基礎体温

出典: meddic

basal body temperature BBT
月経周期


  • 低温相と高温相の2相性であり、黄体から分泌されるプロゲステロンの作用によるとされる。
  • 月経周期前半は低く、後半は0.5℃程度高い二相性の変動パターン。 ← 0.3-0.6℃の変動があるとされている
  • 排卵がある場合(排卵性周期):2相性
  • 排卵がない場合(無排卵周期):1相性  → 無排卵性月経というのがある。


  • 体温陥落:高温相に移行する前に体温が0.1℃低下すること。陥落日から基礎体温が上昇する3日間に排卵が起きやすい。体温陥落が常に認められるわけではない。

正常な基礎体温

  • 高温相の持続が10日以上
  • 高温相と低温相の差が0.3℃以上
  • 高温相に陥落がない
  • 低温相から高温相への移行が3日以内

妊娠と基礎体温

  • 妊娠中は黄体が妊娠黄体としてプロゲステロンを分泌し続けるため、高温相が持続する。
  • 妊娠経過で流産が起こると、体温が低下する。
  • 正常妊娠の場合でも、妊娠10週頃には胎盤由来のプロゲステロンが増加し、妊娠13-14週ごろから体温は徐々に低下する。

臨床関連

  • 高温相が10日以内の場合に疑う。


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/17 17:36:17」(JST)

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和文文献

  • D-1 現代女性の基礎体温計測 : 月経周期に伴う「カラダとココロ」の変化の検討(一般演題D その他,癒しと医療,第41回日本女性心身医学会学術集会)
  • 蓮井 貴子,宮島 正子,北沢 真澄,堀口 貞夫
  • 女性心身医学 17(1), 91, 2012-07-15
  • NAID 110009479441
  • 基礎体温<二相性の神秘>(<特集>第40回日本女性心身医学会学術集会報告)
  • 青年期における基礎体温の周期的変動について
  • 松木 悠紀雄
  • 人間総合科学 : 人間総合科学大学紀要 -(22) (-), 15-23, 2012-03-00
  • NAID 40019326997
  • 学習指導要領とその解説および保健・保健体育教科書における排卵と基礎体温に関する記載
  • 吉田 夏,葛西 敦子
  • 弘前大学教育学部紀要 -(107) (-), 113-122, 2012-03-00
  • … 排卵と基礎体温に関する知識は,女性が自身の健康管理をする上で重要なものである。 … 本研究では,学習指導要領(小・中学校平成10年告示,高等学校平成11年告示)とその解説および保健・保健体育教科書(平成21年度使用)に排卵と基礎体温に関する記載があるか否か,およびその記載内容を読み取り,検討した。 …
  • NAID 40019236425

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★リンクテーブル★
先読み月経周期
国試過去問108D029」「107G050」「099G040」「096H045」「105B031」「087B066
リンク元無月経」「子宮腔内癒着症
拡張検索基礎体温測定法
関連記事体温」「基礎

月経周期」

  [★]

menstrual cycle
cyclus menstrualis
性周期
  • first aid step1 2006 p.399


月経周期 (HIS.403, NGY30)

  day event
月経期 menstrual phase   1~4 黄体が退縮してエストロゲン・プロゲステロンが低下するとらせん動脈は間欠的に収縮し始め、子宮内膜は虚血状態となる。機能層は壊死し、再開通したらせん動脈からの血流により機能層が洗い流される。
増殖期 proliferative phase 卵胞期 follicular phase 5~14 基底層の子宮線の上皮細胞が分裂・増殖を引き起こし、遊走して、月経で露出した粘膜の結合組織を覆う。機能層が再生し2-3mmの厚さとなる。子宮腺は再生されるがまっすぐである。腺細胞の細胞質にはグリコーゲンが蓄積され始めている。らせん動脈は強いらせんを形成しておらず機能層に深く進入していない。
分泌期 secreating phase 黄体期 luteal phase 15~28 ・子宮腺が強く迂曲して腺腔内にグリコーゲンがたまり、粘膜固有層が浮腫状になって内膜全体が厚くなる。子宮腺では、はじめ腺細胞の基底部に分布物がたまるが、量が増えるにつれて細胞上部に移動し、腺腔部に放出される。グリコーゲンは胎盤ができるまでの胚子の栄養分となる。子宮腺の内腔に分泌物がたまって拡張しする。第22日目までにらせん動脈はコイル状に曲がり、機能層に深く入り込む。このころの子宮内膜の厚さは約5mmとなっている。
・細胞肥大による内膜組織の拡張(子宮内膜上皮の分裂は増殖期の末期には終わっている(Q book p.105))

ホルモンの変動

G9M.19
  • FSH ← エストロゲンにより抑制される
  • 卵胞期は月経期より高位にあるが、排卵期に向かってエストロゲンが増加するのにともない抑制され、次第に低下する。排卵期直前のネガティブフィードバックからポジティブフィードバックへの転換により鋭いピークをつける。黄体期にはエストロゲンの増加に伴って再び抑制される。
  • LH ← プロゲステロンにより抑制される
  • 月経期より低値で推移するが、排卵前にエストロゲンが排卵前にピークをつけ、ポジティブフィードバックに切り替わると、LHは排卵直前に鋭いピークを呈する(LHサージ)、これにより排卵が引き起こされる。以降、再びネガティブフィードバックを受け、黄体期には比較的低位を保つ。
  • エストロゲン
  • エストロゲンは卵胞の成長に伴って漸増し、卵胞期の終わりでピークをつける。この後、一端低下するが、黄体期の中頃に向かって小高いピークを付け排卵期に向かって低下する。l
  • プロゲステロン
  • プロゲステロンは月経期より一貫して低値だが、排卵期に上昇を始め、黄体期の中頃に向かってピークをつける。黄体の萎縮に平行して低下し、月経期には再び低値となる。



