赤沈亢進

出典: meddic

赤沈促進
赤血球沈降速度
[show details]
  • 赤血球沈降速度が上昇していること
赤血球沈降速度#赤沈の亢進

UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

和文文献

  • 症例 当初リウマチ性多発筋痛症と考えられた筋肉痛と赤沈亢進を伴うACTH分泌低下症の1例
  • 本田 耕一,鈴木 常治,小松 尚 [他]
  • 内科 108(4), 743-745, 2011-10
  • NAID 40019003575
  • 慢性進行性の筋炎を合併した原発性シェーグレン症候群の一例
  • 内田 貞輔,中野 弘雅,小俣 正美,伊東 宏,柴田 朋彦,大岡 正道,山田 秀裕,尾崎 承一,皆川 直毅,路川 陽介,小池 淳樹
  • 日本臨床免疫学会会誌 = Japanese journal of clinical immunology 33(5), 277-282, 2010-10-31
  • …   身体所見で大腿筋群,頚部屈筋の筋力低下を認め,血液検査にて赤沈亢進,筋原性酵素の軽度上昇,抗SS-A抗体,抗SS-B抗体陽性を認めた.MRIでT1像においては大腿筋群の広汎な萎縮,脂肪変性,STIR像においては大腿四頭筋に不均一な高輝度領域を認めた.同部位の筋生検で筋線維間に炎症細胞浸潤を認めた.免疫染色では,炎症細胞の主体はCD4陽性T細胞であった.上記より原発性シェーグレン症候群による筋炎 …
  • NAID 10027754090

関連リンク

赤沈とは血沈または赤血球沈降速度といい、簡単に言うと赤血球が試験管の中を沈ん でいく速度を測定する検査で、1時間に何mm沈んだかをみるものです。 通常はこれだけ のテストで診断されることはなく、CRP(C反応性タンパク)や白血球数検査などを総合し ...
赤沈とCRP, CRP陽性, CRP陰性. 赤沈亢進の時, ◎多くの炎症性疾患 ◎組織崩壊が あるとき ◎臨床的には通常相関してみられる, 急性炎症の回復期. 貧血. ネフローゼ 症候群. 妊娠. 高γグロブリン血症、特にM蛋白血症. 赤沈亢進 が見られない, 急性炎症 の ...

関連画像

図.炎症マーカーの経時変動 ① 赤沈 亢進 crp 多く の 炎症


★リンクテーブル★
先読み赤血球沈降速度
国試過去問107I056」「096D037」「095B067
リンク元100Cases 82」「赤沈促進
関連記事亢進

赤血球沈降速度」

  [★]

sedimentation
erythrocyte sedimentation rate, ESR
赤沈, 血沈 blood sedimentation rate, BSR
[[]]

概念

  • 抗凝固剤を加えた全血中の赤血球が自然凝集により沈降する速度。
  • 自然凝集は正電荷または負電荷をもつ血漿蛋白質のバランスを反映する。
  • 炎症により正電荷をもつ蛋白質が増加し、負電荷をもつ蛋白質が減少するので、炎症のマーカーとして用いられている。
大きいほど赤血球同士が凝集して沈降する速度が高まっていることを示す

基準値

一時間値で評価
全血+クエン酸(臨床検査法提要第32版 p.1790)
M:2-10 mm
F:3-15 mm
  • 男性で10mm/h以上、女性で15mm/h以上で赤沈促進と判定

赤沈の起こるメカニズム (OLM.138)

  • 赤沈に関与する成分は以下の通り
  • 負に帯電:赤血球、アルブミン → 増加により赤沈↓
  • 正に帯電:αグロブリン(α1-グロブリン)、γグロブリン、フィブリノゲン → 増加により赤沈↑
  • 赤血球は負に帯電しており、電気的反発力により凝集塊の形成が妨げられている。赤血球数が増加すると、赤血球同士が反発しあうことで赤沈が遅れ、赤沈が減少する。
  • アルブミンは負に帯電しており、赤血球同士を反発させることで凝集を妨げる。これにより赤沈が遅れ、赤沈が減少する。
  • 正に帯電した物質の存在により赤血球の電荷が打ち消され、赤血球の凝集が促進される。これにより赤沈が増加する。

測定方法 (OLM.137)

  • Westergren法
  • 3.28%(109mmol/l)クエン酸ナトリウム(Na3C6H5O7・H2O)液と血液を1:4の割合に混合し、内径2.55±0.15mm、前腸300±1.5mmのWestergren肝に吸い上げ、これを正確に垂直に立てて18-25℃に整地し、1時間後に赤沈地を記録する。

赤沈値の解釈 (OLM.138)

赤沈の亢進

  • 1. 技術的間違い:ピペットを傾斜させた場合
  • 2. 赤血球数の減少
  • 血液希釈状態
  • 循環血漿量の増加:妊娠
  • 貧血
  • 3. フィブリノゲンαグロブリンの増加
  • 妊娠
  • 炎症性疾患:感染症、膠原病活動期、悪性腫瘍など
  • ストレス:大手術、外傷など
  • 4. 免疫グロブリンの増加
  • 5. アルブミンの減少・消失
  • ネフローゼ症候群

