僧帽性P

出典: meddic

mitral P
僧帽性P波
  • 左房負荷を示唆するP波
  • I,II誘導:幅広いP波
  • V1誘導:2相性P波


UpToDate Contents

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和文文献

  • P波の異常に関する実験的研究
  • 広瀬 昶,松井 寛二,沢崎 坦
  • 日本獸醫學雜誌 38(3), 289-297, 1976-06-25
  • … 心電図学的なP波の異常は, 僧帽性P波と肺性P波をその代表とする. …
  • NAID 110003919309
  • 一地域の学童におけるリウマチ熱,およびリウマチ性心疾患にかんする研究(第2報) : 臨床的研究
  • 岡村 輝彦,藤咲 喜一
  • 日本内科学会雑誌 54(7), 800-803, 1965
  • … のに多かつた.弁膜症群を追求した成績では心尖部の収縮期雑音が減弱,または消失したものは22例中14例にのぼつた.心胸郭係数の拡大や心電図上の異常所見,すなわち, V1誘導におけるP波の陰性化または2相性,僧帽性P, PQ延長,不完全右脚ブロックもその多くが正常化した.このことは臨床的に不活動性とみなされた場合でも,リウマチ性弁膜炎と血行動態の変化が,なお共存して相対的僧帽弁閉鎖不全をきたしており,これが経 …
  • NAID 130000888475

関連リンク

P波の幅. P波の振幅. P軸の変化, P軸の左軸偏位. P軸の時針式回転(後方回転). P 波形の変化, 標準肢誘導のP波形(僧帽性P波). V1のP terminal force増大(Morris's index). 1.P波の幅の増大:>0.12秒以上の場合には左房負荷と診断されます。 2.
すなわち、僧帽弁狭窄、ファロー四徴、心房中隔欠損症、肺動脈狭窄症、肺気腫の5 種類の基礎疾患によりかなり特徴的心電図所見を示します。 1)僧帽弁狭窄:左房負荷( 僧帽性P波)所見を示す。QRS波の振幅はそれほど高くならず、右軸偏位の程度も軽い 。
右房負荷(肺性P) ウボウフタン(ハイセイP). 先天性心疾患や肺高血圧などで右心房に 負荷がかかっているために、心電図のP波が変化する所見です。 ... 左房負荷(僧帽性P ) サボウフカ(ソウボウセイP). 僧帽弁狭窄などで左心房に負担がかかったときに、 ...

関連画像

僧帽性P波と肺性P波図3:僧帽弁の構造正誤表僧帽弁狭窄の心電図(右室収縮


★リンクテーブル★
リンク元僧帽弁閉鎖不全症」「P波」「左房拡大
関連記事P」「Ping」「Pd」「p」「

僧帽弁閉鎖不全症」

  [★]

mitral insufficiency, MI, mitral valve insufficiency, mitral incompetence
僧帽弁逆流症 mitral regurgitation MR
僧帽弁閉鎖不全 mitral valve regurgitation
僧帽弁心臓弁膜症
[show details]

疫学

  • 弁膜症の20-25%をしめる(YN.C-97)

分類

  • 急性
  • 慢性

病因

  • 僧帽弁は弁尖、弁輪、腱索、乳頭筋が一つの機能単位である(僧帽弁装置、僧帽弁複合体)。このいずれかの機能不全でもMRを生ずる。
参考1
  • リウマチ性
  • 非リウマチ性
  • 僧帽弁逸脱
  • 原発性/腱索断裂/straight back症候群/漏斗胸
  • 家族性/ Marfan 症候群/Ehlers-Danlos症候群
  • 心房中隔欠損症/肥大型心筋症/甲状腺機能亢進症
  • 虚血性心疾患
  • 感染性心内膜炎
  • 拡張型心筋症などの拡大心
  • アミロイドーシス

器質的病変

  • リウマチ熱
  • 感染性心内膜炎、
  • 心内膜床欠損症
  • 僧帽弁逸脱症候群に合併するもの、Marfan症候群
  • 腱索断裂、乳頭筋断裂、乳頭筋機能不全
  • 外傷性

機能的病変

  • 機能性MR:拡張型心筋症などによる心室拡大で乳頭筋が弁尖を牽引
  • 虚血性MR:心筋梗塞により外側に乳頭筋が偏位

頻度順

病態

  • 収縮期における血流逆流 → 容量負荷 → 左心房拡大、左心室拡大 → 肺うっ血、肺高血圧 → 右室拡大
左心不全 → 右心不全

急性MRと慢性MRとの違い

PHD.205
  • 急性MR:左房は比較的コンプライアンスが小さく、急激な血液の逆流により左房圧が上昇する。これにより逆流はある一定レベルに保たれるが、この圧上昇は肺循環に伝わり急激な肺うっ血、肺水腫をきたすので救急疾患である。左房圧やPCWPは上昇し、v波の著明な上昇が認められ、肺循環を維持するために肺動脈と右室圧も上昇する。
  • 慢性MR:病態は緩徐に進行するので、これに対処できるよう左房は拡張し、またコンプライアンスを大きくする。左房は多くの血液を貯めることが出来、肺循環の血圧上昇を防ぐことを可能にしている。この反面、左心室の血流は体循環よりより抵抗の低い左心房に流れるようになり、心拍出量が低下することになる。また、左房の拡張は心室細動リスクを増大させる。左心室も容量負荷により拡張をきたすため、心拍出量を比較的維持できるようになっているが、やがて破綻し心不全症状を呈するようになる。

