グルコン酸カルシウム

出典: meddic

calcium gluconate
calcii gluconas
カルチコール
高カリウム血症

適応

  • カルシウム補給
  • 高カリウム血症(静脈注射)(高カリウム血症が重篤な場合な場合(7mEq/Lよりも高値)、心電図上の変化が大きい場合(P波の消失、QRS間隔の延長)(ICU.537))

作用機序

  • カルシウムはカリウムの細胞膜への作用を直接的に拮抗する(ICU.537)




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UpToDate Contents

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和文文献

  • 血液とグルコン酸カルシウムのみから組織培養技術を用いずに作成した靭帯修復用仮足場材料
  • 松永 大吾,山本 晃,長谷 祐子,田中 雅明,平出 恒男
  • 膝 = The knee 33(1), 15-20, 2009-03-01
  • NAID 10027736081
  • グルコン酸カルシウム皮下漏出による新生児下腿皮下石灰沈着症の1例
  • 瀬川 武司,山内 大輔,天谷 信二郎,五之治 行雄,関野 陽一,青竹 康雄
  • 中部日本整形外科災害外科学会雑誌. 中部日本整形外科災害外科学会抄録 51(2), 299-300, 2008-03-01
  • NAID 10024123472
  • 症例報告 グルコン酸カルシウムによる医原性石灰沈着症の1例
  • 馬場 ひろみ,濱谷 詩織,尾上 智彦 [他]
  • 臨床皮膚科 62(12), 891-893, 2008-11
  • NAID 40016341855

関連リンク

財団フェローのLiam WyattがMLA(博物館、図書館などの機関・施設)とウィキ メディアンの共同作業について横浜(11日)と京都(13日)で講演を行ないます(詳細). グルコン酸カルシウム. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内, 検索 ...
グルコン酸およびその塩はpH調整剤として用いられる (E574)。カルシウム塩は安定剤 (E578 ...

関連画像

グルコン酸カルシウムは、グルコン酸カルシウム  医薬品 : グルコン酸カルシウムグルコン酸カルシウムの画像 p1 グルコン酸カルシウムを は、グルコン酸(*)のカルシウム  グルコン酸カルシウム技術 溶解性の高いカルシウム

添付文書

薬効分類名

  • 糖・電解質・アミノ酸液

販売名

アミノフリード輸液(500mL袋)

組成

本剤の上室液(アミノ酸液)及び下室液(糖・電解質液)は次の成分を含有する。

■上室液(アミノ酸液)

成分(150mL中)

L‐ロイシン

  • 2.100g

L‐イソロイシン

  • 1.200g

L‐バリン

  • 1.200g

L‐リジン塩酸塩

  • 1.965g

(L‐リジンとして)

  • (1.573g)

L‐トレオニン

  • 0.855g

L‐トリプトファン

  • 0.300g

L‐メチオニン

  • 0.585g

L‐システイン

  • 0.150g

L‐フェニルアラニン

  • 1.050g

L‐チロジン

  • 0.075g

L‐アルギニン

  • 1.575g

L‐ヒスチジン

  • 0.750g

L‐アラニン

  • 1.200g

L‐プロリン

  • 0.750g

L‐セリン

  • 0.450g

グリシン

  • 0.885g

L‐アスパラギン酸

  • 0.150g

L‐グルタミン酸

  • 0.150g

リン酸二カリウム

  • 0.458g注1)
  • Kとして5.3mEq注1)含有(35mEq/L)。
    添加物として亜硫酸水素ナトリウム0.2g/L、氷酢酸(pH 調整剤)を含有する。

■下室液(糖・電解質液)

成分(350mL中)

ブドウ糖

  • 37.499g

塩化ナトリウム

  • 0.399g

乳酸ナトリウム

  • 1.145g

リン酸二カリウム

  • 0.413g注3)

グルコン酸カルシウム水和物

  • 0.560g

硫酸マグネシウム水和物

  • 0.312g

硫酸亜鉛水和物

  • 0.700mg
  • Kとして4.7mEq注3)(14mEq/L)。
    添加物として亜硫酸水素ナトリウム0.075g/L、クエン酸水和物(pH 調整剤)を含有する。

■混合時(1袋中)

