小腸腫瘍

出典: meddic

small intestinal tumorsmall intestine tumor, tumor of small intestine, tumor of the small intestine
小腸癌

疫学

  • 小腸腫瘍:全消化管腫瘍の3-6%
  • 小腸の悪性腫瘍:全消化管悪性腫瘍の1-2%

組織別頻度

YN.A-75

発生部位

  • 上部空腸(Treitz靭帯に近い) (SSUR.543)
  • 下部回腸(Bauhin弁に近い) (SSUR.543)
  • 平滑筋肉腫は空腸・回腸。カルチノイドは回腸。悪性リンパ腫は回腸。癌ではファーター乳頭部 (YN.A-75)
  • T細胞性リンパ腫は空腸に多い。B細胞性リンパ腫は空腸・回腸に多い。B細胞性リンパ腫の方がT細胞性リンパ腫より多い。


  • 癌、平滑筋腫、平滑筋肉腫は空腸に好発
  • 脂肪腫、カルチノイドは回腸に多い

参考

  • 1. [charged] Epidemiology, clinical features, and types of small bowel neoplasms - uptodate [1]
  • 2. wiki ja
  • [display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%85%B8%E8%85%AB%E7%98%8D



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/06/13 14:09:50」(JST)

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UpToDate Contents

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和文文献

  • 症例報告 小腸悪性腫瘍の2例
  • 出口 勝也,大林 孝吉,上田 英史 [他]
  • 京都府立医科大学雑誌 122(4), 237-243, 2013-04
  • NAID 40019684615
  • 臨床報告 偽浸潤を伴う小腸過誤腫による腸重積症をきたしたPeutz-Jeghers syndromeの1手術例
  • 大屋 久晴,山本 聖一郎,藤田 伸 [他]
  • 臨床外科 = Journal of clinical surgery 68(3), 371-375, 2013-03
  • NAID 40019597436
  • 小腸の内視鏡診断・治療の最前線
  • 矢野 智則,山本 博徳
  • 日本消化器内視鏡学会雑誌 55(7), 1961-1968, 2013
  • … 拡大され,多くの小腸疾患に使用可能になった.低侵襲なCEと,内視鏡処置が可能なDAEはお互いに補完し合うものであり,両者をうまく組み合わせて診療を行っていくべきである.小腸内視鏡は小腸出血,小腸腫瘍・ポリープ,ポリポーシス,炎症性腸疾患の診療に有用である.さらには,小腸疾患だけに留まらず術後再建腸管を有する例でのERCPや,挿入困難例での大腸内視鏡へも応用され,革命的な成果が報告され …
  • NAID 130003375324
  • 小腸腫瘍性疾患における診断の進歩―カプセル内視鏡とバルーン内視鏡による診断の現状を中心に―
  • 平井 郁仁,別府 孝浩,松井 敏幸
  • Nippon Shokakibyo Gakkai Zasshi 110(7), 1214-1224, 2013
  • 小腸腫瘍はまれな疾患であり,悪性腫瘍に限れば全消化管の1~2%を占めるに過ぎない.これまでの検査体系では,高度の症状が出現するか進行した悪性疾患以外は発見困難であった.しかし,近年のカプセル内視鏡,バルーン内視鏡の普及により,無症候の良性腫瘍や早期の悪性腫瘍ならびに従来は診断に難渋した稀少疾患の診断が可能となってきている.今後,これらのモダリティーによる症例が蓄積され, …
  • NAID 130003364395

関連リンク

小腸腫瘍(しょうちょうしゅよう、tumor of the small intestine)とは、小腸(十二指腸球部 から回盲弁までの間)に発生する腫瘍のことである。しかし、十二指腸腫瘍は空腸・回腸 腫瘍とは臨床症状や診断方法が異なるために別個に扱われることが多く、狭義の小腸 ...
小腸腫瘍は消化管腫瘍の1〜5%を占める。 良性腫瘍には平滑筋腫,脂肪腫,神経 線維腫,および線維腫などがある。これら全てが腹部膨隆,痛み,出血,下痢を 引き起こすことがあり,閉塞が起こった場合には,嘔吐を引き起こすことがある。ポリープ は結腸 ...
内視鏡を口から挿入して十二指腸と空腸の一部(小腸の上部)まで移動させて腫瘍の 位置を確認し、生検(組織サンプルを採取して顕微鏡で観察)を実施します。回腸(小腸 の下部)で腫瘍が見つかることもあります。この場合は、大腸内視鏡(下部消化管の 検査 ...

