マグセント

出典: meddic

硫酸マグネシウムブドウ糖


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和文文献

  • 切迫早産に対する塩酸リトドリン(ウテメリン)、硝酸マグネシウム(マグセント注100mL)併用療法の検討
  • 北村 公也,茂庭 将彦,永田 あかね [他]
  • 榛原総合病院学術雑誌 4(1), 5-9, 2007
  • NAID 40016002539

関連リンク

マグセント注100mL,硫酸マグネシウム水和物・ブドウ糖注射液 ... 薬効 2590 その他の泌尿生殖器官及び肛門用薬 一般名 硫酸マグネシウム水和物・ブドウ糖注射液 英名 Magsent 剤形
切迫早産における子宮収縮抑制剤です。硫酸マグネシウム(10g含有)100mL製剤です。 ... 医療用医薬品インデックスへ戻る 商品名 マグセント注100mL 添付文書 (PDF) 〔331kb〕 インタビューフォーム (PDF) 〔1680kb〕
マグセント注100mL,硫酸マグネシウム水和物・ブドウ糖注射液 ... 一般名 硫酸マグネシウム水和物・ブドウ糖注射液 規格 100mL1瓶 薬効 2590 個々の器官系用医薬品 泌尿生殖器官及び肛門用薬

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添付文書

薬効分類名

  • 切迫早産における子宮収縮抑制剤

販売名

マグセント注100mL

組成

  • 本剤は1瓶(100mL)中に下記成分を含有する。

日本薬局方 硫酸マグネシウム水和物

  • 10g

日本薬局方 ブドウ糖

  • 10g
  • 1瓶中に81mEqのマグネシウムを含有する。

効能または効果

  • 切迫早産における子宮収縮の抑制


  • 切迫早産における妊娠の延長に関する硫酸マグネシウム水和物の有効性及び安全性は確立されていない5,6)
  • 本剤は、副作用等によりリトドリン塩酸塩の投与が制限される場合、又はリトドリン塩酸塩で収縮が抑制されない場合に投与すること。
  • 初回量として、40mL(硫酸マグネシウム水和物として4g)を20分以上かけて静脈内投与した後、毎時10mL(1g)より持続静脈内投与を行う。なお、子宮収縮が抑制されない場合は毎時5mL(0.5g)ずつ増量し、最大投与量は毎時20mL(2g)までとする。子宮収縮抑制後は症状を観察しながら漸次減量し、子宮収縮の再発がみられないことが確認された場合には中止する。
    本剤は持続注入ポンプを用いて投与すること。


  • 本剤をプラスチック瓶のまま初回投与量として使用してはならない。初回量として使用する場合は、40mL(硫酸マグネシウム水和物として4g)をシリンジに吸引して使用するものとし、残液は持続注入ポンプを用いて静脈内に持続投与する。
  • 本剤の投与は48時間を原則とし、継続して投与する場合は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合に限って投与することとし、漫然とした投与は行わないこと5,6)
  • 本剤の投与中は、血中マグネシウム濃度をモニターしながら、副作用に注意して使用すること。
  • 本剤の投与中は、マグネシウム中毒を防止するため慎重な観察を行うこと。
  • ・投与前及び増量時の膝蓋腱反射の検査、呼吸数の変動の確認、尿量の測定


慎重投与

  • 腎機能障害のある患者4,7)〔マグネシウム排泄障害による高マグネシウム血症を惹起するおそれがある〕
  • リトドリン塩酸塩を投与している患者8,9)〔併用により副作用が増強するおそれがある〕(「相互作用」の項参照)
  • 高マグネシウム血症の患者〔マグネシウム中毒〕
  • 低カルシウム血症の患者〔低カルシウム血症を助長するおそれがある〕
  • カリウム欠乏傾向のある患者〔低カリウム血症が誘発されるおそれがある〕
  • 糖尿病の患者〔ブドウ糖含有〕
  • 尿崩症の患者〔水、電解質異常が悪化又は誘発されるおそれがある〕
  • 貧血症の患者〔貧血症を助長するおそれがある〕(「その他の注意」の項参照)
  • 心疾患のある患者〔洞房結節インパルス生成速度の遅延と伝導時間の持続〕
  • 高齢者〔腎機能が低下しているおそれがある〕(「高齢者への投与」の項参照)


重大な副作用

マグネシウム中毒:眼瞼下垂、膝蓋腱反射の消失、筋緊張低下、心電図異常(房室ブロック、伝導障害)、呼吸数低下、呼吸困難等

         頻度不明
  • 血中マグネシウム濃度の上昇により、マグネシウム中毒を引き起こすことがあるので、眼瞼下垂、膝蓋腱反射の消失、筋緊張低下、心電図異常(房室ブロック、伝導障害)、呼吸数低下、呼吸困難等が認められた場合には直ちに投与を中止する等の適切な処置を行うこと。

