • 出生後徐々に出現。生後数時間で気づかれることが多い。
  • 感染の危険があるので穿刺は原則やらない
  • 高ビリルビン血症をきたすことがある
  • 生後数週~数ヶ月の経過で消失。





UpToDate Contents

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和文文献

  • 開頭術後脳内残糸の1例
  • 川上 雅久,織田 惠子,荒木 忍,藤田 隆史
  • 脳神経外科ジャーナル 19(12), 925-929, 2010-12-20
  • … 開頭術中に使用した綿片の糸が残存した症例を経験した.症例は61歳女性.左被殻出血で開頭血腫除去術を施行した.術直後に行った頭部単純X線写真と頭部CTで頭蓋内に線状の異物を認めた.手術中に使用した綿片が残存したと判断し,直ちに再開頭術を行い黒色の糸を摘出した.この糸は手術中に裁断して使用した綿片から脱落したと考えられた.綿片を裁断すると裁断面に糸の断端も露出することがあり,裁断面に張力がかか …
  • NAID 110007989511
  • 血友病患者に発症した口腔底および咽喉頭血腫の治療経験
  • 小野 美穂,山辺 習,鈴木 輝久,大森 孝一
  • 耳鼻咽喉科臨床 103(9), 839-843, 2010-09-01
  • Bleeding may occur into the joints, muscles, and internal organs of subjects with hemophilia A where clotting factor VIII is partly or completely missing. Although not curable, hemophilia is controlla …
  • NAID 10026584014
  • 脳室内出血を伴う視床出血に対する前頭部小開頭血腫除去術
  • 玉置 智規,野手 洋治
  • 脳卒中の外科 = Surgery for cerebral stroke 38(3), 181-185, 2010-05-31
  • NAID 10026470763

関連リンク

頭血腫。 赤ちゃんが産道を通過する際に受ける圧迫によって頭蓋骨をおおっている骨膜 の一部がはがれ、そこに血液がたまってこぶ状に隆起したものです。側頭部に できることが多いのですが、前頭部や後頭部にできることもあり gooヘルスケア 家庭の 医学。
... 新生児の病気. 頭血腫には骨膜下頭血腫と帽状腱膜下頭血腫の二つがあります。 ふつう、頭血腫というのは骨膜下頭血腫をさしています。 ... 骨と骨盤との間に出血して、 そこに血液がたまったためにできるこぶを骨膜下頭血腫といいます。 頭の頂上で、少し ...

関連画像

お産のときに頭にできた血液の 手術記載まずはイラストを眺めながら 穿頭血腫ドレナージ術あぁ、トマコの生きる道 所見慢性硬膜下血腫CT7


★リンクテーブル★
国試過去問098G047」「103B012」「102A003
リンク元新生児
関連記事血腫」「

098G047」

  [★]

  • 児頭の骨重積について正しいのはどれか。
  • a. 妊娠週数とともに増加する。
  • b. 胎内死亡では起こらない。
  • c. 骨盤位分娩では起こらない。
  • d. 頭血腫を伴う。
  • e. 脳障害を伴う。
[正答]


※国試ナビ4※ 098G046]←[国試_098]→[098G048

103B012」

  [★]

  • 組合せで診断に有用でないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103B011]←[国試_103]→[103B013

102A003」

  [★]

  • 新生児の頭血腫で正しいのはどれか。 
  • a. 硬い腫瘤である。
  • b. 皮下の出血である。
  • c. 骨縫合を超えない。
  • d. 生後3日までに消失する。
  • e. 穿刺して血液を吸引する。
[正答]


※国試ナビ4※ 102A002]←[国試_102]→[102A004

新生児」

  [★]

neonate
新産児 newborn
胎児 fetus,乳児 infant
neonatal, newborn, newborn animal, newborn infant

定義

  • 出生後28日未満の乳児
  • 早期新生児期:出生後1週未満
  • 後期新生児期:7日から28日未満

出生後にみとめられるもの

098G051
  • 吸啜反射:出生時より
  • 胎便:出生直後-3日頃
  • 生理的黄疸:出生後2-3日に出現。出生後4-6日にピーク   ←  出生時~出生後24時間内の黄疸は病的
  • 生理的体重減少:出生後3-4日で最大。
  • 臍帯の脱落:出生後5-7日