108D029」

  [★]

  • 32歳の女性。未経妊。挙児希望を主訴に来院した。 29歳時に結婚し避妊はしていない。不正性器出血はない。初経 12歳。月経周期 40~90日、不整。身長 160 cm、体重 70 kg。内診で子宮は正常大で付属器を触知しない。卵巣の経腟超音波像 (別冊No. 12)を別に示す。
  • この患者の不妊症の検査として有用性が低いのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 108D028]←[国試_108]→[108D030

107G050」

  [★]

  • 30歳の既婚女性。下腹部痛を主訴に来院した。昨夜から下腹部に軽度の痛みを感じていた。少量の性器出血を伴っているという。最終月経は約7週前。月経周期は30~60日、不整。経腟超音波検査で子宮と卵巣とに異常を認めない。
  • 対応として適切なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 107G049]←[国試_107]→[107G051

099G040」

  [★]

  • 21歳の女性。原発性無月経を主訴に来院した。体型は女性型で乳房発育は良好である。両側の鼠径部に小腫瘤を触知する。陰毛は少ないが、腔の形成が認められる。染色体検査は46,XYである。この患者で正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099G039]←[国試_099]→[099G041

096H045」

  [★]

  • a. 基礎体温測定
  • b. 経膣超音波検査
  • c. 尿中hCG測定
  • d. 血中ヒト胎盤性lactogen(hPL)測定
  • e. 胸部エックス線撮影
[正答]


※国試ナビ4※ 096H044]←[国試_096]→[096H046

105B031」

  [★]

  • 基礎体温が二相性を示す無月経の原因部位はどれか。 2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 105B030]←[国試_105]→[105B032

087B066」

  [★]

  • 不妊症の検査で基礎体温の高温期に行うのはどれか?

無月経」

  [★]

amenorrhea
月経 menorrhea、月経異常


発症時期による分類

原因による分類

  原発性無月経 続発性無月経
視床下部性無月経 カルマン症候群 視床下部の機能障害
フレーリッヒ症候群 神経性食思不振症
ローレンス・ムーン・ビードル症候群 体重減少性無月経
プラダー・ウィリー症候群 高プロラクチン血症
  Chiari-Frommel症候群
  Argonz-del Castillo症候群
下垂体性無月経 先天性ゴナドトロピン欠損症 Sheehan症候群
empty sella症候群 下垂体腺腫
  Forbes-Albright症候群
  Simmonds病
卵巣性無月経 性腺形成不全 早発卵巣機能不全
ターナー症候群 多嚢胞性卵巣症候群
  卵巣摘出
  卵巣の放射線障害
子宮性無月経 ロキタンスキー・キュスター・ハウザー症候群 アッシャーマン症候群
子宮奇形 子宮内膜炎
処女膜閉鎖 子宮摘出術後
膣性無月経 処女膜閉鎖症  
膣閉鎖症  
その他 半陰陽(先天性副腎過形成アンドロゲン不応症) Cushing症候群
  Addison病
  Basedow病
  甲状腺機能低下症
  糖尿病
生理的   妊娠、産褥、授乳、閉経

Kupperman方式による分類

検査

無月経と基礎体温


子宮腔内癒着症」

  [★]

intrauterine adhesion
アッシャーマン症候群Asherman症候群Asherman's syndrome
子宮性無月経無月経

概念

  • 子宮腔内の手術操作などにより、子宮内膜基底層の破壊・剥離、筋層の損傷が原因で、子宮腔内の癒着をきたすことによる症候群

病態

症状

  • 無月経(子宮内膜がホルモンに反応しなくなった場合に生じる)、不妊症、月経困難症

検査

治療

  • 1. (軽症):子宮ゾンデやキュレットで癒着を剥離。(重症):へガール頚管拡張器・子宮鏡観察下に子宮内膜を鈍的・鋭的に剥離・切離
  • 2. 再癒着防止のために子宮腔内にバルーンやIUDを挿入
  • 3. Kaufmann療法を行って子宮内膜の増殖を促す



基礎体温測定法」

  [★]

basal body temperature measurement


体温」

  [★]

body temperature
発熱



  • 口腔温:36.8±0.4 ℃
  • 部位:直腸(口腔温度より0.4℃高い) > 口腔 > 腋窩
  • 時間:夕方(18時)>朝(6時) 差は0.5℃

臨床関連

  • 体温の異常
  • 病態の診断基準
  • SIRSの診断基準:37℃より±1℃より大きいまたは小さいこと。すなわち、>38℃ or <36℃


基礎」

  [★]

basebasisbasesbasicfundamentalbasal
塩基塩基性基剤基礎的基底基本基本的根拠底部必要ベーシック基づく基礎づける基盤ベース根本的




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