心(肺)停止、呼吸停止、呼吸不全

         頻度不明
  • 高用量の硫酸マグネシウム水和物急速投与により発現した報告があり1,2)、投与に際しては用法及び用量を遵守すること。なお、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

横紋筋融解症

         頻度不明
  • 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれたとの症例の報告がされている15)。このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

肺水腫

         頻度不明
  • 本剤の投与により肺水腫が報告16,17)されているので、呼吸困難、胸部圧迫感、頻脈等に十分に注意し、肺水腫があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

イレウス(腸管麻痺)

         頻度不明
  • 本剤の投与によりイレウス(腸管麻痺)が報告されている14)。嘔吐、腹部膨満等の症状に十分に注意し、イレウス(腸管麻痺)があらわれた場合には直ちに投与を中止する等の適切な処置を行うこと。

薬効薬理

子宮収縮抑制作用34)

  • 硫酸マグネシウム水和物は単独投与で妊娠後期ラットの子宮自動運動及びアセチルコリン又はPGFによる誘発子宮収縮を抑制した。更に硫酸マグネシウム水和物とリトドリン塩酸塩の併用により、子宮平滑筋の収縮抑制作用は増強された(in vitro, in situ)。
  • 硫酸マグネシウム水和物を筋注又は静注すると、血中のMg2+が増加してCa2+との平衡が破れて、中枢神経系の抑制と骨格筋弛緩が起こる。
    本剤の急速静注の際に見られる麻酔様状態は、Mg2+が神経筋接合部におけるアセチルコリンの放出を阻害し、神経インパルスの伝達を遮断して骨格筋弛緩を起こすことによると考えられている。
    また、この神経筋に対する作用は、カルシウムで拮抗される35)


有効成分に関する理化学的知見

α‐D‐グルコピラノース

  • R1=H,R2=OH

β‐D‐グルコピラノース

  • R1=OH,R2=H

性 状

  • 白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は甘い。
    水に溶けやすく、エタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。


★リンクテーブル★
リンク元硫酸マグネシウム」「その他の泌尿生殖器官及び肛門用薬

硫酸マグネシウム」

  [★]

magnesium sulfate
MgSO4
マグネゾール硫酸マグネシウム水和物、(子宮収縮抑制剤)マグセント
アミグランドアミノトリパ1号アミノフリードアミノレバンEN配合エルネオパ1号エレンタールP乳幼児用配合オペガードコントミンサイリジンツインパルツインラインNF配合ツインライン配合トリパレン1号ネオパレン1号ハイカリック液-1号パレセーフピーエヌツイン-1号ビーフリードピシバニールフェニルアラニン除去ミルク配合プロモーションヘパンED配合マグセントマグネゾールミキシッドLユニカリックLロイシン・イソロイシン・バリン除去ミルク配合硫酸Mg硫酸マグネシウム水和物
マグネシウム

作用機序

瀉下薬として

  • イオンの吸収は、PO43-<SO42-<NO3-<Br-<Cl-、Mg2+<Ca2+<Na+<K+の順に吸収されにくいので、MgSO4は腸管で吸収されにくい。難吸収性の塩類は腸管内水分および分泌液の吸収を阻止し、また塩濃度が高い場合等張となるまで水分を腸管に引き込む。この結果、腸管内容量が増し、反射的に蠕動が亢進し水様便が排泄される。(SPC.309)

子宮収縮の抑制薬として

  • カルシウムと拮抗して平滑筋を弛緩させる
  • 硫酸マグネシウムの投与により、急速に血中濃度を治療域まで上昇させ、その後1-2g/hrぐらいで維持する。血中Mg濃度を測定し、子宮収縮や副作用を見ながら増減する。
  • 腎臓から排泄されるため、腎機能低下や尿量減少により副作用が出やすくなる。

参考1

  • 詳細な機序は不明。細胞膜の電位依存性チャネルでCa2+と競合すると考えられている。細胞膜を過分極させ、そしてこの場所で(細胞膜のレベルで?)細胞内のカルシウムと競合してミオシン軽鎖キナーゼ活性を抑制する。

副作用

子宮収縮の抑制薬として

  • 母体:顔面紅潮、嘔気、嘔吐、頭痛、筋力低下、深部反射の消失、呼吸抑制
  • 胎児:胎児心拍数の基線細変動の現象、胎児呼吸様運動の抑制
  • 新生児:新生児の高マグネシウム血症、呼吸障害、筋緊張低下、消化管の運動障害、低カルシウム血症

参考

  • 1. Inhibition of acute preterm labor - uptodate [1]



その他の泌尿生殖器官及び肛門用薬」

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