英: bile acid metabolism

UpToDate Contents

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1. 新生児や乳児に生じる胆汁うっ滞の原因causes of cholestasis in neonates and young infants [show details]
…citrin deficiency (neonatal-onset type II citrullinemia), and disorders of lipid and bile acid metabolism or mitochondrial function. Early identification is important because specific treatment is available …
2. 脳腱黄色腫症cerebrotendinous xanthomatosis [show details]
…CTX, long-term treatment with CDCA (250 mg orally three times daily) corrects the defect of bile acid metabolism and normalizes the serum, urine, and cerebrospinal fluid lipid concentrations. Despite these …
3. 先天性代謝異常：個々の障害の発見inborn errors of metabolism identifying the specific disorder [show details]
…assays on white blood cells (eg, Gaucher, Niemann-Pick, or sialidosis), urine bile acid analysis (disorders of bile acid metabolism), transferrin isoelectric focusing (congenital disorders of glycosylation) …
4. 先天性代謝異常：疫学、病因、および臨床的特徴inborn errors of metabolism epidemiology pathogenesis and clinical features [show details]
…manifestation of galactosemia, citrin deficiency, alpha-1 antitrypsin deficiency, disorders of bile acid metabolism, transaldolase deficiency, peroxisomal disorders, Niemann-Pick disease, neonatal hemochromatosis …
5. リポ蛋白の分類、代謝、およびアテローム性動脈硬化症における役割lipoprotein classification metabolism and role in atherosclerosis [show details]
…for steroid synthesis or storage or to the liver for the conversion intro bile acids. The role of CETP in lipoprotein metabolism is complex, and the impact of CETP on cardiovascular disease is not well …

Japanese Journal

食物繊維に富む穀物の摂取が回腸および盲腸の胆汁酸代謝に及ぼす影響

青江誠一郎
人間生活文化研究 2021(31), 441-445, 2021
<p>　大麦由来のβ-グルカンならびに小麦由来のアラビノキシランを単離精製した素材を配合した飼料をC57BL/6Jマウスに給餌し，回腸に流入および盲腸を経由して糞中に排泄される胆汁酸量を調べた．本結果より，大麦β-グルカンの摂取により，糞中脂質の排泄は促進したが，回腸に流入および糞中に排泄される胆汁酸量は減少傾向にあることが明らかとなった．一方，小麦由来のアラビノキシランの摂取は，回腸 …
NAID 130008124501

胆汁酸代謝調節によるメタボリックシンドロームの予防 (特集胆汁酸とアンチエイジング)

川島えり,上野碧葉,渡辺光博
Anti-aging medicine 15(2), 193-199, 2019-04
NAID 40021924074

核内受容体を標的とした胆汁酸代謝治療薬の展望 (特集胆汁酸とアンチエイジング)

田中直樹,藤森尚之,木村岳史,髙橋昌悟,Gonzalez Frank J.
Anti-aging medicine 15(2), 174-179, 2019-04
NAID 40021924046

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代謝経路リポタンパク代謝がん医療を拓く⑩ 肥満は酸大栄養素の代謝図Ⅷ－2 胆汁酸ステロイドのコレステロールと動脈硬化の胆汁酸は、血中内でホルモンの新規二次胆汁酸低減剤

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「胆汁」

　　[★]

英: bile
関: 肝臓、胆嚢、胆管

0.5-1.0 L/day, pH 8.0-8.6
消化酵素を含まないアルカリ性の分泌液である

分泌部位

部位	胆汁		割合
肝細胞	毛細管胆汁	2/3
胆細管	胆細管胆汁	1/3

分泌経路

肝臓胆汁が総肝管を経由して胆嚢にいたり、ここで濃縮を受けて胆嚢胆汁となる。

機能

1. 脂肪乳化作用

胆汁酸により、直径1μm以下の脂肪滴が形成され、表面積拡大によりリパーゼと反応しやすくなる。

2. ミセルの形成

ミセルの直径5nm。胆汁酸は両親媒性であり親水基と疎水基を持つ。

親水性: OH基,ペプチド結合,カルポキシル基
疎水性: 上記部分以外

胆汁に含まれる胆汁酸とリン脂質により、モノグリセリド・脂肪酸とミセルを形成することができる。

3. コレステロールとビリルビンの排出
4. 胃酸の中和

組成

1. 胆汁酸

see HBC.236

　　1次胆汁：コレステロールより合成
　　　　コール酸
　　　　キノデオキシコール酸
　　2次胆汁：1次胆汁の腸内細菌による代謝(7位の部位のOH基が除去される)
　　　　デオキシコール酸
　　　　リトコール酸
　　3次胆汁：肝臓から分泌される状態(可溶性)
　　　　タウロコール酸(タウリンと抱合)
　　　　グリココール酸(グリシンと抱合)

2. 胆汁色素

　　ビリルビン：Hbの代謝産物
　　間接型(不溶性)
　　↓←グルクロン酸抱合
　　直接型(水溶性)(抱合型ビリルビン)
　　↓
　　ウロビリノーゲン(腸管)
　　↓
　　ステルコピリン(腸管)
　　↓
　　排泄

3. 脂質

　　リン脂質(主にレシチン)
　　　　不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
　　コレステロール
　　　　不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)

4.電解質成分

　　陽イオン：Na+(主)、その他K+,Ca2+
　　陰イオン：Cl-,HCO3-(アルカリ性)

胆汁の分泌と排出

1. 毛細管胆汁　1-1. 胆汁酸依存性胆汁　　　胆汁酸と水分の分泌：胆汁酸の腸肝循環に依存。　　　腸肝循環：肝臓から分泌された胆汁が小腸で吸収され、門脈を経て肝臓に戻り、再び排泄されること。　　　タウロコール酸・グルココール酸　　　　　陰イオンに解離しやすく吸収されやすい。　　　リトコール酸　　　　　非解離型なので糞便中に排泄される。　　　分泌された胆汁酸の95％は腸肝循環により再利用される。

　1-2. 胆汁酸非依存性胆汁　　　胆汁酸以外の分泌：Na＋,K+,Ca2+,Cl-,HCO3-,ビリルビン(有機陰イオン) 　　　等張性　　　　　：Na+,Cl-,HCO3-は血漿濃度に類似

2. 胆細管胆汁　2-1. Na+,HCO3-(高濃度),水の分泌---セクレチンによる　2-2. Na+,Cl-の吸収

3. 胆汁の濃縮(胆嚢) 　　電解質吸収(Na+,Cl-の能動的吸収)とそれに伴う水の吸収→5-50倍に濃縮

4. 胆汁排出　　食後30分で胆嚢収縮開始。液性の調節機構による排出が主である。　4-1. 液性　　十二指腸内食物→CCK分泌→オッディ括約筋弛緩・胆嚢収縮　　十二指腸内食物→セクレチン分泌→CCKの作用に拮抗　　胃内食物→ガストリン分泌→胆嚢収縮　4-2. 神経性　　迷走神経性反射→オッディ括約筋弛緩,胆嚢収縮(関与の程度不明)