500mL中

電解質

Na+※

  • 17.5mEq

K

  • 10 mEq

Mg2+

  • 2.5mEq

Ca2+

  • 2.5mEq

Cl

  • 17.5mEq

SO42−

  • 2.5mEq

Acetate−※

  • 6.5mEq

Gluconate

  • 2.5mEq

Lactate

  • 10 mEq

Citrate3 −※

  • 3 mEq

P

  • 5 mmol

Zn

  • 2.5μmol

糖質

ブドウ糖

  • 37.50g

ブドウ糖濃度

  • 7.5%

アミノ酸

総遊離アミノ酸量

  • 15.00g

総窒素量

  • 2.35g

必須アミノ酸/ 非必須アミノ酸

  • 1.44

分岐鎖アミノ酸含有率

  • 30w/w%

総熱量

  • 210kcal

非蛋白熱量

  • 150kcal

非蛋白熱量/ 窒素

  • 64
  • ※:添加物に由来するものを含む。

禁忌

  • 肝性昏睡又は肝性昏睡のおそれのある患者[アミノ酸の代謝が十分に行われないため、症状が悪化するおそれがある。]
  • 重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者[水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。また、アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。]
  • うっ血性心不全のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。]
  • 高度のアシドーシス(高乳酸血症等)のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
  • 電解質代謝異常のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
  • 高カリウム血症(乏尿、アジソン病等)の患者
  • 高リン血症(副甲状腺機能低下症等)の患者
  • 高マグネシウム血症(甲状腺機能低下症等)の患者
  • 高カルシウム血症の患者
  • 閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[水分、電解質の過負荷となり、症状が悪化するおそれがある。]
  • アミノ酸代謝異常症の患者[投与されたアミノ酸が代謝されず、症状が悪化するおそれがある。]

効能または効果

  • 下記状態時のアミノ酸、電解質及び水分の補給
  • ・経口摂取不十分で、軽度の低蛋白血症又は軽度の低栄養状態にある場合
  • ・手術前後
  • 用時に隔壁を開通して上室液と下室液をよく混合する。
    通常成人には1 回500mL を末梢静脈内に点滴静注する。投与速度は、通常、成人500mL あたり120 分を基準とし、老人、重篤な患者には更に緩徐に注入する。
    なお、年齢、症状、体重により適宜増減するが、最大投与量は1 日2500mL までとする。

混合方法(必ず混合すること)

  • 必ず下室を押して隔壁を開通すること。上室を押すと開通確認カバーが開かない。

[開封]

  • (1)バッグを外袋より取り出す。

[開通]

  • (2)すぐに下室を両手で押して隔壁を開通する。開通と同時に開通確認カバーが開く。
    (本品に輸液を混注する場合は、開通後に行うこと。)

[混合]

  • (3)開いた開通確認カバーを外し、上室と下室を交互に押して、よく混合する。


慎重投与

  • 肝障害のある患者[水分、電解質代謝異常が悪化するおそれがある。]
  • 腎障害のある患者[水分、電解質の調節機能が低下しているので、慎重に投与すること。]
  • 心臓、循環器系に機能障害のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。]
  • アシドーシスのある患者[症状が悪化するおそれがある。]
  • 糖尿病の患者[ブドウ糖の組織への移行が抑制されているので、高血糖を生じ症状が悪化するおそれがある。]

薬効薬理

  • 手術侵襲負荷ラットを用いて栄養学的効果を検討した。その結果、本剤は3%アミノ酸液やブドウ糖加電解質液と比較し、体重の減少及び負の窒素出納が軽減され、アミノ酸と共にブドウ糖を投与する意義が認められた7)
  • 低栄養ラットを用いて栄養学的効果を検討した。その結果、本剤の投与により体重、血中総蛋白及びアルブミン濃度が増加し、窒素出納が正の値を示し、電解質出納も良好に維持されるなど、アミノ酸、水分、電解質の補給面で有用であった8)


★リンクテーブル★
国試過去問100C003」「107A027」「079B027
リンク元高カリウム血症」「カルシウム剤」「高マグネシウム血症」「calcium gluconate」「カルチコール
拡張検索グルコン酸カルシウム水和物
関連記事カルシウム」「グルコン酸」「

100C003」

  [★]

