侵入奇胎

出典: meddic

invasive mole
破壊性奇胎 destructive mole


  • 胞状奇胎のなかで奇胎絨毛が子宮筋層内に侵入しているもの。
  • 全胞状奇胎の10数%、部分胞状奇胎の3%が進展する。(G9M.181)
  • 子宮内容除去術の6ヶ月以内に発生することが多い  ⇔  先行妊娠から6ヶ月以降に多い。(G9M.181)



UpToDate Contents

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和文文献

  • 侵入奇胎と絨毛癌の取扱い (今月の臨床 絨毛性疾患アップデート : 「取扱い規約」改訂をふまえて) -- (絨毛性疾患の取扱い)
  • 井箟 一彦,谷? 優子,馬淵 泰士 [他]
  • 臨床婦人科産科 66(8), 635-640, 2012-07
  • NAID 40019384250
  • 胞状奇胎・侵入奇胎 (今月の臨床 絨毛と胎盤をめぐる新知見) -- (絨毛性疾患の病態・病因論)
  • 大場 隆,三好 潤也,片渕 秀隆
  • 臨床婦人科産科 65(3), 207-213, 2011-03
  • NAID 40018750191

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侵入奇胎についての大まかな説明をしています。素人の説明なのでわかりにくいところはありますが、「ないよりはまし」くらいのつもりでご覧ください。 ... 胞状奇胎が、子宮の中いっぱいに広がってしまって、子宮の外に出ようと ...
侵入奇胎も絨毛癌も治療は基本的には同じで、外科治療か化学療法を行いますが、 絨毛癌の予後は不良です。 <妊孕性を温存しない場合> 病巣が子宮内に限局している場合、単純子宮全摘術を行います。 そして、病理学的検査を行い ...

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侵入奇胎 は central hypervascularity 侵入奇胎 invasive mole侵入奇胎 は central hypervascularity 侵入奇胎のイメージ侵入奇胎侵入奇胎


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胞状奇胎」

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hydatid mole
hydatidiform mole, hydatid mole
mola hydatidosa

概念

  • 妊娠時に、妊卵由来の絨毛が水腫様変化を起こしたもの。
  • 肉眼的に絨毛の嚢胞化がみられる。嚢胞化とは腫大した絨毛の短径が2mmを超えるもの(参考1)。  ⇔  2mm未満で絨毛間質の水腫化が認められるものは顕微鏡的奇胎とし、胞状奇胎とはしないとする(参考1)。

疫学

  • 日本を含む東南アジア、メキシコに多い。
  • 頻度は350分娩に1胞状奇胎である。
  • 発生数は生殖年齢(20-30歳代)に多い。(G9M.182)
  • 発生年齢は40歳以上の高年妊娠に多く発生し(10-30倍)、妊娠可能年齢の終わりに近づくほど高くなる。

分類

発生機序による分類

進展性による分類

病因

  • 雄性接合子:胎盤の形成に関与 → 倍加して二倍体の精子が染色体を欠いた卵子と受精した場合に胎盤のみが増殖 → 全胞状奇胎(complete hydatidiform mole)
  • 雌性接合子:胎芽の形成に関与 → 高齢になるに従い、卵の加齢による染色体を欠いた異常な卵の出現頻度が高まり全胞状奇胎の原因となってくる。

症候

HBEsT (NGY.243)
  • 1. history(病歴): 妊娠の成立を示す所見(無月経、つわりなど)
  • 2. bleeding(子宮出血):切迫流産様の異常出血
  • 3. enlargement and softness(子宮の増大と軟化):妊娠週数に比して過度に腫大して軟化
  • 4. toxemia(妊娠高血圧症候群):浮腫、高血圧、タンパク尿
  • 不正性器出血(90%)、悪阻(30-40%) (G9M.182)
  • 部分胞状奇胎の場合には典型的な症状を示さないことが多い。
  • 黄体嚢胞による卵巣腫大が認められる(NGY.243)

検査

  • 経腟超音波検査:子宮腔内の大小の低輝度・高輝度混在
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治療

  • 子宮内容除去術を施行し、1週間後に再施行する。hCGを5週(103mIU/ml)、8週(102mIU/ml)、20週(cut off値以下)となれば、経過順調型(I型)とされる。以降、4年以上はhCG測定、基礎体温測定、胸部X撮影を行い、フォローする。(NGY.243)
  • hCG値の低下が悪い場合、子宮内胞状奇胎遺残、進入胞状奇胎、転移性胞状奇胎が考えられ、それぞれ子宮内容除去術、化学療法もしくは子宮摘出術、化学療法を行う。
  • 40歳以上では絨毛癌の頻度が高くなるため、40歳以上で挙児希望の場合は子宮全摘術を考慮。(G9M.182)

続発症

参考

  • 1. D.産科疾患の診断・治療・管理 6.異常妊娠 - 日産婦誌59巻11号
http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5911-682.pdf

国試


Table 19-3. Features of Complete and Partial Hydatidiform Mole
Feature complete mole partial mole
Karyotype 46,XX (46,XY) Triploid (69,XXY)
Villous edema All villi Some villi
Trophoblast proliferation Diffuse; circumferential Focal; slight
Atypia Often present Absent
Serum hCG Elevated Less elevated
hCG in tissue ++++
Behavior 2% choriocarcinoma Rare choriocarcinoma
AFP
fatus

侵入胞状奇胎」

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invasive hydatidiform mole
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破壊性胞状奇胎 destructive hydatidiform mole
侵入奇胎絨毛性疾患


臨床的侵入奇胎」

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侵入」

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