細菌検査

出典: meddic

bacteriological examination
細菌


意義

感染症では感染の原因を特定しないと、治療を効果的に行うことができない。確かに広域スペクトラムの抗菌薬を用いれば、大概の細菌感染は治療することができるかもしれないが、耐性菌産生の原因となる。真菌は抗真菌薬でなければ治療できないし、ウイルスには抗ウイルス薬を使用する必要がある。よって、細菌検査にて感染の原因菌を特定することは感染症へのアプローチの第一歩である。

方法

検体をグラム染色で染色し検鏡するとともに、培養しコロニーの性状などから菌を同定する。また、微量液体培養希釈法を用いて、薬剤感受性を決定する。菌の同定並びに薬剤感受性は自動化されている。

注意

抗菌薬を投与する前に検体を採取しないと、何が原因菌か、何が効いているのかわからなくなる。検体は感染源となるので取り扱いには注意する。培養を行う際にはコンタミネーションに気をつける。血液培養の瓶には、先に嫌気性菌のボトルに注入してから、好気性菌のボトルに移る。


UpToDate Contents

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和文文献

  • Haemophilus influenzaeによる気道感染軽快後,気管支洗浄液中好酸球数増加が顕性化したABPAの1例
  • 田中 徹,蛸井 浩行,林 士元,谷田貝 洋平,関根 朗雅,梅津 泰洋,林原 賢治,斎藤 武文
  • 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 33(6), 491-495, 2011-11-25
  • … 背景.アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)に細菌感染を合併した際の病態に対する理解は十分でない.症例.74歳男性,気管支喘息合併COPD.発熱,膿性痰,呼吸困難が出現.喀痰細菌検査からH.influenzae感染と診断し,ガレノキサシン(Garenoxacin;GRNX)の投与により改善した.治療前の喀痰白血球分画は好中球99%・好酸球1%であった.感染軽決後,好酸球20%と推移した.左下葉に浸潤影が残存するため気管支鏡検査を実施し,洗浄液の白 …
  • NAID 110008896969
  • 搾乳から乳牛の変調を読み取る--バルク乳細菌検査データから乳房炎コントロールを考える (特集 牛の異常徴候を探る)
  • P-0437 病院感染対策における感染制御チームの活動 : MRSA感染症患者に対しての抗MRSA薬適正使用への取り組み(一般演題 ポスター発表,感染制御(その他),Enjoy Pharmacists' Lifestyles)
  • 小林 謙一,川上 朱美,星 周一郎,西堀 武明
  • 日本医療薬学会年会講演要旨集 21, 254, 2011-09-09
  • NAID 110008909903

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添付文書

薬効分類名

  • アレルゲン検査薬

販売名

アレルゲンスクラッチエキス「トリイ」牛乳

効能または効果

診断 

  • アレルギー性疾患のアレルゲンの確認
  • 用法及び用量
    診断
    通常乱刺または切皮法により皮膚面に出血しない程度に傷をつけ、本品1滴を滴下し、15〜30分後に膨疹径が対照の2倍以上または5mm以上を陽性とする。

重大な副作用

ショック

(頻度不明)

  • ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、くしゃみ、蕁麻疹、血管浮腫、不快感、口内異常感、喘鳴、耳鳴等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。


★リンクテーブル★
国試過去問089A087」「105F001
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vaginal discharge bacterial test, vaginal discharge bacterial examination test


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bacterium,(pl.) bacteria
バクテリア
特殊な細菌 細菌の鑑別細菌の同定?、細菌の分類

