大脳基底核

出典: meddic

basal ganglion, (pl.)basal ganglia, cerebral basal nuclei (KL)
nuclei basales
大脳核 nuclei cerebri基底核 basal nucleus




  • 参考:PT.112, SP.381

解剖

機能

  • 大脳皮質とともに運動計画、運動開始、作業手順に関係している。
  • 連続運動の相対強度や方向を制御する。
  • 目的に沿って多くの運動を並列的に遂行させたり、遂行の順序を決めることによって、大の皮質による複雑なパターンの筋運動の企画と制御を助ける。
  • 運動の学習、特に運動手続きの学習と記憶に重要な役割を果たす。

大脳基底核の回路

  • 入力
  • 出力

直接路 (SP.376)

間接路 (SP.377)

障害

  • ある種の不随運動を抑制できない。
  • 急速な随意運動が実行不能となる。



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/10/22 19:50:48」(JST)

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和文文献

  • 2種類のTD誤差を用いた脳における状態価値の計算モデル
  • 篠塚 正成,森田 昌彦
  • 情報処理学会研究報告. BIO, バイオ情報学 2012-BIO-29(5), 1-6, 2012-06-21
  • … らにより,中脳ドーパミンニューロンが強化学習における TD 誤差に相当する活動を示すことが報告されて以来,大脳基底核は強化学習に大きく関与しているという見方が有力であるが,従来の状態価値の計算モデルにはいくつかの疑問点がある.本研究では,予測および実測という 2 種類の TD 誤差を用いることによって,不自然なバッファ回路などを必要としない状態価値の計算モデルを構成した.簡単な報酬予測課題に …
  • NAID 110009359890
  • マウス大脳基底核線条体GABAニューロンにおける自発カルシウム濃度変化
  • 菊地 琴美,小山内 実,田村 篤史,柳川 右千夫,森 一生,八尾 寛
  • 電気学会研究会資料. MBE, 医用・生体工学研究会 2011(112), 71-73, 2011-09-20
  • NAID 10029663126
  • 機能的脳神経外科の現状と展望--大脳基底核への外科的アプローチを中心として (第64回東邦医学会総会 企画特別講演 大脳基底核と視床下部の基礎と臨床)

関連リンク

大脳基底核(だいのうきていかく、英語:basal ganglia)は、大脳皮質と視床、脳幹を 結びつけている神経核の集まりである。哺乳類の大脳基底核は運動調節、認知機能、 感情、動機づけや学習など様々な機能を担っている。
大脳基底核. 大脳半球の髄質の中には、数個の灰白質塊がある。 これが大脳基底核で 、尾状核・レンズ核(淡蒼球)・前障・扁桃体の4つからなる。 大脳半球の基底部の髄質 にある神経核の集合体。 錐体外路系の中継核。 運動機能に関係する。 大脳基底核 ...

関連画像

大脳基底核大脳基底核の画像 p1_36図1 大脳基底核模式図大脳基底核と関連構造 : 尾状核 あいよ http://www.actioforma.net 大脳基底核図1


★リンクテーブル★
リンク元解剖学」「不随意運動」「ドパミン受容体」「尾状核」「線条体
拡張検索大脳基底核疾患
関連記事大脳」「

解剖学」

  [★]

anatomy
anatomia
体表解剖学臨床解剖学神経解剖学比較解剖学

系統解剖

運動

筋肉

部位ごとの分類

関節ごとの分類

筋の付着部

神経

部位別

上肢

体幹

下肢

下肢の皮神経

名称
陰部大腿神経大腿枝
外側大腿皮神経
大腿神経前皮枝
閉鎖神経皮枝
伏在神経
浅腓骨神経
深腓骨神経
上殿皮神経
中殿皮神経
下殿皮神経
大腿皮枝の枝
後大腿皮神経の終末枝
内側腓腹皮神経
外側腓腹皮神経
腓腹神経
外側足背皮神経

脳幹の神経解剖

血管

臓器に分布する血管

臓器 栄養血管 機能血管
動脈 静脈 動脈 静脈
食道        
       
小腸 上腸間膜動脈 上腸間膜静脈門脈    
大腸 上・下腸間膜動脈 上・下腸間膜静脈門脈    
肝臓 固有肝動脈 肝静脈下大静脈    
胆嚢 胆嚢動脈 胆嚢静脈    
膵臓        
気管        
気管支動脈 気管支静脈 肺静脈 肺動脈幹肺動脈
腎臓        
尿管        
膀胱        
脾臓 脾動脈 脾静脈    
精巣 精巣動脈 蔓状静脈叢    
卵巣 卵巣動脈 蔓状静脈叢卵巣静脈    