  • 次の文を読み、1~3の問いに答えよ。
  • 70歳の男性。肺癌の手術目的で入院した。
  • 現病歴 : 3か月前から咳が出現した。近医にて胸部エックス線撮影、胸部CTおよび気管支鏡検査を受け、左上葉原発の肺癌と診断された。
  • 既往歴 : 38歳から高血圧症で降圧薬を服用中である。40歳から腎不全に対して週3回の血液透析を受け、無尿で経過している。
  • 現症 : 身長165cm、体重60kg。脈拍64/分、整。血圧148/88mmHg。皮膚は乾燥し、左前腕に内シャントを認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。
  • 検査所見 : 血液所見:赤血球380万、Hb 10.1g/dl、Ht 35%、白血球6,800、血小板32万。血清生化学所見:尿素窒素72mg/dl、クレアチニン7.6mg/dl、Na
  • 140mEq/l、K 5.1mEq/l、Cl 104mEq/l。心電図上、洞調律であり虚血を疑う所見はない。手術前日に血液透析を受けた。
  • 手術・麻酔経過 : 右側臥位にて左肺上葉切除術を予定した。麻酔は全身麻酔で換気は左右分離肺換気で行った。開胸操作までは脈拍64/分、血圧160/96mmHg前後で推移したが、胸腔内操作が始まって1時間後、肺動脈からの出血が始まり、電解質液、代用血漿製剤1,000mlを投与した。10分後、出血量が1,900mlを超え、血圧が64/48mmHgへと低下した。赤血球濃厚液1,600mlを急速に輸血したところ、心電図上T波が尖鋭化し心室細動となった。純酸素による両肺換気、術者による心マッサージ、電気的除細動によって3分後に回復し、リドカイン1mg/kg/時間と塩酸ドパミン5μg/kg/分の持続投与で、以後洞調律で安定した。心拍再開後の瞳孔径は左右とも2mmであり、麻酔からの覚醒に問題はなかった。心室細動時の動脈血ガス分析(両肺換気、100%酸素)ではpH7.30、PaO2 592Torr、PaCO2 37Torr、BE -6.5mEq/l。Hb 9.6g/dlであった。
  • この患者の心室細動に対する治療薬として最も適切なのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100C002]←[国試_100]→[100C004

107A027」

  [★]

  • 生後8日の新生児。異常な動きを心配した母親に連れられて来院した。在胎38週1日2,750gで出生した。生後特に異常なく退院した。生後6日からしゃっくりが出現した。生後7日には両手を挙げて首を振るような動作が数回みられ、目や口を見開き、びっくりするような表情がみられた。生後8日にも首を振る動作がみられ、四肢の振戦もみられるようになったため受診した。意識は清明。咽頭に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢に振戦を認める。血液所見:赤血球518万、Hb 18.6g/dl、Ht 51%、白血球15,300、血小板21万。血液生化学所見:血糖50mg/dl、総蛋白6.3g/dl、アルブミン4.0g/dl、尿素窒素10mg/dl、クレアチニン0.3mg/dl、総ビリルビン15.2mg/dl、直接ビリルビン0.3mg/dl、AST 42IU/l、ALT 17IU/l、Na131mEq/l、K 3.2mEq/l、Cl 97mEq/l、Ca 6.2mg/dl。CRP 0.1mg/dl。
  • 対応として最も適切なのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 107A026]←[国試_107]→[107A028

079B027」

  [★]

  • 急性腎不全患者で心電図にT波の先鋭化、次いでRR間隔の延長、P波の消失およびQRS幅の拡大が見られた。最も即効性のある治療法はどれか?

高カリウム血症」

  [★]