関連画像

③小腸腫瘍性病変(図4):小腸腫瘍149-5.jpeg 小腸内視鏡像(空腸粘膜下腫瘍左06. 転移性小腸腫瘍の切除標本


★リンクテーブル★
リンク元血便」「小腸癌
関連記事小腸」「腫瘍」「腸腫瘍

血便」

  [★]

hematochezia, melena, bloody stool, hemorrhagic stool
下血消化管出血
[show details]


血便

定義

曖昧かもしれない。文献によって定義が異なる。
  • 血液の付着または混入が肉眼で確実に認められる糞便。
  • 赤い血液の混じった便 (消化器疾患ビジュアルブック p.12) → つまりは大腸由来の出血(大腸出血)を示唆。だが、小腸出血が多量ならばあり得るけどな。

原因



小腸癌」

  [★]

cancer of the intestine, small intestine carcinoma
小腸腫瘍腸癌腸腫瘍
  • 全消化管癌の2%
  • 原発性小腸癌は転移することがあるが、転移性小腸癌は希。
  • 好発部位は十二指腸、近位空腸   回腸は稀、ファーター乳頭部が多い(YN.A-75)


小腸」

  [★]

small intestine (Z)
intestinum tenue
管腔内消化
  • 小腸は3大栄養素の消化、吸収を行う重要な部位である
  • 腸液を分泌する

解剖学

定義

  • 胃の幽門より盲腸に至るまで。
  • 十二指腸+腸間膜小腸

組織学

腸腺

生理学

運動の型

  • 1. 食後期
  • a.分節運動 segmentation
  • b.蠕動運動 peristalsis
蠕動ラッシュperistalic rush:急速移動。感染性下痢など腸粘膜の異常刺激による。
  • c. 振子運動
  • 2. 空腹期
消化間欠期伝播性収縮

運動の発生機構

  • 1. 筋原性
腸平滑筋固有リズムによる。ペースメーカーとなる細胞により発生する。
徐波 slow wave、基本的電気リズム basic electric thythm (BER)
  • 2. 神経性
外来神経系
副交感性:促進
交感性 :抑制
内在神経系
胃小腸反射により食後期運動誘発
なお、IMCの調節には外来、内在神経系のいずれも関係する
  • 3. 液性
ガストリン、コレシストキニン、インスリン
食後期運動増大
ガストリン
IMC抑制
モチリン
IMC誘発
セクレチン、グルカゴン
運動抑制

炭水化物の吸収

  • 食物中の3大炭水化物.
  • 1. 二糖類disaccharides
スクロース(グルコース+フルクトース)
マルトース(グルコース+グルコース)
ラクトース(グルコース+ガラクトース)
  • 2.ポリサッカライド
植物性でん粉
アミロース  :グルコースが直鎖状に重合
アミロペクチン:グルコースが樹枝状に重合
直鎖部はα1,4結合
分枝部はα1,6結合
動物性でん粉
グリコーーゲン
  • 3.セルロース
グルコースのβ1,4結合(消化不可)

炭水化物の消化

  • 1. 管内消化
管内消化は、主に口腔、十二指腸で起こる
唾液αアミラーゼと膵αアミラーゼにより、直鎖状に2~9分子重合したグルコースまで分解される
αアミラーゼは直鎖部分(α1,4結合)を加水分解する
唾液αアミラーゼは作用が弱く、また胃で失活する
マルトース(グルコース2分子)
マルトリオース(グルコース3分子)
α1,4結合マルトオリゴ糖(グルコース4-9分子)
α限界デキストリン(グルコース5-9分子、分岐したオリゴ糖)
  • 2. 膜消化 membrane digestion (終末消化terminal digestion)
膜消化は小腸の刷子縁で起こる。
刷子縁にはオリゴ糖消化酵素が存在する。
ラクターゼ:ラクトース→グルコース+ガラクトース
スクラーゼ:スクロース→グルコース+フルクトース
マルターゼ:マルトース→グルコース+グルコース
トレハラーゼ:トレハロース→グルコース+グルコース
αデキストリナーゼ:α1,4結合,α1,6結合の分解(=isomaltase)
グルコアミラーゼ:マルトオリゴ糖(α1,4結合)→グルコース
  • 3. 吸収(炭水化物の90-95%が小腸で吸収される。)
  • グルコース、ガラクトース~一能動輸送
刷子縁膜
Na依存性能動輸送を介して細胞内に取り込まれる。Na+とグルコース(ガラクトース)の共輸送体であるSGLT1が、Na+の濃度勾配を利用して細胞内に取り込む(2次的能動輸送)
外側基底膜
GLUT2による促進拡散により細胞外に拡散する
  • フルクトース
刷子縁膜
GLUT5によるNa非依存的促進拡散により細胞内に取り込まれる。
細胞内
フルクトース+Pi→グルコース+乳酸
外側基底膜
GLUT2による促進拡散により細胞外に拡散する