赤沈亢進とCRP陰性

  • 急性炎症回復期
  • 貧血
  • ネフローゼ症候群
  • 妊娠
  • 多発性骨髄腫  →  CRPが陰性かどうかは疑わしい。典型例や軽症例、病初期では陰性ということか。成書にはCRPについての記載はない(HIM WCH)。進行期にはCRP陽性となる(参考1,2)。
  • 慢性甲状腺炎  →  自己抗体の増加
  • 原発性マクログロブリン血症
  • 高フィブリノゲン血症

赤沈の遅延

  • 1. 赤血球数の増加
  • 3. 免疫グロブリンの減少

参考

  • 1. 多発性骨髄腫
http://ganjoho.jp/public/cancer/data/myeloma_diagnosis.html
  • 2. 多発性骨髄腫
http://www.med.osaka-cu.ac.jp/labmed/page086.html


107I056」

  [★]

  • 51歳の男性。労作時の息苦しさを主訴に来院した。半年前に全身倦怠感微熱とが出現したため自宅近くの診療所を受診した。外来検査で赤沈亢進白血球増加および高γ-グロブリン血症を認め、抗菌薬の投与を受けたが改善しなかった。2か月前から労作時に息苦しさを感じるようになり、増強してきたため紹介され受診した。脈拍92/分、整。血圧120/80mmHg。呼吸音に異常を認めない。座位と仰臥位とで心音に異常を認めないが、左側臥位で心尖部に第Ⅱ音の直後に過剰音を聴取する。胸部エックス線写真と心電図とに異常を認めない。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 107I055]←[国試_107]→[107I057

096D037」

  [★]

  • 28歳の女性。高熱と筋肉痛とを主訴に来院した。25歳時に流産の既往がある。3日前に海水浴に行き、翌日から38.6℃の発熱、下腿浮腫および両頬部を中心とする紅斑が出現した。近医で過度の日焼けと診断され外用療法を受けたが軽快せず、筋肉痛と両側腋窩リンパ節腫脹とが出現した。
  • 予想される検査所見はどれか。
  • (1) 尿蛋白陽性
  • (2) 赤沈亢進
  • (3) 好中球増加
  • (4) ASO陽性
  • (5) 補体価低下
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 096D036]←[国試_096]→[096D038

095B067」

  [★]

  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 095B066]←[国試_095]→[095B068

100Cases 82」

  [★]

☆case82 aches and pains
症例
76歳 女性
主訴疼痛
現病歴:約10週間、どことも無く調子が悪く感じていた。朝起きたときにぎこちなさを覚える。ベットから出るときに苦労しており、また紙をとくために手を挙げるのが困難であった。膝や指にいくらか痛みがあった。(いつからかは記述されてないが)4kg体重減少してきており、盗汗が認められていた。今回、新たに症状が認められたためGPにかかった。2,3日前から持続性頭痛が認められていた。
喫煙歴:40年間タバコを吸っていない。
飲酒歴:飲酒はクリスマスの時のみ
既往歴:生来健康。
生活歴:1人住まいである。
家族歴
服薬歴:定期的服用している薬はない。頭痛のためにparacetamolを飲んだが効果はなかった。
身体所見 examination
 顔貌 青白。頭皮全体の触診顕著圧痛血圧 138/84 mmHg心血管系呼吸器系腹部臓器(abdominal systems)に異常を認めない。上肢下肢の近位筋における筋力低下神経所見に異常なし
検査所見 investigations
High
WBC 12.2x10^9/L → 12.2x10^3/uL →1.22x10^4/ul
ESR 91 mm/hr
glucose 122.4 mg/dL
ALT(GPT) 85IU/L
AlP 465IU/L

グループ分け前

問診(S) 診察(O) 検査結果(O)
どこともない身体不調 蒼白 白血球増多
朝のこわばり 頭全体で頭皮触診による圧痛あり 赤沈亢進
日常動作困難 筋力低下(上下肢の近位筋) 高血糖
指・膝の痛み   ALT(GPT)上昇
4kgの体重減少   ALP上昇
盗汗    
持続性頭痛    

グループ分け後

問診(S) 診察(O) 検査結果(O)
どこともない身体不調 蒼白 白血球増多
朝のこわばり 頭全体で頭皮触診による圧痛あり 赤沈亢進
日常動作困難 筋力低下(上下肢の近位筋) 高血糖
指・膝の痛み   ALT(GPT)上昇
4kgの体重減少   ALP上昇
盗汗    
持続性頭痛    


赤沈促進」

  [★]

赤沈亢進
赤血球沈降速度
  • 赤血球沈降速度が上昇していること

亢進」

  [★]

facilitationenhancementfacilitateenhance
強化促進促通増強強める




★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