トルサード・ド・ポアンツ

出典: meddic

Torsades de pointes, torsades de pointes, torsade de pointes
トルサード・ド・ポアンツトルサード・ド・ポアン倒錯型心室頻拍倒錯性心室頻拍多形性心室頻拍 polymorphic ventricular tachycardia
QT延長症候群


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概念

  • 多形性心室頻拍であって、非発作時にはQT延長を伴うものである。
  • 心電図上、多形性心室頻拍を示し、QRSがベースラインに対して反転した波形で周期的に変動する。

疫学

SQ.549
  • 性差:女性に多い
  • 好発年齢:35-50歳

病因

  • QT延長症

病態

  • 心拍数減少により失神・痙攣を来す。
  • 短時間のうちに頻拍が停止し、回復することもまれならずある。

治療

  • QT延長が原因であればMgを静注。
  • QT延長の原因によって次の治療を行う。



YN.C-49
  • 原因の除去、硫酸マグネシウム→メキシレチン
  • 薬物療法無効であれば体外式ペーシング。

予防


参考

  • 1. 不整脈薬物治療に関するガイドライン(2009年改訂版)
[display][display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_kodama_h.pdf



UpToDate Contents

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和文文献

  • 再分極異常による心室不整脈の起源と興奮伝播に関する3次元マッピングによる検討(シンポジウム III 不整脈の病態解明と治療における最近の進歩)(<特集>第62回 日本循環器学会学術集会)
  • 村川 裕二
  • 循環器専門医 : 日本循環器学会専門医誌 6(2), 215-221, 1998-10-20
  • NAID 110002936893

関連リンク

[display]http://www.udatsu.vs1.jp/qt.htm

QT延長症候群 - 心臓病と卯建の町並み
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[display]http://www.udatsu.vs1.jp/LQT-ecg.htm

遺伝性QT延長症候群の心電図所見
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[display]http://www.udatsu.vs1.jp/paroxysmal.htm

不整脈:発作性心頻拍
Torsade de pointes(トルサード・ド・ポアンツ):心室群は単相性で、QRS波とT波 の区別を付 ...

関連画像

ブルガ ダ 症候群完全 房室 ブロック b 多形 性


★リンクテーブル★
先読みQT延長症候群」「polymorphic ventricular tachycardia
リンク元多形性心室頻拍」「後天性QT延長症候群」「TdP」「torsade de pointes」「torsades de pointes
関連記事トル

QT延長症候群」

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long QT syndrome, QT prolongation syndrome
先天性QT延長症候群後天性QT延長症候群QT延長トルサード・ド・ポアント

症状

  • しばしば心室性不整脈の特殊な型であるTorsades de pointesを起こし、心不全、そして死に至ることがある (SP.537)
  • 心室頻拍、心室細動を呈し、さらに失神発作や突然死に至る

定義

  • QT時間が延長する
  • 心電図で観測されたQT間隔を心拍数により補正したQTcが0.46秒を超える場合(SP.537)

後天性

薬剤性

  • 抗不整脈薬
  • I群:キニジン、ジソピラミド、プロカインアミド、フレカイニドなど
  • III群:ソタロール、ニフェカラント、アミオダロンなど
  • 抗生物質(エリスロマイシン、ST合剤など)
  • 抗真菌薬(イトラコナゾールなど)
  • 抗アレルギー薬(テルフェナジン、アステミゾールなど)
  • 抗高脂血症薬(プロブコールなど)
  • 抗精神病薬(ハロペリドール、クロルプロマジンなど)
  • 三環系抗うつ薬(イミプラミン、アミトリプチリンなど)
  • 抗癌剤(ドキソルビシンなど)

徐脈

  • 房室ブロック、洞機能不全症候群

電解質異常

  • 低カリウム血症、低マグネシウム血症

疾患

  • クモ膜下出血、頭蓋内出血、ストレス心筋症、神経性食欲不振症


polymorphic ventricular tachycardia」

  [★] 多形性心室性頻拍多形性心室性頻脈


多形性心室頻拍」

  [★]

polymorphic ventricular tachycardia polymorphic VT, polymorphous ventricular tachycardia
トルサード・ド・ポアンツ不整脈心室頻拍


概念

  • 多形性心室頻拍は頻拍中のQRS波形が刻々と変化し、QRS波形が基線を中心にしてねじれているように見える。多くは非持続性で自然停止するが、時に心室細動に移行する。

分類

  • QT延長を伴う:Torsades de pointes TdP  →  QT時間の延長を伴い、T波に続く心室性期外収縮によって誘発され、QRS波形が刻々と変化する多型性心室頻拍で、QRS波の振幅が基線の周りを捻じれるように変動する。
  • 後天性QT延長症候群:薬剤(抗不整脈薬(Ia群、III群)、非心臓薬(向精神薬、抗生剤、抗アレルギー薬など)など)が多い。
  • QT延長伴っていない
  • 心疾患有り:虚血、心不全、ショックなどの心機能低下に伴って起こる場合が多い
  • 心疾患なし: → 特発性多形性心室頻拍
  • Brugada症候群:胸部誘導(V1-V3)のST上昇が特徴。若年-壮年男性の突然死の原因
  • カテコラミン誘発多形性心室頻拍:感情の高まり、運動、イソプロテレノールで誘発
  • QT短縮症候群(SQTS)
  • 明らかな誘因や心電図学的特徴が認められない特発性多形性心室頻拍・心室細動

治療

予防

参考

  • 1. 不整脈薬物治療に関するガイドライン(2009年改訂版)
[display][display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_kodama_h.pdf


後天性QT延長症候群」

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acquired long-QT syndrome
QT延長症候群多形性心室頻拍トルサード・ド・ポアンツ

病因

参考1

治療

  • 発作:Mgの静注が有効

参考文献

  • 1. 不整脈薬物治療に関するガイドライン(2009年改訂版)
[display]http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_kodama_h.pdf

TdP」

  [★] トルサード・ド・ポアンツ, Torsades de pointes


torsade de pointes」

  [★] トルサード・ド・ポアンツ TdP

torsades de pointes」

  [★] トルサード・ド・ポアンツ


トル」

  [★]

Torr
圧力
  • 圧力の単位。
1 torr ≒ 1 mmHg
(1) 760 mmHg = 101325.0144354 Pa
(2)
  1 torr = 1 atm(1気圧(標準大気圧)) / 760
  1 atm = 101325 Pa = 760 torr
 ∴ (1)と(2)はわずかに異なる。



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