hyperkalemia
高K血症
低カリウム血症 hypokalemiaカリウム電解質異常

定義

  • 血清カリウム ≧5.5mEq/l ⇔ 基準範囲:3.4-4.5 mEq/l (臨床検査法提要第32版)
資料によっては血漿カリウム≧5.0mEq/l

原因

  • K排泄低下、細胞内のカリウム放出、過剰摂取による。

病態生理

  • 高カリウム血症→濃度勾配に従ってカリウムが細胞内に移動→膜電位上昇脱分極

症状

  • 筋の脱分極障害
  • 筋緊張低下
  • 意識障害のほか、筋力低下、脱力
  • 心機能異常
  • 不整脈、伝導障害、心停止

検査

心電図

EAB.110
  • 何が起こるか?
  • 膜電位上昇→活性型のNaチャネル減少→伝導障害(0相の立ち上がりの遅延による)&活動電位の振幅減少
  • テント状T(T波の増高):細胞外K濃度が高い→活性化状態にあるNaチャネルが少なく活動電位の振幅が小さい→再分極が早い
  • QT短縮:細胞外K濃度が高い→静止膜電位が上昇→活性化状態にあるNaチャネルが少なく活動電位の振幅が小さい→すぐに再分極する。
  • QRS波延長:(伝導速度の低下)細胞外K濃度が高い→活性化状態にあるNaチャネルが少なく、心筋細胞の脱分極第0相におけるNaの流入速度が低下→活動電位発生の時間が遷延
  • QRS波振幅低下:細胞外K濃度が高い→活性化状態にあるNaチャネルが少なく、活動電位の振幅が小さくなる
  • PR間隔延長:QRS波延長と同じ理由で、刺激伝導系の伝導速度が低下
ECGP.195
  • 初期:テント状T、QT短縮
  • 高度:P波減高/消失、洞室調律、PR時間延長、房室内伝導障害(QRS時間延長)

血液検査

  • ??????多くの場合、アシドーシスをきたす。↓pH。代償的に腎臓でのHCO3-の再吸収が亢進し↑HCO3-

治療

  • グルコース・インスリンの点滴静注
  • カルシウム製剤(グルコン酸カルシウム):高カリウム血症での細胞膜で起こる作用に対してカルシウムは拮抗する(低カルシウム血症では高カリウム血症における心毒性が増す)。
  • 重炭酸ナトリウム
  • イオン交換樹脂の内服・注腸
  • 透析療法

参考

  • 1. [charged]Treatment and prevention of hyperkalemia - uptodate [1]

国試



カルシウム剤」

  [★]

calcium preparation
カルシウム薬
カルシウム骨粗鬆症

商品

  • カルシウム剤使用後の体内カルシウムのモニター
  • 血清カルシウム
  • 尿中カルシウム/尿クレアチニン比(0.3-0.4以上が高カルシウム血症の目安になる)

代表的なカルシウム製剤

一般名 商品名 正味Ca含量
L-アスパラギン酸カルシウム アスパラカルシウム 錠剤1錠200mg。Ca22.3mg
乳酸カルシウム 乳酸カルシウム 散剤1g中Ca130mg
塩化カルシウム 塩化カルシウム 散剤1g中Ca360mg
グルコン酸カルシウム グルコン酸カルシウム 散剤1g中Ca92mg
リン酸水素カルシウム リン酸水素カルシウム 散剤1g中Ca330mg

高マグネシウム血症」

  [★]

hypermagnesemia
高Mg血症
マグネシウム低マグネシウム血症電解質異常


治療

WMM.89
  • 支持療法:人工呼吸、体外式ペースメーカー
  • 内科療法:
  • (腎機能正常)グルコン酸カルシウム(CaはMgに拮抗して腎らの排泄をうながす)、輸液(Mgの排泄を促す)
  • (腎不全)透析


calcium gluconate」

  [★] グルコン酸カルシウム


カルチコール」

  [★] グルコン酸カルシウム

グルコン酸カルシウム水和物」

  [★]

アミグランドアミノトリパ1号アミノフリードカルチコールカロナリーLグルアセト35セルニルトンツインパルツインラインNF配合ツインライン配合トリパレン1号ハイカリックハイカリックNC-LハイカリックRFパレセーフピーエヌツイン-1号、フィジオ140、フィジオ35、フルカリック1号ミキシッドLユニカリックL


カルシウム」

  [★]

calcium
カルシウムイオンリン
calcium channel blockers, calcium channels

基準値

  • 血清総Ca 8.6-10.1 mg/dl(臨床検査法提要第32版)
  • 8.6-10.2 mg/dL (QB)   だいたい  9.4 ± 0.8
  • 血清Caイオン 1.15-1.30 mmmol/l(臨床検査法提要第32版), 4.6-5.1 mg/dl

血液ガス

  • 血液ガスでは (mEq/l)で出されるが 4倍すれば (mg/dl)に変換できる  原子量が約40ゆえ

溶解度積

リン酸カルシウム 366x10-6 (30℃)
リン酸カルシウム 0.35x10-6 (38℃)
炭酸カルシウム 0.0087x10-6 (25℃)
酒石酸カルシウム 0.0077x10-6 (25℃)
シュウ酸カルシウム 0.00257x10-6 (25℃)
オレイン酸カルシウム 0.000291x10-6 (25℃)
パルチミン酸カルシウム 0.000000161x10-6 (23℃)