各体部位に分布する血管

  • 頭部
頚部



不随意運動」

  [★]

involuntary movement IVM
不随意筋


不随意運動と大脳基底核との関連

  大脳基底核の障害との関連 特徴 好発部位 代表疾患
振戦 tremor 黒質 律動的な振動運動 指、手 Parkinson病
本態性振戦
舞踏病様運動 choreiform movement 尾状核 不規則で、目的のない、非対称性運動
[show details]
顔面、四肢 Huntington舞踏病
バリズム ballism/ballismus 視床下核 舞踏様病の一種。運動はより急速、粗大、持続性。四肢の抹消よりも体幹に誓い部分に強く起こり、上下肢を投げ出すよう激しい運動
[show details]
四肢 視床下核 Juys体の出血・梗塞
アテトーゼ athetosis 赤核被殻淡蒼球 舞踏病よりゆっくりで、持続性のある運動。舞踏病に比べ一定の運動。虫が這うような運動。
[show details]
手・指 脳性麻痺
CO中毒
レンズ核障害
ミオクローヌス myoclonus 赤核 1つまたは多くの筋の短時間の不随意な収縮。関節や四肢の強い運動を伴わないのが原則
[show details]
全身・局所 Creutzfeldt-Jakob病
Ramsay Hunt症候群
てんかん
リピドーシス
ミトコンドリア脳筋症
痙攣 cramp/convulsion   筋肉が不随意に,激しく攣縮する状態    
ジストニー dystonia   異常姿勢。筋緊張の亢進で異常な姿勢となり、体幹の捻転、胸郭の傾斜、頚の捻転、肘の過伸展、手首の過屈曲、指の過伸展などを呈する。
[show details]
体幹・近位筋 捻転ジストニー
チック tic   顔、頚部、肩などに起こる、比較的急激で、繰り返して起こる運動
[show details]
顔面 てんかん
緊張



ドパミン受容体」

  [★]

dopamine receptor DA-R
ドーパミン受容体
ドパミンドーパミン作動性ニューロン受容体カテコールアミン受容体
[show details]
  • GOO.249
  • 7回膜貫通型Gタンパク共役型受容体
  • D1受容体
Gsアデニル酸シクラーゼ活性化→[cAMP]i
低用量での血管拡張はこの受容体を介して起こる
大脳基底核の神経回路では直接路にかかわる(SP.377)。
Giアデニル酸シクラーゼ抑制→[cAMP]i↓、K+チャネル活性化、Ca2+チャネル抑制
中枢神経系に存在
シナプス後ニューロン、ドーパミン作動性ニューロンの細胞体・樹状突起軸索・終末部に存在し、興奮性の調節に関わる
autoreceptor
大脳基底核の神経回路では間接路にかかわる(SP.377)。

作動薬(アゴニスト)

拮抗薬(アンタゴニスト)



尾状核」

  [★]

caudate nucleus (B)
nucleus caudatus
大脳基底核線条体レンズ核



発生学的に同一の灰白質から発生するが、内包の発達により被殻尾状核が分断される。被殻尾状核との間には線条の灰白質連絡が残るため、これらを合わせて線条体と呼ぶ (KL.753)

ニューロン

GABAとアセチルコリンのバランスが重要 → くずれると錐体外路症候群(パーキンソン病、パーキン粗にズム)
  • GABA作動性ニューロン
  • アセチルコリン作動性ニューロン
線条体内の伝達に用いられる?

大脳皮質・大脳基底核ループ回路

入力

出力



線条体」

  [★]

corpus striatum (N,B), striatum (KL), striate body
新線条体
淡蒼球=古線条体大脳基底核



解剖

機能

  • 大脳皮質-基底核ループを構成
大脳皮質と黒質から入力を受けて出力を淡蒼球と黒質とに送り、視床を介して大脳皮質に戻る回路

線維連絡

入力線維

出力線維


疾患関連


大脳基底核疾患」

  [★]

basal ganglia disease
錐体外路症候群, movement disorder

分類 (SP.381)

疾患の分類 (SP.381)

  筋緊張
低下 正常 亢進
運動 亢進 ハンチントン舞踏病 アテトーゼ ジストニア
ヘミバリスム
正常      
低下     パーキンソン病


大脳」

  [★]

cerebrum
ブロードマン野



ブロードマン野

感覚野、運動野

  • 身体各部局在 →

発生学

前脳 prosencephalon
forebrain
終脳 telencephalon 大脳半球 cerebral hemisphere
間脳 diencephalon 間脳 diencephalon
中脳 mesencephalon
midbrain
中脳 mesencephalon 中脳 midbrain
菱脳 rhombencephalon
hindbrain
後脳 metencephalon pons
小脳 cerebellum
髄脳 myelencephalon 延髄 medulla oblongata

機能障害

  優位半球 劣位半球
側頭葉 感覚性失語、Wernicke失語、同名性上1/4半盲
頭頂葉 対側の感覚
ゲルストマン症候群(手指失認、左右識別障害、失算、失書) 半側空間無視、病態失認、自己身体失認など
前頭葉 対側の運動麻痺、眼球運動(対側への追視)障害、運動性失語、知的及び精神的高次機能障害など
後頭葉 対側の同名半盲、両側後頭葉の障害ではアントン症候群
小脳 筋共同運動障害、運動・平衡障害に関係し、運動失調を呈する。測定異常、反復拮抗運動障害、筋緊張低下、運動過多、歩行異常、異常姿勢、発語障害、眼振など


核」

  [★]

nucleus, nuclei
細胞核
細胞





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