細菌の命名

  • ラテン語であり、イタリックで表す。
  • 「属名 + 種名」で表現される。

グラム染色性と形状による分類と疾患

形状 グラム陽性菌 グラム陰性菌
球菌   スタフィロコッカス属 黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureus 多様     ナイセリア属 淋菌 Neisseria gonorrhoeae 淋病  
ストレプトコッカス属 化膿性連鎖球菌 Streptococcus pyogenes 多様 莢膜 髄膜炎菌 Neisseria meningitidis 多様  
肺炎球菌 Streptococcus pneumoniae     ベイヨネラ属   Veillonella    
エンテロコッカス属 (総称)腸球菌 Enterococcus faecalis     モラクセラ属/
ブランハメラ亜属
  Moraxella catarrhalis 肺炎  
Enterococcus faecium      
桿菌   バシラス属 炭疽菌 Bacillus anthracis 炭疽 好気性菌、有芽胞菌、莢膜 腸内細菌科 エンテロバクター属     肺炎、尿路感染  
  セレウス菌 Bacillus cereus 細菌性食中毒 好気性菌、有芽胞菌 エシェリキア属 大腸菌 Escherichia coli パラチフス 通性嫌気性
  クロストリジウム属 破傷風菌 Clostridium tetani 破傷風 嫌気性菌、有芽胞菌 クレブシエラ属     下痢、肺炎、尿路感染  
  ボツリヌス菌 Clostridium botulinum ボツリヌス中毒 プロテウス属     尿路感染  
  ウェルシュ菌 Clostridium perfringens 多様 サルモネラ属 パラチフス菌 Sallmonella serovar Paratyphi 腸チフス 通性嫌気性
  ディフィシル菌 Clostridium difficile 多様 チフス菌 Sallmonella serovar Typhi   通性嫌気性
    ガス壊疸菌群       セラチア属   Serratia 日和見感染 通性嫌気性
マイコバクテリウム科 マイコバクテリウム属 結核菌 Mycobacterium tuberculosis 結核 無芽胞菌 シゲラ属 赤痢菌 Shigella 赤痢 通性嫌気性
ライ菌 Mycobacterium leprae ライ病 エルシニア属 ペスト菌 Yersinia pestis ペスト 通性嫌気性
コリネバクテリウム科 コリネバクテリウム属 ジフテリア菌 Corynebacterium diphtheriae ジフテリア   Yersinia enterocolitica 多様 通性嫌気性
ノカルジア科 ノカルジア属 ノカルジア     ビブリオ科 ビブリオ属 コレラ菌 Vibrio cholerae コレラ 通性嫌気性
アクチノマイセス科 アクチノマイセス属(放線菌属) (総称)放線菌 Actinomyces   腸炎ビブリオ Vibrio parahaemolyticus 腸炎ビブリオ感染症 通性嫌気性
  リステリア属   Listeria monocytogenes リステリア症 嫌気性菌、無芽胞菌、人獣共通感染症、通性細胞内寄生菌 パスツレラ科 ヘモフィルス属 インフルエンザ菌 Haemophilis influenzae 多様  
  パスツレラ属 パスツレラ属菌 Pasteurella multocida 人獣共通感染症  
ストレプトバシラス属 ストレプトバシラス属菌 Streptobacillus moniliformis 鼠咬症  
  シュードモナス属 緑膿菌 Psudomonas aeruginosa 緑膿菌感染症 好気性、院内感染症
ボルデテラ属 百日咳菌 Bordetela pertussis 百日咳 好気性、短桿菌
ブルセラ属 ブルセラ Brucella ブルセラ症 好気性、細胞内増殖菌、短桿菌
フランシセラ属 野兎病菌 Francisella tularensis 野兎病 好気性、球桿菌
レジオネラ属   Legionella pneumophila ポンティアック熱/レジオネラ肺炎 好気性
バクテロイデス属   Bacteroides fragilis 嫌気性感染症 偏性嫌気性菌
らせん菌   スピロヘータ科 トレポネーマ属 梅毒トレポネーマ Treponema pallidum subspecies pallidum 梅毒  
ボレリア属 回帰熱ボレリア Borrelia recurrentis 回帰熱
ライム病ボレリア Borrelia burgdorferi ライム病
レプトスピラ科 レプトスピラ属 黄疸出血性レプトスピラ Leptospira interrogans serovar icterohaemorrhagiae 黄疸出血性レプトスピラ症(レプトスピラ症ワイル病、黄疸性ワイル病)
スピリルム 鼠咬症スピリルム   鼠咬症
カンピロバクター属 カンピロバクター属菌   カンピロバクター腸炎
ヘリコバクター属   Helicobacter pylori  



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