症状

  • 軽症例では無症状
  • 肺循環、右心系に負荷がかかれば呼吸困難、浮腫、易疲労性、肝腫大など

身体所見

聴診

心雑音

収縮期
  • 時期:汎収縮期雑音。  ←   逆流性収縮期雑音   MRが進展すれば(advanced MR)、II音(正確にはA2)を越えて聴取されてしまう!!理由は大動脈弁が閉じた後にも、左心室の圧が左心房より高い状態が存在しえて、逆流が継続するから(PHD.41)。
  • 最強点:心尖部
  • 放散:左腋窩
拡張期
Carey-Coombs雑音
  • 時期:拡張期(III音に引き続いて聴取)
  • 最強点:心尖部

過剰心音

  • I音↓、II音 (PHでwidened splitting, IIpが遅延)、III音↑(volume load)、

検査

胸部X線像

  • 左室拡大(左第四弓)、左房の拡張(左第三弓)、肺門部うっ血・肺動脈拡大(左第二弓)

心電図

  • 左右心室肥大(高振幅、僧帽性P)、心房細動

心カテーテル検査

  • 左室造影でSellerの逆流度分類による重症度の判定を行う。
  • 肺動脈楔入圧の上昇 ← 左房圧上昇を反映

心エコー

  • カラードプラーで逆流の重症度を判定。
  • 左心房への逆流がモザイク像としてとらえられる

診断

  • カラードプラーか心カテーテル検査で、左心室から左心房への逆流を証明する

重症度の判定

  • カテーテル造影を用いて、左室造影を行うことによる分類

治療 IMD.777

内科的治療

外科的治療

  • 適応:心不全症状が薬物で改善しない場合、無症状でも高度の逆流(Sellers grade III)で左室が拡大傾向にあるもの
  • 僧帽弁形成術(弁形成術(自己弁温存術式が第一選択))、僧帽弁置換術(人工弁置換術)
僧帽弁逆流の手術をうける患者のうち、手術適応となる原因の80-90%は弁尖や腱索の変性に因る逸脱症である。(参考1)

合併症

  • 心房細動
  • 心房細動に伴う血栓症
  • 感染性心内膜炎

予後

  • 比較的良好

参考

  • 1. 弁膜疾患の非薬物治療に関するガイドライン(2007年改訂版)
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2007_matsuda_h.pdf



P波」

  [★]

P wave


正常

  • 洞性Pである必要十分条件
I, II, aVF, V1V2-V6で陽性aVRで陰性
簡易的にはI, II陽性でいい
  • 幅 :<0.11秒
  • 高さ:<2.5 mm, 0.25mV
  • 電気軸:約60°

IIでは正、aVRでは負、後者はIIの逆向きと言っていいから。aVLはIIと直交しているから、振れないかあるいは2相性に振れるはず。

正常P波 心電図の読み方パーフェクトマニュアル p.27

  • II:幅3mm未満、高さ2.5mm未満
  • V1:高さ2.5mm未満、P terminal forceの絶対値0.04mm・秒未満

異常

I, II, aVF, V1-V6で陽性、aVRで陰性

I, II, aVF, V1-V6で陰性、aVRで陽性

  • 房室結節からHis束の間の自発的興奮により調律されている心拍のリズム
  • P波ば心房壁を逆行するので、陰性となる
  • 興奮の中心の位置によりP波の位置が異なる。
  • 上部接合部:QRS波に先行する。
  • 中部接合部:QRS波に重なる
  • 下部接合部:QRS波の直後、ST部、あるいはT波に重なる


左房拡大」

  [★]

left atrial enlargement
左房負荷左房

心電図の読み方パーフェクトマニュアルp.27

  • 僧帽性P:I,IIのいずれか:P波の幅:3mm以上
  • 左心性P:V1:前半陽性、後半陰性の二相性:[P terminal force]Pの陰性部分の幅(秒で計測)x深さ(mmで計測)≧0.04mm・秒 (あるいは 0.04s = 1mmのプロットならば Pの陰性部分の幅(mmで計測)x深さ(mmで計測)≧1mm2)
[P terminal force] = [Pの陰性部分の幅](秒で計測)x[深さ](mmで計測)≧0.04mm・秒
= [Pの陰性部分の幅](mmで計測)x[深さ](mmで計測)≧1mm2

僧帽性Pと左心性P 心電図の読み方パーフェクトマニュアル p.69

  • IIでは右房と左房の起電力をとらえられる(僧帽性P)のに対し、V1では左房が左後方に後方にあるが故陰性の起電力としてとらえられ2相性(左心性P)となる。

左房拡大がみられる疾患 心電図の読み方パーフェクトマニュアル p.69

  • MS, MR, 2次性(HTによるLVH, 心筋症)



P」

  [★]


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「the 16th letter of the Roman alphabet」
p

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「parking」

PrepTutorEJDIC   license prepejdic

「phosphorusの化学記号」


Ping」

  [★]

WordNet   license wordnet

「a river in western Thailand; a major tributary of the Chao Phraya」
Ping River


Pd」

  [★] パラジウム palladium

PrepTutorEJDIC   license prepejdic

「palladiumの化学記号」


p」

  [★]

10の-12乗
pico

性」

  [★]

sex, gender





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