カルシウムの吸収(SP.744)

  • +健康成人の1日あたりの食物Ca摂取0.6g
  • +消化管分泌物と脱落上皮細胞のCa 0.6g
  • -吸収されるCa          0.7g
  • -そのまま排泄          0.5g
  • 正味吸収されるCa 0.1g

カルシウムの吸収部位

  • 十二指腸

カルシウム代謝の調節機構

副甲状腺ホルモン

  • 血中Ca上昇+血中P低下を行う。
  • 1. 破骨細胞に作用してCa,Pが血中へ。
  • 2. 腎の遠位尿細管に作用してCa再吸収の亢進、近位尿細管でのP再吸収の抑制。
  • 3. 近位尿細管に作用して酵素を活性化し、1,25水酸化ビタミンD3の産生亢進。

1,25(OH)2D3

  • 血中Ca上昇+血中P上昇
  • 1. 空腸からのCaとPの吸収。
  • 2. 骨形成促進。
  • 3. 遠位尿細管でのCaとPの再吸収促進。
  • 4. 副甲状腺ホルモンの合成を抑制

尿細管における部位別カルシウム輸送

  • 糸球体で濾過されるのはイオン化Caと陰イオン複合型Ca(蛋白結合型Caは濾過されない)
  • 濾過されたカルシウムのうち95%が再吸収される。
  • 近位尿細管:60-70%
  • ヘンレループ:20-25%
  • 遠位尿細管、集合管:10-15%

近位尿細管

  • Na+依存的に再吸収。受動輸送80%、能動輸送20%
  • 基底側のCa2+ ATPase, 3Na+-Ca2+逆輸送系

ヘンレループ

  • 太いヘンレループ上行脚で
  • 受動輸送:管腔内電位が正であるため
  • 基底側のCa2+ ATPase

遠位尿細管~集合管

  • 糸球体濾過量の10-15%が再吸収されている → 量としては少ないが能動的に吸収が行われる部位。
  • 能動輸送:管腔内電位が負であるため。
  • PTHカルシトニンに調節されている
  • チアジド系利尿薬により細胞内Na↓となるとCa再吸収↑となる!!!! ← ループ利尿薬と違う点。よって高カルシウム血症が起こることがある。

接合尿細管

  • 管腔側:Ca2+チャネル/非選択的カチオンチャネル
  • 基底側:Na+-K+ ATPase, 3Na+-Ca2+交換系

尿細管におけるカルシウムの輸送の調節 SP.796

  • 循環血漿量
  • Ca2+の尿中排泄量はNa+の尿中排泄量と比例。循環血漿量が増加するとCa2+排泄も増加
  • 血漿電解質濃度
  • Ca2+の尿中排泄量は血漿Ca2+濃度と比例する。
  • 酸塩基平衡

血清カルシウム濃度

  • 血液中でCa2+は調節を受けて一定に保たれるが、蛋白と結合しているCaはアルブミンの量によって増減する。
血清アルブミン濃度 4 g/dl、血清Ca濃度 9mg/dl。補正Ca濃度 9mg/dl → 正常
血清アルブミン濃度 2 g/dl、血清Ca濃度 7mg/dl。 → 大変!!低カルシウム血症!! → ホント? ってことになる。アルブミンの量が減ってAlb-Caが減っただけで生理的に重要なCa2+は保たれているのではないか。 → こんな時に補正Ca濃度を用いるのである
                       →補正Ca濃度 9mg/dl → 正常
つまり、低アルブミン血症ではCa2+は保たれているにもかかわらず、血清Caは低値となりそのままでは評価できないために補正を行う。
補正Ca濃度(mg/dl)=Ca実測値(mg/dl)+(4-血清アルブミン濃度(g/dl)) ・・・Payneの式
アルブミンのpIは7より小さく、アシデミアでは負に帯電しているアルブミンが減少、アルカレミアでは負に帯電しているアルブミンが増加する。すなわち、pHが下がるとアルブミンとくっつなくなったCaが増加するので、血液pH0.1の低下につきfreeイオン化Ca(Ca2+)は0.12mg/dl増加する???????????