炭水化物の吸収傷害

腸内炭水化物濃度↑→腸内浸透圧↑     →下痢
         →腸内フローラ(細菌叢) →腸内ガス発生
乳糖不耐症
小腸上皮細胞刷子縁におけるラクターゼ産生不能

タンパク質の吸収

  • 1. 管内消化
胃や膵臓でタンパク質を分解してオリゴペプチド(アミノ酸4個以上)を生成
1-1. 消化酵素の活性化
ペプシン
胃液ペプシノーゲン → (H+が触媒:::) → ペプシン
胃液ペプシノーゲン → (ペプシンが触媒) → ペプシン
トリプシン
膵液トリプシノーゲン → (エンテロペプチダーゼ) → トリプシン
膵液トリプシノーゲン → (トリプシンが触媒::) → トリプシン
その他のタンパク質分解酵素(カルボキシペプチダーゼA,B)
トリプシンが活性化
  • 2. 終末消化 (膜消化+細胞内消化)
刷子縁でオリゴペプチドの分解がおき、そのための酵素ペプチド分解酵素が存在する。
アミノペプチダーゼ
N末から加水分解してアミノ酸を遊離
ジペプチダーゼ
ジペプチドを2個のアミノ酸に分解
ジペプチジルアミノペプチダーゼ
N末よりジペプチドを遊離する
  • 3. 吸収
  • アミノ酸輸送
刷子縁膜
Na+依存性能動的輸送
中性アミノ酸、イミノ酸(プロリン、水酸化プロリン)、酸性アミノ酸:::::::::::Na+非依存性促進拡散
塩基性アミノ酸、中性アミノ酸(疎水基を有するもの)
外側基底膜
Na+依存性能動的輸送、Na+非依存性促進拡散、単純拡散(外側基底膜はアミノ酸透過性高い)
  • ペプチド輸送
刷子縁膜
Na+/H+ antiporter
2H+/ペプチド synporter
細胞内
プロリダーゼ、ジペプチダーゼ、トリペプチダーゼによる分解
外側基底膜
Na+-K+-ATPase

脂質の吸収

  • 1. 食物中の脂質
トリグリセリド(中性脂肪):C14~C18
コレステロール
コレステロールエステル
リン脂質:::::::::主にレシチン
  • 2. 消化
  • 2-1. 乳化
乳化は脂肪水解を速める
胆汁酸、レシチンなどにより1μm以下の脂肪滴形成
  • 2-2. 脂肪水解
膵リパーゼ
トリグリセリド → 2分子の遊離脂肪酸(FFA) + 2-モノグリセリド
コレステロールエステラーゼ
コレステロールエステル → FFA + コレステロール
ホスホリパーゼA2
レシチン → FFA + リゾレシチン
  • 2-3. ミセル形成
脂肪分解産物(モノグリセリド,リゾレシチン,FFA,コレステロール,脂溶性ビタミン)
胆汁酸、レシチンとミセル形成
  • 3. 吸収
ミセルが微絨毛周囲の非撹拝層に侵入→単純拡散により吸収(脂肪の消化・吸収過程の律速過程)
  • 4. カイロミクロン形成
ミセルにより細胞内に脂肪分解産物が運ばれ、滑面小胞体内で脂肪分解産物から脂質が再合成される。その後、リポ蛋白にと結合してカイロミクロンとなり、ゴルジ装置に入りエキソサイトーシスにより絨毛リンパ管に入る。

栄養の吸収部位



腫瘍」

  [★]

tumor
新生物 neoplasm new growth NG


分類(EPT.65)

悪性度

細胞と間質の割合

発生学的由来

  • 上皮性腫瘍
  • 外胚葉性、中胚葉性、内胚葉性
  • 非上皮性腫瘍
  • 間質由来(中胚葉性)

組織学的分類

上皮性腫瘍

良性腫瘍
悪性腫瘍

非上皮性腫瘍

良性腫瘍
悪性腫瘍

臓器別分類

外陰部(女性)

子宮

卵巣

  • 表層上皮性・間質性腫瘍 Surface epithelial-stromal tumors
  • 性索間質性腫瘍 Sex cord/stromal tumors
  • 胚細胞腫瘍 Germ cell tumors

腫瘍と関連する疾患 first aid step1 2006 p.294

腸腫瘍」

  [★]

intestinal tumorintestinal neoplasm
小腸癌腸癌腸新生物




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