解剖

生理

腎機能

  • 尿量:1-2ml/kg/hr-

免疫

  • 細胞性免疫>液性免疫
  • 在胎26-33週に移行した母体のIgGによる受動免疫で感染から防御している。
  • 出生後5ヶ月で消失

血液

  • Ht:50-55%:生後細胞外液の喪失に伴い上昇、8日で生後の値にもどり、3ヶ月に最も低くなる。
  • Hb:17-19g/dL
  • 白血球:9,000-30,000/mm3
  • 血小板:10-28万/mm3 (SPE.74)

身体所見

身体の大きさ

QB.P-329
  • 前後径、肩幅:11cm
  • 大横径、小斜径、殿幅:9cm
  • 体重:3300g
  • 頭囲:33cm
  • 胸囲:33cm

正常なバイタルサインなど

呼吸器

SPE.78
  • 腹式呼吸
  • 呼吸数:40-50/分 (早産児ではこれより早く、5-10秒の呼吸停止を挟む呼吸)
  • 聴診:呼吸音は胸壁が薄いためよく聴取され、高調である。

経過観察できる所見

QB.O-76改変

診察箇所と疑われる疾患

SPE.77

出生体重による分類

  • 正出生体重児 normal birth weight infant :2500g以上、4000g未満
  • 低出生体重児 low birth weight infant : 2500g未満
  • 極低出生体重児 very low birth weight infant : 1500g未満
  • 超低出生体重児 extremely low birth weight infant : 1000g未満

身長、体重による区分

SPE.48
日本での定義/体重のみで評価
  • light for gestational age infant / light for dates infant : 体重が10パーセンタイル未満の児
  • apropriate for gestational age infant AGA infant : 体重が10パーセンタイル以上の児 かつ 体重が90パーセンタイル未満の児
  • heavy for gestational age infant :体重が90パーセンタイル以上の児
参考1
体重による評価
  • light for date LFD
  • appropriate for date AFD
  • hearve for date
参考1
身長と体重による評価
small for date SFD / small for gestational age SGA
large for date? LFD? / large for gestational age? LGA?

成熟新生児の身体所見

参考2 G10.M235 SPE.78 など
  • 頭部
  • 大泉門は開存(4x4cm)しており、小泉門は小さい
  • 産瘤(経腟分娩による場合)
  • 頭頂部方向に長く変形(児が後頭位であって、経腟分娩により出生した典型的な場合)
  • 骨重積(産瘤、頭部変形、骨重積は2日程度で戻る)(経腟分娩による場合)
  • 頭髪の長さは2cm前後
  • 耳介の巻き込み
  • 面疱は鼻に限局
  • 体幹
  • うぶ毛は背中、肩甲部に限局   ←  未成熟の場合、うぶ毛は多い
  • 皮膚は厚く、血管は透けない
  • 四肢
  • 足底にしわを認める   ←  未成熟の場合、しわは少ない
  • 四肢に浮腫を認めない
  • 関節屈曲部に胎脂が残る
  • 姿勢
  • 上下肢は屈曲位をとる
  • ホルモンの影響
  • 乳房組織を触れる
  • 大陰唇の発達

新生児と疾患

在胎週数と疾患

  • 早産時に多い
  • 正産児~過期産児

参考

  • 1. C.産婦人科検査法 14.胎児発育・児体重推定 - 日産婦誌59巻6号
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5906-168.pdf
  • 2.
[display]http://www.hogarakana.jp/study/index.php?ID=55

国試





血腫」

  [★]

hematoma
haematoma
血瘤


MRI

参考1
血腫におけるヘモグロビンの変性とMRI所見
出血 血液成分 T1強調画像 T2強調画像
直後(~24時間) オキシヘモグロビン 軽度低信号 軽度高信号
1~3日(急性期) デオキシヘモグロビン 軽度低信号 低信号
3日~1カ月(亜急性期) 血球外メトヘモグロビン 高信号 高信号
1カ月以上(慢性期) ヘモジデリン 軽度低信号 低信号

参考

  • 1. B.産婦人科検査法 9.婦人科疾患のMRI 診断 - 日産婦誌53巻6号
[display]http://www.jsog.or.jp/PDF/53/5306-099.pdf


腫」

  [★]

がん腫瘍腫瘤良性新生物




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