貯留嚢胞
- 英
- retention cyst
- 同
- 停滞嚢胞
- 関
- 嚢胞
上顎洞貯留嚢胞
概念
- 貯留嚢胞は、粘膜の粘液腺の開口が閉塞することで生じる球形の嚢胞。内容は粘液。
- 偶然見つかることが多く、頻度は高い。
- 上顎洞の下極に多く、可動性あり。重力方向に移動する。
- 嚢胞が大きくなるとその表面は扁平に近くなり、液面形成に酷似することがあるが、わずかに上方に凸の表面を確認することができる。
画像所見
- CTで内容は均一な低吸収、壁は菲薄で造影されない。
- 洞全体を占拠することもあるが、辺縁部に空気の残存するスペースが残っていることが多く、これを認めると粘液瘤(mucocele)との鑑別が可能。
- 骨壁を圧排伸展することは稀。
- MRでは水分が多く、蛋白少ないことからT1WIで低〜中間、T2WIで高信号。