循環血液量

  • 循環血液量↑→尿中Na排泄↑、尿中Ca排泄↑

血清Ca濃度

  • 血清Ca濃度↑→PTH↓
  • 生理活性のあるのはイオン化Ca(Ca2+)のみ
血清Ca濃度=イオン化Ca(45%) + 蛋白結合型Ca(40%) + 陰イオン複合型Ca(15%)
イオン化Caは一定に保たれる

pH

アシドーシス :pHが小さくなると負電荷減少:蛋白のCa結合能↓、イオン化Ca↑
アルカローシス:pHが大きくなると負電荷増加:蛋白Caの結合能↑、イオン化Ca↓→Ca欠乏(低カルシウム血症)

低蛋白血症

  • 低蛋白血症の際、蛋白結合型Caは減少するが、イオン化Ca一定。

尿中カルシウム

血中カルシウムと尿中カルシウム

  • 薬剤などの影響がなければ、血中カルシウムと尿中カルシウムは相関がありそうである → 副甲状腺ホルモン

血清カルシウムと心電図

  • QT時間と血清カルシウムは負の相関関係にある

元素

  • 金属元素。周期表第2族アルカリ土類金属元素
  • 原子番号:20
  • 元素記号:Ca
  • 原子量 40.078  g/mol

臨床関連

参考

  • カルシウム製剤の特徴
[display]http://www.orth.or.jp/osteoporose/caseizai.html







グルコン酸」

  [★]

gluconate, gluconic acid
グルコン酸カルシウム
  • C6H12O7

グルコン酸(—さん、gluconic acid)はグルコースの1位の炭素を酸化することによって生成するカルボン酸で、化学式 C6H12O7 で表わされる。光学活性化合物であり、天然には D体が存在、そのIUPAC命名法は (2R,3S,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキサン酸と表される。水に溶かすとグルコン酸イオン C6H11O7 となる。アルドン酸の一種。

構造と性質

6個の炭素鎖からなり、末端にカルボキシル基を、また2番目から6番目の炭素原子に1個ずつ計5個のヒドロキシ基を持つ。カルボキシル基はプロトン H+ を失うことによってアニオンになる性質を持つ。

酸性の溶液に溶かしたり、溶液から遊離の酸の単離を試みたりすると、容易に脱水して環状エステルであるグルコノデルタラクトン(D-(+)-グルコン酸-δ-ラクトン)へと変化する。水溶液中ではこの化合物との平衡混合物として存在するため、塩の形でしか不純物を含まないものは得られない。

グルコン酸は強力なキレート剤であり、特にアルカリ性の溶液中でよく作用する。カルシウム、鉄、アルミニウム、銅やその他の重金属イオンにキレート配位する。

存在と製法

天然には蜂蜜ワイン、果物の中に少量存在する。紅茶キノコや清涼飲料水のビオナーデ (Bionade) など、発酵食品にも含まれる。

化学的には D-グルコースを臭素水やヨウ素のアルカリ溶液で穏やかに酸化することによって得られる。生化学的には、Aspergillus Niger による D-グルコースの微生物酸化で生成する。グルコースを酸化する酵素グルコースオキシダーゼと呼ばれる。

用途

金属塩の沈殿の除去や、金属を洗浄する際に弱い酸として使われるほか、以下のような用途がある。

食品

グルコン酸およびその塩はpH調整剤として用いられる (E番号)。カルシウム塩は安定剤 (E578) として、カルシウムの乳酸との複塩(乳酸グルコン酸カルシウム)はカルシウム剤として使われる。グルコン酸鉄はオリーブの黒味を出すのに利用される (E579)。グルコノデルタラクトンも食品添加物として使われる (E575)。

医療

鉄の欠乏症に対する薬として利用される。グルコン酸亜鉛など他の金属イオンの塩も同様であるが、グルコン酸塩は体に吸収されやすい性質を持つ。また、取り込まれたグルコン酸イオンは体内の金属イオンを効果的に吸収されやすくする。この作用は皮膚からの吸収の場合でも同様であるため、フッ化水素で薬傷を受けた際にはグルコン酸カルシウムの軟膏が有効である。グルコン酸塩として取り込まれたカルシウムイオンは、溶解性のフッ化物イオンと結合して不溶性のフッ化カルシウムを形成し、これを無毒化する。


酸」

  [★]

acid
塩基


ブランステッド-ローリーの定義

ルイスの定義



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